2024年1月2日更新

【2024年最新】ジャンプ漫画おすすめランキングTOP70!必読の名作を厳選

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呪術廻戦
(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

『週刊少年ジャンプ』といえば、言わずと知れた日本一有名な漫画雑誌でしょう。長らく発行部数1位をキープし続けている、まさに漫画雑誌界の帝王ともいえる存在です。 その人気は圧倒的で、他の競合雑誌の追随を許しません。紙媒体離れが一層進んでいる現在においても、今なお3か月で150万部強を発行しています。 ジャンプの漫画作品は時代を彩り、人々に多くの影響を与えてきました。今回は、そんなジャンプ誌を引っ張り続けている人気作品を、ランキング形式で紹介していきます。

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【総合】面白くて止まらない!おすすめジャンプ漫画ランキング一覧

  • ONE PIECE
    ONE PIECE 1997年
    • 作者:尾田栄一郎
    • ジャンル:冒険 , バトル
    • 巻数:106
  • ドラゴンボール
    • 作者:鳥山明
    • ジャンル:冒険 , バトル , SF
    • 巻数:42
  • 鬼滅の刃
    鬼滅の刃 2016年
    • 作者:吾峠呼世晴
    • ジャンル:ダークファンタジー , バトル , 剣戟
    • 巻数:23
  • NARUTO-ナルト-
    • 作者:岸本斉史
    • ジャンル:バトル , 忍者
    • 巻数:72
  • 呪術廻戦
    呪術廻戦 2018年
    • 作者:芥見下々
    • ジャンル:ダークファンタジー , バトル
    • 巻数:23
  • SLAM DUNK
    SLAM DUNK 1990年
    • 作者:井上雄彦
    • ジャンル:スポーツ
    • 巻数:31
  • 銀魂
    銀魂 2004年
    • 作者:空知英秋
    • ジャンル:バトル , ギャグ , SF , 時代劇
    • 巻数:77
  • ジョジョの奇妙な冒険
    • 作者:荒木飛呂彦
    • ジャンル:冒険 , バトル , 超能力
    • 巻数:63
  • こちら葛飾区亀有公園前派出所
    • 作者:秋本治
    • ジャンル:アクション , ギャグ , 人情
    • 巻数:201
  • HUNTER×HUNTER
    HUNTER×HUNTER 1998年
    • 作者:冨樫義博
    • ジャンル:冒険 , バトル , ダークファンタジー
    • 巻数:37
  • BLEACH
    BLEACH 2001年
    • 作者:久保帯人
    • ジャンル:バトル , SF , 剣戟
    • 巻数:74
  • 北斗の拳
    北斗の拳 1983年
    • 作者:武論尊 , 原哲夫
    • ジャンル:アクション , SF , 格闘
    • 巻数:27
  • ハイキュー!!
    • 作者:古舘春一
    • ジャンル:スポーツ
    • 巻数:45
  • DEATH NOTE
    DEATH NOTE 2003年
    • 作者:大場つぐみ , 小畑健
    • ジャンル:ダークファンタジー , サスペンス
    • 巻数:12
  • 【推しの子】
    • 作者:赤坂アカ , 横槍メンゴ
    • ジャンル:転生 , サスペンス , 芸能界
    • 巻数:12
  • チェンソーマン
    • 作者:藤本タツキ
    • ジャンル:ダークファンタジー , アクション , サスペンス
    • 巻数:15
  • SPY×FAMILY
    SPY×FAMILY 2019年
    • 作者:遠藤達哉
    • ジャンル:ホームコメディ , アクション
    • 巻数:11
  • 電影少女
    電影少女 1989年
    • 作者:桂正和
    • ジャンル:ラブコメディ , SF
    • 巻数:9
  • バクマン。
    バクマン。 2008年
    • 作者:大場つぐみ , 小畑健
    • ジャンル:漫画家 , ヒューマンドラマ , 恋愛
    • 巻数:20
  • キャプテン翼
    • 作者:高橋陽一
    • ジャンル:スポーツ
    • 巻数:21
  • テニスの王子様
    • 作者:許斐剛
    • ジャンル:スポーツ
    • 巻数:42
  • るろうに剣心
    • 作者:和月伸宏
    • ジャンル:剣戟 , 時代劇 , 歴史
    • 巻数:28
  • 僕のヒーローアカデミア
    • 作者:堀越耕平
    • ジャンル:バトル , ヒーロー , 学園
    • 巻数:38
  • 怪獣8号
    怪獣8号 2020年
    • 作者:松本直也
    • ジャンル:バトル , SF , 怪獣
    • 巻数:10
  • SAKAMOTO DAYS
    SAKAMOTO DAYS 2020年
    • 作者:鈴木祐斗
    • ジャンル:アクション , コメディ
    • 巻数:12
  • 僕とロボコ
    僕とロボコ 2020年
    • 作者:宮崎周平
    • ジャンル:ギャグ , SF , 日常
    • 巻数:14
  • キン肉マン
    キン肉マン 1979年
    • 作者:ゆでたまご
    • ジャンル:ギャグ , プロレス
    • 巻数:82
  • いちご100%
    いちご100% 2002年
    • 作者:河下水希
    • ジャンル:ラブコメ , ハーレム , 学園
    • 巻数:19
  • 幽☆遊☆白書
    • 作者:冨樫義博
    • ジャンル:バトル , 冒険 , オカルト
    • 巻数:19
  • ワールドトリガー
    • 作者:葦原大介
    • ジャンル:バトル , SF
    • 巻数:26
  • To Loveる-とらぶる-
    • 作者:長谷見沙貴 , 矢吹健太朗
    • ジャンル:ラブコメ , ハーレム , 学園 , SF
    • 巻数:18
  • シティーハンター
    • 作者:北条司
    • ジャンル:ハードボイルド , アクション , ラブコメ
    • 巻数:32
  • ろくでなしBLUES
    • 作者:森田まさのり
    • ジャンル:不良 , 学園 , 格闘 , ギャグ
    • 巻数:25
  • トリコ
    トリコ 2008年
    • 作者:島袋光年
    • ジャンル:グルメ , バトル
    • 巻数:43
  • 黒子のバスケ
    • 作者:藤巻忠俊
    • ジャンル:スポーツ
    • 巻数:30
  • 家庭教師ヒットマンREBORN!
    • 作者:天野明
    • ジャンル:アクション , コメディ , 学園 , SF
    • 巻数:42
  • Dr.STONE
    Dr.STONE 2017年
    • 作者:稲垣理一郎 , Boichi
    • ジャンル:サバイバル , SF
    • 巻数:26
  • アイシールド21
    • 作者:稲垣理一郎 , 村田雄介
    • ジャンル:スポーツ
    • 巻数:37
  • アンデッドアンラック
    • 作者:戸塚慶文
    • ジャンル:バトル , ヒーロー , ダークファンタジー
    • 巻数:17
  • ヒカルの碁
    ヒカルの碁 1999年
    • 作者:ほったゆみ , 小畑健
    • ジャンル:囲碁
    • 巻数:23
  • ボボボーボ・ボーボボ
    • 作者:澤井啓夫
    • ジャンル:バトル , 不条理ギャグ
    • 巻数:21
  • 約束のネバーランド
    • 作者:白井カイウ , 出水ぽすか
    • ジャンル:ダークファンタジー , サスペンス , SF
    • 巻数:20
  • SKET DANCE
    SKET DANCE 2007年
    • 作者:篠原健太
    • ジャンル:学園 , コメディ , 謎解き
    • 巻数:32
  • ニセコイ
    ニセコイ 2011年
    • 作者:古味直志
    • ジャンル:学園 , ラブコメ
    • 巻数:25
  • 暗殺教室
    暗殺教室 2012年
    • 作者:松井優征
    • ジャンル:学園 , コメディ , SF
    • 巻数:21
  • ダンダダン
    ダンダダン 2021年
    • 作者:龍幸伸
    • ジャンル:オカルト , バトル
    • 巻数:11
  • 逃げ上手の若君
    • 作者:松井優征
    • ジャンル:歴史 , 剣戟
    • 巻数:11
  • 地獄先生ぬ~べ~
    • 作者:真倉翔 , 岡野剛
    • ジャンル:オカルト , アクション , 学園
    • 巻数:20
  • DRAGON QUEST -ダイの大冒険-
    • 作者:三条陸 , 稲田浩司
    • ジャンル:冒険 , バトル , ファンタジー
    • 巻数:22
  • ブラッククローバー
    • 作者:田畠裕基
    • ジャンル:バトル , ハイファンタジー
    • 巻数:35
  • あかね噺
    あかね噺 2022年
    • 作者:末永裕樹 , 馬上鷹将
    • ジャンル:落語
    • 巻数:7
  • 遊☆戯☆王
    遊☆戯☆王 1996年
    • 作者:高橋和希
    • ジャンル:カードゲーム , バトル , SF
    • 巻数:22
  • I”s<アイズ>
    I”s 1997年
    • 作者:桂正和
    • ジャンル:恋愛 , 学園
    • 巻数:9
  • ワンパンマン
    • 作者:ONE , 村田雄介
    • ジャンル:ヒーロー , アクション , ギャグ
    • 巻数:28
  • マッシュル -MASHLE-
    • 作者:甲本一
    • ジャンル:ハイファンタジー , バトル , ギャグ , 学園
    • 巻数:17
  • シャーマンキング
    • 作者:武井宏之
    • ジャンル:ファンタジー , バトル
    • 巻数:35
  • アオのハコ
    アオのハコ 2021年
    • 作者:三浦糀
    • ジャンル:恋愛 , スポーツ , 青春
    • 巻数:11
  • 食戟のソーマ
    • 作者:附田祐斗 , 佐伯俊 , 森崎友紀
    • ジャンル:グルメ , 学園 , バトル
    • 巻数:36
  • 地獄楽
    地獄楽 2018年
    • 作者:賀来ゆうじ
    • ジャンル:時代劇 , 剣戟 , ファンタジー
    • 巻数:13
  • ウィッチウォッチ
    • 作者:篠原健太
    • ジャンル:ファンタジー , コメディ , 学園
    • 巻数:12
  • 斉木楠雄のΨ難
    • 作者:麻生周一
    • ジャンル:ギャグ , SF , 超能力 , 学園
    • 巻数:26
  • ルリドラゴン
    • 作者:眞藤雅興
    • ジャンル:ファンタジー , 日常
    • 巻数:1
  • タコピーの原罪
    • 作者:タイザン5
    • ジャンル:ヒューマンドラマ , SF , いじめ
    • 巻数:2
  • プラチナエンド
    • 作者:大場つぐみ , 小畑健
    • ジャンル:デスゲーム , ファンタジー , サスペンス
    • 巻数:14
  • めだかボックス
    • 作者:西尾維新 , 暁月あきら
    • ジャンル:学園 , コメディ , バトル
    • 巻数:22
  • べるぜバブ
    べるぜバブ 2009年
    • 作者:田村隆平
    • ジャンル:バトル , ファンタジー , 不良 , コメディ
    • 巻数:28
  • ゆらぎ荘の幽奈さん
    • 作者:ミウラタダヒロ
    • ジャンル:ラブコメ , ハーレム , SF
    • 巻数:24
  • ピューと吹く!ジャガー
    • 作者:うすた京介
    • ジャンル:ギャグ
    • 巻数:20
  • ぼくたちは勉強ができない
    • 作者:筒井大志
    • ジャンル:ラブコメ , 学園
    • 巻数:21
  • アクタージュ act-age
    • 作者:マツキタツヤ , 宇佐崎しろ
    • ジャンル:演劇
    • 巻数:12

本記事では歴代のジャンプ作品の中から、おすすめの漫画を70作品紹介します。そうなると気になるのが、ランキングの基準ですよね。 以下で本記事のランキング選定方法を解説しているので、ぜひチェックしてください!

ランキングの選定方法

ランキングは「ストーリー」「キャラクター」「人気度」を基準に、ランク付けしました。また連載中作品は2023年8月現在の本誌の盛り上がりなども考慮しているので、ぜひ参考にして下さい!

1位『ONE PIECE』(1997年〜)

ロマンを追いかけるジャンプ漫画のNo.1

ジャンル冒険 , バトル

『ONE PIECE』は、尾田栄一郎による漫画作品。1997年に連載が始まって以来、20年以上もの間、ジャンプのトップランナーであり続けています。知らない人はいないと言っても過言ではないでしょう。

“海賊王”ゴールド・ロジャーが残した「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」をめぐり、海賊たちが覇権を争う「大海賊時代」。主人公のモンキー・D・ルフィは、幼い頃から海賊になることに憧れていました。

海に出た彼は多くの仲間と出会い、いつしか彼らは「麦わらの一味」と呼ばれるように。彼らが、友情と絆を深めながら多くの困難を乗り越え、「偉大なる航路(グランドライン)」の果てを目指す物語です。

ここがおすすめ!

本作ではすでに少年少女には馴染み深い「悪魔の実」や「覇気」といった特殊能力が登場し、バトルシーンは大白熱。そしてなにより、主人公たちの人間ドラマが熱すぎます!

誰よりも仲間を大事にするルフィと、船長の夢を共に追い続けるクルーたち。各エピソードに深いストーリーがあり、ファンの間でNo.1エピソードが割れるのもポイント。

とにかく熱い少年漫画を読みたい人は、必読の名作です!

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2位『ドラゴンボール』(1984年〜)

手に汗握るバトル漫画の王道を見よ!

ジャンル冒険 , バトル , SF

『ドラゴンボール』は、鳥山明の漫画作品。先の『ONE PIECE』以前のジャンプをけん引してきた、超人気作品です。その人気は全世界規模で今なお高く、近年では劇場版アニメが公開されるなど、リバイバルブームも来ています。

何でも願い事を1つだけ叶えてくれる、この世に7つしかない「ドラゴンボール」。その1つを持つ孫悟空は、少女ブルマと出会い、残りのドラゴンボールを探す旅に出ました。彼は数々の強敵や仲間と出会い、宇宙中の強者にワクワクしながら、戦いに身を投じていきます。

ここがおすすめ!

これぞバトル漫画と言わんばかりの、スピード感あるバトル描写が特徴的。敵を倒したと思えば、さらに強い敵が現れる。その敵を倒しても、異次元の強さの敵が現れる。その度に悟空たちが修行でとんでもなく強くなる、まさに王道の少年漫画です!

コミカルな部分も多く、テンポよくサクサクと読めてしまいます。次々と現れる強敵たちが仲間となっていくところも、アツい展開です。とにかくアツく面白い漫画が読みたい人は、ぜひ手に取ってみてください!

3位『鬼滅の刃』(2016年〜)

不運の少年は妹のために立ち上がる

ジャンルダークファンタジー , バトル , 剣戟

『鬼滅の刃』は、吾峠呼世晴(ごとうげこよはる)による漫画作品。長らくジャンプ誌のトップを走り続けてきた『ONE PIECE』に並び、次世代のトップ作品となりつつある作品です。2019年に放送されたアニメは大好評で、ここからさらに爆発的に人気が上がりました。

大正時代、竈門炭治郎(かまどたんじろう)は、鬼に家族を皆殺しにされてしまいます。唯一生き残るも、鬼と化した妹の禰豆子(ねずこ)を元の人間に戻すため、彼は「鬼殺隊」に入隊。禰豆子や鬼殺隊の仲間たちと、鬼たちとの戦いの渦に飲み込まれていきます。

ここがおすすめ!

レトロな世界観のあでやかさと、陰気な血なまぐささのギャップは中毒になること間違いなし。「呼吸法」を使った様々な技は鮮やかで、強さの中に美しさのある作品です。暑苦しくも、妹のためにひたすら努力する炭治郎の「長男らしさ」は、やはりジャンプ作品といえます。

また本作のポイントは、敵である鬼側にも様々な過去がある点です。元々は人間だった鬼たちの過去を知れば、敵とは言え考えさせられてしまいます。そんな彼らと鬼殺隊が生みだす物語は、必見です。

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4位『NARUTO-ナルト-』(1999年〜)

世界に轟く忍者漫画の金字塔!

ジャンルバトル , 忍者

『NARUTO-ナルト-』は、岸本斉史(きしもとまさし)の漫画作品です。1999年から2014年までの15年間連載され、700話で完結しました。なお、本作の続編ともいうべきスピンオフ作品『BORUTO』が、オリジナルアニメで放送中です。

うずまきナルトは、「木の葉隠れの里」で一番の忍、「火影(ほかげ)」を目指す忍者見習い。問題児でおちこぼれの彼は、仲間たちと共に忍として成長し、やがて秘められた才能が開花していきます。ときに裏切られ、ときに敵対しながらも、里を背負う忍となっていく者たちのストーリー。

ここがおすすめ!

彼らが能力を活かす忍術と体術が乱れ飛ぶ戦いは、迫力十分。また、ダメダメな主人公が仲間と共に成長する、という点が近年で最も強調された作品でもあります。

影で人を操る術や、他人の身体に自分の精神を入れる術など、個性豊かな忍術を使うキャラが多数登場する本作。虐げられてきたナルトの変化など、大人も楽しめる深さがあるのも大きなポイントです!

5位『呪術廻戦』(2018年〜)

特級呪物を身に宿し他人のために今日も戦う

ジャンルダークファンタジー , バトル

『呪術廻戦』(じゅじゅつかいせん)は、芥見下々(あくたみげげ)が連載している漫画作品。2018年に連載が始まってからは人気作品として評判が高く、令和時代の代表作となり得る作品です。

類いまれな身体能力を持つ高校生、虎杖悠仁(いたどりゆうじ)。あるとき、彼の元に伏黒恵(ふしぐろめぐみ)という呪術師が現れ、「宿儺の指」(すくなのゆび)を渡すよう迫られます。別の生徒に預けたと聞いて慌てた伏黒と共に学校へ向かうと、既に大量の呪霊が発生していました。こうして虎杖は、呪術師の戦いへと巻き込まれていきます。

魔法ではなく呪術を使うという、新しい観点に目を付けた異能バトル作品。ダーク・ファンタジー作品としても秀逸で、キャラクターも危うい者たちばかり。世界観設定も細やかで、たいへん作りこまれた作品といえます。

ここがおすすめ!

本作の1番のポイントは、主人公の中に最凶最悪の特級呪物があり、主人公の死が最初から決まっている点です。祖父の言いつけを守り、それでも人の役に立つために強敵と戦い続ける。多種多様な呪術でのバトルはもちろん、悠仁の行く末も必見です。

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6位『SLAM DUNK』(1990年〜)

スポーツ漫画好きは必読の教科書!

ジャンルスポーツ

『SLAM DUNK』は、井上雄彦(いのうえたけひこ)の漫画作品。その名を知らない者はないと言ってよいほどの、超人気作品です。数々の名作が生まれたジャンプ作品の中でも、特にカリスマ性を持った作品といえます。

湘北(しょうほく)高校に入学した不良、桜木花道は、バスケットボールが大嫌い。彼はその潜在能力を見抜いた赤木晴子に声を掛けられ、彼女に一目惚れ。しかし、彼が誘われた部活はバスケ部でした。はじめは反発しながらも、徐々にバスケと向き合い、才能を開花させていく男の物語です。

バスケットボールの知名度と人気を一気に押し上げた、まさにバスケ漫画の金字塔。圧倒的リアリティーで描くバスケのシーンは、ドラマ性もあり、読み応え十分。登場人物たちが、苦悩しながらも乗り越えて強くなっていく、青春群像劇でもあります。

ここがおすすめ!

本作1番のポイントは、やはりスポーツ漫画屈指のリアリティです。体格と跳躍力に優れた花道ですが、なんでもすぐにできる天才ではありません。何度も練習しチームの大切な戦力になっていく。リアルだからこその人間ドラマが泣けます……!

7位『銀魂』(2004年〜)

少年は天パの男から漢の生き様を学ぶ

ジャンルバトル , ギャグ , SF , 時代劇

『銀魂』は、空知英秋(そらちひであき)の漫画作品。2000年以降のギャグ・コメディ作品を代表する作品の1つです。アニメも長期に渡って放送されており、漫画連載とほぼ同じ時期に放送されてきました。

「天人(あまんと)」と呼ばれる宇宙人の襲来を受けて20年。剣術道場の息子である志村新八は、いまだ侍の魂を持つ男、坂田銀時と出会います。彼に心打たれた新八は、彼が営む「万事屋(よろずや)」で働くことに。2人に怪力の少女神楽(かぐら)を合わせた3人組のドタバタな日々が始まります。

ここがおすすめ!

本作は、メタ的な笑いをネタにすることが非常に多い作品です。漫画や映画、アーティストなどをいじってパロディ化することも多々。基本はこうしたネタを存分に盛り込んだギャグ作品ですが、一方で銀時たちの背景に触れるシリアスパートも見逃せません。

普段は常にふざけていて、何事にもやる気がない銀さん。しかしやる時は誰よりも根性をみせる漢で、強さも超ド級です。無茶苦茶な日常を描くギャグパートの中で、急に銀さんが人情や漢気をみせる回もあるので、惚れないように注意してください!

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8位『ジョジョの奇妙な冒険』(1987年〜)

クセが強いセリフとバトルで広く深く愛される名作ッ!

ジャンル冒険 , バトル , 超能力

『ジョジョの奇妙な冒険』は、荒木飛呂彦が描く漫画作品。これまで第1部から第7部までが連載され、現在第8部『ジョジョリオン』が連載中です。1986年の連載開始以来、根強い人気を誇っています。

通称やあだ名が「ジョジョ」と呼ばれる者を主人公に、彼らが繰り広げる奇妙な冒険の物語。本作の能力は、第1部から第2部までは「波紋」、第3部以降は「スタンド」を共通して描いています。人物や舞台の設定は各部異なる(繋がりを見せる部分も多々有り)ものの、本作は全て「人間賛歌」がテーマです。

ここがおすすめ!

特徴的ながら、圧倒的な画力で描く迫力のスタンド戦は必見。「オラオラ」や「無駄無駄」といった、有名なセリフ回しも特徴的で、本作らしさがあふれています。意味はないけどとにかくカッコいい「ジョジョ立ち」を、読んでいなくても知っている人は多いのではないでしょうか。

またスタンド能力は多種多様で、異能バトル漫画の先駆けとして評価される本作。クセがやや強いですが、ハマる人にはたいへんハマる作品です。

9位『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(1976年〜)

破天荒警察官のハチャメチャな毎日に抱腹絶倒!

ジャンルアクション , ギャグ , 人情

『こちら葛飾区亀有公園前派出所』、通称「こち亀」は、秋本治による漫画作品。ジャンプ作品の中でも屈指の長期連載作品で、単行本はなんと200巻まで出ており、ギネス世界記録に認定されています。国民的人気作品の1つといえるでしょう。

亀有公園前派出所に勤務する両津勘吉巡査長(両さん)は、警察官とは思えぬ不真面目警官。金儲けが何よりも好きで、悪知恵が働くため、毎度手を出しては部長の大目玉を食らっています。その一方で義理人情に厚く、多くの信頼を集める人物です。そんな両さんと仲間たちが引き起こす、ハチャメチャな大騒動の物語。

ここがおすすめ!

1話完結で、毎回とんでもないスケールのひと騒動を巻き起こす両さんに、抱腹絶倒間違いなし。周りのキャラもなかなか規格外で、「やりすぎ」という言葉がよく似合う作品です。とにかく笑いたい人やジャンプで1番有名なギャグ漫画を読みたい人は、ぜひ「こち亀」を手に取ってみてください!

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10位『HUNTER×HUNTER』(1998年〜)

父の背中を追う少年、ハンターとして冒険へ!

ジャンル冒険 , バトル , ダークファンタジー

『HUNTER×HUNTER』は、冨樫義博の漫画作品。『幽遊白書』でお馴染みの冨樫義博が世に輩出した作品で、累計発行部数は7800万部を超える超人気漫画です。しかし看板作品になるほどの人気はあるものの、頻繁に休載するため、本誌で読めることはあまり多くありません……!

様々な未知の解明に、命を賭ける職業「ハンター」。くじら島に住む少年のゴン・フリークスは、父の後を追い危険が付き物のハンター試験へと挑みます。試験会場への道中で様々な人と出会うゴン。こうして彼の冒険が幕を開けるのでした。

ここがおすすめ!

冒険に異能バトルと王道少年漫画の要素を、溢れんばかりに盛り込んだ本作。1つ1つのエピソードの深さが尋常ではなく、グリードアイランド編やキメラアント編はそれだけで1作品になるのではと思うほど。本作は不定期連載なので、焦らず一気に最新話まで追いつけます。王道のバトル漫画が読みたい人は、ぜひ1度手に取ってみて下さい!

【11位〜20位】一時代を築いた名作揃い

11位『BLEACH』(2001年〜)

厨二病心をくすぐる少年のバイブル

ジャンルバトル , SF , 剣戟

『BLEACH』は、久保帯人(くぼたいと)が連載していた漫画作品。先の『NARUTO-ナルト-』と同時期に連載され、共にジャンプ人気をリードしてきました。アニメ化もされており、2020年3月には8年ぶりのアニメ化が決定しています。

霊感の強い高校生、黒崎一護(くろさきいちご)は、虚(ホロウ)と呼ばれる悪霊に襲われることに。彼を助けたのは、ホロウを退治する「死神」の1人、朽木ルキア(くちき-)。彼女の力の一部を得た一護は、生と死のはざまの世界で、彼と仲間たちは壮絶な戦いを繰り広げていきます。

普通の人間だった一護がますますパワーアップしていく様子は、往年のジャンプ作品らしいものです。愛染(あいぜん)のような、魅力的な敵キャラクターも特徴でしょう。

ここがおすすめ!

黒色を基調とした「死神」や「刀」などカッコいいアイテムが、少年たちの心を掴みました。また死神が帯刀する「斬魄刀」の名前なども、「斬月(ざんげつ)」「千本桜(せんぼんざくら)」と厨二病心をくすぐる言葉ばかり。超強敵と斬魄刀の能力を使って戦うシーンは王道バトル漫画そのもので、とにかくカッコよくアツい漫画が読みたい人におすすめです!

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12位『北斗の拳』(1983年〜)

暗殺拳の使い手が宿命の戦いに身を落とす

ジャンルアクション , SF , 格闘

『北斗の拳』は原作・武論尊と作画・原哲夫が描くアクション漫画です。アニメ化もされており、1980年代のジャンプを代表する作品となっています。

核戦争の影響で世界は荒廃し、暴力が支配する199X年。暗殺拳である北斗神拳の継承者・ケンシロウは、かつての親友である南斗聖拳の継承者・シンによって、胸に7つの傷を付けられ許嫁のユリアを奪われてしまいます。

そして復讐の鬼となった彼は、悪党を倒し仲間を増やしながら、強敵との戦いに身を投じるのでした。

ここがおすすめ!

本作は多種多様な拳法を使って戦うバトル漫画なので、ファンタジーでありながら格闘漫画が読みたい人におすすめ!

またキャラクターを取り巻く運命も切なく引き込まれるので、ストーリーもしっかり楽しめます。誰もが知るケンシロウの北斗百裂拳や秘孔など、漫画好きの心をくすぐる設定も満載です!

13位『ハイキュー!!』(2012年〜)

小さい少年、誰よりも高く跳べ!

ジャンルスポーツ

『ハイキュー!!』は、古舘春一(ふるだてはるいち)が描く漫画作品。2014年から4期に渡って放送されているアニメも好評で、最終章となる映画『ハイキュー!! FINAL』の公開も決定しています。

日向翔陽(ひなたしょうよう)は、「小さな巨人」に憧れ、バレーボールを始めます。小柄ながら驚異的な身体能力とばねを持った彼は、その情熱を諦めきれず、バレーの古豪・烏野高校(からすの)に入学。同じくバレー部に入った天才的なセッター、影山飛雄(かげやまとびお)と出会います。最強のアタッカーとセッターで全国の頂点を目指す、熱きバレー漫画です。

ここがおすすめ!

バレーボール経験者でもある作者ならではの、迫力あるプレーのシーンは見事の一言。基本的に現実離れしていないバレーを描いており、心理描写なども細やかです。身近なスポーツを感じることができ、読んでいると自然と拳に力が入ります。

主人公以外のキャラにもしっかりと物語があるので、隅から隅まで楽しめますよ!

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14位『DEATH NOTE』(2003年〜)

「人殺し」の能力で新世界の神となる

ジャンルダークファンタジー , サスペンス

『DEATH NOTE』(デスノート)は、原作・大場つぐみと作画・小畑健(おばたたけし)が描いた漫画作品。後にヒットした『バクマン。』を手掛けた両者の前作となります。これまで、アニメや実写映画など、様々なメディアミックス展開がなされてきました。

優秀な高校生で警察官の父を持つ夜神月(やがみらいと)は、書きこんだ名前の者を必ず殺すことができる「デスノート」を拾います。ノートの力を知った月は、法では裁けない殺人犯を次々と殺し、新世界を作ろうと考え始めました。大量殺人を行う月=キラを捕まえるべく、警察は名探偵Lを呼びます。こうして、キラとLの頭脳戦が始まるのでした。

バトルに頼らない、心理戦や裏の読み合いといった頭脳戦が中心。ハラハラさせられる展開の連続に、息つく暇もありません。

ここがおすすめ!

少し鼻につく部分はありながらも、最初は普通の優秀な高校生だった月。そんな彼が不思議な能力を得てしまったがばっかりに闇堕ちしていく姿には、恐怖すら覚えます。人間の狂気や正義について考えさせられる、社会派作品です。

15位『【推しの子】』(2020年~)

ある意味表紙詐欺な転生×アイドル×復讐サスペンス

ジャンル転生 , サスペンス , 芸能界

赤坂アカ×横槍メンゴというヒットメーカー2人がタッグを組んで描く『【推しの子】』。アニメで一気に知名度が上がったサスペンスあり、復讐ありの芸能界ものです。

ある男に殺された主人公は、記憶を持ったまま推しのアイドル星野アイの子供・愛久愛海(アクアマリン)として転生します。ところが幸せな推しの赤ちゃんライフは長くは続かず、母アイは自身のオタクに殺されてしまい……。

アイと前世の自分を殺した黒幕が同じだと確信したアクアは、復讐の手がかりを求めて芸能界へ。一方で双子の妹・瑠美衣(ルビー)は、母のようなアイドルを目指します。

ここがおすすめ!

転生モノというファンタジーのオブラートに包まれていますが、中身は芸能界の闇をがっつり描いています。そのなかで、芸能人としての成功を目指したり、復讐を果たそうとしたり、恋心が絡んだり。タイトルにつけられた【】の意味も含めて伏線も多く、1巻進む度に衝撃が訪れます。

とにかく1巻をラストまで読んでほしい。いい意味で裏切られた!と感じるはずです。

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16位『チェンソーマン』(2019年〜)

最底辺の少年は幸せを掴むため敵を斬り刻む!

ジャンルダークファンタジー , アクション , サスペンス

『チェンソーマン』は藤本タツキが連載している漫画作品。2019年の第5回「次にくるマンガ大賞」でのコミックス部門第2位をはじめ、受賞歴有りの作品です。第1部が完結してからは、2022年から「少年ジャンプ+」にて第2部を連載しています。

デンジは、「チェンソーの悪魔」ポチタと共に、悪魔を駆除する「デビルハンター」として生きていました。あるとき、ヤクザにだまされた2人は、「ゾンビの悪魔」によって殺されてしまいます。ポチタは瀕死のデンジの身体を修復するため、彼の心臓となることに。よみがえった彼は、「チェンソーの悪魔」へと変身する力を身につけていました。

ここがおすすめ!

本作では新時代のダークヒーロー作品として、全く新しい主人公像が描かれています。目標に向かうわけでもなく、戦いが生きがいといったような部分もありません。貧しいからただ生きるという、実に淡々とした点が面白い作品です。

また良い意味でジャンプ漫画らしくない、ダークな雰囲気も『チェンソーマン』の大きな特徴です。過激な描写も多く、ラストの展開には思わず驚愕してしまうでしょう……。

17位『SPY×FAMILY』(2019年~)

父はスパイ、母は殺し屋、子はエスパー。偽物家族は本物になれるのか

ジャンルホームコメディ , アクション

『少年ジャンプ+』史上初の大ヒットとなった遠藤達哉の描く『SPY×FAMILY』。「アーニャピーナッツが好き」のフレーズも有名ですね。

隣り合う東国と西国では、水面下でスパイによる情報戦が盛んに行われています。西国No.1の凄腕スパイ・黄昏の次なる任務は、東国で偽装家族を作ってある政治家に接触すること。

黄昏は精神科医・ロイドを名乗り、孤児のアーニャ(実は心を読めるエスパー)、公務員のヨル(実は凄腕の殺し屋)と仮初めの家族となります。素性を隠した訳あり家族とともに、ミッションコンプリートできるのでしょうか!?

ここがおすすめ!

殺伐としそうなスパイものなのに、心が温まるホームコメディとしても成立している作品です。互いに秘密を抱えるからこそ空回る大人たちと、超能力でお見通しなのにトラブルを引き起こすアーニャのドタバタ感が癖になります。

キャラの個性も立っていて、素直に彼らの結末を見届けたいと思わせてくれる作品です。

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18位『電影少女』(1989年〜)

テレビから飛び出たビデオガールと恋をする

ジャンルラブコメディ , SF

『電影少女』は桂正和の漫画作品。本作は読切として掲載された『ビデオガール』を元とする作品です。桂正和の代表作として様々なメディアミックス展開が行われ、2018年にはテレビドラマ化もされました。

心優しくも異性にモテない高校生の弄内洋太(もてうちようた)は、同級生の早川もえみ(はやかわもえみ)に恋をしています。しかし当のもえみは洋太の親友に恋をしており、彼の恋路には暗雲が立ち込めていました。そんな中彼は突如現れた不思議なビデオショップ「GOKURAKU」で、一本のビデオテープを借ります。自宅でそのビデオを再生すると、中から1人の少女が。

この洋太の恋をサポートするために出てきた少女、天野あいによって洋太の心は大きく変化していくのでした。

ここがおすすめ!

本作の魅力は、なんと言ってもヒロインの天野あいの尋常ではない可愛さです。ビデオデッキの故障により貧乳のオレっ娘になってしまった彼女ですが、それがまた良い。少年漫画の可愛いヒロインが好きな人には、刺さる作品です!

19位『バクマン。』(2008年〜)

ジャンプ漫画を描く唯一無二のジャンプ漫画!

ジャンル漫画家 , ヒューマンドラマ , 恋愛

『バクマン。』は、原作・大場つぐみと作画・小畑健(おばたたけし)タッグが、『DEATH NOTE』の後に発表した作品です。こちらもアニメ化されており、2010年から第3期にわたって制作されました。

高い画力を持つ真城最高(サイコー)と豊かな発想を持つ高木秋人(シュージン)。2人はコンビを組んで、共同ペンネーム「亜城木夢叶」(あしろぎむと)としてプロの漫画家になることを決意します。その才能を認められた2人は、憧れの「週刊少年ジャンプ」で連載デビュー。以降、ジャンプの作家たちとしのぎを削りながら、2人は面白い作品を追求していきます。

ここがおすすめ!

本作は、漫画編集部や漫画家の実情をはっきりと描いた、変化球の作品です。ただ、普段知ることない世界を見ることができ、非常に面白い内容となっています。

また裏側を知れる面白さと並行して、もちろんストーリーもピカイチです。努力をしながら人気を掴むスポ根的な魅力もあれば、漫画家仲間との交流や恋愛を描くヒューマンドラマも欠かせません。原作と作画を分けているからこその、重厚感がある物語を楽しんでみてください!

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20位『キャプテン翼』(1981年〜)

世界のサッカー選手に影響を与えるサッカー漫画の金字塔

ジャンルスポーツ

『キャプテン翼』は高橋陽一が連載していた漫画作品。国内外を問わず、多くのサッカープレーヤーに影響を与えてきた、超人気作品です。最初のシリーズは1980年代に連載されたものですが、以降も定期的に続編を描き続けています。

「ボールは友達」が信条のサッカー大好き少年、大空翼は南葛(なんかつ)小へ転入。そこで天才ゴールキーパー若林源三(わかばやしげんぞう)と出会い、実力を認め合いました。2人は南葛中で一緒になり、仲間たちと共に全国制覇を目指します。全国の強豪たちが率いるチームと戦いながら、サッカーをする喜びを描いた作品です。

プロのなかったサッカーに早くから注目してきた、サッカー漫画のパイオニア的存在。人間離れした技もたくさん出てきますが、圧倒的な迫力があり、多くの人の心を引きつけてきました。好きなものに情熱を燃やし続けるひたむきさも描かれています。

ここがおすすめ!

言わずと知れた、サッカー漫画の金字塔。超人的な技が登場しながらサッカーについてもしっかり描いているので、スポーツ漫画好きであれば読んで損はない名作です!

また続編が多く連載されているので、1つの漫画を長く楽しみたい人にもおすすめ!

【21位〜30位】連載中の人気作からかつての少年のバイブルまで

21位『テニスの王子様』(1999年〜)

ド派手な異能系スポ根、テニスなのにボロボロに!?

ジャンルスポーツ

『テニスの王子様』は、許斐剛(このみたけし)による連載漫画作品で、通称「テニプリ」。中学生に入ってからのテニス部入部者を増やす一因となった作品です。なお、本作終了後もシリーズ続編である『新テニスの王子様』が連載されています。

天才テニス少年の越前リョーマは、名門「青春学園中等部」に入学し、テニス部に入部。1年生ながら上級生にも引けを取らないリョーマは、レギュラーのジャージを勝ち取ります。全国大会予選へと出場することになった青学テニス部は、ライバル校たちと次々対戦。全国の猛者たちと戦いながら、進化していく少年たちの姿を描いています。

ここがおすすめ!

「テニヌ」と呼ばれるように、本作は常人では不可能なトンデモ技のオンパレード。凄まじいパワーで相手をコート外まで吹き飛ばしたり、相手の五感を奪ったりと、スポーツ漫画を読んでいる感覚だとびっくりしてしまうかもしれません。しかし能力系スポーツ漫画としてダイナミックなテニスを楽しめる人には、非常におすすめです!

見開き2ページをまるまる1つの大ゴマで描きこむなど、面白い演出も見られます。スポーツにプラスして面白作品として見ると一層面白さが分かる、まれな作品です。

もちろんアツいチーム戦など、スポ根としての魅力も詰まっていますよ!

22位『るろうに剣心』(1994年〜)

己の過去と戦う優男、人斬りは永遠に人斬りか

ジャンル剣戟 , 時代劇 , 歴史

『るろうに剣心』は、和月伸宏(わつきのぶひろ)が連載していた作品。「るろ剣」の愛称で親しまれた本作もまた、最盛期に名を連ねた作品の1つ。アニメの他、実写での劇場映画も公開されるなど、いまだ人気の高い作品です。

明治の世、緋村剣心(ひむらけんしん)は「るろうに」として、諸国を旅していました。彼は神谷活心流師範代の娘、神谷薫と出会います。彼女の道場の問題を解決した剣心は、以後、彼女の道場に間借りすることに。そんな彼は、かつて幕末期に名をはせた、伝説の「人斬り抜刀斎」だったのです。

正統派な剣術系バトル漫画として、達人同士の剣戟(けんげき)が勢いよく描かれています。連載当時は、本作を呼んで剣道を始める人が多かったほどでした。人斬りをやめた剣心の「不殺」を貫く姿勢も、主人公らしさがうかがえます。

ここがおすすめ!

世のためと思い人斬りをしていた過去と戦い、るろうにとして平和な優男となった剣心。そんな彼の葛藤は切なく、優しい笑顔とは違う時折みせる鋭い眼光はギャップでとんでもなくカッコいいです。

もちろん強敵たちが立ちはだかる、ド派手なバトルも必見ですよ!

23位『僕のヒーローアカデミア』(2014年〜)

個性が無くてもライバルが強くても最高のヒーローになれ!

ジャンルバトル , ヒーロー , 学園

『僕のヒーローアカデミア』、通称「ヒロアカ」は、堀越耕平の漫画作品。先の『鬼滅の刃』と同じく、現在のジャンプを背負って立つヒット作品です。原作ストーリーの進行とともに、定期的にアニメ化がなされています。

舞台は、誰もが超人的な特殊能力「個性」を持つようになった時代。緑谷出久(みどりやいずく)は、個性を生かして悪を討つ「ヒーロー」に憧れる少年でしたが、彼はごくまれに現れる“無個性”でした。

「デク(でくのぼう)」と馬鹿にされるも、諦めきれない彼は偶然、伝説的ヒーロー「オールマイト」と出会います。彼との出会いによって個性を得たデクは、ヒーロー養成高校に入学し、ハードな学園生活が始まるのでした。

様々な個性を持ったヒーローたちは、長所と短所を理解しながら、努力を重ねて少しづつ成長していきます。アメコミ作品の影響を反映させたアメコミ風表現も、斬新で面白いです。

ここがおすすめ!

個性社会で無個性の少年が最高のヒーローを目指す設定が、まず面白すぎます!ヒーローを題材にしたバトル漫画ですが、同時に学園漫画でもあるので、夢に向かい頑張る少年少女の青春模様も楽しめますよ!

またあくまでヒーローも普通の人間なので、ヒーローたちの裏側をみられるのも特徴です!

24位『怪獣8号』(2020年~)

夢を追いかける32歳、ある日突然怪獣に……

ジャンルバトル , SF , 怪獣

『怪獣8号』は2024年のアニメ化も決まっている『少年ジャンプ+』看板作品の1つ。松本直也にとって初のヒット作で、怪獣発生率が高い怪獣大国・日本を舞台としたバトル漫画です。

防衛隊員になる夢を誓い合った幼馴染が防衛隊員として活躍するのを横目に、怪獣の死体解体業者として働く32歳の日比野カフカが主人公。あることがきっかけで入隊試験チャレンジを決意したカフカですが、運悪くその直後に「怪獣8号」へと変身する能力を手に入れてしまい……。

カフカは怪獣化を隠して、夢を叶えるため試験に挑んでいきます。

ここがおすすめ!

夢を追う若者とはまた違う、30歳を超えてからのチャレンジに胸が熱くなります。人生経験を積んでいるカフカだからこそできることや言えることもあり、少年漫画ではありますが大人に読んでほしい作品です。

18歳の後輩・レノとのやり取りなど笑えるシーンも魅力ですが、なによりバトルシーンの迫力や怪獣の造形が魅力的!かっこいいバトルを堪能したい人におすすめです。

25位『SAKAMOTO DAYS』(2020年~)

元最強、現ぽっちゃりの殺し屋が愛する家族のために暗躍する

ジャンルアクション , コメディ

少年漫画とは思えない、引退済みのぽっちゃり元殺し屋が主人公の『SAKAMOTO DAYS』。アニメ化も望まれている鈴木祐斗の作品です。

坂本商店を営むぽっちゃり店主・坂本はかつてあらゆる悪の組織が恐怖する伝説の殺し屋でした。ところが愛する人に出会ったことで、引退。娘にも恵まれて平和な日々を送っています。

完全に暗殺業からは引退している坂本ですが、殺しの腕は衰えていません。家族との平和を守るため、多方面から差し向けられる刺客と人知れず戦っていくことになります。

ここがおすすめ!

主人公の雰囲気はあまりジャンプっぽくないのですが、読んでみるとアクションあり・読ませるストーリーあり・キャラの個性よしと、実にジャンプ漫画らしい作品です。

伝説級の殺し屋の坂本さんの躍動感がうまく漫画になっていて、アクション好きなら読んで損なし!最強主人公の無双感にコメディが挟まるテイストのおかげでテンポよく読めます。

26位『僕とロボコ』(2020年~)

それあり!?のオンパレード。ジャンプ好き必読の日常ギャグ漫画

ジャンルギャグ , SF , 日常

『僕とロボコ』はジャンプネタをふんだんに取り入れた日常コメディ。国民的猫型ロボットのあの作品を彷彿とさせる1話完結型の作品で、2022年にアニメ化。2024年には劇場アニメの公開も決まっています。

超高性能メイド型ロボットOM(オーダーメイド)が普及した近未来。小学生ボンドの家にも待望のOMが来ますが、やってきたロボコは普通のOMとは機能も見た目も違っていて!?悪童かと思いきや聖人レベルに善人なガチゴリラやモツオ、ヒロインの円ちゅわんらとともにドタバタな日常が繰り広げられていきます。

ここがおすすめ!

表紙を並べるだけでゲラゲラできるほどジャンプ作品のパロディがすごい!登場キャラ自身がジャンプ愛読者なので、作中でほかの作品の感想が読めるという他にはないおもしろさがあります。他者をサゲる言動がないので、安心して読める令和の時代のギャグ漫画です。

27位『キン肉マン』(1979年〜)

落ちこぼれヒーローが世界の超人と相対す

ジャンルギャグ , プロレス

『キン肉マン』はゆでたまごが描く、超人アクション漫画です。タイトルである『キン肉マン』が、そのまま主人公の名前になっています。

1979年に連載を開始した当初の『キン肉マン』は、ダメヒーローであるキン肉マンことキン肉スグルが奮闘するギャグ漫画でした。しかし途中で描かれたタッグマッチが好評であったため、その後本格プロレス路線に変わっています。

基本的にはキン肉マンが仲間と共にリングで戦う、プロレス格闘作品です!

ここがおすすめ!

本作のポイントは、リングで戦うプロレスを題材にしている点でしょう。戦いは常にリング上でおこなわれており、悪役であれそのルールは守ります。ファンタジー満載の本格格闘漫画が読みたい人におすすめ!

ダメヒーローだったキン肉マンが成り上がる姿に胸が熱くなり、超人たちの友情に引き込まれること間違いなしです!

28位『いちご100%』(2002年〜)

東西南北、あなたは誰派?

ジャンルラブコメ , ハーレム , 学園

『いちご100%』は、河下水希(かわしたみずき)が連載していた漫画作品。ジャンプのラブコメ漫画作品において連載期間が長く、2000年代を代表する作品です。アニメ化もされており、2005年に放送されています。

ごく平凡で冴えない中学生、真中淳平。彼が放課後の校舎の屋上にやって来ると、突然頭上から女の子が飛び降りてきます。着地に失敗した彼女は慌ててその場から立ち去りますが、彼には彼女の「いちごパンツ」が強烈に焼き付いていました。彼女の正体が分からない淳平は、はいていたのは学校一の美少女だろうと勘違いし、そのまま告白してしまいます。

ここがおすすめ!

本作のヒロインは大きく分けて4人。それぞれの頭文字を取って「東西南北」と例えられる彼女たちですが、読者の間では誰が最高か未だに議論されています。読めばあなたも推しがみつかること間違いなし!

真中が最後に誰を選ぶのかも必見です!

29位『幽☆遊☆白書』(1990年〜)

最強の不良が妖怪共をタコ殴り!

ジャンルバトル , 冒険 , オカルト

『幽☆遊☆白書』は、冨樫義博の漫画作品。現在、『HUNTER×HUNTER』を不定期連載中の作者の人気を押し上げた作品です。全盛期のジャンプを支えた作品の1つでもあります。

高校生の浦飯幽助(うらめしゆうすけ)は、交通事故で不慮の死を遂げます。しかし、霊界に送られた彼は生き返るための試験を受けることに。いくつかの事件を見事解決した彼は無事に生き返り、人間界で悪事を働く妖怪を取り締まる「霊界探偵」となります。あの世と繋がった幽助たちと、異界の住人たちとの戦いの日々を描いたストーリーです。

ここがおすすめ!

異界で開かれる武術大会のようなものにも出るため、バトルを全面に押し出した作品といえます。仲間である蔵馬や飛影(ひえい)のような、中二心をくすぐられるキャラも魅力的です。パワーインフレもそこまできつくないので、楽しく読めます。

登場当初はただの不良だった幽助が、どんどん強くなっていくワクワク感は少年漫画特有!本格的なバトルは中盤からですが、序盤には感動話もあるので、そちらもおすすめです!

30位『ワールドトリガー』(2013年~)

1度読むと沼待ったなし!戦術とチーム戦がおもしろい遅効性SF

ジャンルバトル , SF

漫画『ワールドトリガー』は「遅効性SF」というキャッチコピー通り、読みすすめるほどじわじわと面白さを実感できる葦原大介のSFアクションです。

異次元からの侵略者・近界民(ネイバー)に対抗すべく組織された「ボーダー」のC級隊員・三雲修と、ネイバーであることを隠して修のクラスに転校してきた空閑遊真(くがゆうま)が主人公。

空閑がネイバーだと知った修は、監視のために一緒に行動するようになりますが振り回されてばかり。この出会いがやがてボーターとして戦う2人の運命を変えていきます。

ここがおすすめ!

バトルがメインなのに強さのインフレが起こらず、チームプレーや戦術を絡めて、その人が強い理由にちゃんと納得感を持たせてくれます。主人公だから爆発的に強くなることもなく、全員がもっと強くなるために知恵を絞って努力していく姿が魅力的!

キャラが多いのですが、それぞれの人間性やバックボーンも丁寧に掘り下げられていて、キャラを知れば知るほど深みにはまっていく作品です。

【31位〜40位】ギャグもスポーツも恋もアツい!

31位『To Loveる-とらぶる-』(2006年〜)

ちょっとエッチな少年たちの宝物

ジャンルラブコメ , ハーレム , 学園 , SF

『To Loveる-とらぶる-』は、原作・長谷見沙貴(はせみさき)と作画・矢吹健太朗による漫画作品。ジャンプで複数作品の連載経験を持つ作者(作画担当)の代表作といえます。本作の続編ともいえるスピンオフ作品『To Loveる-とらぶる-ダークネス』も好評です。

高校生の結城梨斗(リト)は、同級生の西連寺春菜(さいれんじはるな)に恋をしていました。そんなとき、突然彼の家にデビルーク星の王女、ララが現れます。彼女は星を抜け出し、遠くこの地へとやってきたのです。こうしてララが居ついたのをきっかけに、リトの周りには様々なハーレムとトラブルが頻発するようになっていったのでした。

本作は、ジャンプのラブコメ枠作品の中で、ハーレムもののはしりと言える作品です。タイトルの通り、毎度トラブルに巻き込まれてはお色気シーンが入り込むパターンは、ジャンプにおいては本作で確立されています。

ここがおすすめ!

本作のポイントは、なんと言っても規制レベルのお色気シーンです。「それジャンプでやっていいの!?」というお色気シーンが満載で、少年に大きな夢を与えてくれます。国によっては購入が規制されるほどのお色気シーン、ジャンプの限界を1度チェックしてみてください!

32位『シティーハンター』(1985年~)

ハードボイルドな冴羽獠に惚れる!トレンディな必殺仕事人

ジャンルハードボイルド , アクション , ラブコメ

完結後も各種メディアミックスや劇場アニメが人気を博している往年の名作『シティーハンター』。新宿を拠点に活動するスイーパー(始末屋)の仕事がコミカルに描かれていきます。

冴羽獠(さえばりょう)は裏の世界でNo.1と言われる殺しも探偵業も請け負うスイーパーです。腕はたしかなのですが、無類の女好きの冴羽は美女絡みの依頼か、心が震える依頼しか受けません。

依頼人の美女に手を出そうとしては、相棒の槇村香に100トンハンマーの天誅を受けるのがお決まり。そんな残念な部分もあるけれど、仕事は確実にこなす男・冴羽獠が、今宵も街の悪を一掃します。

ここがおすすめ!

「もっこり」しちゃうことも多々ありますが、冴羽獠のスイーパーとしての仕事っぷりがかっこよくて惚れ惚れしてしまいます。ショートで男勝りなオレっ娘なヒロイン・香と獠との距離感も絶妙で、バディものとしての面白さも◎。1980年代後半の新宿の空気感も、今の時代に読み直してみると新鮮でいいですね。

33位『ろくでなしBLUES』(1988年〜)

ジャンプに貴重な本格ヤンキー漫画!

ジャンル不良 , 学園 , 格闘 , ギャグ

『ろくでなしBLUES』は森田まさのりが描く、本格ヤンキー漫画です。

帝拳高校に入学した前田太尊(まえだたいそん)を筆頭とする3人は、早々にボクシング部と応援団のいざこざに巻き込まれてしまいます。持ち前の腕っぷしと漢気で、それを解決した太尊。実質高校の番長となった彼は東京四天王の1人になるまで名が知れ渡り、様々な強敵と拳を交えるのでした。

ここがおすすめ!

異能などは登場しない本作ですが、ボクシングの技を身につけながら強敵を倒していく太尊の姿は、ジャンプの主人公そのもの!漢気に溢れ誰よりも実直な彼を、好きになってしまうでしょう。

また学園漫画なだけあって、青春をしっかりと描いているのも特徴です。恋模様や強い絆で結ばれた友情も必見!

34位『トリコ』(2008年〜)

食欲とロマンが詰まった冒険譚、飯テロ注意!

ジャンルグルメ , バトル

『トリコ』は、島袋光年が描く漫画作品。『世紀末リーダー伝たけし!』で人気を博した作者がその後に出した、彼の代表作です。また、フジテレビの日曜9時枠でアニメが放送されてきました。

美食が世界的流行を見せる「グルメ時代」、人々は未知の食材探しに必死でした。若き料理人の小松は、食材の捕獲を「美食屋」であるトリコに依頼。同伴して彼の仕事ぶりを見た小松は感銘を受け、彼とペアを組んで世界中の食材を探しに飛び回ります。食材の独占を企む「美食會」(びしょくかい)の邪魔を退けながら、真の美食を求める者たちの物語です。

バトルとグルメという、異色の要素を掛け合わせた新しいバトル作品。食材ハンターとして猛獣を相手にする設定が、美食屋の身体能力を高めることに成功しています。冒険とストレートなバトルのある、定番作品です。

ここがおすすめ!

未知なる味覚のために、強い猛獣と戦うのが本作の面白いポイント。ファンタジー満載の作中の料理は軒並み美味しそうで、読んでいるだけで食欲が湧いてきます。

毒を使うキャラや声を使うキャラなども登場するので、もちろんバトル漫画としても楽しめますよ!

35位『黒子のバスケ』(2009年〜)

主人公なのに影?異能系バスケ漫画爆誕!

ジャンルスポーツ

『黒子のバスケ』は、藤巻忠俊の漫画作品。2000年代のバスケ人気を引っ張ってきた作品でもあります。アニメは、2012年から第3期にわたり放送されてきました。

全中3連覇を成し遂げた帝光中学校は史上最強とも言われ、レギュラー5人の通称は「キセキの世代」。一方、その5人が一目置きながら試合出場記録もない、幻の選手がいるという噂もありました。創部2年目の誠凛高校バスケ部に入部した黒子テツヤは、その薄い存在感を生かして他を圧倒。彼こそが、「キセキの世代」が評価していた「幻の6人目」だったのです。

ここがおすすめ!

本作もバトル漫画さながらの「技」であふれていますが、ルール無用のバスケではありません。キャラクターもイケメン然としており、そこまで暑苦しさを感じさせないものとなっています。

また黒子が主人公なのにも関わらず、「影が薄い」ことが武器なのも大きな特徴。そんな彼が感情を剥きだしにするシーンをみれば、惚れてしまうこと間違いなしです!

36位『家庭教師ヒットマンREBORN!』(2004年〜)

気弱なオレがマフィアのボスに!?

ジャンルアクション , コメディ , 学園 , SF

『家庭教師ヒットマンREBORN!』(かてきょーヒットマンリボーン)は、天野明による漫画作品。2000年代のジャンプの人気作品として知られています。なお、作者はアニメ『PSYCHO-PASS』のキャラクター原案を務めたことでも有名です。

何をやってもダメな、うだつのあがらない中学生・ツナの前に家庭教師がやってきます。しかし、ヒットマンと称して現れたその人物は、どこからどう見ても赤ん坊。リボーンと名乗るその赤ん坊は、彼をイタリアンマフィア、「ボンゴレファミリー」の10代目ボスとするためにやってきました。以降、ボスとなるための特訓の日々が始まります。

ここがおすすめ!

「死ぬ気の炎」という能力の銃弾を撃たれることで覚醒し、人間的な成長を見せる物語。と思いきや、ファミリーの抗争がメインとなっていくにつれ、戦闘も激化していきます。能力を進化させて強くなっていく王道展開も見逃せません。

また本作の序盤は、リボーンとツナを中心にしたギャグ漫画です。そこで登場したギャグキャラたちが中盤からのバトルにしっかり参加してくる展開もアツいので、ぜひチェックしてください!

37位『Dr.STONE』(2017年〜)

科学のトライアンドエラーで原始の世界を現代へ!

ジャンルサバイバル , SF

『Dr.STONE』は、原作・稲垣理一郎と作画・Boichi(ぼういち)の2人による漫画作品です。『アイシールド21』で原作を手掛けた作者の最新作となります。2019年の7月からアニメ第1期が放送され、第2期やTVスペシャル「龍水」も放送された本作。2023年4月からは第3期の放送も決定している、大人気作です!

高校生の大木大樹(おおきたいじゅ)は、前から好きだった小川杠(おがわゆずりは)に思い切って告白しようとします。しかしそのとき、謎の光が辺りを包み、地上の全人類が石化してしまいました。目が覚めた大樹は、先に石化が解けた幼なじみの石神千空(いしがみせんくう)と再会。だが、彼は千空から、今はあれから3700年後の世界だと告げられます。

ここがおすすめ!

科学の知識を活かして、ゼロから文明を作り上げるという、スペクタクルなストーリー。試行錯誤し、少しずつ前に進んでいく千空たちの姿は、人類の進化そのものです。科学的ながら、ファンタジーの要素も兼ね備えた作品といえます。

現代では当たり前である物や仕組みが一から出来上がる描写は、興味深く思わずのめり込んでしまいます。仲間とのアツい友情など、ジャンプらしさも満載ですよ!

38位『アイシールド21』(2002年〜)

最弱最速の少年がアメフト界に新風を巻き起こす!

ジャンルスポーツ

『アイシールド21』は、原作・稲垣理一郎と作画・村田雄介の両名による漫画作品。後に、原作担当は『Dr.STONE』、作画担当は『ワンパンマン』という人気作を持つことになる2人の共作となっています。2000年代のジャンプを代表するスポーツ漫画です。

小早川瀬那(こばやかわせな)は、気弱な高校生。通っている泥門(でいもん)高校のアメフト部に入部させられた彼は、パシリにされている不良に絡まれ、全速力で逃げ切ります。その足の速さを買ったアメフト部主将、蛭魔(ひるま)は彼を選手登録し、彼はアメフトを体験することに。以降、彼は持ち味を武器に変えて、ライバル強豪校たちと激闘を繰り広げていきます。

あまりなじみのないアメフトというスポーツを広く知らしめた作品です。また、唯一の特長でも最大の武器となれる、役割あるチームスポーツの良さを表現した作品でもあります。

ここがおすすめ!

パシリだった少年が高校アメフト界のトップランナーになる、気持ちいい成り上がり感がポイントの本作。主人公であるセナはもちろん、ヒル魔を筆頭に他キャラクターもカッコいい人物ばかりです。

天才と凡才が1つのテーマなので、地道な努力を重ねて勝利を掴むスポーツ漫画が読みたい人におすすめ!

39位『アンデッドアンラック』(2020年〜)

不死身がゆえのバトルが斬新!

ジャンルバトル , ヒーロー , ダークファンタジー

『アンデッドアンラック』は2020年に連載を開始した、新進気鋭の人気漫画です。同年にniconicoとダ・ヴィンチが企画する「次にくるマンガ大賞 2020」で1位を獲得し、大きな話題を呼びました。

8歳の頃に両親を含む大量の人々を死に追いやった経験から引きこもりになり、10年後に自殺を決意した少女、出雲風子(いずもふうこ)。彼女は触れた生き物に不運をもたらす「不運(アンラック)」という異能に、悩まされていました。

そんな中風子は異常な再生能力から、死ぬことが出来ない「不死(アンデッド)」の男と出会います。そしてそのアンデッドのアンディとの出会いによって、彼女の人生は大きく動き出すのでした。

ここがおすすめ!

本作のポイントは主人公の1人であるアンディの戦い方です。不死身であるがゆえに千切れた体を武器にする姿は、ジャンプらしくない魅力とカッコよさがあります。

「不死」と「不運」以外にも面白い能力が多く登場するので、ぜひチェックしてみてください!

40位『ヒカルの碁』(1999年〜)

取り憑いた霊は碁の達人!?

ジャンル囲碁

『ヒカルの碁』は、原作・ほったゆみと作画・小畑健による漫画作品。小畑健は、本記事3作品目の登場となります。2000年代初頭に連載されており、当時の人気作品の1つです。

進藤ヒカルはあるとき、物置から祖父の使っていた碁盤を見つけます。彼は、盤面の血痕が付いた部分を触ったとたん、藤原佐為(ふじわらのさい)の霊が取りついてしまいました。佐為との出会いによって、ヒカルは囲碁に興味を持つようになります。はじめは佐為のための“代打ち”でしたが、彼はやがて囲碁の才能を発揮するようになるのでした。

ここがおすすめ!

一見地味な囲碁の世界を、子どもが読んでも楽しさが分かるほどに鮮やかに描いています。メジャースポーツが題材の漫画が多いジャンプですが、もっとコアな競技の作品が読みたい人には、ぜひおすすめの1作です。

ヒカルとライバルであるアキラとの関係も、ジャンプらしいもの。最初は本当に子どもだったヒカルが、落ち着いた棋士へと成長する姿にも注目です!

【41位〜50位】トップ50には外せない作品

41位『ボボボーボ・ボーボボ』(2001年〜)

なんでもありの不条理ギャグバトル漫画!

ジャンルバトル , 不条理ギャグ

『ボボボーボ・ボーボボ』は、澤井啓夫(さわいよしお)による漫画作品。2001年から2007年もの間、2000年代ジャンプを代表するギャグ作品として知られています。アニメ化は早く、2003年に放送が始まりました。

300X年、地球は「マルハーゲ帝国」の支配下に置かれていました。皇帝はその力を誇示するため、各地に「毛刈り隊」を派遣して人々をハゲにしようとします。人々の髪の毛の自由と平和を守るため、「鼻毛神拳」を使うボボボーボ・ボーボボが登場。彼は自らの鼻毛神拳で、マルハーゲ帝国を打ち破ることができるのでしょうか。

ここがおすすめ!

不条理なギャグが盛りだくさんな本作ですが、一番の特徴は、どこまでがボケか分からない点。敵味方関係なくキャラがボケ倒すため、収拾がつかないほどになってしまうのです。ラストにオチがないため、熱心な読者すら混乱してしまうほどの本作は、かなり攻め込んだ作品といえます。

幹部などの敵と決闘しながら打倒マルハーゲ帝国を目指すバトル設定でありながら、常に訳がわからないギャグで進行する『ボボボーボ・ボーボボ』。読みながら置いていかれないように、注意が必要です。

42位『約束のネバーランド』(2016年〜)

優しいママに平和な生活、そんな孤児院の正体は……

ジャンルダークファンタジー , サスペンス , SF

『約束のネバーランド』は、原作・白井カイウと作画・出水ぽすかの両名の漫画作品。2016年から2020年までジャンプで連載されていた人気作です。アニメは2019年1月に第1期が放送され、2021年1月より第2期が放送されました。

幼い頃から「ハウス」で育ってきた子供たちは、そこで12歳になるまで特車な教育を受けてきました。あるとき、ハウスを離れるコニーが忘れた人形を渡そうとしたエマとノーマン。しかし、コニーは「鬼」のための食肉として出荷されていきました。この光景を目撃した2人は、他の仲間たちと共に「ハウス」からの脱走を計画していきます。

ここがおすすめ!

重厚なサスペンスホラー作品である本作は、読み応え十分。全体的にただよう緊張感によって、ページをめくる手が止まりません。鬼が人間を喰べる世界の外は、どうなっているのか。子供たちは本当の平和を手に入れられるのか。先が気になる展開のオンパレードなので、一気に読むのがおすすめです!

43位『SKET DANCE』(2007年〜)

集中モードが冴え渡る!我ら学園のスケット団

ジャンル学園 , コメディ , 謎解き

『SKET DANCE』は、篠原健太の漫画作品。2007年に漫画連載が始まり、2011年にアニメが放送されてきました。なお、作者は後に描いた『彼方のアストラ』で、2019年の第12回マンガ大賞を受賞しています。

学園生活支援部、通称「スケット団」は、生徒たちの悩みを解決するなど、人助けを行う部活。所属しているのは、ボッスン・ヒメコ・スイッチの3人。3人は今日も、生徒からのヘンテコな依頼を受けて、なんとかかんとか解決していきます。基本はグダグダ、だけどやるときはやる「スケット団」の活躍を描いた作品です。

ここがおすすめ!

3人が依頼を受けることで発生する様々なイベントが、面白おかしく描かれています。ときに笑いあり、ときに感動ありと、バラエティ要素が盛りだくさんの作品です。適度な緊張感のなさもまた、本作の魅力でしょう。

舞台は学園なので、もちろん恋愛や友情などの青春要素も盛りだくさんです。スケット団の中には、過去に大きなトラウマも抱える人物も。ギャグでありながら深みがある、長編漫画として楽しめる漫画です!

44位『ニセコイ』(2011年〜)

ヤクザとマフィアの政略結婚!?

ジャンル学園 , ラブコメ

『ニセコイ』は、古味直志(こみなおし)が連載していた漫画作品。2010年代に見られた「ラブコメ三国志時代」を唯一生き延びた人気作品です。また、ジャンプの恋愛・ラブコメ作品の中で最も連載期間の長かった作品でもあります。

10年前に名前も知らぬ少女と結婚の約束をした一条楽は、高校生でヤクザの息子。彼の家である「集英組」は、新興のマフィア「ビーハイブ」と抗争寸前の状態でした。穏便に手打ちにしたい組長とボスは、互いの息子と娘を形上付き合わせることで合意します。こうして、楽とボスの娘である桐崎千棘(きりさきちとげ)との“ニセコイ”が始まるのでした。

ここがおすすめ!

楽と千棘の関係を軸に、複数のヒロインたちがアプローチしていく正統派作品。当然ながらドロドロの愛憎劇ではないため、華やかで可愛らしい作品となっています。主人公がヒロインたちの気持ちに鈍感すぎますが、これはラブコメ特有のものなので、ご愛嬌でしょう。

本作のポイントは、主人公である楽に未来を誓った相手がいる点です。楽は子供の頃に交わした約束を覚えており、この約束が作中のキーポイントに。約束や自分の気持ちで揺れる彼が最後にする選択は、必見です!

45位『暗殺教室』(2012年〜)

クラス総出の暗殺対象は超優秀な担任教師(危険生物)!?

ジャンル学園 , コメディ , SF

『暗殺教室』は、松井優征(まついゆうせい)が描いていた漫画作品。作者はかつて、同じジャンプの誌面で、『魔人探偵脳嚙(のうがみ)ネウロ』を手掛けてきました。本作は、そんな作者の名を一気に知らしめた作品です。

椚ヶ丘(くぬぎがおか)中学校3年E組は、落ちこぼれや素行不良ばかりの問題児クラス。そこに、黄色くてタコのような体をした生き物がやってきます。この生き物は、来年の3月までに自分を殺せるものが現れなければ地球を破壊すると宣言。こうしてE組の担任を務めることになった“殺せんせー”と、彼を殺そうとする生徒たちの、奇妙な学校生活が始まりました。

ここがおすすめ!

本来ならば「正義」の側にいる生徒たちが、「先生を殺す」という特殊な状況に置かれたブラックコメディ作品です。単純ではない人間関係を丁寧に描いており、反面教師的なメタファーを含んだ作品でもあります。

また落ちこぼれであるE組の生徒たちが、殺せんせーの指導で才能を磨いていくのも本作の大きなポイント。本気で生徒を成長させる殺せんせーの目的はなんなのか、どんどん謎は深まり1度読み始めると止まらなくなります!

46位『ダンダダン』(2021年~)

正反対な2人が奇怪な世界に足を踏み入れる!斬新でポップなオカルトバトル

ジャンルオカルト , バトル

『ダンダダン』は『チェンソーマン』や『地獄楽』でアシスタントを務めた龍幸伸が『少年ジャンプ+』にて連載するオカルトをテーマとしたバトル作品です。

宇宙人は信じていないけど幽霊は信じるJK・綾瀬桃と、幽霊は信じないけど宇宙人は信じるオカルトオタクの高倉健。幽霊や宇宙人への見解が正反対の2人は、己の正しさを証明しようとある勝負をします。

その結果、桃は宇宙人と接触して超能力が使えるように。対してオカルンこと高倉はターボババアの呪いを受けて変身できるようになってしまうのでした。

ここがおすすめ!

疾走感あふれるバトルシーンは見ごたえがあります!宇宙人や妖怪といった見たことない敵を相手に戦うので想像力を使うのですが、美麗な絵と高い構成力のおかげで不思議と動きが再現できます。

ギャルJKとオタクDK、妖怪と宇宙人など、混ぜるな危険なものを混ぜ合わせて生まれる化学反応を楽しんでほしい作品です。

47位『逃げ上手の若君』(2021年~)

松井優征が描く歴史もの!主人公は逃げの天才・北条時行

ジャンル歴史 , 剣戟

松井優征が『暗殺教室』完結後に連載をスタートさせたのは、SF色満載だった前作とは正反対の歴史漫画『逃げ上手の若君』です。

ときは1333年。鎌倉幕府を継ぐはずだった北条時行(ほうじょうときゆき)は突然の謀反によってすべてを失います。

まだ8歳だった時行は信濃国諏訪郡の神官・諏訪頼重(すわよりしげ)に保護され、類まれなる「逃げの才能」を見出されることに。逃げは恥とされる時代のなか、逃げることでで自らの運命を切り拓いていく北条時行の生涯が描かれていきます。

ここがおすすめ!

ジャンプ作品でもそう多くない歴史漫画、それをあの松井先生が描いているというだけで一見の価値あり!クセのあるキャラの描写はさすがで、人間だけどまるで妖怪のような雰囲気のある敵キャラが登場するとついワクワクしてしまいます。

最強じゃない主人公が努力や工夫を重ねて勝ち筋を見出していくストーリーに惹かれるという人にぜひ読んでほしい作品です。

48位『地獄先生ぬ〜べ〜』(1993年〜)

鬼の手で児童を守るファンタジーコメディ

ジャンルオカルト , アクション , 学園

『地獄先生ぬ~べ~』は、原作・真倉翔(まくらしょう)と作画・岡野剛(おかのたけし)の漫画作品。1990年代のジャンプを支えた人気作品の1つ。かつてアニメが放送されていたほか、2014年にはテレビドラマ化もしています。

「ぬ~べ~」の愛称で親しまれる小学校教師、鵺野鳴介(ぬえのめいすけ)。彼の左手は、鬼の力を封じ込めた「鬼の手」となっており、いつも手袋をして隠しています。そして彼は、「鬼の手」を使って霊や妖怪に関するトラブルを解決する霊能力者でもありました。クラスの子供たちを守るため、悪霊たちと戦っていきます。

ここがおすすめ!

幽霊や妖怪を前面に押し出した暗い作風と思いきや、ぬ~べ~のキャラもあり、気持ちよく読めます。基本的に1話完結構成であるため、テンポも軽快。「友情・努力・勝利」以外の要素も存分に盛り込まれた、ハイブリッドな作品です。

年齢や性別に関係なく楽しめるので、怖すぎない都市伝説や妖怪系の話が好きな人は、ぜひ手に取ってみてください!

49位『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』(1989年〜)

超人気ゲームの世界観がそのまま漫画に!

ジャンル冒険 , バトル , ファンタジー

『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』は、原作・三条陸と作画・稲田浩司の2人による漫画作品。ストーリーはオリジナルですが、大人気RPG「ドラクエ」シリーズを基にした作品です。20年以上の時を超え、2020年10月から2022年10月までの約2年間に、新作アニメが放送されました。

魔王ハドラーの野望が勇者たちによって打ち砕かれ、平和が訪れた世界。ダイは、モンスターたちが住む島で生きていましたが、ある日突然モンスターたちが凶暴化。そこに現れた「勇者の家庭教師」アバンの手で、事態は沈静化します。ダイは戦うことを決め、アバンの指導を受けて、勇者としてハドラーに立ち向かうのでした。

ここがおすすめ!

ダイ一行の旅は、仲間との絆や親子の愛といった、人情的な内容でいっぱい。はじめは弱虫だった魔法使いポップの成長などは、思わず胸が熱くなります。異種族との戦いを通じて人間の強さを見せてくれる作品です。

また作中にはゲーム「ドラゴンクエストシリーズ」にも登場する呪文が、多くでてきます。アニメオリジナルの呪文の中には、ゲームに逆輸入されたものも。冒険漫画好きはもちろん、ドラクエ好きにもおすすめできる1作です!

50位『ブラッククローバー』(2015年~)

魔力0で目指す魔法帝への道!諦めない熱血主人公が魅力

ジャンルバトル , ハイファンタジー

最終章に突入して盛り上がりを見せる『ブラッククローバー』は、アニメ化もされた田畠裕基が描く少年魔法ファンタジーです。

誰でも魔法が使える世界。孤児院で育ったアスタとユノはともに魔法帝を目指していました。魔法の才能あふれるユノとは対照的に、アスタは魔力を一切持たないイレギュラーな存在であることがわかります。

それでも諦めないアスタが手にしたのは、魔法を打ち消す「五つ葉の魔導書’グリモワール)」でした。魔力が0だから使えるこの魔導書を武器に、アスタは夢へと邁進していきます。

ここがおすすめ!

友情・努力・勝利を詰め込んだ、これぞジャンプ漫画!的な王道少年漫画です。やっぱり諦めない主人公は読んでいて勇気をもらえます。

ラスボスが判明してからはいろいろと事態が急展開で動いて、ますます面白くなりました。やや冗長だったアニメでリタイアしてしまった人も、ぜひ原作を読んでみてほしい!

【51位〜60位】押さえておきたい名作ぞろい!

51位『あかね噺』(2022年~)

目指せ真打!JKが落語界に嵐を巻き起こす

ジャンル落語

尾田栄一郎が推薦コメントを寄せたことで話題となった落語漫画『あかね噺』は、少女が「真打」を目指して奮闘する物語です。

桜咲朱音(おうさかあかね)は幼い頃から落語家である父の落語が大好きでした。しかし父は夢だった真打になることが叶わず……。

時が経ち17歳になった朱音は、父の落語を認めさせるため自ら落語家になることを決意。父の師匠・阿良川志ぐま(あらかわしぐま)の門を叩いた朱音は、まずは見習いから落語家人生をスタートさせます。

ここがおすすめ!

寄席の空気感が伝わってくる描写がすごい!落語の演目に没入する感覚でこの漫画自体にも没入することができます。主人公がJKでテーマが落語。一見するとジャンプらしくないのですが、朱音の熱血なところや努力で這い上がっていくところなどは少年漫画らしい痛快さがあります。

彼女のひたむきさは青春ものっぽい爽やかさもあって、バトル漫画の合間に読みたい作品です。

52位『遊☆戯☆王』(1996年〜)

世界No.1のトレーディングカードゲームを生んだ名作!

ジャンルカードゲーム , バトル , SF

『遊☆戯☆王』は、高橋和希の手によって描かれた漫画作品。1996年の連載開始以来、本作のタイトルは今なお絶大な人気と影響力を有する作品です。1998年及び2000年の本作アニメ化以来、本作をベースにした後続アニメ作品が作られ続けています。

いじめられっ子の武藤遊戯(むとうゆうぎ)は、祖父のゲーム屋に住む高校生。彼は、祖父がエジプトで見つけた「千年パズル」を完成させることに成功します。すると彼の中に、「闇遊戯」と呼ばれる別人格が生まれました。彼は悪事を働く者たちに「闇のゲーム」を仕掛けて制裁する、ダークヒーローとして活躍し始めます。

素手や武器を用いるバトルが主流の中、ゲームで戦うという新しいスタイル。特に、作中のカードゲーム「マジック&ウィザーズ」は、様々なカードモンスターが現れる人気バトルです。遊戯の他にも、城之内といった友人の成長も大きなウェイトを占めています。

ここがおすすめ!

物語の初期は悪を成敗するダークヒーローが描かれる本作ですが、中盤からは1度登場し人気を博した「マジック&ウィザーズ」が物語の中心になります。オリジナルカードゲームを扱った唯一無二の漫画なので、カードゲームファンの人もぜひ読んでみてください!

53位『I''s(アイズ)』(1997年〜)

ハーレム主人公は一途で優しい

ジャンル恋愛 , 学園

『I''s』(アイズ)は、桂正和によって連載されていた漫画作品。これまでもジャンプで恋愛ものを描いてきた作者を代表する作品の1つです。コミック発行部数約1000万部を誇る、ラブコメ枠を支えてきた1作といえます。

恋愛に奥手な瀬戸一貴(せといちたか)は、高校1年の頃から葦月伊織(よしづきいおり)のことを想っていました。そうしてやきもきしている彼の元に様々なヒロインたちが現れ、彼の心は揺さぶられます。しかし、伊織への想いを貫きたい一貴は、彼女に告白しようと決心。一貴と伊織を中心とした、何人もの「I」(あい)が織りなす恋愛模様です。

ここがおすすめ!

この作品は、一貫して主人公の一貴の視点で物語が進んでいくのが特徴的。ヒロインたちの心情は吹き出しで語られることもないため、読者が彼の気持ちをより分かるようになっています。よくあるハーレムものとは一線を画した作品といえるでしょう。

最初から最後まで一途に1人の女性を思い続ける一貴。そんな彼に惹かれていく、魅力的な女性たち。読み進めれば、推しキャラがきっとみつかりますよ!

54位『ワンパンマン』(2012年~)

最強はつまらない?新感覚の主人公最強系バトルコメディ

ジャンルヒーロー , アクション , ギャグ

原作は大きな話題となったONEのWeb漫画です。『アイシールド21』の村田雄介が作画を手掛けるリメイク版が『となりのヤングジャンプ』にて連載されています。

主人公はヒーローになるという夢を叶えるため修行しすぎた結果、どんな敵もワンパンチで倒せるようになってしまった最強の男サイタマです。強すぎるゆえに無気力なサイタマは、周りから理解されない孤独を抱えながらも、今日も自分の信念を貫きヒーローとして人知れず誰かを救ったり救わなかったりします。

ここがおすすめ!

気の抜けたぬぼーっとした顔と、神レベルの敵も一撃必殺してしまう別次元の強さとのギャップが癖になります。見た目が見た目なので周りに舐められっぱなしなのですが、そこからの逆転劇的な展開が痛快。

だけどサイタマはあくまでヒーローは趣味というスタンスを貫いていて、その背中がかっこよすぎる……!スカッとできて迫力あるバトルを楽しみたい人におすすめ。

55位『マッシュル -MASHLE-』(2020年〜)

魔法の世界で筋肉おばけが無双する!

ジャンルハイファンタジー , バトル , ギャグ , 学園

『マッシュル -MASHLE-』は魔法の世界を舞台に、魔法とは真逆の特徴を持った主人公が活躍する、甲本一のバトル漫画です。

魔法の使用が当たり前であり、魔法を使えない人間は殺されてしまう世界。魔法が使えない少年・マッシュ・バーンデッドは、養父の言いつけで毎日ガッシャガッシャと筋トレをして過ごしていました。

ある日彼の存在が魔法警察にバレ、隠していた養父と共に命の危機に見舞われます。しかしマッシュはその場を人並み外れた筋肉で制し、力を認められた1人の警察官からある提案をされるのでした。

ここがおすすめ!

本作はなんと言っても、魔法が使えない主人公が魔法にとんでもない筋肉で対抗するシーンが痛快です。生身で受ければ即死してしまうであろう魔法を、真顔でペシっと弾く姿には思わず笑ってしまいます。

一風変わった魔法漫画を読みたい人には、特におすすめです!

56位『シャーマンキング』(1998年〜)

霊を憑依させる新感覚アクション漫画!

ジャンルファンタジー , バトル

『シャーマンキング』は、武井宏之の漫画作品。1998年から2004年までの間連載されましたが、いったん打ち切りで終わってしまいました。しかしその後、掲載誌を変えて続編となる作品を連載しています。また2001年にはアニメ化もしていた本作ですが、2021年から2022年にかけてアニメ第2弾も放送されました。2022年のアニメ最終話の後には、続編の制作も発表されています。

墓場で戯れ、霊と交流することができる朝倉葉(あさくらよう)は、シャーマンの1人。500年に一度行われる「シャーマンファイト」に出場するため、東京に来ていました。小山田まん太はそんな彼と出会い、知られざるシャーマンの世界を知るように。彼らは仲間となるシャーマンや霊たちと力を合わせ、「シャーマンファイト」に参加します。

ここがおすすめ!

霊を憑依(ひょうい)させて戦う手法は、当時から目新しいファイトスタイルでした。基本的にストーリーの緊張感がゆるく、コミカルな作風ながら、締めるところは締めるメリハリのある作品です!

57位『アオのハコ』(2021年~)

恋愛×スポーツで描く透明度100の青春

ジャンル恋愛 , スポーツ , 青春

『アオのハコ』は正統派の青春部活ラブストーリーです。

スポーツ強豪校のバドミントン部部員の猪股大喜(いのまたたいき)は、体育館で一緒になる女子バスケ部の先輩・鹿野千夏(かのちなつ)に想いを寄せています。人気者の千夏とはなかなか接点のない大喜でしたが、ひょんなことから彼女が大喜の家に居候することになり!?

インターハイに行こうとお互いを鼓舞しあえる仲になった2人は、恋に部活に、全力で青春をしていきます。

ここがおすすめ!

少女漫画といわれても納得してしまうくらい、爽やか100%の青春ストーリーです。同時にスポーツ漫画としても楽しめるくらい、メインキャラたちの競技へのひたむきさが丁寧に描かれています。

すごくシンプルですが、だからこそ高校生たちの等身大の青春が染みます。恋っていいな、と思わせてくれる直球の青春ものです!大喜の同級生の雛(新体操部)が絡んできてからの展開も必見。

58位『食戟のソーマ』(2012年~)

おあがりよ!ありそうでなかった痛快料理バトル

ジャンルグルメ , 学園 , バトル

アニメも5期まで放送されたグルメバトル漫画『食戟のソーマ』。少年漫画らしいバトル要素と飯テロな料理作画、おいしい食事で弾け飛ぶ衣服といったお色気がスパイスとなっている料理漫画です。

下町の定食屋で父の背中を追う幸平創真(ゆきひらそうま)は、父の命令で超名門料理学校に入学することになります。生徒は料理の英才教育を受けてきたエリートばかり。そんな環境のなかで定食屋育ちの幸平は、料理による決闘「食戟」でライバルたちと切磋琢磨しながら料理の腕を磨いていきます。

ここがおすすめ!

きちんと監修が入っている料理がどれもおいしそう!斬新な創作料理もメニューによってはちゃんとレシピが紹介されていて、自分で再現することもできます。

料理に情熱を捧げる高校生たちがみんな熱血なのも魅力で、個性的なキャラの動かし方も細かいところまで丁寧に作り込まれている印象。これを読むとキッチンに立ちたくなります!

59位『地獄楽』(2018年〜)

神秘の極楽に待ち受けるのは生か死か

ジャンル時代劇 , 剣戟 , ファンタジー

『地獄楽』は賀来ゆうじが描く、神秘を詰め込んだファンタジーアクション漫画です。「少年ジャンプ+」で配信されていた作品で、2023年4月からテレビアニメも放送されます。

江戸時代末期、かつて最凶の忍として恐れられた画眉丸(がびまる)は、打ち首執行人・山田浅ェ門佐切からある提案をされます。その提案とは、無罪放免となるため政府が計画する不老不死の仙薬探しに参加すること。

愛する妻にもう一度会うため数人の死罪人と共に参加を決意する彼は、仙薬に関する驚愕の事実に直面するのでした。

ここがおすすめ!

限られた人間である島に渡り、サバイバルが繰り広げられる本作。孤立した場所で謎が渦巻くクローズド・サークル作品としても楽しめ、バトルだけでなくサスペンスが好きな人にもおすすめ!

また死罪人や打ち首執行人など1人1人のキャラが濃いので、必ず推しキャラがみつかりますよ!

60位『ウィッチウォッチ』(2021年~)

魔女と使い魔たちの抱腹絶倒、ときどきキュンな同居生活

ジャンルファンタジー , コメディ , 学園

『ウィッチウォッチ』は『SKET DANCE』『彼方のアストラ』の篠原健太が描くマジカルコメディです。

鬼の力を持つ乙木守仁(おとぎもりひと)と、魔女の若月ニコは幼馴染。1年以内に災いをもたらすと予言されたニコを護衛するため、守仁は彼女の使い魔として一緒に暮らしながら彼女を守っていくことを決意します。

気づけば乙木家は魔女と複数の使い魔たちが暮らすシェアハウス状態に!ニコの淡い恋心も絡みながら、ドジっ子魔女の引き起こすトラブルで騒がしい日常が繰り広げられます。

ここがおすすめ!

相変わらずキレのあるギャグが展開される篠原作品で、『SKET DANCE』好きなら読んで損はありません!なんならコラボした回も登場して、スケット団が登場するというファンサービスもあります。

基本はテンポのいいギャグやへんてこな魔法で軽快に進んでいきますが、シリアス寄りな本編ストーリーもきちんとおもしろいのでご安心を。同居人が一通り揃ったら本領発揮となるので、そこまではまず読んでみてほしいです。

【61位〜70位】刺激的で個性的なタイトルがずらり

61位『斉木楠雄のΨ難』(2012年〜)

超能力も万能すぎればもはやギャグ!?

ジャンルギャグ , SF , 超能力 , 学園

『斉木楠雄のΨ難』(さいきくすおのさいなん)は、麻生周一が描いてきた漫画作品。7回もの不定期読み切り掲載が行われた後、2012年から正式に連載が始まりました。アニメも第3期まで放送されています。

高校生、斉木楠雄は超能力者。とてつもない能力の持ち主である彼は、その力が他人にばれないよう、目立つことを避けながら生きてきました。しかし、高校生活で人助けをするうちに、彼の周りにはいつしか大勢の(めんどくさい)友人がいるように。個性あふれるクラスメイトたちに心の中で的確にツッコミを入れながら、彼の一日は賑やかなものへとなっていきます。

ここがおすすめ!

本作のポイントは主人公が超能力者なのにギャグ漫画である点、そして超能力者なのにツッコミである点です。目立たず過ごそうと考える超能力者が1番普通で、周囲の人物が全員激ヤバ。心が読めるからこその的確なツッコミが冴え渡ります。

また斉木の超能力は本当に最強なので、彼の万能ぶりには読者がツッコミを入れることになるのです……!

62位『ルリドラゴン』(2022年~)

人とドラゴンのハーフ女子高生がゆるっと送るスクールライフ

ジャンルファンタジー , 日常

『ルリドラゴン』は連載開始当初からその不思議な空気感で話題となった眞藤雅興初の連載作品です。2022年夏から無期限休載に入っており、ファンが再開を待ちわびている作品でもあります。

普通の女子高生・ルリはある日目覚めたら角が生えていました。それを見た母は、実は父親が龍だと衝撃の事実をカミングアウト。

ルリはドラゴンは空想上の生物じゃなかったのか、と考えながらいつも通りに登校します。ルリは急に変わっていく体質に戸惑いながらも、わりと以前と変わらぬ日常を送っていくのでした。

ここがおすすめ!

本作の特徴をひとことで表現すると、ゆるかわいいです。角が生えているクラスメイトを変に色眼鏡で見るわけでもなく、へ~生えたんだくらいの温度感で受け入れていく雰囲気が心地良い。

ルリちゃんは角だけでなく、次々龍っぽい体質がでてきてしまうのですが、2巻以降、そのあたりがどう描かれていくか楽しみです。

63位『タコピーの原罪』(2021年~)

救いはある?痛々しくて壮絶な小学生ドラマっピ

ジャンルヒューマンドラマ , SF , いじめ

『タコピーの原罪』は『少年ジャンプ+』で短期連載され、あまりに強烈な内容から賛否両論となった話題作です。

地球にやってきたハッピー星人タコピーの目的は地球にハッピーを広めること。そこでタコピーは自分を助けてくれた小学4年生の少女・久世しずかを笑顔にしてあげようと、惑星のハッピー道具を駆使します。

しずかの現状は、困窮した家庭環境に執拗ないじめとハッピーとは対極なところにありました。人の倫理観を理解しない無垢なタコピーは、罪悪感ゼロで小学生たちの世界を狂わせていきます。

ここがおすすめ!

救いようのない大人たちのもとで生きていくしかない小学生たちの狭い世界に、悪意を理解できないタコピーが加わることで、地獄の闇鍋のような辛くてしんどい展開が続いていきます。

いじめ描写や薄暗い展開が苦手な人にはおすすめできないのですが、ガツンとパンチのある作品を読みたい人にはおすすめ。タコピーのかわいさにつられて読むと裏切られるので心の準備を!

64位『プラチナエンド』(2015年~)

これぞ難解で美しい大場×小畑の世界!神候補13人による神選び

ジャンルデスゲーム , ファンタジー , サスペンス

『DEATH NOTE』『バクマン。』に続く大場×小畑のタッグ作品『プラチナエンド』。天使が人間にデスゲームを仕掛け、人間が存在する意味を問いかけていく哲学的なストーリーが展開されていきます。

生きる気力をなくした架橋明日(かけはしみらい)は、天使のナッセに救われ天使の能力を与えられます。明日と同様に天使から力をもらった人間は全部で13人。その13人は神候補であり、999日の間に誰が神になるかを決めるよう言い渡されます。

神にふさわしいのは誰か、13人の思惑が動き始めるのでした。

ここがおすすめ!

生きる意味や善悪、幸福などを考えさせられるかなり重い作品。さらっとは読めないので、腰を据えて読むことを推奨します!

「デスノ」の心理戦が好きな人はかなりハマるはず。ハッピーエンドに飽きたという人はぜひ本作に手を伸ばしてみてください。

65位『めだかボックス』(2009年~)

これぞ西尾維新ワールド!言葉遊びを楽しめる漫画

ジャンル学園 , コメディ , バトル

『めだかボックス』は西尾維新が漫画原作を手掛けた学園コメディです。

完璧超人な黒神めだかは、1年生にして箱庭学園第98代生徒会長となります。彼女の公約通り、生徒たちがいつでもどんな悩みでも投書できる目安箱を設置。めだかはそこに寄せられる悩みを、幼馴染の人吉善吉(ひとよしぜんきち)とともに解決していきました。

いつしか目安箱は「めだかボックス」と呼ばれ、生徒会にも個性豊かなメンバーが集います。生徒会はやがて理事長のある陰謀を知ってしまい……。

ここがおすすめ!

入り口は生徒会のお悩み解決日常系ですが、中盤から異能力バトルとなっていきます。とくにバトルでは「言葉(スタイル)」を武器とする戦い方も登場して、髄所で西尾維新節が楽しめます!

胸を強調しすぎなキャラデザが気になる人は気になってしまうかもしれませんが、凝った設定が性癖という人にはおすすめです。

66位『べるぜバブ』(2009年~)

最凶不良×魔王ベビーが大暴れ!

ジャンルバトル , ファンタジー , 不良 , コメディ

『べるぜバブ』は喧嘩に育児に多忙な不良を描くバトルコメディです。

不良高校の中でも最強と恐れられる高校生・男鹿辰巳(おがたつみ)は、桃太郎よろしく川を流れてきた赤ん坊・ベル坊を拾います。ベル坊の正体は、人類滅亡を目論む大魔王が魔界から送り込んできた大魔王の息子だったのです。

知らないうちに交わされた契約によりベル坊と離れることができなくなった男鹿は、「子連れ番長」と呼ばれながらしぶしぶベル坊の親代わりとして子育てをすることになります。

ここがおすすめ!

バトルもギャグも満載で、さらに男鹿とベル坊の関係性にはホームドラマ的な温かさもあって、いろんな要素を楽しめる欲張りな作品です。なんといってもベルゼバブがかわいい!かわいさも摂取しながら、小難しいことを考えないでシンプルにバトルを楽しめます。

67位『ゆらぎ荘の幽奈さん』(2016年〜)

地縛霊と同居で格安のお部屋はいかが?

ジャンルラブコメ , ハーレム , SF

『ゆらぎ荘の幽奈さん』は、ミウラタダヒロが描く漫画作品。なお、作者が作画を担当した前作は「ラブコメ三国志時代」の一角、『恋染紅葉』(こいそめもみじ)です。

冬空コガラシは、除霊の仕事で肩代わりした借金を返す、高校生兼霊能力者。長い野宿生活から脱したい彼は、家賃無料の永住権有りアパートに住むことに。永住権獲得の条件は、その部屋に棲みついた霊を除霊出来たらというもの。コガラシは早速除霊を始めますが、出てきた地縛霊は、なんと年頃の女の子の霊でした。

ここがおすすめ!

数あるラブコメ作品の中でも、本作はややお色気多めの作品です。ちょっとエッチなドタバタコメディ作品ということで、メイン読者層に1番突き刺さる内容となっています。また、バトルアクションものとしても楽しめる作品です。

メインヒロインは地縛霊の幽奈ですが、ゆらぎ荘には人間ではないキャラも含め個性豊かな女性がたくさん。しっかりとハーレムも楽しめるラブコメです!

68位『ピューと吹く!ジャガー』(2001年〜)

ジャガーが巻き込むふえ科の不条理な日常

ジャンルギャグ

『ピューと吹く!ジャガー』は、うすた京介が描く漫画作品。「すごいよ!!マサルさん」で一躍有名となった作者がその後手掛けた作品です。これまでの作品の中で、最長の連載期間と850万部というコミック累計発行部数を記録しています。

酒留清彦(ピヨ彦)は、大学と就職を蹴ってギタリストを目指す青年。色々なオーディションを受ける中で、彼は謎の笛吹き男ジャガージュン市(ジャガー)と出会います。出会って以来、何かとジャガーに付け回されるピヨ彦は、スター養成学校へ入学。そこで彼を待ち受けていたのは、なぜか入学していたジャガーでした。

ここがおすすめ!

本作の序盤は、ジャガーとピヨ彦を中心に、シュールなギャグが展開されていきます。だが、徐々に登場人物の「痛い部分」をえぐり出して笑いに変える手法へと転換。作者特有のシュール路線から一転した意欲作となっています。

ガリプロのふえ科で巻き起こるクスっと笑ってしまう日常は、青春も感じられる内容です!

69位『ぼくたちは勉強ができない』(2017年〜)

文系理系の天才は勉強の天才とは限らない!?

ジャンルラブコメ , 学園

『ぼくたちは勉強ができない』は、筒井大志(つついたいし)の漫画作品。アニメは、2019年に2期構成で制作されました。

唯我成幸(ゆいがなりゆき)は、文系科目では古橋文乃(ふるはしふみの)に、理系科目では緒方理珠(おがたりず)に一歩及ばぬ成績。進学費用全額負担枠を希望する彼に学園側が出した条件は、「文乃と理珠を希望の大学に合格させること」でした。

しかし文乃は理系学部、理珠は文系学部の進路希望で、2人ともそちらの成績はてんでダメ。はたして、成幸は教育係として、2人を合格させることができるのでしょうか。

受験勉強を題材とする斬新な恋愛ものの作品。勉強を通じて主人公の優しさに惹かれていくヒロインたち、しかし控えるは受験、そしてやがて卒業――。そのじれったさがなんとも甘酸っぱい作品です。

ここがおすすめ!

本作のメインヒロインは主に3人です。低身長で巨乳の理知的な少女とスラッと貧乳の人の気持ちに敏感な少女、そして天真爛漫で一途な少女。三者三様の良さがあり、全員が主人公との距離を縮めていきます。読む際は、ぜひ推しキャラをみつけてその女の子を応援してみてください!

70位『アクタージュ act-age』(2018年〜)

アクタージュ act-age
©マツキタツヤ・宇佐崎しろ/集英社

役者として成長する少女の本格お仕事漫画

ジャンル演劇

『アクタージュ act-age』は、原作・マツキタツヤと作画・宇佐崎しろの両名が手掛ける漫画作品。惜しくも作者の都合により打ち切りとなってしまいましたが、その期待値はジャンプ随一の作品でした。

夜凪景(よなぎけい)は、整った容姿と抜群の運動能力を持つものの、一風変わった性格のせいか孤立気味の高校生。両親がいない中で弟と妹を養う必要から、彼女は芸能事務所のオーディションに参加。結果は不合格でしたが、彼女の演技が審査員を務めた映画監督、黒山墨字(くろやますみじ)の目に留まります。彼の「スタジオ大黒天」に所属することとなった景は、女優としての一歩を踏み出したのでした。

ここがおすすめ!

才能はあるものの、まだまだ粗削りで感情を上手く出せない女優の卵の物語。役者の役作りなど、演技表現に深く切り込んでおり、なかなか触れられないテクニカルな部分が見られる作品です。

ジャンプの中では、大人向けと言える本作。題材としては珍しい「役者」を扱っているので、興味がある人はぜひ手に取ってみてください!

全部読破してる?おすすめジャンプ漫画を読んで少年の感覚を取り戻せ

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