漫画『イジメ返し』ネタバレあらすじ感想！rawを使わずに無料で読む方法も調査

些細なことが原因でクラスメイトたちからイジメを受け始めた主人公が、友人との再会をきっかけに復讐を開始する漫画『イジメ返し』。 ここからは壮絶な復讐ストーリーが見どころの本作のストーリーを、ネタバレ込みで30話まで一挙解説！登場人物や原作小説について、さらにrawなどの違法サイトを使わずに本作を無料で読める電子書籍サービスについても紹介していきます。

高校に入学して早々に熱を出した楓子。その影響でクラス内ではすでにグループが作られており、誰とも仲良くなれずにいました。 そんなある日、くじ引きで決めた体育祭出場種目を交換してほしいと言ってきた愛海のお願いを断ったことで、愛海を含めた4人からイジメられてしまいます。 殴る蹴るの暴力は当たり前で、学校中に悪い噂を流されたり人形のように扱われたり……。唯一楓子を味方してくれるミチルにも迷惑はかけられません。実質全員敵ってことですね。 そして校則で禁止されている香水を、頭の上からぶっかけられてそのまま教室へ向かうことになります。

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先生に助けてもらおうとした楓子でしたが、愛海の父親は学校に多額の寄付金を渡しているため、先生は無視を貫いています。すでに精神的に限界を迎えていた楓子は、ネットのいじめ掲示板に生活の内容を投稿。 すると同じくイジメられている学生からメッセージが届き、少しずつ「自分は1人じゃない」と勇気をもらうように。しかし楓子を励ましていたのは、イジメ主犯格の4人だったのです。やること成すことすべてが意地汚いですね！ そしてネットに4人の情報をばら撒いてしまった楓子は、絶体絶命のピンチに陥ります。しかし校長室に呼ばれたことで難を逃れ……。

校長室で待っていたのは、かつての友人であるカンナでした。カンナにとって楓子は命の恩人で、偶然この学校に転入してきたとのこと。そこでカンナはイジメの事実をカミングアウトすると、「イジメ返し」の提案をされるのでした。 決意を新たに、カンナの提案に乗って復讐計画を実行します。最初のターゲットとなったのは、主犯格の1人・ヒカリ。彼女は母子家庭で満足に食事も取れておらず、母親も男に媚を売るクズです。これはとんでもない毒親ですね。 そこで楓子とカンナは貧乏な点を突いて、ヒカリの弱みを刺激します。そして自分の惨めさと悲しき境遇を徐々に自覚させ……。

儲けるために日雇いの仕事を探していたヒカリ。そこへ偶然カンナが居合わせて、カットモデルの仕事をお願いされます。3万円をもらったヒカリは上機嫌で誘いに乗りますが、髪をボサボサに切られてしまうのでした。 我慢の限界を迎えたヒカリは首を絞めると、持っていたハサミで太ももを刺されます。その場から逃げるように帰宅しますが、そこで母親と彼氏が身体の関係を持っていたことが発覚。これはトラウマ級ですね……。 すべてがどうでも良くなったヒカリは、包丁で彼氏と母親を刺し殺すのでした。 無事にヒカリを片付けた楓子とカンナ。次なるターゲットは、同じく主犯格の1人・明日香に決め……。

ヒカリの事件を受け、流石の愛海たちも動揺を隠せずにいました。そのうえ楓子の態度もこれまでと一変。イジメていた側とイジメられていた側のパワーバランスが逆転し始めます。 楓子たちの次なるターゲットに選ばれたのは、いつもイジメの場面を録画していた明日香。彼女は常に優秀な兄と比べられてきたせいで、母親に認められたいというコンプレックスを抱えていました。 そんな彼女を陥れるためカンナは、次のテストの答案を用意。まんまと罠にはまった明日香はカンニングをバラされ、母親から叱責されてしまいます。さらにはこれまで楓子にしてきたイジメの一部始終を近所中にバラされ、追い詰められた明日香は自ら死を選んでしまうのでした。

明日香へのイジメ返しも終わり、ターゲットは千代へと移ります。これまで何度も楓子に暴力を振るってきた千代には、同じく暴力で復讐をしようというカンナ。しかし男子と変わらない力を持つ千代への復讐は簡単ではなく、綿密な計画を立てる必要がありました。 カンナたちが計画を遂行していく一方で、これまでイジメ返しをした2人同様、千代も心に傷を抱えていることが明らかになります。実は千代もかつてイジメられていたことがあったのです。 もちろん同情できる過去があるからといって、カンナたちの手が止まることはありません。2人の罠にハマってカンナに手をあげてしまった千代は、放課後彼女の家に来るよう言われるのでした。

カンナの家に上がることになった千代。しかしスタンガンを使って気絶させられ、次に目を覚ましたときには拘束されていました。さらに目の前には、中学時代に千代が暴力を振るった男子・村上拓の姿が。その後千代は村上に散々痛めつけられ、チェンソーで始末されるのでした。 一方、最後のターゲットである愛海の情報収集に勤しんでいた楓子とカンナ。話を終えたタイミングで目的を達成した村上を呼び出し、情報が漏れないように殺すのでした。 愛海の母親は、末っ子のシュンを産んだ後脳梗塞が原因で寝たきりの生活を送っています。家のことを放っている父親に代わって、愛海が介護しており……。

隣街の山林の中で千代の遺体が発見されたことを知らされた愛海。色々なことを考えながら1人で下校していたとき、ミチルに声を掛けられます。 彼女は愛海のことを心配していたらしく、楓子たちと仲直りするよう提案してくるのでした。初めは諦めていた愛海でしたが、最後にはミチルを信じることに。 その後家に着くと、部屋中に差し押さえの紙が貼られていました。父親が会社でおこなっていた悪事がバレて、シュンも行方不明に。そしてシュンがいるという学校の屋上へと向かう愛海。 そこには楓子とカンナの姿があり、後から合流したミチルとシュンの前で屋上から落とされるのでした。

楓子はカンナから、「愛海が生きている」と告げられます。しかし愛海は微動だにしておらず、カンナの嘘だと発覚。 気付くのが遅れた楓子は、口封じのために屋上から突き落とされます。そして復讐の連鎖を断ち切らなかったことを強く後悔して死ぬのでした。 事件の後、カンナは新しい学校へ移ることに。何度も転校をしてきましたが、その原因はサイコパスのような行動を取っていた自分にありました。さらに新たな学校に来ても、楽しいことを続けようとしていたカンナ。 バラバラにしたミチルとシュンの肉の処理方法を考えているとき、クラスでイジメが起きていることを知るのでした。

高校二年生の逢沢優亜は、考え事に夢中になっていたことを友人の日野田里美に注意されます。新学期を迎えたことに浮かれていると、突然教室から罵声が聞こえてくるのでした。 視線を向けると、柴村静子というクラスメイトが複数の女子からイジメられていたのです。イジメていた人物は主犯格の沢木綾香に加えて、自己中心的な性格の小山田マミや性格最悪の渡部みやび。 調理実習の班決めでも問題が発生し、担当である若菜先生がいない間に静子が暴力を振るわれます。彼女を助けることにした優亜でしたが、綾香たちの圧に足が震えて自分が無力であると知るのでした。 さらに若菜先生は、イジメを無視する最悪の対応を見せ……。

平凡な女子高生でしたが、とあることがきっかけでクラスのボスである愛海に目を付けられ酷いイジメを受けるようになってしまいます。他の子がターゲットになってしまうのを躊躇するような優しい心の持ち主。

県議会議長の父親を持つお嬢様。天真爛漫な美少女に見えますが、父親の威光で子どもの頃からどんな相手でも思いのままに操ってきた薄暗い一面を持ちます。楓子とは小学校のころの同級生。なぜかイジメ返しをすることに異常なまでの執着を見せています。

楓子の同級生でイジメの主犯格。お金持ちのお嬢様ですが、跡取りとなる弟が生まれてから家族とは上手くいっていないようです。ほんの些細なことをきっかけに、楓子をイジメ始めました。

イジメグループの1人。体格がよく力も強いため、グループでは暴力担当。愛海とは中学の頃からの親友。

イジメグループの1人。世間体を気にする母親との間に確執があり、その腹いせで楓子をイジメていました。

イジメグループの1人。実は母親からネグレクトされていて、毎日のご飯にも困るような生活を送っています。

カンナからの協力を得てイジメっ子たちへの復讐を開始した楓子。その内容は相当過激で、危なっかしいものばかりです。敵の弱い部分を的確に突いて、徹底的に追い込んでいきます。 暴力的な描写もあれば、時には人が死ぬことまで……。序盤のイジメのシーンはあまりにも悲惨だったので、行き過ぎた復讐内容は丁度良いかもしれませんね！読み進めるごとにスカッと気分が味わえます。

調査の結果、本作は同タイルの小説『イジメ返し』が原作になっていることがわかりました！作者は漫画原作者としても活躍中の作家・なぁな。同作は『2015野いちごグランプリ』にてブラックレーベル賞受賞作を受賞しています。 ただし、小説版は電子書籍サービスでは配信されておらず、読むためには紙媒体を購入する必要があるので注意してください。