ジャンプ連載『アオのハコ』が打ち切り！？完結はいつ迎えるのか

『週刊少年ジャンプ』で2021年から連載されている『アオのハコ』。部活動と恋愛がテーマの青春漫画で、ジャンプ作品としては異色とされつつ多くのファンに愛されている作品です。 そんな本作ですが、ネット上では打ち切り説が浮上することも……。そこで本記事では、『アオのハコ』の打ち切りや完結について情報を集め紹介していきます！

『アオのハコ』はスポーツ強豪校・栄明学園を舞台に繰り広げられる青春漫画。男子バトミントン部所属の高校1年生・猪股大喜と、彼が恋する女子バスケ部所属の高校2年生・鹿野千夏の関係が中心に描かれていきます。 ジャンルとしては恋愛漫画＋スポーツ漫画で、高校生のさわやかな青春がていねいに描かれているのが魅力です。ラッキースケベやエロ要素を遠ざけた、ある種の「ジャンプっぽくなさ」も話題を呼びました。

結論から書いておくと、『アオのハコ』は現時点では打ち切られていません。また作品の人気度合いをはかる基準のひとつである「掲載順」も、悪くない位置を保っています。 さらに2023年51号では巻頭カラーを飾ってもいるため、打ち切りの気配すらほぼないといっていいでしょう。

今のところ打ち切りの気配はない『アオのハコ』ですが、なぜ一部で打ち切り説が上がってしまっているのでしょうか？以下ではその理由について考察していきます！

打ち切り説の根拠としてまず挙げられるのが、同時期に連載開始された作品が次々と終わっていることです。この年には合計12作品が新しく連載されましたが、そのうちの9作品が打ち切りになってしまいました。 残っている3作品は『アオのハコ』の他、『逃げ上手の若君』と『ウィッチウォッチ』。いずれも人気と安定感がある作品です。そのため他の多くの作品が打ち切られたのとは関係なく、これからも連載が続いていくと考えられます。少なくとも今の段階で打ち切りが視野に入れられていることはないでしょう。

『アオのハコ』の作者である三浦糀は以前、『週刊少年マガジン』で『先生、好きです。』というラブコメ漫画を連載していました。しかし残念なことに、こちらの作品は打ち切られてしまっています。 同じ作者の過去作品の打ち切り情報が勘違いにつながっているのか、新しい作品でも打ち切りが起きるかもという心配が起こったのか……。いずれにせよ、『アオのハコ』が打ち切りされるかどうかとは無関係の話です。

また『アオのハコ』の単行本10巻の表紙も、本作の打ち切り説の理由のひとつになっていると思われます。というのも、10巻は表紙に主要キャラの集合絵が描かれており、いかにも「大団円！」的な雰囲気が醸し出されているからです。 たしかにコミックス派の人であれば、この表紙を見て「もしや完結……？」「突然だし打ち切り？」と思ってしまっても無理はありません。しかし10巻の後も11巻、12巻と続きが出ているので、まだ完結もしていなければ打ち切られてもいないです！

『アオのハコ』は『週刊少年ジャンプ』で連載されている恋愛漫画にしては珍しく、ラッキースケベやヒロインレースといった要素がありません。良くも悪くもジャンプらしくないという印象が強いので、そのうち打ち切られるのではと予想する人もいるようです。 しかし本作はすでに連載2周年を迎えており、今も多くの読者に愛されています。“ジャンプらしくない”にもかかわらずここまで続いていることこそが、そう簡単に打ち切られる作品ではないことを証明しているのではないでしょうか。

『アオのハコ』はまだ完結しておらず、『週刊少年ジャンプ』にて連載が続いています。ストーリーが終わりに向かって大きく動いている気配はないので、すぐに完結する可能性も低いでしょう。 その一方で『呪術廻戦』や『僕のヒーローアカデミア』といった看板作品がクライマックスを迎えつつあるのを踏まえると、同じく看板作品である本作が突然終わるということも考えづらいです。

『アオのハコ』で大喜と千夏はすでに恋人同士として付き合っています。しかしふたりが周りにまだ自分たちの関係を明かせていなかったり、彼ら以外の恋愛事情も気になる動きを見せていたりと、まだまだ描けることは多そうです。 それに付き合うまでの過程だけでなく、付き合ってからふたりがどう変わっていくのかも見どころになるはず。まだまだ完結する日は遠いのではないかと、一読者としての期待も込みで予想します！

ジャンプ作品としては異色でありながら、眩しい青春を描き抜き多くのファンを獲得してきた『アオのハコ』。これから先にどんな展開が待ち受けているのか楽しみです！主人公たちの姿を完結までしっかりと見届けましょう。