2023年9月5日更新

【2023年版】おすすめ漫画ランキングTOP130!編集者がガチで面白いと思った神作を熱弁

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©ciatr / イラスト:175

次々と新作や話題作が生まれる漫画の世界。せっかく時間を割いて読むなら、間違いなく面白いと思える作品を読みたいもの。 そこでこの記事では、三度の飯より漫画好きなciatr編集部メンバーが本気で選んだおすすめ漫画130作品をランキング形式で紹介します!

この記事を検収したライター・編集者について
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初めて買ったコミックスは『天使なんかじゃない』。「テニプリ」と共に青春を過ごし「フルバ」に情緒を培われた漫画アニメ好きライターです。王道が好きでジャンプ看板作品やメディア化された漫画はだいたい読みます。いま注目してるのは『正反対な君と僕』です! 特別好きなのは椿いづみ先生作品。最近はハルタ系がお気に入り。厳選したエリート作品ばかりなので、ビビッとくる作品と出会えますように!

ciatrライター・双海しお

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毎日出社前に必ず本屋に立ち寄って漫画コーナーを物色している根っからのオタク。最近よく読むのはアフタヌーン系漫画。ちょっと皮肉っぽかったりシュールな作品が最近のブームかもしれません。(大人になったなぁ) 今回の130選は、双海さんと編集部のメンバーで何日も頭を抱えて吟味した作品です。誰かの「丁度こういうの読みたかった」に刺さる作品が見つかれば……!

ciatr編集部員・MT

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小学生の頃は『ちゃお』が私のバイブルでした。ここ2年くらいは毎日のように漫画を読んでいます。好きなのは『君に愛されて痛かった』や『十字架のろくにん』などの鬱・復讐漫画系。『いじめるヤバい奴』などのカオスな作品も好きです。 王道の作品は読み尽くしてしまった気がするのでマイナーな作品をどれだけ発掘できるかを日々の楽しみにしてます!読む人がどハマりできる1冊が見つかりますように!

ciatr編集部員・ゆんちぃ

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2023年ガチで面白いおすすめ漫画

まずは今が旬、「このマンガがすごい!」「マンガ大賞」などで話題になった作品を紹介していきます。一癖も二癖もある新しい作風の作品を集めたので、とにかく最新の話題作をキャチアップしたいという人はここで紹介している10作から始めてみてはいかがでしょうか。

1位 『ダーウィン事変』
2位 『ルックバック』
3位 『ゴールデンカムイ』
4位 『ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ』
5位 『サマータイムレンダ』
6位 『ウマ娘 シンデレラグレイ』
7位 『チ。―地球の運動について―』
8位 『怪獣8号』
9位 『海が走るエンドロール』
10位 『小悪魔教師サイコ』

1位『ダーウィン事変』

人間×チンパンジーのヒューマンジーが人のあり方を問う衝撃作

作者うめざわしゅん
掲載誌アフタヌーン(講談社)
掲載年2020年~(既刊4巻)

「マンガ大賞2022」大賞を受賞した『ダーウィン事変』。人であり人ではないヒューマンジーが人間の価値観に一石を投じるメッセージ性の強いヒューマンドラマです。

動物と人間の境界線上に立つチャーリーの視点は、人間側に立つ読者をかなり真正面から殴ってきます。「人間なのってどんな感じ?」というチャーリーのセリフはまだ全然序の口。生きることや食べること、殺すことについて考えずにはいられなくなります。

同時にアメコミ的面白さもあって、人を卓越する五感と運動能力を持つ彼が敵のアジトに攻め込むシーンは熱くなります。

(著:双海)

あらすじテロ組織「動物解放同盟(ALA)」は襲撃先の研究所で妊娠中のチンパンジーを保護します。彼女が生んだのは、チンパンジーと人間のハーフ・ヒューマンジーでした。

15年後、ヴィーガンの両親に育てられた世界で唯一のヒューマンジーであるチャーリーは高校へ編入。彼を待っていたのは平和な学園生活とは程遠い日々でした。初めての人間の友達・ルーシーと共に、チャーリーはテロ組織や政治家の思惑に巻き込まれていきます。

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漫画の新時代きたなと。社会派なテーマだけど、アクション・恋愛のバランスの良さも気に入ってます!

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私もずっと気になっていたので1巻読んでみました!ところどころで炸裂するチャーリーのパワーワード、色々と考えさせられました。

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2位『ルックバック』【完結】

2人の少女は何を振り返るのか?藤本タツキが贈る鳥肌モノ読切

作者藤本タツキ
掲載誌少年ジャンプ+(集英社)
掲載年2021年(全1巻)

『ルックバック』は『チェンソーマン』の鬼才・藤本タツキの読み切り長編漫画。全1巻の本ですが、その中に100分の映画がつまっているような完成度の高さが印象的な作品です。

才能と嫉妬と羨望、そして友情とが奇妙に混ざり合い、読み終わったときになんとも言えない混沌が胸に押し寄せるでしょう。

特に自分で漫画を書いたり作品を作ったりしたことがある人が読むと、創作し続けることの苦しさと楽しさを代弁してくれている名作だということに気が付くと思います。

(著:MT)

あらすじ田舎に暮らす2人の小学生、藤野と京本はお互いに接点なく暮らしていました。自分の才能を信じて疑わない藤野と、引きこもりの京本は漫画を通じて運命の出会いを果たすことに。

数年後、相変わらず漫画を描くことに情熱を燃やしていた2人に、転機となるある事件が襲いかかるのでした。

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マジで映画化しても良いレベルだと思いました。創作者にしか描けない作品。

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私は新作の『さよなら絵梨』映像化して欲しい!読んでいて鳥肌が立ちました……。

3位『ゴールデンカムイ』【完結】

読めば読むほど深みにハマるッ!バトル・グルメ・サバイバル、欲張って全部楽しめッ!!!

作者野田サトル
掲載誌週刊ヤングジャンプ(集英社)
掲載年2014年〜2022年(全31巻)

「金カムって何ジャンルの漫画なの?」「何ジャンルって言い表せないんだよな〜、グルメも歴史もサバイバルもバトルも全部ぶっ込んでる漫画!」こんな会話を何度したかわかりません。一言では言い表せない漫画、それが『ゴールデンカムイ』です。

手塚治虫文化賞をはじめ数々の漫画賞を受賞しており、すでにアニメ化されています。また、実写化も決定しています。

男同士がぶつかり合うアツいバトル、読めば食べたくなるアイヌ料理の数々、次から次へと出てくる変態キャラたち、シリアスなシーンに割り込んでくるコメディ要素……。野田サトルワールド全開の必修科目です。

(著:アオバ)

あらすじ日露戦争での武功から「不死身の杉元」と呼ばれる主人公。戦後、とある目的を果たすべく大金を手に入れたい杉元は、北海道へ赴きます。

そこには、アイヌが隠した埋蔵金の手がかりが!?アイヌの少女アシリパや脱獄王の異名を持つ白石も仲間に加わり、埋蔵金探しの旅が始まります。

同じく埋蔵金を探す陸軍・第七師団、新撰組の生き残りである土方歳三なども参戦し、埋蔵金探しは混戦へッ!!男同士ががぶつかり合う究極のバトルいざ開幕ッ!!!!!!

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うわぁなんじゃこの漫画!おもしれぇぇ!と思った作品です。とくに終盤、加速していくバトルからは目が離せませんでした。私は杉元か鯉登と結婚したいです。

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マジでてんこ盛り漫画でしたね!一瞬でハマる!私は圧倒的に尾形推しでした。

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4位『ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ』

かわいいだけじゃない!不条理さに引き込まれるちいかわワールド

作者ナガノ
掲載誌連載(Twitter) , 書籍(講談社)
掲載年2020年~(既刊3巻)

『ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ』はTwitterでの連載から火がついたちいかわ達の日常がつまった作品。

ときどき現れる過酷で風刺のきいた世界観がクセになります。癒し多めのホロ苦ギャグといった感じ。ちいかわたちはかわいいだけで生きていけるわけではなく、コツコツ労働もするし敵の討伐もしなくてはなりません。

ゆるかわでのほほんと生きていても不条理な目に合う。その事実がリアルを生きる読者の救いになっているのかな、と。栗まんじゅうに自分を重ねて「ゴクッ、ッハーッ」と現実逃避するのが好きです。

(著:双海)

あらすじなんか小さくてかわいいちいかわは、愛されて優しくされて生きていきたいと思っています。実際友達のハチワレやうさぎと平和で楽しい毎日を送っているのですが、ちいかわの世界は優しいだけではなく……。

周りには「あはっ あはっ こんなになっちゃった…」と泣いているキメラもいるし、「ギチギチ」鳴く虫も討伐しなくてはいけない。意外にもハードなちいかわの世界が幕を開けます。

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『かわいいだけじゃない!ちいかわ』みたいなタイトルにしておいてもろて……(じわりと抉られたので)。

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私もただのゆるキャラ漫画だと思って正直ナメてました……。

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5位『サマータイムレンダ』【完結】

幼なじみの死から始まる謎多き「影」との戦い。背筋凍る離島サスペンス

作者田中靖規
掲載誌少年ジャンプ+(集英社)
掲載年2017年~2021年(全13巻)

アニメ化・実写化が決まって注目を集めている『サマータイムレンダ』は、離島を舞台にしたタイムループ系SFサスペンスです。

肌が焼き付くような暑さの描写が、そのまま読者の心をジリジリとさせる恐怖に変わっていきます。青春群像劇っぽい表紙とは裏腹に、影とのスリリングな攻防戦が展開。

先の読めないストーリー、伏線モリモリなサスペンス、そこにのどかな風景が重なってゾクッとくる……と言えばそう『ひぐらしのなく頃に』。「ひぐらし」が好きな人は絶対ハマる!ハマりました!

(著:双海)

あらすじ慎平は家族同然の幼なじみ・潮の訃報を受けて、生まれ育った日都ヶ島(ひとがしま)に帰郷します。海の事故と聞いていた慎平ですが、遺体には他殺と思われる傷があったり、潮が助けた女の子の一家が忽然と姿を消してしまったり不可解な点がありました。

島の老人はそれを風土病「影の病」だと言うのです。病にかかると、影を見る。影を見たものは死ぬ。慎平には信じられない話でしたが、潮の妹・澪が数日前に影を見たと言い出し……。

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「シュタゲ」好きも読みましょう。タイムリープの使い方が良きです。

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正直一度読んだだけだとこんがらがるかも。解説を見ながら時系列整理するのおすすめ!

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6位『ウマ娘 シンデレラグレイ』

伝説の軌跡を体感!オグリキャップ描く熱いシンデレラストーリー

作者Cygames(原作) , 久住太陽(漫画) , 杉浦理史(脚本) , 伊藤隼之介(企画構成)
掲載誌週刊ヤングジャンプ(集英社)
掲載年2020年~(既刊7巻)

『ウマ娘 シンデレラグレイ』は後に伝説となるウマ娘・オグリキャップの軌跡を描く物語です。

アニメ「ウマ娘」が切磋琢磨するウマ娘たちを描く青春群像劇なのに対して、本作はオグリキャップという1本軸で描いていく成長譚。彼女がダービー界の伝説となっていく過程が、史実を織り交ぜながら熱く描かれていくので、王道な少年漫画が好きな人が読むとかなりハマると思います。

実際のオグリキャップは「なんかすごい」程度にしか知らなくても、その生き様を知っていく度に興奮すること必至!疾走感ある絵にも惹き込まれます。

(著:双海)

あらすじツィンクル・シリーズ(中央)が賑わいとは対照的に、岐阜県にあるカサマツレース場は閑散としていました。カサマツトレセン学園から中央へと行けるウマ娘も出ていません。

心の底から応援できるウマ娘がいないことを嘆いていたトレーナー北原が見つけたのは、新入生のオグリキャップでした。彼女の走りに魅了された北原は彼女をスカウト、新チームを設立します。

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事実は小説より奇なりを地で行くワクワク感がすごい!

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アニメも泣けたけど、漫画は胸が熱くなる!!

7位『チ。 ―地球の運動について―』

地と血と知が渾然一体となった大作!地動説めぐる信念の物語

作者魚豊
掲載誌ビッグコミックスピリッツ(小学館)
掲載年2020年~(既刊7巻)

手塚治虫文化賞のマンガ大賞を受賞をはじめ各賞レースで上位に必ずいるのが、この『チ。 ―地球の運動について― 』。2022年4月に連載完結したので、ぜひこのタイミングで読んでほしい話題作です。

冒頭をちょっと読んだだけで、これはヤバい漫画だと確信。ラファウが理屈抜きで自分の直感を信じる姿の迫力に、気圧されるように続きを買ってしまいました。

天文学に詳しいわけではないので全部は理解できていないかもしれない。だけど、自分の信じたい真理を追究する人々の激情に、読んでいるこちらも興奮してくるような、まさに圧巻の作品です。

(著:双海)

あらすじ15世紀前半、ヨーロッパのある王国ではC教が絶対的であり、地動説を唱える者は異端者として容赦なく火あぶりの対象に。合理的な考えの持ち主である神童ラファウは、天文に興味がありながらも、周りから求められるまま大学で神学を専攻しようと考えていました。

しかしラファウは異端者フベルトと出会います。数日間の彼との会話が、ラファウの心に火をつけ、ラファウは彼の語る地動説の美しさに魅了されるのでした。

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地動説オタクたちの情熱には同じオタクとして共感せざるを得ない。

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自分が信じていることを信じ続けることが出来る世の中でよかった……。

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8位『怪獣8号』

人型怪獣(32歳)の夢は防衛隊員!対極から夢を目指す怪獣バトルアクション

作者松本直也
掲載誌少年ジャンプ+(集英社)
掲載年2020年~(既刊6巻)

2022年1番熱い怪獣漫画がこの『怪獣8号』です。幼い頃、ヒーローものに登場する怪獣にグッときた記憶がある人は買った方がいい漫画。

32歳のヒーローというのがまず刺さりました。同年代でなくても、諦めちゃった夢がある人は、諦めることを乗り越えようともがくカフカの姿に勇気をもらえるはず。

表紙の雰囲気がダークっぽいので『亜人』系かな?と思いきや、意外とコミカルで少年漫画の王道感アリ。バトルと日常のメリハリがあって割とサクッと読めるので、最近流行りのダークファンタジー系が苦手という人が読んでも面白いと思います!

(著:双海)

あらすじ怪獣大国の日本で、怪獣の死体解体業に従事する日比野カフカ(32歳)。かつての夢だった防衛隊員として活躍する幼なじみ・ミナを横目に、やさぐれた気持ちで過ごすカフカに朗報がもたらされます。なんと入隊試験の年齢制限が引き下げられたのでした。

後輩レノの後押しで再度夢に向かって動き出した直後、カフカは謎の小型怪獣に体内に侵入され怪獣に変身。防衛隊に怪獣8号と呼ばれる人型怪獣になってしまいます。

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相棒レノのヒロイン力高めなところが最高ですね。

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おじさんが頑張る姿が見たい人はぜひ!

9位『海が走るエンドロール』

65歳、映画を始める。チャレンジする勇気もらえるヒューマンドラマ

作者たらちねジョン
掲載誌ミステリーボニータ(秋田書店)
掲載年2021年~(既刊2巻)

『海が走るエンドロール』は65歳からのチャレンジをみずみずしく爽やかに描く作品です。 実はこの本、少女漫画カテゴリなんですが、運命の出会いで恋ではなく夢が動き出す展開が、少女漫画食傷気味の心にもおかゆのように優しく染みました。『メタモルフォーゼの縁側』に「ハチクロ」や「ブルピリ」混ぜた感じで、うみ子さんが動き出した2巻以降の展開に今後期待。 本作のリアルだけどどこかファンタジーっぽい空気感が好きなら同作者の『アザミの城の魔女』もぜひ!BLもいけるならたらつみジョン名義の『アルコホール・コミュニケイション』も美大生ものでおすすめです。

(著:双海)

あらすじ65歳のうみ子は数十年ぶりに映画館を訪れ、そこで映像の勉強をしている美大生・海(カイ)と出会います。

彼との出会いをきっかけに、うみ子は自分が映画を観るのではなく、撮りたい側の人間であることに気づき、映画撮影の世界へと飛び込むのでした。

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作者さんの描く美人男子が好き!2巻で登場人物が一気に増えたからこの先どうなるのか楽しみ。

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美男子と言われたら黙ってはいられませんね!読まなきゃ!

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10位『小悪魔教師サイコ』

可憐な女教師の裏の顔はサイコパス!?過激で痛快な教育ホラー

作者合田蛍冬(漫画) , 三石メガネ(原作)
掲載誌COMIC ヤミツキ(ぶんか社)
掲載年2021年~(既刊2巻)

『小悪魔教師サイコ』は広告をきっかけに読んでハマる人が続出している作品。

タイトルで想像するより、数倍サイコパスな葛西先生に衝撃を受けること間違いなし!小悪魔とかのレベルではありません。描写としてはややグロですが、先生に制裁を受けた人はそれなりのことをしているので、そこに爽快感を見いだせると一気に面白くなります。

先生のハイライトの入らない眼を観ているとゾクゾクしてしまいますね。次はどう「授業」を仕掛けるのか、続きが気になる作品です!

(著:双海)

あらすじ生徒からのいじめで自殺未遂をした担任の代わりやってきた美人教師・葛西。「生徒を幸せにするため」教師になったという彼女は、赴任早々クラスカースト上位の生徒たちのいじめのターゲットになってしまいます。

いつものようにいじめを仕掛ける生徒たちですが、葛西の表情から柔らかな笑みが消えることはなく……。いじめ主犯の生徒の家にやってきた葛西先生は、笑顔で彼女を“幸せにするための授業”を始めるのでした。

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広告で先生が虐げられる系だと勘違いしてすみませんでした!!!逆だった。

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小悪魔、とは……。

完結済みのおすすめ漫画

この見出しでは、「続きが気になってモヤモヤするのは嫌だから一気読みできる作品がいい」というあなたのために、2021年に完結した神漫画を紹介していきます。アニメのファイナルシーズンや映画化などで盛り上がっている作品を集めたので、漫画で一気読みしつつアニメで重要なシーンを観るのもおすすめです。

1位 『進撃の巨人』
2位 『BEASTARS』
3位 『ジョジョリオン』
4位 『ヲタクに恋は難しい』
5位 『絶対可憐チルドレン』
6位 『私の町の千葉くんは。』
7位 『亜人』
8位 『私たちはどうかしている』
9位 『あせとせっけん』
10位 『ランウェイで笑って』

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1位『進撃の巨人』【完結】

進撃の巨人

この衝撃に耐えられるか?予測不可能な展開待つアクション巨編

作者諫山創
掲載誌別冊少年マガジン(講談社)
掲載年2009年〜2021年(全34巻)

社会現象にもなった『進撃の巨人』。2021年6月には最終巻が発売され、ついにエレン達の戦いは幕を閉じました。

巨人vs人類を描くにとどまらず、次々と新事実が発覚するため読み進めるほど沼にハマっていく作品です。シリアスなシーンにシュールな笑いが投げ込まれるコマも多く、クスッと笑えるところも。

物語序盤だけ読んだ人にとっては予想外すぎるエンディングになったので、最終的な評価はかなり割れています。個人的には戦争や人種差別といったテーマを、最後まで言い訳なしに真っ直ぐに描いていた末のあの結末だと思ったので納得感はありました。

(著:MT)

あらすじ巨人から人類を守る壁の中に生きるエレン・イエーガーは、壁の外の世界に憧れを抱いていました。人々が巨人の驚異など忘れていた中、突如現れた超大型巨人が壁を破壊し襲来。

目前で巨人に母親を食べられたエレンは、巨人を駆逐するために幼馴染のミカサ、アルミンと共に第104期訓練兵団に入団するのでした。

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嘘なしで、今まで読んだ漫画で1番面白いと思った作品。後半と前半で「違う作品かな?」と思うくらい怒涛の展開が待ち受けてます。

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しんどくなるからきっと読み返さないんだろうけど、完結編を読んでから1巻読み返したら伏線えぐいんだろうなぁ……(遠い目)。

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2位『BEASTARS』【完結】

肉食獣と草食獣の共存でえぐり出す社会派ヒューマンドラマ

作者板垣巴留
掲載誌週刊少年チャンピオン(秋田書店)
掲載年2016年~2020年(全22巻)

動物を通して人間の本能や残酷性をあぶり出す『BEASTARS』。

互いに平等な存在として生きながらも、本能の部分では決して相容れることが出来ない草食動物と肉食動物たちの姿は、人間社会での格差や差別をリアルに表現しています。

ディズニー映画『ズートピア‬』が好きな人は絶対に外せない一作。物語のテーマや意義など難しい話は抜きにしても、オオカミのレゴシ、ウサギのハル、そしてシカのルイ先輩の三角関係がツボに入らない人っています?

(著:MT)

あらすじ擬人化した動物たちが人間のような社会を築く世界。全寮制のエリート校・チェリートン学園に通う演劇部員のオオカミ・レゴシは、肉食獣であることに劣等感を抱いていました。

アルパカの生徒・テムが殺される事件をきっかけに、学内では肉食獣と草食獣の間に不穏な空気が漂い始めます。

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動物の弱肉強食の社会がストーリーの根幹になっているんですが、人間社会にも通じる部分があって考えさせられます!あと普通に動物が可愛い!

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過去作の『BEAST COMPLEX』も良かった!巻末コメントで作者の考え方が分かってより作品が好きになりました。

3位『ジョジョリオン』【完結】

これぞ「ジョジョ」ッ!記憶喪失から始まる8部がついに完結

作者荒木飛呂彦
掲載誌ウルトラジャンプ(集英社)
掲載年2011年~2021年(全27巻)

「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズの第8部にあたる「ジョジョリオン」は、従来の独特な世界観やスタンドといった設定を織り交ぜつつも、新たに謎解き要素が加わった意欲作です。 半端な知識で読んで「わからん」となり、勉強し直してから読んでも「わからん」となったのに、心はなぜか熱くなっている天才の創りし書物。ヒロインが定助のタマの数について言及するという奇々怪々な1コマで完走する決意をしたのもいい思い出です。 近年流行りの「呪い」がテーマだったりもするので、なんとなく「ジョジョ」は避けてきたという人もこれを機にちょっと触ってみてほしい。ほんとにちょっとでいいから。「ジョジョ」は上の世代とのコミュニケーションツールにもなるしいいぞ!

(著:双海)

あらすじ大震災でM県S市杜王町には「壁の目」という隆起物が出現。大学生の広瀬康穂(ひろせやすほ)はそこで記憶喪失の青年を発見します。

東方定助(ひがしかたじょうすけ)と名付けられた記憶喪失の青年は自分の正体を探ろうとしますが、同時に康穂や定助の周りでは不可解な現象が起こるようになるのでした。

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ラストのまとめ方が天才!まずは第1部を読もう、話はそれからだ。

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確かに「ジョジョ」を知ってるか知らないかでオタクレベル10くらい違う気がしますね。

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4位『ヲタクに恋は難しい』【完結】

ヲタク同士の恋も悪くないじゃん?むしろ最&高じゃん!?

作者ふじた
掲載誌comic POOL(一迅社)
掲載年2014年~2021年(全11巻)

実写やアニメも話題となった「ヲタ恋」こと『ヲタクに恋は難しい』は、趣味や恋に忙しいヲタクたちをコミカルに描いているのが特徴です。

ヲタネタを随所に散りばめていてクスッとできるシーンも。どれくらい元ネタが分かるかで、自分のヲタク度をチェックできる作品です。主人公達の設定が20代中盤くらいなので、同世代の人には刺さるはず!

ひろなるカップルも可愛いですが、個人的にツボなのはケンカップルの先輩組のやり取り……。居酒屋のシーンはマジで萌え死ぬ5秒前!って感じなので全人類に読んでいただきたい。

(著:MT)

あらすじ隠れ腐女子のOL・成海(なるみ)は転職先で、イケメンながらも重度のゲーマーの幼馴染・宏嵩(ひろたか)と再会します。

ヲタク同士の2人は流れで付き合うことになりますが、趣味に没頭してきた2人の恋は不器用でなかなか距離感は縮まらず……。ヲタクたちの賑やかなヲタ活ラブコメが開幕します。

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ヲタク界のカースト最上位リア充漫画!ヲタクなら性別問わず楽しめる神漫画です。

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オタクに夢を見させてくれる作品でしたよね。私にも宏嵩みたいな幼馴染さえいれば……(?)

5位『絶対可憐チルドレン』【完結】

国家の要のエスパーは小学生の女の子3人組!軽快SFコメディアクション

作者椎名高志
掲載誌少年サンデー(小学館)
掲載年2005年~2021年(全63巻)

『絶対可憐チルドレン』の魅力は、薫・葵・紫穂の3人が小学生から高校生へと成長していく姿を追えることです。コミカルな小学生編を経て、中学・高校編になるとややシリアスな展開へ。

子供の頃、「絶対可憐 だから負けない♪」という中毒性の高いアニメのOPを口ずさんだことがある人も少なくないのでは?自分よりもお姉さんだった彼女たちですが、いつの間にか自分達の方が年上になってしまいましたね……。

長期連載を終えて2021年に遂に完結したということで、ガッツリ世代だった身としてはかなり感慨深いです。

(著:MT)

あらすじエスパーが国際競争のカギを握る世界で、日本最強を誇るエスパーはわずか3人。彼女たちは「ザ・チルドレン」と呼ばれる10歳の少女だったのです。

ザ・チルドレンとその上司兼教育係となったノーマルの天才科学者・皆本光一は、ドタバタな日常を送りながらエスパーにしか解決できない特務にあたっていきます。

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いつの間にか10歳から立派なお姉さんになって!(でも自分の方が年上でした……)

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えっ!これって少年漫画だったんですね〜。

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6位『私の町の千葉くんは。』【完結】

初恋の人か、初恋を思い出す年下男子か。兄弟に迫られるサンドイッチラブ

作者おかもととかさ
掲載誌ハツキス(講談社)
掲載年2019年~2021年(全9巻)

イケメン兄弟に迫られるマチがなんとも羨ましい『私の町の千葉くんは。』。初恋の苦さや恋愛のリアルを盛り込みつつも、全9巻できれいに着地しており、マチの最後の決断にも説得力があります。

マチがどちらと結ばれるか最後まで読めないので、ハラハラドキドキできるのも魅力!

普通の恋愛漫画では、どっちと結ばれるかわからない場合キス以上の展開にはならないのが定石ですが、本作ではガッツリ既成事実を作っていくマチたち。20〜30代は共感できる妙なリアル感が癖になる作品です。

(著:MT)

あらすじ27歳の高校教師・小野寺マチの受け持つクラスに、初恋の人にそっくりな千葉悠人という生徒が転入します。悠人はマチの初恋の人・悠一の弟だったのです。

初恋時代を思い出してうっかり悠人にときめくマチに、マチへアピールする悠人、さらに大人になった悠一との再会も重なりマチは千葉兄弟の間で翻弄されていきます。

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そうくるか!というラスト。色気ある年下男子が好きならぜひ!

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私は年上の方が好きなので悠一推しかなぁ〜。

7位『亜人』【完結】

死なない「亜人」となった青年はどう生きる?本格ダークアクション

作者桜井画門
掲載誌good!アフタヌーン(講談社)
掲載年2012年~2021年(全17巻)

『亜人』はリアリティを強く感じられるダークファンタジー漫画です。 あなたが本気のサイコパス戦闘狂に飢えているなら絶対に読むべき作品。佐藤という序盤から出てくるおじさん亜人がえげつないほど狂っています。「君ならできる」「来ちゃった」「行ってきます」こんな日常的なセリフなのに、絶望を感じさせるのが佐藤のすごいところ。佐藤 is トラウマメーカー。 テーマとしてはかなり重く描写もグロいですが、個人的には単なるハッピーエンドでまとめていないラストが良かったです。

(著:双海)

あらすじ新生物「亜人」は、“死なない”こと以外は人間と見分けがつかない存在です。高校生の圭は交通事故で死亡後すぐに生き返り、自身が亜人であることに気が付きます。

政府に追われる身となった圭は逃亡生活を送りますが、そんな圭に人間と敵対する亜人・佐藤が接触。圭は亜人としてどう生きるべきか選択を迫られるのでした。

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不死身だからチートかと思ったら、戦闘シーンの緊張感がレベチでした。ハイカロリー漫画。

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つまりダイエットにピッタリということですね!

8位『私たちはどうかしている』【完結】

憎んでいるのに愛おしい。昼ドラ級の愛憎ラブミステリー

作者安藤なつみ
掲載誌BE・LOVE(講談社)
掲載年2016年~2021年(全16巻)

ドラマも話題となった『私たちはどうかしている』は、昼ドラのような愛憎劇にハマる読者が続出した作品。潔いほど「どうかしている」登場人物ばかり出てきます。 サスペンス的な要素は黒幕が予想できてしまいますが、それよりも恋は難儀だなという意味でハラハラさせられました。みんな素直な心を持ってくれ……。 大人の恋&和装で艶っぽい雰囲気が漂うものの、致すシーンはそこまで多くありません。正直もっと甘々な2人を見せてくれ~とも思いましたが、職人としての成長や老舗和菓子屋の信念など恋愛一辺倒ではない描写だったからこそ、最後まで読みたい気持ちが持続したのかなと思います。

(著:双海)

あらすじ七桜(なお)と老舗和菓子屋の息子・椿は仲のいい幼馴染でした。しかし七桜の母は椿の証言で逮捕され、七桜は椿を憎むように。

15年後再会すると、椿は七桜の正体に気づかないまま、親の決めた結婚から逃げるためにその日会ったばかりの七桜に求婚。七桜は母の真実を探るため、プロポーズを受けることにします。

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平成のトレンディドラマ好きはなんだかんだいって楽しくなっちゃうと思う。新章「新婚篇」は甘々でお願いしたい~

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新婚編もあるんですね!?

9位『あせとせっけん』【完結】

コンプレックスが魅力になる!匂いで始まるフェチ系オフィスラブ

作者山田金鉄
掲載誌モーニング(講談社)
掲載年2018年~2021年(全11巻)

匂いフェチから恋が始まるちょっと大人なラブコメ『あせとせっけん』。最初は匂いから始まった2人の関係が次第に変化していく様子が、胸キュンかつ丁寧に描かれていきます。

特に秀逸なのはコンプレックスとの向き合い方の描写。麻子の心の傷を愛が癒やし、彼女が変わっていく姿に感動と勇気をもらえます。

本編はちょっと絡みが多めのピュアラブという感じですが、番外編の『こどもつくる話』は2人のラブラブ(でかなり刺激強め)な結婚生活が描かれているので、本編でフェチに目覚めた人はこちらも要チェックです!

(著:MT)

あらすじ重度の汗っかきなことがコンプレックスのOL麻子(あさこ)は、人一倍体臭に気を使っています。

そんな彼女の匂いに一目惚れしたのが、商品開発部のエース香太郎(こうたろう)。香太郎は新商品の企画のために、毎日麻子の体臭を嗅ぎに来ると言い出して……。

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香太郎って「ヲタ恋」の樺倉先輩に見た目は似てるのに性格が真逆なので、生き別れた兄弟なのかな〜と勝手に思っています。フェチ漫画といえばこれ!

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似てますよね〜!心なしか、麻子も気をめっちゃ弱くした花みたいに見えてくる……。

10位『ランウェイで笑って』【完結】

諦められない夢がある2人のファッション×青春サクセスストーリー

作者猪ノ谷言葉
掲載誌週刊少年マガジン(講談社)
掲載年2017年~2021年(全22巻)

ファッション業界をテーマにした青春譚『ランウェイで笑って』はアニメ化もされた作品です。 パリコレと聞くと小難しい感じがしますが、本作はオタクにも優しいファッション入門漫画といった雰囲気。ファッションがリアルかどうかはさておき、スポ根ものが好きな人なら一読の価値アリです。 努力を美徳とせず、結果を追い求める姿勢が◎。千雪が育人に向けた「勝って。勝たないとその努力は証明できない」という言葉は特に刺さりました。自分も何かを頑張れる人になれるんじゃないかと、淡い期待を抱きたいときにこのシーンを読み返しています!

(著:双海)

あらすじ身長158センチと低身長ながらパリコレを目指すモデル・千雪(ちゆき)。周りから何度諦めるよう言われても折れずに夢を追い続けていました。

そんな折、千雪はクラスメイトの貧乏男子・育人(いくと)と出会い、彼の夢がファッションデザイナーであることを知ります。叶えるには難しい夢を持った2人は、それでも前を見て進んでいくのでした。

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それあり?みたいな部分もあるけど、サクセスストーリーで夢を見たいときにはピッタリ!現実逃避させてもらってます。

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確かにツッコミどころは多い作品ですね(笑)

もっと完結漫画が知りたい人はこちら

バトル・冒険おすすめ漫画

ここでは、日々の生活に刺激が足りない人のために、思わず胸がアツくなるバトル・冒険漫画を紹介していきます。漫画特有の名言や格言を求めている人はここで紹介している作品を読めば満足できるはず!自分の心に刺さる言葉を言葉を探してみてください。

1位 『ONE PIECE』
2位 『鬼滅の刃』
3位 『鋼の錬金術師』
4位 『HUNTER×HUNTER』
5位 『僕のヒーローアカデミア』
6位 『呪術廻戦』
7位 『キングダム』
8位 『東京卍リベンジャーズ』
9位 『ワールドトリガー』
10位 『ダンダダン』
11位 『チェンソーマン』
12位 『七つの大罪』
13位 『リィンカーネーションの花弁』
14位 『SAKAMOTODAYS』
15位 『桃源暗鬼』

1位『ONE PIECE』

王道!感動!白熱!海洋冒険ロマン!!

作者尾田栄一郎
掲載誌週刊少年ジャンプ(集英社)
掲載年1997年〜(既刊102巻)

皆さんご存知『ONE PIECE』。「1人の作家で描いたコミック累計発行部数」では5億部に迫り、ギネス世界記録にも認定されています。

本作の見どころは、キャラ1人1人の抱える“信念”と“過去”。麦わらの一味はもちろん、敵キャラにもそれぞれの背景があり、魅力的な面を持っています。そんな彼らの繰り広げる熱いぶつかり合いは、心が震えること間違いなし!

そして物語はいよいよ終盤、ONE PIECEとは何なのかの謎も徐々に明かされてきました。膨大なストーリーの伏線回収も、本作が大盛り上がりするポイントです。

(著:大野)

あらすじ世はまさに大海賊時代、海賊王ロジャーの遺した"ひとつなぎの大秘宝"を巡り、人々は海へと飛び出していました。

そんな海賊王を夢見る少年、モンキー・D・ルフィ。ゴムゴムの実を食べたゴム人間の彼は、恩人シャンクスから麦わら帽子を預かり、いつか立派な海賊になって返すと約束します。

個性豊かな仲間たちとの出会いや、立ちはだかる強敵の数々……いざロマンの詰まった冒険へと繰り出します!

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色々意見が別れますが、個人的ベストは空島編です!ラストシーンの演出と伏線回収が綺麗すぎて感動しました……。

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私はドレスローザが好きです!兵隊さん……。

2位『鬼滅の刃』【完結】

その生き様に心を燃やせ!優しい少年の心濯がれる鬼退治

作者吾峠呼世晴
掲載誌週刊少年ジャンプ(集英社)
掲載年2016年〜2020年(全23巻)

不死の鬼を相手に戦うダークファンタジー作品ということもあり、戦闘シーンはかなりハードな描写が目立つ『鬼滅の刃』。

一方で独特な間合いの笑いも散りばめられており、和風テイストと相まって作品独自の空気を持っています。「俺は長男だから我慢できた でも次男だったら我慢できなかった」とか、謎理論すぎるけど妙にしっくりくる不思議。

終盤『AKIRA』みたいだったり、最終回ファイナルファンタジー現象が起きたりとツッコミどころは多い作品でしたが、コロナ禍の日本経済をぶん回してくれた覇権作なので、もはや課題図書レベルかなと思います。

(著:MT)

あらすじ弟妹たちと平和に暮らしていた竈門炭治郎(かまどたんじろう)は、ある日鬼によって家族を殺されてしまいます。唯一生き残った妹の禰豆子(ねずこ)は、なんと鬼になっていました。

禰豆子を人間に戻す方法を探るため、炭治郎は鬼を狩る鬼殺隊(きさつたい)に入り、鬼と戦う道を進みます。

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正直、漫画1話目を読んだ時は「なんかテンポ早すぎないか〜??」と思ったんですけど、いつの間にか知らない人がいないほどの神作に……。23巻でスパっと終わったので中だるみがなくて良かったです!

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本当にいつの間にか日本を代表する作品になってましたね〜納得!

3位『鋼の錬金術師』【完結】

何事にも対価が必要。痛みと教訓つまった名作ダークファンタジー

作者荒川弘
掲載誌月刊少年ガンガン(スクウェア・エニックス)
掲載年2001年〜2010年(全27巻)

『鋼の錬金術師』は最初から最後まで名言のオンパレード、まさに人生の教科書と言える作品。荒川弘の得意とするテンポの良い展開の中に、死生観という重いテーマが浮かび上がります。

子供の頃にアニメ1作目だけ観たという人は原作と「Fullmetal Alchemist」版のアニメを視聴してほしい!登場人物同士の関係性がとても丁寧に描かれている本作ですが、特にエドワード達の父親が自分の命を犠牲にしてアルを救おうとするシーンは涙腺崩壊すること間違いなし。

「父親だからだよ 必要とか理屈とかじゃないんだ おまえ達が何より大事なんだ 幸せになってほしいんだ」

ここまで散々すれ違ったからこそ、色々と込み上げてくる名シーンです。

(著:MT)

あらすじ亡き母に会いたい一心で禁忌である人体錬成を行ったエドワード・エルリックとアルフォンス・エルリック。錬成は失敗に終わりエドは片脚を、アルは全身を失います。

身体を失った兄弟は、元の身体に戻る手がかりを探す旅に出るのでした。

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どっちのアニメを観たかでも評価がわかれますよね。2022年に実写映画化最終章も公開されるらしいですね!どうなるんだろう。

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人手が足りないと思わず「水35L、炭素20㎏……」と人体錬成の材料を唱えてしまいます。熱いけど切なくて痛快でいい作品だったな~。

4位『HUNTER×HUNTER』【完結】

未知×ハンター×ワクワク。王道でダークな冨樫ワールド

作者冨樫義博
掲載誌週刊少年ジャンプ(集英社)
掲載年1998年〜(既刊36巻)

冨樫義博の代表作である『HUNTER×HUNTER』。序盤は仲間とともにハンターを目指す王道なストーリーが展開しますが、中盤からは予想を裏切るシリアス展開にドキドキする作品です。

一般的に1番人気なのはやはり「キメラアント編」だと思いますが、個人的に大好きなのはゴン達がRPG世界で冒険する「グリードアイランド編」。

カードの特殊能力が結構チートでワクワクするし、何よりあのヒソカとゴン、キルアの共闘シーンが読めちゃいます!3人で力を合わせてボールを止めたシーン、スポ根漫画みたいですごい印象的なんですよね。

(著:MT)

あらすじ幼い頃、ハンターのカイトに命を助けられた少年・ゴン。ゴンはカイトから、死んだと思っていた父親・ジンが優秀なハンターで今も生きていることを聞かされます。

ゴンは父の背中を追い、自身もハンターを目指すことに。無事ハンターとなったゴンは友人のキルアらとともに修行を積んでいきます。

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丁度新アニメが放送していた時に原作を読みました!旧版の声優陣がやってるミュージカルもハマったなぁ。

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声優がそのままミュージカルしてるんですか!?すごい……。

5位『僕のヒーローアカデミア』

プルスウルトラの精神で限界のその先へ!常に熱いヒーロー成長譚

作者堀越耕平
掲載誌週刊少年ジャンプ(集英社)
掲載年2014年~(既刊34巻)

ジャンプ看板作品の1つ『僕のヒーローアカデミア』は、主人公をはじめとした魅力的な生徒やヒーローたちの成長と戦いを描く熱血系ヒーロー漫画。友情・努力・成長と王道成分で構成されているのですが、中だるみもなくずっとテンポと面白さが持続しているすごい漫画です。

成長するための挫折の描き方がすごくうまいな、と感じています。たくさんぶつかって、たくさん泣いて。もがきながら進んでいく主人公ってやっぱり応援したくなっちゃいます!アメコミ好きはもちろん、ひたむきなザ・主人公が好きな人も買ったほうがいい漫画です!

(著:双海)

あらすじ「個性」と呼ばれる超能力を全人口の8割が有する超人社会。力を悪用するヴィランから平和を守るため、ヒーローは1つの職業となっていました。平和の象徴と言われるヒーロー・オールマイトに憧れる緑谷出久(みどりやいずく)は、無個性の少年です。

ヒーローへの道は閉ざされたかに思いましたが、オールマイトは彼にヒーローの素質を見出します。無個性から始まった緑谷が、ヒーローとなるまでの物語の幕開けです。

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常闇くんが好きなんですが同志はいますか!?「ヒロステ」も最高なんだよなあ。

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かっこいいですよね〜〜!私は上鳴推しですが……(小声)

6位『呪術廻戦』

呪術師が心の闇に迫る!アニメも話題の呪い×バトルアクション

作者芥見下々
掲載誌週刊少年ジャンプ(集英社)
掲載年2018年〜(既刊19巻)

『呪術廻戦』は呪霊と呪術師との戦いを描くダークファンタジーバトル作品。2020年にアニメ化されると、ダークな世界観や魅力的な登場人物、術式を使ったド派手な戦闘シーンに魅力される視聴者が続出しましたね。

五条悟の「大丈夫 僕、最強だから」という台詞は世界的にネットミーム化しています。

最初は無邪気で前向きだった虎杖が、ストーリーが進むにつれて少しずつ病んでいってて不安ですが、五条先生がきっとなんとかしてくれますよね!本編では映画『呪術廻戦 0』で登場したシンジ君……もとい乙骨先輩も参戦して、ますます盛り上がりを見せています。

(著:MT)

あらすじ高校生・虎杖悠仁(いたどりゆうじ)は、ひょんなことから呪霊との戦いに巻き込まれ、呪物「宿儺(すくな)の指」を飲み込みます。

特級呪霊・両面宿儺を復活させ「宿儺の器」となった虎杖は、呪術師・五条悟(ごじょうさとる)の計らいで都立呪術高専に入学。呪術師としての新たな道を歩み始めます。

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私が初めて「つまらない場面・シーンがない」と思った作品!伏線が結構あるので全シーンを全集中で読むことをオススメします〜!

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わかる〜〜〜!あと普通に虎杖がめっちゃいい奴だしかっこいい!少年漫画の主人公で惚れたキャラは虎杖が初めてかも。

7位『キングダム』

目指せ天下の大将軍!名言生み続ける歴史超大作

作者原泰久
掲載誌週刊ヤングジャンプ(集英社)
掲載年2006年〜(既刊64巻)

動乱の春秋戦国時代を描く『キングダム』は、信の成長譚としても歴史漫画としても楽しめる作品です。 本作を読みつつ春秋戦国時代をめちゃくちゃ勉強したっていう人、すごく多いんじゃないでしょうか?史実を勉強して、推し軍師や将軍の活躍や死を予想して、心の準備をして……。新刊を迎える前にこんなにやることが多いのは初めての経験です。 そのまま読んでももちろん面白いんですが、史実が頭に入っているとより面白い!史実とのズレがどう伏線になるのか、戦の大筋は分かっていても毎回興奮してしまいます。個人的には今後の李牧の立ち回りに要注目です!

(著:双海)

あらすじ春秋戦国時代に秦の田舎で戦災孤児として生きていた少年、信(しん)と漂(ひょう)。2人は下僕ながら天下の大将軍を夢見ていました。

そんな2人は偶然、秦国大臣・昌文君(しょうぶんくん)に出会い、やがて信は後に始皇帝となる秦王・嬴政(えいせい)との運命的な出会いを果たすことになります。

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ずっと熱い展開なんですが、そのノリが好きなら『ゴールデンカムイ』も絶対刺さると思います!併せて読んで筋肉ムンムンしましょう。

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そう言われたら読むしかないか〜〜!実写版2弾やりますしね!

8位『東京卍リベンジャーズ』

タイムリープで未来を変えろ!ヤンキーが挑む究極の“リベンジ”

作者和久井健
掲載誌週刊少年マガジン(講談社)
掲載年2017年〜(既刊27巻)

『東京卍リベンジャーズ』は、『新宿スワン』の和久井健による最新作。ヤンキー漫画の熱さと、タイムリープというSF要素、手に汗握るサスペンスが絡み合う作品です。

不良ものではありますが、武道の人間としての成長が見どころ。最初は喧嘩も弱くて服もダサいたけみっちですが、タイムリープを重ねて男として成長していく彼の姿に胸を打たれます。

ヒナやエマ、 柚葉など女性キャラも魅力たっぷりで、「嫁」にしたくなること間違いなし。ドラケンからぬいぐるみをもらったエマの笑顔は国宝級です。

(著:MT)

あらすじ底辺フリーター・花垣武道(はながきたけみち)は、ニュースで中学時代の恋人が凶悪組織「東京卍會」の抗争に巻き込まれ死んだことを知ります。

突然中学時代にタイムリープできるようになった武道は、恋人や仲間の運命を変えるため、奔走するのでした。

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物語の最初と後半でタイムリープの目的が違うので中弛みしない!イケてるメンズがたくさん登場するのでどのキャラを推そうか迷う……。

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私は圧倒的にドラエマ推しです。メンズ単体だったら、うーーん、灰谷兄弟!

9位『ワールドトリガー』

緻密な設定に脳が震える!頭脳&戦略で魅せる良質バトル漫画

作者葦原大介
掲載誌週刊少年ジャンプ・ジャンプスクエア(集英社)
掲載年2013年〜(既刊24巻)

なんだかんだ言いつつ、「実は最強な主人公」と言うのが定番の少年漫画。しかし『ワールド・トリガー』の主人公である三雲修は、「本当に強くない」のが特徴。

能力に恵まれていない主人公が、奇抜な作戦や仲間との協力で敵を倒していく、というとても泥臭いバトル漫画なのです。

ちなみに三雲修は1巻書影の白髪の男の子ではなく、黒髪メガネの地味な少年です。

(著:MT)

あらすじ侵略者・近界民(ネイバー)の襲撃から三門市を守る、界境防衛機関「ボーダー」。ボーダー隊員である中学生・三雲修は、ある日謎の転校生・空閑遊真と出会います。

空閑が実はネイバーであること、三雲がボーダー隊員であることをお互い知った2人は、行動を共にするようになり……。

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最初はエヴァと進撃を混ぜた感じだと思ってましたが、読み進めるとまた違った面白さが!!!!遊真のチート級の強さが爽快

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チーム戦っていうのも珍しいですよね!

10位『チェンソーマン』

グロ&ハイセンスで魅せる!悪魔狩るアンチ王道ダークアクション

作者藤本タツキ
掲載誌週刊少年ジャンプ(集英社)
掲載年2018年~(既刊11巻)

『チェンソーマン』はMAPPAによるアニメ化も決定している大人気ダークファンタジー漫画です。 最初はあまりハマらないタイプの主人公像だと思っていたところ、11話で爆誕した早川家の虜に。デンジ・アキ・パワーの家族感が好きだったのですが、ここを好きになったばかりに後であまりに辛い思いをすることになりました……。 良くも悪くも記憶にこびりついている作品。まもなく始まる第2部に向けて、これから第1部を読むなら最初はお気に入りキャラを作らずにフラットな気持ちで読んだ方がいいかも。その方が後半のいろんなショックに耐えられるはずです(大きなショックを受けた読者より)。

(著:双海)

あらすじ借金返済のため「チェンソーの悪魔」ポチタとタッグを組み、非正規デビルハンターをしていたデンジ。ある日悪魔の襲撃を受けたデンジは命を落とし、ポチタの心臓を譲り受けることに。

こうして「チェンソーの悪魔」に変身する能力を得たデンジは、正規デビルハンターとして公安に飼われることになるのでした。

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正直「わからん」って思ってもいい作品だと思ってます。かっこつけて深読みしすぎずに、所々B級映画みたいでエモいな〜くらいでいいんやで!多分。

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藤本タツキ作品ですからね……ぶん殴られる読後感です。最近『ルックバック』でハマった人もぜひ。

11位『ダンダダン』

超能力ギャル×オカルトオタクのラブありバトルありの青春譚

作者龍幸伸
掲載誌少年ジャンプ+(集英社)
掲載年2021年~(既刊3巻)

作画クオリティがずば抜けている『ダンダダン』は、藤本タツキのアシスタントを務めていた龍幸伸が手掛ける作品。

勢いあるストーリーの中に、オカルト・学園ラブコメ・バトルの面白さがお互い邪魔することなく練り込まれており、少年漫画らしいワクワク感を堪能できること必至です!

表紙的に結構シリアスというかオシャレ系の内容かと思いきや、男のシンボルのタマが奪われたり、大胆すぎるパンチラ(?)シーンがあったりと、ラッキースケベありのテンション高め漫画です。

(著:MT)

あらすじ幽霊は信じるけどUFOは信じない綾瀬桃と、怪奇現象オタクだけど怪異は信じないオカルンこと高倉健は、お互いの威信をかけてそれぞれUFOスポットと心霊スポットへ繰り出します。

そこで桃は宇宙人に超能力を植え付けられ、オカルンは妖怪に呪いをかけられてしまい、2人は奇妙なバトルに巻き込まれていくことになるのでした。

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表紙だけみるとオシャレ系漫画に見えるんですけど、初っ端から宇宙人に拐われて犯されそうになったりと(バナナ死ぬほど痛そう……)ある意味ロマンが詰まってます。

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テンポが良いから一気に読めちゃいますね!

12位『七つの大罪』

伝説の騎士団が世界を変える!愛と戦いの冒険ファンタジー

作者鈴木央
掲載誌週刊少年マガジン(講談社)
掲載年2012年~2020年(全41巻)

アーサー王伝説の前日譚として描かれる『七つの大罪』は王道ファンタジーバトルものを求めている人におすすめの作品。

数値化された魔力が出てくるのも、『ドラゴンボール』のスカウターにワクワクした身としてはたまりませんでした!種族の特性を生かした戦い方もバラエティ豊かで面白かったです。

特に本作で好きなのが、種族を超えた愛が描かれている点。カップルが多数成立するというのも、バトル漫画では珍しいですよね。ディアンヌとキングのもどかしい初恋がかわいくて好きです!

(著:双海)

あらすじ他種族が暮らす世界、リオネス王国第3王女のエリザベスは国で起きた騎士によるクーデターから国を守るため、七つの大罪を探していました。七つの大罪とはかつて王国で大罪を犯した伝説の騎士団。団員はそれぞれ身を隠しており、団長のメリオダスは移動酒場の亭主をしています。

エリザベスはメリオダスと出会い、2人はかつての仲間を集めることに。ここから種族と時代を超えた壮大な冒険の物語が始まります。

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愛に生きる男バンかっこよすぎる。エレインとの話は号泣しました。

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私もあのシーン3回は泣きました(涙)。色んな愛の形が肯定されているのが素敵ですよね。

13位『リィンカーネーションの花弁』

能力バトル+偉人+裏切り!一気読み必須の少年漫画

作者小西幹久
掲載誌月刊コミックブレイド , MAGCOMI(マッグガーデン)
掲載年2014年〜(既刊15巻)

宮本武蔵、アインシュタインなど、誰もが知っている偉人から、レイチェル・カーソン、シモ・ヘイヘといった人物まで、歴史に名を残した偉人、罪人が、一挙に出てくる贅沢すぎるバトル漫画。

「廻り者」の能力は、彼らの偉業、悪行に因んでいて、ユニークなものばかりで目を見張ります。それらを駆使したアクションだけでなく、お互いを出し抜く頭脳戦も魅力です。

特に、偉人のみから形成された組織、「偉人の杜」と項羽率いる罪人達とのバトルでは、名スナイパー同士の互角の戦いや、不死身同士の一騎打ちなど世紀の一戦があちこちで起こる夢のような展開に胸が躍ること間違いなし!

(著:asuka)

あらすじ「輪廻の枝」によって一部の人間が前世の能力を開花させた世界。主人公の扇寺東耶は、ひょんなことから同級生の灰都が「輪廻の枝」で前世の能力を使う「輪廻返り」を行う場面にでくわします。

完璧な兄を崇拝するあまり、才能を羨望していた東耶。彼はこの事件を機に、灰都の紹介で灰都のような「廻り者」の組織、「偉人の杜」に入り自身も「廻り者」として能力を授かった事で「廻り者」同士の争いに巻き込まれていくことに……。

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主人公が純粋に正義というわけじゃない所が感情移入できて、よく作られてます!読み返すと気がつく伏線や、別の意味に捉えられるセリフが多いから、何度も読み返したくなる作品!

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このラインナップの中ではマイナー作品ですが、作り込まれていて面白い!

14位『SAKAMOTO DAYS』

圧倒的ド迫力アクション!!脳みそからっぽで楽しめ!!

作者鈴木祐斗
掲載誌週刊少年ジャンプ(集英社)
掲載年2020年〜(既刊6巻)

『SAKAMOTO DAYS』は、週刊少年ジャンプで絶賛連載中のアクションバトル漫画です。その勢いはまさに加速中で、未アニメ化作品にも関わらず、読者アンケートでは『呪術廻戦』や『僕のヒーローアカデミア』にも劣らない人気を誇っています。

本作の見どころは、圧倒的な画力によるアクションシーン。殺し屋同士の戦いという若干ありきたりな設定の中、ド迫力な見開きや動きを感じさせる画を連発することで、独自の魅力を放っています。

元殺し屋の主人公・坂本が、その時々の場所と物を駆使して相手を圧倒していく様は、見ていてとてもスカッとします!観覧車、電車、東京タワー、etc……。あらゆるバトルの決着の演出がいちいちかっこよすぎて、難しいことは考えずに思わず気持ちよくなってしまう作品です!!

(著:大野)

あらすじ最強の殺し屋・坂本太郎。かつて恐怖と尊敬の目を向けられた彼は、ある日恋に堕ち、殺し屋を引退してしまいます。

昔の姿はどこへやら、一児の父としてふくよかな体型となった彼は、平和に個人商店を経営していく……ハズでした。元弟子であるシンの来訪をきっかけに様々な殺し屋の刺客が襲いかかってくる中、坂本は一家の平和を守れるのでしょうか?

さらに殺し屋界の秩序を守る最強の集団「ORDER」や、坂本を狙う黒幕の存在も絡んできて、物語はさらに加速していきます!

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「有名なバトル漫画はもう読んだから新しいのないの?」と思っているそこのあなた!『SAKAMOTO DAYS』を読みましょう!シンの成長する真の主人公感はもちろん、「ORDER」という集団の1人1人がかっこよすぎて、厨二心がくすぐられます!!

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コメディ要素が強いのかと思ってたんですけど、本格バトル系なんですね!

15位『桃源暗鬼』

桃太郎の鬼がヒーローに!次にきそうなダークヒーロー誕生

作者漆原侑来
掲載誌週刊少年チャンピオン(秋田書店)
掲載年2020年~(既刊9巻)

誰もが知る桃太郎をベースとした『桃源暗鬼』は、ヒーローである桃太郎ではなく、鬼サイドの物語を描くダークヒーロー漫画です。鬼vs桃太郎という構造がシンプルな分、ごちゃごちゃ考えずバトルに没頭できます!血触解放してのバトルは派手さもあって思わず夢中になってしまいます。

作者が「イケメンを描くのが好き」とのことで、ダークさとは裏腹にかなりの眼福漫画。こだわりを感じるイケメンを大量摂取できちゃう作品なんです。『青の祓魔師』『終わりのセラフ』あたりが好きな人はハマるはず!

(著:双海)

あらすじ謎の男に急襲を受けた高校生・一ノ瀬四季は、養父から自分が鬼の血を引く者だと知らされます。桃太郎の時代から両者の因縁は現代まで続き、桃太郎の子孫は桃太郎機関を、鬼は鬼機関をそれぞれ設けて長い間戦い続けてきたのでした。

突如戦いに巻き込まれた四季は、対桃太郎機関専用の軍隊学校である羅刹学園の教官・無陀野無人(むだのないと)に保護されることに。羅刹学園へと足を踏み入れることになります。

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どう着地するかで評価が分かれそう。うまいこと盛り上がったままいってほしい!

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躍動感のあるバトルシーンといい、キャラ立ちといい、アニメ映えしそうですね!

もっとバトル・冒険漫画が知りたい人はこちら

SF・ファンタジーおすすめ漫画

ここでは普通の青春物語では物足りないという人のために、独特な世界観や予想が出来ない展開が楽しめる漫画を集めました。これが誰かが頭の中で描いた世界なのか……と思うと感動する作品ばかりなので、シカクい頭を丸くしたい人は読んでみてください。

1位 『約束のネバーランド』
2位 『夏目友人帳』
3位 『不滅のあなたへ』
4位 『とんがり帽子のアトリエ』
5位 『転生したらスライムだった件』
6位 『東京喰種トーキョーグール』
7位 『タコピーの原罪』
8位 『デビルズライン』
9位 『Dr.STONE』
10位 『葬送のフリーレン』
11位 『ダレン・シャン』
12位 『魔法使いの嫁』
13位 『王様ランキング』
14位 『推しの子』
15位 『シャングリラ・フロンティア~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~』

1位『約束のネバーランド』【完結】

脱獄で未来を掴め!子供たちが楽園目指すスリル満点ファンタジー

作者原作・白井カイウ
作画・出水ぽすか
掲載誌週刊少年ジャンプ(集英社)
掲載年2016年〜2020年(全20巻)

スリリングな心理戦と頭脳戦に惹き込まれる『約束のネバーランド』。子供たちはトラウマ級の出来事に直面していきますが、絵柄の可愛らしい雰囲気がより一層その残虐性を浮かび上がらせます。 アニメ2期を途中で切ってがっかりしてしまった人、もったいない! 全体的に改変されているのですが、特にノーマン。アニメではサクッと再登場していて拍子抜けでしたが、漫画では再登場のタイミングが全然違います。知性の鬼と対峙する「GP篇」やそこで活躍するユウゴ(アニメ未登場キャラ)との共闘も絶対に読んでほしい。 そして肝心のラスト!エマの決断と結末がまったく違うので、本作を読んでタイトルの「約束」の意味をしっかり味わってみてください。

(著:双海)

あらすじエマは孤児院で不自由ない暮らしを送りながら、里親の迎えが来る日を待っていました。しかしある日、エマは孤児院に隠された事実と、自分たちを待っている末路を知ってしまうことに。

エマは幼馴染のノートン、レイと協力して孤児院からの脱獄を計画するのでした。

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じんわり余韻が残るラストが好き!みんな中学生くらいの年齢だと思うと自分が不甲斐なく感じちゃうけど……。

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これは本当に原作読んでほしい……アニメ2期は幻です。

2位『夏目友人帳』

妖を知り、人を知り。孤独な夏目の世界が優しく広がっていく

作者緑川ゆき
掲載誌LaLa(白泉社)
掲載年2003年〜(既刊27巻)

人間と妖(あやかし)の関わりを通じて、それぞれの胸にある「大切なもの」を描き出す『夏目友人帳』。 『蟲師』のような静けさと不思議さが好きな人は多分本作も好きなはず。貴志はギンコほど浮世離れしていませんが、孤独な佇まいは似ていますし、儚い系男子を放っておけない人は必読でしょう。 そんな貴志に少しずつ縁が出来ていくわけですが、中でも彼の普通の高校生感を引き出してくれる田沼や西村、北本たちとの変哲もないやり取りが、長年貴志が手にできなかったものだと思うと涙腺崩壊です。 巻末に収録される特別編も染みる!サブキャラを掘り下げてくれるので、新刊が出る度に愛着度がマシマシです。

(著:双海)

あらすじ妖怪が見える夏目貴志(なつめたかし)は、祖母・レイコの遺品の中に妖怪の名が書かれた「友人帳」を見つけます。貴志と同じく妖怪が見えたレイコは、妖怪を負かしてはその名を奪っていたのです。 貴志はひょんなことから出会った自称用心棒の妖怪・ニャンコ先生と共に、妖怪に名前を返していくことになり……。ニャンコ先生も活躍するので、猫好きにもおすすめしたい作品です。

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たまに帰る実家みたいな安心感と優しさがある作品。ずっと続いてほしい漫画No.1です。

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完全に同意です。

3位『不滅のあなたへ』

不死の存在「フシ」の旅と闘い。いつかきっと死んでしまうすべてのあなたへ

作者大今良時
掲載誌週刊少年マガジン(講談社)
掲載年2016年〜(既刊17巻)

『聲の形』の大今良時が次に描く長編漫画が本作。不死の少年が多くの出会いと別れを繰り返し、時代を超えて自分を獲得していく壮大なドラマです!数十話ごとに数十年、数百年と時代と舞台が目まぐるしく変わっていくのでテンポ良く読めます。

フシが感情や言語や文化や生き方を獲得していくプロセスは、読んでいるとまるで夏休みの自由研究の蟻の観察日記のような気分になることでしょう。フシを観察することによって、感情とは?死とは?文化とは?と考えさせられちゃいます!

観察日記なので、説教臭いところはなく、あくまで解釈は読み手であるあなたたち次第であるというところがポイントです!

(著:たなべ)

あらすじ最初は小さな球体として登場する、死の概念がない存在「フシ」。

石のような無機物から、犬や人間まであらゆるものの姿を模倣しながら、様々な人と出会い、別れを何度も何度も繰り返して心を学んでいく長い旅を描いた壮大なファンタジー!

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いつか自分も大切な誰かと別れなければいけない、それは数十年後かもしれないし、明日かもしれない。そんなことを考えてシュンとしながら読みましょう!

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シュンとしながらなんですね……笑

4位『とんがり帽子のアトリエ』

まるで魔法!美麗な世界観で楽しむ魔法に憧れた少女の物語

作者白浜鴎
掲載誌月刊モーニングtwo(講談社)
掲載年2016年~(既刊10巻)

1コマずつじっくり眺めたくなる美しさが魅力の『とんがり帽子のアトリエ』。魔法のシステムも、いわゆる魔法ファンタジーで登場する魔法とは一味違っていて、どこかほっこり懐かしい気持ちになる絵柄なのに新鮮な驚きに満ちています!

単なるココの成長ファンタジーではなく、悪い魔法使いが登場したり、魔法の運用に関して課題があったり。絵柄同様、ストーリーの組み方も丁寧で繊細なので、本当に今後が楽しみ。飯テロスピンオフ『とんがり帽子のキッチン』もおすすめ!なんと魔法の料理が作れちゃいます。

(著:双海)

あらすじココは幼い頃お祭りで買った魔法に関する本に出会ってから、すっかり魔法の虜でした。魔法使いになることを夢見ていますが、この世界では魔法は魔力を生まれ持った者だけが使える特別な力なのです。

ある日ココの店にキーフリーという魔法使いがやってきます。彼が魔法を使って馬車を修理する様子を覗き見してしまったココは、魔法に隠されたとある秘密に近づいてしまい……。

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画集レベルの美しさ!眺めるだけでも元が取れちゃいます。

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アニメ化も決定したので楽しみですね!

5位『転生したらスライムだった件』

時代はスライム最強!人たらしスライムによる痛快建国譚

作者原作・伏瀬
漫画・川上泰樹
キャラクター原案・みっつばー
掲載誌月刊少年シリウス(講談社)
掲載年2015年〜(既刊20巻)

「転スラ」こと『転生したらスライムだった件』は「小説家になろう」発の小説を漫画化した作品。 覇権アニメの原作として抑えておきたい作品ですし、「なろう系」だからと避けてしまうとめちゃくちゃ損です! 主人公最強系で序盤はアットホームな雰囲気で国造りをしていきますが、面白いのはその先。仲間の死の危機という大ピンチを前にしてからのリムルのガチギレ→覚醒→無双の展開で、一気に緊張感が加速していきます。 割と平和主義な感じでやってきたリムルが、守りたい仲間のためなら人間でも殺すと覚悟を決めたことで、バトルものとして一皮むけた印象です。

(著:双海)

あらすじ通り魔に刺されたサラリーマン・三上は、気がつくと異世界の洞窟でスライムに転生していました。 彼は洞窟で出会った竜からリムルの名をもらい、チート級のユニークスキルを駆使して無双していきます。

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新作出過ぎななろう系で1本おすすめするとしたらコレかな。好感持てる主人公大事。

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「転スラ」はじわじわ面白くなっていきますね!

6位『東京喰種トーキョーグール』【完結】

半喰種は人か怪人か?生を強烈に描き出す美麗ダークファンタジー

作者石田スイ
掲載誌週刊ヤングジャンプ(集英社)
掲載年2011年〜2014年(全14巻)

『東京喰種トーキョーグール』は、「生きるとは、悪とは」というテーマに対して愚直に向き合っている作品です。 人間と喰種(グール)、両方の視点から物語が進行していくので、世の中の不条理や誰かを糧に生きることの残酷さを肌で感じることができます。 誰も絶対的な悪ではないけど、絶対的な正義でもない。だから誰も救われない。そんな世界観を楽しみたいなら「Re:」からが本番です。

(著:MT)

あらすじ人を喰らう喰種(グール)が人間社会に紛れている世界。普通の大学生・金木研(かねきけん)は、喰種に襲われ瀕死になっているところを病院に運ばれ、喰種の臓器を移植されることで生きながらえます。 人でも喰種でもない存在となった金木は、喰種の世界へと足を踏み入れることになるのでした。

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自分が高校生くらいの時に流行った漫画。当時は「一方通行ではない悪と正義」みたいな描き方は珍しかったので印象に残ってます。

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指パッキン流行りましたね〜。

7位『タコピーの原罪』【完結】

僕が笑顔にしてあげるっピ!タコピーがもたらすのは罪か、ハッピーか?

作者タイザン5
掲載誌少年ジャンプ+(集英社)
掲載年2020年~2021年(全2巻)

全16話で漫画ファンを震撼させた『タコピーの原罪』。正直色々とヤバくて気軽には薦められない作品ですが、ある程度心が元気なときに勇気を出して一気読みしてみてください!

タコピーは地球外生命体なので、人間の倫理観なんて一切理解できない。だから良かれと思った言動で、どんどん事態を悪転させていっちゃうんですが……。特に1巻前半はメンタルをゴリゴリに抉られます。この話に何を感じるかは人それぞれだと思いますが、何かしら大切なものを受け取れるはずです。覚悟を決めて読んでください!

(著:双海)

あらすじ2016年の地球、ハッピー星人タコピーがハッピーを広めるためにやってきます。タコピーが出会ったのは久世しずかという小4の女の子でした。空腹なところを彼女に助けられたタコピーは、表情の乏しい彼女を笑顔にしてみせると決意します。

タコピーは様々なハッピー道具を使ってしずかを笑顔にしようとしますが、効果はありません。ついに彼女は心の支えだった愛犬チャッピーを失ってしまい……。

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考えすぎて睡眠時間が削られました。衝撃という意味では今年1かも。

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私、解説記事書きました!作者のインタビューも併せて読むと納得感ありそうです。

8位『デビルズライン』【完結】

人とそれ以外は交わらないべきなのか……「吸血鬼」と「人間」の狭間で揺れる想い

作者花田陵
掲載誌月刊モーニングtwo(講談社)
掲載年2013年〜2019年(全14巻)

『デビルズライン』は花田陵の初連載作品にして累計280万部を超えた吸血鬼ダークファンタジー。一度完結しましたが、2021年末より待望となる続編の連載もスタートしました。

吸血欲を持つ「鬼」が人知れず存在している現代日本。ファンタジー要素が強い物語にもかかわらず、マイノリティに対する差別・偏見や政治的な対立も描かれ、どこかリアリティを感じるのが魅力です。

本作は恋愛要素も外せないポイント。鬼と人のハーフとして生まれた安斎は閉鎖的で人との関わりを避けて生きてきましたが、純朴だけど芯の強いつかさに惹かれ、お互いを強く思い守り合いながら成長していきます。

(著:わが)

あらすじ鬼の犯罪を専門に取り締まる警視庁の刑事・安斎結貴は、鬼と人のハーフ。とある事件をきっかけに大学院生・平つかさに出会い、2人の距離は縮まっていきます。

それまで鬼の存在を知らなかったつかさですが、安斎と出会ったことで鬼が関わる凶悪な事件に関わりを持つようになり……。一方の安斎も自身の出自にまつわる闇に触れ、鬼の抹殺を画策する組織「CCC」との戦いに奔走するのでした。

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安斎とつかさの恋愛が切ない&ちょっぴりエロティックなのが好きで読み始めたのですが、物語が進むにつれてサスペンス要素がどんどん重厚になって読み応えバツグン!

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ガッツリ男性向けのダークな感じの表紙ですが、「少女漫画か!?」と思うくらい恋愛要素多めなので女性でも楽しめます!

9位『Dr.STONE』

科学バカが0から始める文明開化!新感覚サバイバル冒険譚

作者原作・稲垣理一郎
作画・Boichi
掲載誌週間少年ジャンプ(集英社)
掲載年2017年〜(既刊25巻)

全人類が石化して約3700年が経ってしまった地球を舞台に、科学少年・千空と仲間たちが文明復興を目指す『Dr.STONE』。 本作の魅力を一言で語るのは本当に難しい。なぜなら『Dr.STONE』はキャラクター・毎話進化していく発明品・謎の「Why man」、どこをとってもワクワクすること間違いなしの総合エンターテインメント作品だからです。

アニメでは司帝国との対決までしか描かれていませんが、漫画ではその後なんと日本を出て大陸に渡り、最終的には月を目指すことになります。

科学の進歩はもちろん、キャラクターもどんどん成長していくので、まさに人類の進化を目撃している気分になれる作品だと言えるでしょう!

(著:MT)

あらすじ謎の光に包まれたことで地球上の全人類が石化。 約3700年後、石化から目覚めた科学オタクの石神千空(いしがみせんくう)は友人の大樹(たいじゅ)と力をあわせ、すべてが失われた世界に文明を築くことを決意します。

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見た目的にゲンは絶対裏切りそうだと思ったのに、いつの間にか千空のパートナーになってて不覚にも熱くなりました。

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わかります〜。ゲン地味にめちゃいい奴で株爆上がりです。

10位『葬送のフリーレン』

冒険の終わりから始まる、他者を知るための静寂ロードムービー

作者山田鐘人(原作) , アベツカサ(作画)
掲載誌週刊少年サンデー(小学館)
掲載年2020年~(既刊7巻)

『葬送のフリーレン』は魔王を倒す勇者たちの冒険そのものではなく、その後の人生に焦点を当てた冒険後日譚です。 長い寿命を持つフリーレンは旅をする中で、何を感じ何を見つけるのか。彼女と共に旅をしている気分で、人生の意味について考えさせられる異色ファンタジーです。

人間との時間感覚の差だけではなく同じく長命なドワーフ族のアイゼンとの差も描かれていたりと、重厚な世界観に作者のこだわりを感じました。

(著:MT)

あらすじ魔王を倒した勇者パーティーの一員だったフリーレンはエルフの魔法使い。1000年以上は生きるフリーレンにとって、彼らと過ごした10年は取るに足りない年月でした。 それから50年後、パーティーメンバーの葬儀をきっかけに、彼らとの関わり方を悔いたフリーレンは、人間を知るための旅に出ます。

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ちょっと切ない日常ファンタジーという感じ。

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めちゃくちゃ賞取ってましたね〜。

11位『ダレン・シャン』【完結】

原作を忠実に再現!初恋はクレプスリーでしたって人、いるよなぁ!?

作者原作:ダレン・シャン
漫画:新井隆広
掲載誌週刊少年サンデー(小学館)
掲載年2006年〜2009年(全12巻)

小学校の図書室に原作の小説『ダレン・シャン』があったという人も多いのでは?

新井隆広版の『ダレン・シャン』は、原作のストーリーや描写を忠実に再現しているコミカライズ作品です。基本的に小説の1巻分が漫画1巻分という構成になっているので、同時並行で読み進めてみるのもおすすめです。

成長途中の少年ダレンと、そんな彼を父親のように見守るクレプスリー。2人の関係性が、私が初めて感じた「尊い」という感情の原点なのかもしれません。

ダークファンタジーテイストで残酷な描写も多いものの、仲間との絆や自分とは違う考え方、感覚を持った者との交流が描かれているなど、生きる上での教訓が学べる作品です。

(著:MT)

あらすじ蜘蛛が大好きな少年ダレンは、ある日親友のスティーブに誘われてとあるフリークショーを訪れました。そこで登場した毒蜘蛛のマダムに魅了されたダレンは、出来心からマダムを自宅に連れて帰ることに。

しかしその後、とある事件によりマダムがスティーブを噛んでしまいます。そんな時、マダムを取り返しにきたバンパイア・クレプスリーが「親友を助けたければ、自分の血を受け入れてバンパイアになれ」と迫ってきて……。

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コミカライズはされていませんが、公式スピンオフ『クレプスリー伝説』も絶対に読んでほしい!マジでクレプスリーはおじさんの鏡!

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熱量……笑

12位『魔法使いの嫁』

不幸な少女は人外魔法使いと出会って温もりと魔法を知る

作者ヤマザキコレ
掲載誌コミックブレイド , 月刊コミックガーデン(マッグガーデン)
掲載年2014年~(既刊17巻)

アニメ化もされた『魔法使いの嫁』は静けさ漂う魔法ファンタジーもの。「ハリポタ」好きはこの湿度感じるイングランドの世界観、好きだと思います!妖精とか竜とかもワクワクしちゃいますよね。

ほのぼの新婚ものっぽいタイトルですが、幸薄なチセと人間嫌いなエリアスの交流はとても不器用で、関係は静かに育まれていきます。派手さはありませんが、その静けさが心地良い作品。中盤から突入した学院篇も、また少し雰囲気が変わって面白いです!が、チセとエリアスの仲が深まってほしくてヤキモキさせられています!

(著:双海)

あらすじ人ならざるものが視えるせいで天涯孤独となり生きる希望も失った少女チセ。謎の男に導かれるまま、彼女はイギリスで自身を闇オークションにかけます。そこでチセを500万ポンドで落札したのは、骸骨の頭を持つ異形の魔法使いエリアス・エインズワースでした。

エリアスはチセが類稀なる魔法の素質を持っていることを見抜き、彼女を弟子兼妻とすることを宣言。こうしてチセのイングランドでの不思議に満ちた新しい人生が始まります。

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『赤髪の白雪姫』好きなので学んでたくましくなっていくチセちゃんが好きです!

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漫画というより小説のような繊細さがある作品だと思います。

13位『王様ランキング』

友達ができて輝き始める、小さき王子の人生!ハンカチ必須の感動冒険譚

作者十日草輔
掲載誌マンガハック(エコーズ)
掲載年2017年~(既刊13巻)

号泣できる冒険ファンタジーが読みたいなら『王様ランキング』がイチオシ!今後不朽の名作として語り継がれてほしい作品の個人的上位にランクイン中です。

本当に強い人ってどんな人か、本当に優しい人ってどんな人か。ボッジの冒険と一緒に、少しだけ自分の心も広がったような気がします、気がするだけかもしれませんが!シンプルな絵柄だけど、それくらい話の中にのめり込めます。

あとやっぱり登場人物全員を好きになれるって、優しい心になりたいときに本当に大切。まだボッジとカゲの冒険は続いているので、完結まで見届けたい!

(著:双海)

あらすじ王様ランキング上位の父を持つボッジはボッス王国の第1王子。巨人の父のように立派な王様になることを夢見るボッジですが、彼はひときわ小柄で非力、耳も聞こえず話すこともできません。周囲は誰もが、彼に王は務まらないだろうと考えていました。

そんなある日、ボッジは絶滅した影の一族の生き残り・カゲと出会います。なぜかカゲはボッジの声にならない言葉を理解できました。初めての友達ができたボッジの、勇敢な冒険が始まります。

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ボッジの笑顔を見るだけで「ボッジ~(号泣)」してしまう。アニメもすごく良い出来でした!

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「愛してしまったんだ全部 全部〜!」

14位『【推しの子】』

最強タッグが生み出す強烈な変化球アイドル×SF漫画が誕生!

作者赤坂アカ(原作) , 横槍メンゴ(作画)
掲載誌週刊ヤングジャンプ(集英社)
掲載年2020年~(既刊7巻)

「かぐや様は告らせたい」の赤坂アカと『クズの本懐』の横槍メンゴのタッグとあって序盤からさすがのクオリティ!なぜこれがファンタジーなのか、数話読むと「なるほど~」とアハ体験ができます。そこがすごく面白いのでここでは深くは語りませんが、騙されたと思ってまずプロローグを読んでください!

本作のすごいところは、タイトル通り業界もの要素もありつつ、SF、サスペンスも混ぜてくるところ。全然先が予想できません。意外とコメディに寄らず風刺めいた描写もあって、今後ますます注目を集めること必至です!

(著:双海)

あらすじ産婦人科医・ゴローはアイドル星野アイのファン。ある日ゴローの前に現れたのは、なんと妊娠中のアイでした。ゴローはかつて幼くして亡くなった元患者さりなのこともあり、アイには子供を産んで、その上でアイドルを続けさせてあげたいと思うようになります。

アイは順調な妊婦生活を送り、もうすぐ出産……というところで、ゴローの身に大事件が発生。ところがゴローは思わぬ形でアイと再会を果たすのでした。

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こんなリアル(?)にバブみが強くてオギャれる漫画めったにない!

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謎が少しずつ明かされているので飽きずに一気読みできちゃう漫画です!

15位『シャングリラ・フロンティア~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~』

プロのクソゲーマーが神ゲーを攻略する!なろう発ゲーム冒険譚

作者硬梨菜(原作) , 不二涼介(作画)
掲載誌週刊少年マガジン(講談社)
掲載年2020年~(既刊8巻)

『小説家になろう』で人気のVRMMOゲームをテーマとした『シャングリラ・フロンティア ~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~』は、ゲーム好きなら買わないと損な作品!なろう系ですが、唐突なチートスキルではなく、クソゲーゲーマーとして培ってきた技術が活かされている点が魅力です。

かなりゲーム内の設定がしっかりしていてやや難解なのですが、漫画になったことで一気にわかりやすくなりました。見せ方も上手で、ゲームはそんなにしないけどゲームの醍醐味を味わってみたいという人が読んでも面白いと思います!

(著:双海)

あらすじクソゲーのプロ・楽郎(らくろう)は手強いクソゲーを攻略して燃え尽きていました。そこで気分転換として神ゲーと話題のVRゲーム「シャングリラ・フロンティア」をプレイしてみることに。

彼は本名からとったサンクラというプレイヤーネーム、初期装備を売った上裸&鳥マスクという姿でついに神ゲーの世界に足を踏み入れます。彼のクソゲーで培われた数々のスキルと理不尽耐性が、意外な形でゲームの世界に影響を与えていくのでした。

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鳥人チート系かと思ったらそういうこと!?特技の延長線で強くなっていく感じが好感持てます

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チートも良いですが、やっぱり主人公は応援したくなる方がいいですよね。

もっとSF・ファンタジー漫画が知りたい人はこちら

恋愛・ラブコメおすすめ漫画

ここでは、手っ取り早く胸キュンをチャージできる恋愛・ラブコメ漫画を紹介していきます。ここで挙げている作品を読めば、ざっと3年分くらいの胸キュンは摂取できるはず。テンション高めから感動系まで集めたので、自分の気分に合わせて楽しんでください。

1位 『会長はメイド様!』
2位 『花より男子』
3位 『君に届け』
4位 『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』
5位 『五等分の花嫁』
6位 『フルーツバスケット』
7位 『ゴールデンラズベリー』
8位 『桜蘭高校ホスト部』
9位 『orange』
10位 『からかい上手の高木さん』
11位 『暁のヨナ』
12位 『わたしの幸せな結婚』
13位 『きょうは会社休みます。』
14位 『ワンナイト・モーニング』
15位 『氷の城壁』

1位『会長はメイド様!』【完結】

変態宇宙人(元祖スパダリヒーロー)は好きですか?答えはYES一択!

作者藤原ヒロ
掲載誌LaLa(白泉社)
掲載年2006年〜2013年(全18巻+特別編1巻)

藤原ヒロの代表作である『会長はメイド様!』は少女漫画界最強カップル(当社比)が登場する学園ラブコメ作品。

普段はしっかり者で男顔負けのかっこよさを誇るヒロイン・鮎沢美咲が、変態宇宙人こと碓氷拓海の前でだけ見せるふにゃふにゃした照れ顔は全世界必見です!自分でどんどん道を切り開いていくタイプのヒロインなので、碓氷だけでなく美咲のファンになったという読者も少なくないはず。

美咲のピンチを碓氷が助けるという構図が物語前半ではメインですが、後半になると立場が逆転して、八の字眉毛の碓氷も堪能することができます。スパダリイケメンがなんだかんだヒロインに振り回される展開はいつの時代も最高に萌えですよね〜!

(著:MT)

あらすじ主人公の鮎沢美咲はしっかり者で文武両道、先生からの信頼も厚い完璧な生徒会長。男子ばかりの高校に女子の入学志願者を増やすため、すこし(かなり)厳しく男子生徒を取り締まっていました。

男子生徒からは鬼会長と呼ばれて恐れられており、そんな会長と対等に渡り合える人物は完璧超人の碓氷拓海くらいでした。

そんな美咲のバイト先は、なんとメイド喫茶。苦しい家庭を支える為、周りには秘密でメイドのミサとして働いていたのです。絶対に周りにバレたくないと思っていたのも束の間、ある日たまたま店の前を通った碓氷に、ミサとして働いていることを知られてしまいます。碓氷はそれからも、事あるごとに美咲に絡んできてーー。

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新刊が出るたびに本屋さんで小躍りしていました。ザ・女の子みたいなヒロインではないからこそヒロインに共感できるし、夢も恋も諦めないで良いんだと教えてくれた神作品です。

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でた〜〜〜!ごり押し1位!

2位『花より男子』【完結】

何度も読みたい不朽の名作。つくしとF4の魅力は不滅

作者神尾葉子
掲載誌マーガレット(集英社)
掲載年1992年〜2004年(全37巻)

『花より男子』は、元祖「庶民×セレブ」の少女漫画。韓国や中国などでもドラマ化され、国際的にも人気を博しています。 特に序盤はF4(主に道明寺)による嫌がらせがかなり強烈な上、道明寺の巻きすぎなクルクルパーマとお金でなんでも手に入れようとする根性にうんざりするかもしれません。かくいう私も、序盤は圧倒的に花沢類推しでした。 しかし読み進めていくと、ある意味ピュアな道明寺が可愛く見えてくるんですよね。変な横文字を使うのもツボだし、つくしのことを好きになった後はとことん一途に突っ走る姿はまるでお馬鹿なわんこ。 愛すべき残念系イケメンヒーローといえば、道明寺で決まりでしょう。

(著:MT)

あらすじ御曹司揃いの裕福な学園に入学した一般庶民の牧野(まきの)つくし。彼女は持ち前の正義感から、学園を牛耳る御曹司4人組・F4に盾突き、全生徒からいじめのターゲットとなってしまいます。 雑草根性たくましい彼女は決してめげず、その姿にF4のリーダー道明寺司が惹かれていき……。

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いまだに主題歌流れるとワクワクしますよね〜!リメイクもめっちゃされてるし、そろそろ新アニメくるか!?

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新アニメ嬉しい!!現実になってほしい〜〜!

3位『君に届け』【完結】

真っ直ぐな2人が紡ぐ直球少女漫画!理想の高校3年間がここに

作者椎名軽穂
掲載誌別冊マーガレット(集英社)
掲載年2005年~2017年(全30巻)

爽子の恋や友情を中心に高校生活3年間を描き切った少女漫画『君に届け』。一見「暗い女の子」と「イケメンヒーロー」のシンデレラストーリーだと思われがちな本作ですが1番爽やかなのは主人公の爽子で、ヒーローの風早はそこまで出来た人間でもないってところがまたギャップがあって良いんですよね。 ヤキモキしたり嫉妬したりする風早と、宇宙の様に広い心でそれを受け止める爽子の関係性が尊すぎる……。 また読者目線では割と序盤から両片想いであることがわかる構図になっているので、安心して2人の恋を応援できるのもポイントです。ヒーローの感情が読めないと、読んでいてモヤモヤしちゃいますしね。

(著:MT)

あらすじ見た目が陰気なせいで「貞子」と呼ばれる黒沼爽子(くろぬまさわこ)。心はとってもピュアな爽子ですが、高校入学後、クラスでは浮いた存在になっていました。 そんな爽子と同じクラスになったのは、爽やかで男女問わず人気の風早翔太(かぜはやしょうた)。正反対に見える2人は次第に惹かれ合っていき……。

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アニメも漫画も実写化も最高に良かった〜。青春=『君に届け』と言っても過言ではない!

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いや本当、青春の教科書ですよね。ピンみたいな大人に憧れたな~!後生だから番外編であやねとピンを描いてほしい。

4位『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』

“お可愛い”恋模様にノンストップニヤニヤ!戦と銘打たれた学園ラブコメ

作者赤坂アカ
掲載誌ミラクルジャンプ・週刊ヤングジャンプ(集英社)
掲載年2015年〜(既刊24巻)

『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』は白銀とかぐやのもどかしい恋模様にキュンキュンできるラブコメです。 エッジの効いたギャグに笑って、恋の駆け引きにニヤニヤしたり、思春期ならではの人間模様にうるっとしたり……。特に石上の過去編かなり辛くて心がえぐられました。生徒会メンバーと出会えてよかったね。石上!!!

(著:MT)

あらすじエリート集う名門校・秀知院学園の生徒会で日々繰り広げられているのは、会長・白銀御行(しろがねみゆき)と副会長・四宮かぐやの恋の駆け引き。 お互い惹かれ合っているもののプライドの高さゆえ素直になれない2人は、相手に告白させる=勝利のために今日も不毛な頭脳戦を繰り広げるのでした。

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アニメのぬるぬるダンスもミーム化してましたね!

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ハイテンションお馬鹿ラブコメみたいな感じなのに所々で感動挟んでくる不意打ちに注意です!

5位『五等分の花嫁』【完結】

5つ子が恋したのは1人の青年?5人5色の恋で500%のドキドキ

作者春場ねぎ
掲載誌週刊少年マガジン(講談社)
掲載年2017年〜2020年(全14巻)

『五等分の花嫁』は「最後は誰と結ばれるのか?」という考察要素も楽しめるラブコメ作品。 モノローグで風太郎が5人のうち誰かと結婚することが示されていますが、誰なのかは終盤まで分かりません。それぞれが最高に可愛いのですが、それだけで終わらない設定を活かした謎解き的な面白さが魅力です。 最終回を読んでから1話を読み返すと、確かにその時点でかなり伏線があるんですよね〜!

(著:MT)

あらすじ貧乏な上杉風太郎は、富豪の娘の家庭教師を引き受けることに。生徒はなんと同級生の5つ子で、全員勉強嫌い。 問題児5人に手を焼きながらも、交流を深める中でやがて5人は風太郎に恋をして……。

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私ハーレム系ってあんまり好きじゃないんですけど、この作品は主人公が結構好感度高いので読めました!伏線考察面白い!

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へ〜!キャラ可愛いから読んでみようかな。

6位『フルーツバスケット』【完結】

ただの少女漫画じゃない。優しく深く人生を教えてくれる名作

作者高屋奈月
掲載誌花とゆめ(白泉社)
掲載年1998年〜2006年(全23巻)

十二支の呪いを持つ草摩一族と、心優しい透との交流を描く『フルーツバスケット』。 登場人物の誰も置いていかないところが、この作品で伝えたい優しさなんだな……と読み返す度に泣いています。ガチめに人生の教科書だしみんな道徳の授業で読むべき。 透はその人の素敵なところはきっと背中についていて自分では気づけないけど、誰でも素敵なところを持っていると言うんです。こんなこと言われたらそりゃツンな夾くんもはにかんでしまいますわ。 大人になってから夾くんの良さに目覚めたので、昔読んだという人も改めて読んでみてほしい。

(著:双海)

あらすじ身寄りをなくしテント暮らしをしていた本田透は、ひょんなことから同級生の草摩由希が暮らす家に居候することに。 そこに由希をライバル視する草摩夾が現れ、透は彼ら草摩一族が異性に抱きつかれると十二支の動物に変身してしまうという秘密を知ってしまいます。

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サブキャラなんて存在しません!全員が幸せになるハッピーなお話!

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分かりみが深い……。全員推しカプです。

7位『ゴールデンラズベリー』

“続かない“2人の、嵐のような雑草ラブコメ

作者持田あき
掲載誌FEEL YOUNG(祥伝社)
掲載年2021年〜(既刊2巻)

それぞれ仕事と恋愛が続かない男女が、マネージャーとタレントとして芸能界で雑草魂を爆発させる系ラブコメディ。32歳で転職24回目の北川啓介と、付き合った人数は数知れずの吉川塁。続かなすぎでは?という2人ですが、北川は塁の瞳(め)に、塁は北川の熱量に惚れ、やっと続けたいことを見つけます。

周囲に「アツすぎて空回ってる」「顔だけでスカしてる」と言われようが2人には何も響かない。だってお互いしか見てないから……。ただし、よくある様なマネージャーとタレントの禁断の恋!キュン!ではないです。なんかこじらせてるし、合間合間にシュールな笑いをぶち込んできます。

持田先生に言わせれば「心臓がドキドキ」じゃなくて「ベッコンベッコン」ですからね。胸キュンの最上級ってベッコンベッコンなのかーー。

そんなシュールさに気を抜いていたら2人の真剣な表情にグッときて、と思いきやいきなり心臓ギュンとなるようなラブなシーン登場……と嵐のような作品です。

(著:櫻井)

あらすじ24回目の転職で芸能マネージャーとなった北川啓介は手塩にかけた女優の芸能界デビューに失敗。25回目の転職を考えていたある日、何人目かも分からない彼氏と同居解消真っ只中の吉川塁に出会います。

彼女の睨む様な真っ直ぐな目つきに惚れた北川は再度奮起、彼女をスカウト。そして、なぜか「僕と結婚してくれませんか?」とプロポーズまで……。続かない2人の、仕事と恋の行方はいかに?

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主人公たちは全力!熱量!負けんぞ!という感じでアツイですが、読んだ後に謎の爽快感が得られます。ちなみにハイスペックダメ男子、沼るので要注意です。

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ハイスペダメ男子!新しい扉が開かれそう。

8位『桜蘭高校ホスト部』【完結】

子供の頃、これが高校生活なんだって本気で思ってました……

作者葉鳥ビスコ
掲載誌LaLa(白泉社)
掲載年2002年~2010年(全18巻)

『桜蘭高校ホスト部』はラブありハートフルありの学園コメディ。アニメ化やドラマ化もされた作品です。 ciatrに存在するほとんどのおすすめアニメ・漫画に入っているであろう本作。まだ漫画・アニメに触れたことない人はおめでとうございます。今からフレッシュな気持ちでこの作品を読めるなんて、羨ましすぎる……。 高校に対する(過度な)夢を与えてくれたのがこの作品でした。中性的なヒロインというのも当時の私にとってはかなり衝撃的で、ハルヒになりたくて髪をバッサリ切ったのはここだけの秘密。テンション低めな主人公×ハイテンションバカ殿環のやりとりは、いつ読んでも元気を貰えます。

(著:MT)

あらすじ庶民の藤岡ハルヒが特待生として通う桜蘭高校は「1に家柄、2にお金」な超金持ち学校。ある日ハルヒがうっかり開けた扉の向こうには、暇を持て余した美少年たちが営むホスト部の姿がありました。

トラブルからホスト部に入部することになったハルヒでしたが、男の子に見えた彼は実は女の子だったのです。おバカな部長・須王環を筆頭に、キャラの立った美形男子6人とハルヒの騒がしい日々が始まります。

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漫画全巻紙で揃えました!最終回まで「ホスト部〜!」って感じで大好き。バイブルです。

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まいてぃさん「ホスト部」本当大好きですよね〜。いつも言ってる気がする。

9位『orange』【完結】

最愛の人を救えるか?タイムパラドックス×ラブストーリー

作者高野苺
掲載誌漫画アクション(双葉社)
掲載年2012年~2015年(全7巻)

10年後の自分から届いた手紙をきっかけに、後悔しない未来を作ろうと奮闘する高校生たちの恋と友情を描く『orange』。 泣きすぎるから読み返せなくなったほどしんどい作品。ヒロインは菜穂というより翔だと思っていて、彼をどうしたら救えたのかという物語なのですが、翔があまりにも幸薄……。どうにかハッピーエンドになってほしいと願うように読んだのを覚えています。 連載10周年を迎える2022年4月に本当の最終巻7巻が発売。本来の最終巻だった5巻で当時色々と思うところがあってエンドロールを迎えるのが怖いのですが、みんなで読めば怖くない。みんなで泣きましょう。

(著:双海)

あらすじ高校2年生の菜穂(なほ)に届いたのは、未来の自分からの手紙。いたずらだと思った菜穂でしたが、手紙に書かれていた通りに、菜穂は転入生の翔(かける)と出会い、彼を好きになります。 さらに手紙には、このままでは翔が事故に遭う未来が待っていると書いてあり……。

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当時表紙買いで1巻と出会ったのですが、「すごい漫画買っちゃったな」と思ったくらい表紙から想像できない展開が待っていました。

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朝本屋で7巻買ってきました!

10位『からかい上手の高木さん』

高木さんの可愛さに完敗。中学生のほのぼの日常ラブコメ

作者山本崇一朗
掲載誌ゲッサン(小学館)
掲載年2013年〜(既刊17巻)

『からかい上手の高木さん』は、高木さんがひたすら彼をからかう日常を切り取ったワンシーンラブコメ。 「んん゛っ」と変な声が出るし口角アンミカか!?というくらいニヤニヤしてしまうので、人権を守りたいなら完全に人の目がないところで読むべき作品です。 1巻登場の「日直」回。高木さんは「なんか、静かな教室でふたりっきりだとさ、世界にふたりしかいない感じしない?」と言うのですが、この回のセリフと空気感がそのままこの作品の醍醐味につながっていてすごく印象的でした。 大人になった2人を描く『からかい上手の(元)高木さん』と本作を行ったり来たりするのもおすすめです。

(著:双海)

あらすじ思春期真っ盛りの男子中学生・西片にはある悩みが。それは隣の席の高木という同級生に、毎日からかわれてしまうこと。 授業中や早朝の教室、帰り道で、今日も西片は高木さんにからかわれて翻弄されるのでした。

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男子中学生の心で読むと楽しいです。低刺激でほんわかできるので疲れているときに読んで癒やされてください。

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「元」になること確定なので安心感がすごいですね。

11位『暁のヨナ』

ヨナとハクの甘すぎる主従ラブに胸キュン超えて胸ギュン!

作者草凪みずほ
掲載誌花とゆめ(白泉社)
掲載年2009年〜(既刊37巻)

男女問わずおすすめしたい少女漫画といえば『暁のヨナ』。 四龍を探す旅に出るというファンタジー冒険要素があったり、高華王国と他国の政治的なドラマも丁寧に描いているため、「キングダム」や「アルスラーン戦記」の様な本格ファンタジーが好きな男性読者も楽しめる作品だと思います。 もちろん、ハクとヨナの甘すぎる恋愛模様にも注目。特に、負傷したハクにヨナが口移しで水を飲ませようとしたシーンはギュンギュンすること間違いなしです。それまで恋愛的にはなかなか進まなかった2人の関係性が一気に加速した瞬間でした。

(著:MT)

あらすじ高華王国(こうかおうこく)の王女・ヨナは想い人であるスウォンの謀反により、国王である父を殺され自らも命を狙われることに。 ヨナは護衛で幼馴染のハクと共に城を逃れ、神官の元へ。ヨナは神託に従い、ハクと共に伝説の四龍の戦士を探す旅に出ます。

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私は圧倒的にハク推しです!!!男気が溢れすぎていて……。

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わかります。全部わかったうえで動いているジェハのちょっと寂しそうな雰囲気も捨てがたいですが……!

12位『わたしの幸せな結婚』

幸薄少女の笑顔を守りたい。健気で泣ける純愛大正ロマン

作者原作・顎木あくみ
漫画・高坂りと
キャラクター原案・月岡月穂
掲載誌ガンガンONLINE(スクウェア・エニックス)
掲載年2019年〜(既刊3巻)

「小説家になろう」発の『わたしの幸せな結婚』は、結婚から始まる美しい恋愛和風ファンタジー漫画。 愛されたことのない美世が旦那様に心を開き、恋をしていく様子が丁寧に丁寧に描かれている作品です。2人の会話は少なめですがその分モノローグでそれぞれの気持ちがしっかり説明されているので、キャラに感情移入できるのも特徴。気付いたら「その気持ち分かる」と共感しています。 そして旦那様のさりげない優しさがキュン通り越して、尊い……。何も言わずに美世に歩調を合わせたり、出掛け際にお守りをくれたり、惚れないわけないですよこんなの。

(著:ゆんちぃ)

あらすじ異能を持つ家系ながら、力を受け継がず生まれた斎森美世(さいもりみよ)。 無能だと蔑まされ使用人のように生きてきた美世は、冷酷無慈悲で有名な軍人・久堂清霞(くどうきよか)の元へ嫁ぐことになります。追い出されることを覚悟で嫁いだ美世を待っていたのは……。

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旦那様の性格が「冷たそうに見えて本当は優しい」という、全女子が大好物な設定。ハマらない人はいないでしょう!

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アニメ化実写化とアツいですね!

13位『きょうは会社休みます。』【完結】

33歳OL、初めての恋。理想の年下彼氏との関係に胸キュン

作者藤村真理
掲載誌Cocohana(集英社)
掲載年2012年〜2017(全13巻)

綾瀬はるか主演でドラマ化された『きょうは会社休みます。』は、三十路OLの初めての恋愛を描く王道胸キュン漫画。 幼女にとっての『シンデレラ』、アラサーにとっての『きょうは会社休みます。』です。少女漫画は夢があってなんぼだと、アラサーだって夢を見ていいんだと、現実の波に揉まれてガサガサに荒れた心に染み込んでいく高級美容液のような作品。 田之倉悠斗という男が本当にずるくて、花笑さんが弱気になったり年齢に引け目を感じてたりすると、すかさず男気を出してくる。「こんなんで別れると思った?」と突然の雄みを出された瞬間、年下彼氏のギャップにハマること間違いなしです。

(著:双海)

あらすじ処女であることをこじらせたまま33歳の誕生日を迎えた真面目だけれど地味なOL・青石花笑。 そんな彼女が誕生日の翌朝目を覚ますと、会社の大学生アルバイト・田之倉悠斗と一夜をともにした後で……。

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田之倉くんもかわいい!けど私は朝尾さん推し!朝尾さんも幸せになれますように……。

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社会人って案外出会い少ないからなぁ〜。漫画で補給するしかない。

14位『ワンナイト・モーニング』

一夜を共にしたあの子と何を食べる?そして、何を思う?

作者奥山ケニチ
掲載誌ヤングキングコミックス(少年画報社)
掲載年2019年〜(既刊6巻)

奥山ケニチが描く、恋愛×グルメの短編漫画集。一夜を過ごし、朝ごはんを一緒に食べる、そんな男女の仲を描いた本作は、連載当初からSNSなどで話題を呼びました。2022年8月にはWOWOWでのドラマ化も決定しています。

そんな本作の魅力は、なんとも言えない「エモさ」。名前もない関係性の2人が過ごす夜はどんな経緯で始まるのか、迎えた朝に食べるそっけない朝ごはんはいつもとちょっと違います。

そんな2人の複雑な心境が優しいタッチのイラストで描かれています。また、短編集ということもあり、電車の中やちょっとした待ち時間でちょこっと読めるのもポイントです。サクッとエモい気分に浸れますよ。

(著:アオバ)

あらすじただの納豆ご飯でも、ただのトーストでも、いつもの朝ごはんとはちょっと違う味。それは昨晩を過ごしたこの子と一緒に食べているから。

付き合う前の微妙な関係の2人や、昨日出会ったばかりの2人、高校の頃好きだったあの子……。本作品は色んな形の男女が出てきます。

そんな「2人」たちのワンナイト、そしてちょっとした特別な朝ごはんはどんなものなのでしょうか。

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毎朝電車の中で、1話ずつ大切に読み進めています。なんとなく羨ましくなるような物語が詰まった短編集です。誰かに教えたいような教えたくないようなそんなエモさを含んでいます。

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毎日少しずつ読みたくなる漫画ですね。

15位『氷の城壁』

甘酸っぱい青春とはまさにコレ!可愛いイラストで描く学園系恋愛漫画の新しい名作爆誕

作者阿賀沢紅茶
掲載誌マーガレットコミックスDIGITAL , マンガMee(集英社)
掲載年2018年〜

Twitterで話題の漫画『氷の城壁』。作者は阿賀沢紅茶で、LINEマンガやマンガMeeなどの漫画アプリで配信中の作品です。

本作は、登場人物の感情が丁寧に描かれていて、感情移入しながら楽しめる作品です。思春期だからこその言葉にできないモヤモヤ感やどうしようもない感情を繊細に描いています。また、「The青春」を味わえる漫画なので、読者もきっと皆に混ざりたくなるでしょう。

キャラの豊かな表情やハイセンスな服装など、どのコマも見逃すまいと隅々まで読んでしまいます。

(著:アオバ)

あらすじ主人公の氷川小雪(通称:こゆん)は、中学時代の苦い経験から、人付き合いが苦手になり高校では無愛想な人物として知られています。

そんな彼女の幼馴染・安曇美姫は、新しく始まった高校生活で、本当の自分を出せずに悩んでいる様子。苦悩の日々を過ごす彼女たちに雨宮湊や日野陽太が加わり、4人を中心に物語が展開されていきますが……。

友情に恋に目まぐるしく過ぎていく日常の中で、4人の心情はどう変化していくのでしょうか。

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登場キャラのたくさんの感情を知った後訪れた展開に思わず身悶えしました。キュンキュンニヤニヤが止まらない漫画です。神回が更新されたときには作者様あざます!という気分になりますよ。

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アプリで全話読めるんですね!読んでみようかな〜。

もっと恋愛・ラブコメ漫画が知りたい人はこちら

大人向けおすすめ漫画

綺麗事な恋だけじゃ足りない!そんな酸いも甘いも知った大人も楽しめる、刺激的なちょいエロ漫画を厳選しました。チラリズム的なものから、性をテーマにしたもの、アブノーマル系まで網羅。 ここで紹介する作品は方向性もバラバラなので、自分がどんな趣味嗜好にギュンッとするか、リトマス紙的に活用してみるのもいいかも。3大欲求の1つですからね、ちょっとエッチな漫画も堂々と読んでいきましょう。

1位 『ハレ婚』
2位 『少年のアビス』
3位 『JKハルは異世界で娼婦になった』
4位 『嫌がってるキミが好き』
5位 『やんちゃギャルの安城さん』
6位 『金魚妻』
7位 『来世ではちゃんとします』
8位 『うしろの正面カムイさん』
9位 『こういうのがいい』
10位 『さわらぬふたりはナニをする』

1位『ハレ婚。』

第3夫人から見つめ直す幸せの意味。1つの家庭で起こる一夫多妻ラブコメ

作者NON
掲載誌週刊ヤングマガジン(講談社)
掲載年2014年~2019年(全19巻)

ドラマ化もされた『ハレ婚。』は一夫多妻というタブーに切り込んだ意欲作です。主人公が第3夫人になるというスタートですが、設定から想像するよりもカラッとした読後感を得られるので、がっつりとしたドロドロが苦手という人にもおすすめ。

3人の妻のうち誰か1人でも共感できるポイントが見つかれば、意外と一夫多妻婚へのネガティブな気持ちなく読み進められました。龍之介のミステリアスな色気も魅力的。

ファンタジーだけど限りなくリアルで、家族を持つことや結婚で得たい幸せ、そもそも結婚する意味とは……といったことを自問自答するきっかけをくれます。

(著:双海)

あらすじ付き合った彼氏が実は既婚だったという不運が続き、帰郷した小春。しかし不幸は続くもので、実家の喫茶店も借金が返せず閉店することになってしまいます。そんな小春の前に現れたのは、借金を肩代わりする代わりに結婚してほしいという伊達龍之介という男。

ところが彼にはすでに2人の嫁がいたのです。小春の故郷は少子化対策として一夫多妻婚(通称ハレ婚)が認められる特区で、小春は店を守るための彼の第3夫人となる道を選択します。

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女性陣に共感はあんまりできないけど、龍之介が魅力的な男ということはよく分かる!

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男性向けかなと思って読んでいたんですけど、龍之介ならそりゃ惚れますわ〜と思いました!

2位『少年のアビス』

「アビス」を見た少年が行き着く未来とは?

作者峰浪りょう
掲載誌週刊ヤングジャンプ(集英社)
掲載年2020年〜(既刊8巻)

本作は『週刊ヤングジャンプ』にて連載中の作品。「次にくるマンガ大賞2021 コミックス部門」にランクインするなど密かに注目を集めています。『ヒメゴト〜十九歳の制服〜』で知られる峰浪りょうが手がけるボーイミーツガール作品です。

ボーイミーツガールといっても、絶望の淵で描かれる恋愛模様に胸キュン要素は皆無。1番の見どころは登場人物が自分の「アビス(=深淵)」を自覚し、さらけ出していくストーリー展開です。平穏な日々を過ごしていた町の人々が、主人公をきっかけに狂い出す様子にもゾクゾクします。

闇を曝け出していく登場人物に驚き、恐怖も感じますが、絵が繊細だからか抵抗感なく読むことができます。

(著:ゆんちぃ)

あらすじ家族、友人、町のしがらみから逃れられない日々に諦め、自分の未来に絶望しながら生きていた令児。彼はある日コンビニで憧れのアイドル・青江ナギに出逢います。

彼女に「心中」を持ちかけられた令児は一緒に死のうとしますが失敗。その後、令児を助けた担任教師・柴ちゃん先生と肉体関係を持つことになります。

ナギの登場によって変わり始める令児の周囲の人々。そしてそれぞれが持つ「闇」が次第に交錯し始めて……。

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これでもかというくらい登場人物が全員狂っています。誰にも共感できないので、俯瞰して登場人物の心情を分析しながら読むのがおすすめです!

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先生ガチで怖いですね……。

3位『JKハルは異世界で娼婦になった』

タイトル詐欺ではありません。女性に読んでほしい異世界転生もの

作者平鳥コウ(原作) , 山田J太(漫画)
掲載誌ウツツ(新潮社)
掲載年2019年~(既刊5巻)

『JKハルは異世界で娼婦になった』は「なろう」で話題となった異色の異世界転生ファンタジーです。 どうせ男性向けのエッチな漫画でしょ、と思った貴方。そんな人にこそ読んでほしい1作です。(もちろん娼婦として働いてるので、エロい描写はありますが……) 超男尊女卑の異世界に放り込まれて、娼婦になって馬鹿にしていた元クラスメイトに買われる……。想像するだけで嫌気がさしますが、ハルは私たちの同情なんて求めていないんです。 自分にできることを、自分にできるやり方でやり抜くハルの姿は、少年漫画のどのヒーローよりかっこいいと思います。タイトルに惑わされず、女性にも読んでほしい!

(著:MT)

あらすじ普通の女子高生・小山ハルはある日交通事故に遭い死亡。気がつくと異世界に転送されていました。転送先は男尊女卑が根強い異世界で、女は冒険者になることすらできません。

無一文でチート能力も持たない彼女は、この世界で生きていくため娼館「夜想の青猫亭」で働くことを決意。働くからには上を目指そうと、ハルは持ち前の前向きさを武器に娼婦として奮闘していきます。

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5巻の番外編ですごく切なくなりました。天パ軍人さん、あんなに可愛いデートしてたのにどうしてああなった……。

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一体何があったんですか!?気になる〜!

4位『嫌がってるキミが好き』【完結】

作者の趣味全開の特殊性癖ハイテンション×スリリングラブコメ(!?)

作者鬼山瑞樹
掲載誌リュエルコミックス(実業之日本社)
掲載年2017年〜2022年(全8巻)

『嫌がってるキミが好き』は、単なるSMラブコメでは片付けられない癖強作品。自分から告白してきたのにも関わらず、嫌がっている姿にしか興奮しない大槻まことと、そんな彼に振り回されつつ、自身も段々ヤバめの性癖に目覚めてしまう白川みことのかなり変わった日常が描いています。

レトロでポップな絵柄と2人のテンションの高さから、一見するとちょっと変わったラブコメに見える本作。ですが読み進むにつれて段々と彼らの闇の部分が見え隠れして、最終回を読み終える頃には放心状態になってしまうかもしれません。

新しい扉を開きたい人だけ読んでみてください。

(著:MT)

あらすじある日、生まれて初めて男子に告白された白川みこと。しかしその相手は、変な髪型で顔も好みじゃない、何から何までパッとしない同級生・大槻まことでした。

全くタイプではないものの、周りの友達と話を合わせたいが為にまことと付き合うことにしたみこと。ずっと彼氏がいる生活に憧れていたみことは、今後の薔薇色生活に夢を膨らませていました。しかしまことは、「自分のことを本気で嫌がっているみことの顔」に興奮する特殊性癖の持ち主だったのです。

みことの嫌がる姿を見る為にドッグフードを食べさせたり失禁させたりゴキブリを這わせたりーー。暴走するまことと開花してしまうみことの性癖。ふたりの歪んだ愛の行く末はーー。

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まこと君が冗談抜きで本当に気持ち悪いんですよ。隠れドSとかじゃなくて本物のヤバいやつで本気で嫌なことしかしてこないんです。でもみことに感情移入して読むと、嫌なのに何故かもっと読みたくなる。そんな作品です。

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怖いもの見たさというやつですね。

5位『やんちゃギャルの安城さん』

地味メン×ギャルの恋の攻防戦!バグった距離感にニヤニヤ必至

作者加藤雄一
掲載誌ヤングキング(少年画報社)
掲載年2018年~(既刊10巻)

地味な瀬戸くん×エロ可愛いギャル安城さんのドキドキな青春を楽しむ『やんちゃギャルの安城さん』。『からかい上手の高木さん』よりちょっと刺激的で、『イジらないで、長瀞さん』が好きな人に読んでみてほしい作品です。

◯◯さん系は女の子のキャラをいかに好きになれるかが勝負みたいなところがあると思っていますが、“セクシー系ギャル実はピュアでアグレッシブ”という安城さんの設定が絶妙!嫌味のない色気と、それに本当にいちいちドキドキしてしどろもどろになっちゃう瀬戸くんにニヤニヤしちゃいます。

(著:双海)

あらすじクラスでも日陰側の人間だと自覚している瀬戸は平穏な高校生活を送っていたはずが、なぜかギャルの安城(あんじょう)さんに最近絡まれるように。わざとなのか無自覚なのか、やけに色っぽくて挑発的な安城さんの言動ひとつひとつに、瀬戸くんは毎日ドギマギしっぱなし。

刺激が強すぎるギャル安城さんに振り回されながら、非モテな瀬戸くんの高校生活は一体どうなる!?

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ギャルって本当に夢がある!!!オタクは良心的陽キャに弱いですからね!

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良心的陽キャは皆の太陽です!

6位『金魚妻』

不倫する妻たちの傷と孤独が浮き彫りに。奥が深く美しい不倫漫画

作者黒澤R
掲載誌グランドジャンプめちゃ(集英社)
掲載年2016年~(既刊10巻)

ドラマ化もされた『金魚妻』は様々な事情を抱えて不倫をする人妻たちを描く作品。いろんな背景を抱えた夫婦が登場するので、読み進めるうちにピンとくるストーリーに出会えるはず。

不倫をテーマにしていますが、その裏側にある妻たちの心理描写が巧みなので、特に女性なら共感できる部分も多いと思います。妻の気持ちが分からないという人も、どんな部分で女性が傷つき孤独を感じているのか参考になるかも。

そしてなんといっても絵が美しい。身体を重ねる描写も頻繁に出てきますが、どれも綺麗でうっとりしてしまいます。

(著:双海)

あらすじ表題となっている「金魚妻」は、夫の不倫に悩む妻が金魚屋の主人と愛し合っていく物語です。売り物とならない金魚が傷から回復していくと同時に、夫の不倫によって傷ついた妻が金魚屋の主人に愛されて心の傷を癒やしていく姿を描いていきます。

1巻に4人の妻が登場し、それぞれが夫以外の男性と関係を持つ理由や心情を繊細に表現していくオムニバス作品です。

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今この街のどこかでそんなことが起きてるかもって感じさせるリアルさが胸にきます。みんな幸せになってほしい……。

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オムニバス形式なのでハマる話を見つけてほしいです。

7位『来世ではちゃんとします』

性をこじらせた5人のコミカル&ビターな生態白書

作者いつまちゃん
掲載誌グランドジャンプ(集英社)
掲載年2018年~(既刊8巻)

4コマとは思えない厚みのある人間関係が魅力の『来世ではちゃんとします』。多方面に色々とこじらせちゃった5人の等身大な日常を描く本作。気軽なコメディかと思いきや、「あるある」と首がもげるほど頷けるシーンも多いのが特徴です。

5人はそれぞれ性や恋に関するままならなさを抱えているのですが、そこが漫画だからといってうまいこと解決していくわけではありません。仕事もしなきゃいけないし。だからすごく共感できるし、頑張ってなんとか生きていこうな!と、同志を得たような気持ちにさせてくれます。

(著:双海)

あらすじ舞台は都内の小さなCG制作会社。そこに務める人々は、みんなそれぞれに性をこじらせています。桃は性依存気味でセフレ5人を囲い中、恋愛に興味が持てない梅、メンヘラ製造機のイケメン松田、トラウマから理想の処女を求め続ける林、ソープ嬢にガチ恋中の檜山。

うまくいかないけど、日々頑張ったり頑張らなかったり。それでも生きていくために働く大人たちを描いていきます。

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汁っ気少なめで初心者でも読みやすい絵柄。私はひたすらに林を応援しています。頑張れ林!

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珍しくドラマから入った作品です。これが人気ってことは、皆何かしら拗らせてるってことで……。ちょっと安心します。

8位『うしろの正面カムイさん』

斬新なヤリ方で幽霊をあの世へ逝かせる!新感覚お色気ホラーコメディ

作者えろき(原作) , コノシロしんこ(作画)
掲載誌裏サンデー , マンガワン(小学館)
掲載年2020年~(既刊4巻)

『うしろの正面カムイさん』はちょっと大人な方法で悪霊を除霊するコメディ色強めの作品です。

冒頭はシヅカがあのメリーさんに追い詰められるところから始まるのですが、カムイが現れた瞬間、本番が始まって幽霊たちはあの世へと逝ってしまいます。怖いと思う暇もないほどの唐突な展開に最初はびっくりしますが、慣れてくれるとこのテンポがクセに。

ウブなシヅカのリアクションも可愛いのですが、カムイに懐柔されてあっという間に女の顔になっていく幽霊たちも魅力的。勢いのあるギャグが好きな人は、この作品の虜になっちゃうかも!

(著:双海)

あらすじ幽霊が見えるだけの普通の女子高生・シヅカは、イケメン霊媒師として人気のカムイの助手です。助手といってもシヅカの仕事は囮となること。シヅカを襲おうとした幽霊の前に、カムイは颯爽と現れます。なぜか全裸で……。

特殊な性癖&除霊方法を持つカムイと、カムイに振り回されながら助手をするシヅカの騒がしい日々を描くホラーコメディの開幕です。

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突然の除霊(隠語)シーンにびっくりしました。この先どうなっていくんだろう?

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広告で見つけたので、「どうせ釣り」だろと思ってました。ちゃんとエロかったです笑

9位『こういうのがいい』

身体の関係もあるけどそれだけじゃない。ノット恋人な2人のゆるエロな日常

作者双龍
掲載誌となりのヤングジャンプ(集英社)
掲載年2021年~(既刊2巻)

『こういうのがいい』は「大人の日常系」を掲げる、色々とゆるい男女の日々を描く作品。恋愛疲れを経験したことのある大人が読むと、かなり癒やされるんじゃないかと思います。

2人のテンポの良い会話が魅力的で、行為中もコントのように喋るんです。その雰囲気がすごくよくて、誰かの恋人としてふるまう必要のない2人の、羽根を伸ばしている感じが新鮮だし羨ましい!

一緒の部屋にいるけど、それぞれ好きなことをするし、お互いにそれを気にしない。他人とのそんな距離感が好きな人に、特におすすめです!

(著:双海)

あらすじ村田の彼女は束縛系、友香の彼氏はモラハラ系。そんな恋愛に疲れてもう恋人はいいや、とフリーの身になった2人は同じオンラインゲームで遊ぶギルドメンバーでした。オフ会で実際に会った2人は、意気投合してそのままホテルへ。

そこから2人の知人以上恋人未満、性欲にも忠実だけどそればかりではない、不思議でまったりな日常がスタート。恋愛につきまとう面倒臭さが発生しない、2人にとっての「こういうのがいい」が描かれていきます。

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「恋愛を頑張る」に疲れた人におすすめ。肩の力抜いて生きたいですよね。

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恋人、友人、セフレなどの名前に囚われない2人。羨ましいけどなかなか無さそうだな〜。

10位『さわらぬふたりはナニをする』

非接触でプラトニック、だけどエロティック!?

作者ホリチカ
掲載誌ヤングガンガン(スクウェア・エニックス)
掲載年2020年〜(既刊2巻)

コロナ禍の今読みたいちょっとエッチなラブコメディ!それが『さわらぬふたりはナニをする』です。

体質のせいでお互いに触れることができない恋人同士が試行錯誤しながらイチャイチャするという斬新な設定の本作。一ミリも触れていないのにここまでドキドキできる展開があるのか、と毎話驚きが隠せなくなります。

ヒロイン、ヒーローともに社会人設定ですが、恋愛は超初心者。そのため相手のことを思いやりすぎてすれ違ったり、ちょっとがっつきすぎたり、モジモジしたりと奮闘する2人を思わず影から応援したくなる作品です。

あらすじ二次元オタクのOL・雨宮透子は、同じ課の課長・蓮修一郎に密かに思いを寄せていました。ある日酔った勢いで蓮に告白した雨宮。その場では振られてしまったものの、蓮が本心を隠していると見抜いた雨宮は彼を追いかけます。

ふとした拍子に足を踏み外した雨宮を、咄嗟に抱き寄せる蓮。しかしその直後、蓮は尋常じゃないほど苦しみ出して……。実は彼は、「好きな人に触れると死にそうになる」病の持ち主だったのです。

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ガラス越しにベロチューするシーンがあるんですけど、ガラスにくっついた雨宮の舌、やゔぁいです……。

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ガラス越しってなおさらですね……。

もっと大人向け漫画が読みたい人はこちら

ミステリー・サスペンスおすすめ漫画

ここでは、「先が見える展開はつまらない」と思って途中離脱してしまうタイプの人におすすめの作品を紹介します。1話1話読み進めるほどに考察が捗る作品を揃えたので、存分に頭を捻らせて楽しんでください。

1位 『DEATHNOTE』
2位 『名探偵コナン』
3位 『ブラック・ジャック』
4位 『ミステリと言う勿れ』
5位 『青野くんに触りたいから死にたい』
6位 『賭ケグルイ』
7位 『僕だけがいない街』
8位 『死役所』
9位 『薬屋のひとりごと』
10位 『九龍ジェネリックロマンス』

1位『DEATH NOTE』【完結】

まさに「計画通り」の面白さ!美麗な頭脳サスペンス

作者原作・大場つぐみ
作画・小畑健
掲載誌週刊少年ジャンプ(集英社)
掲載年2003年〜2006年(全12巻)

キラとLの究極の頭脳戦が見どころの『DEATH NOTE』。頭を使う系漫画を探しているならまずは抑えておきたい作品。 終盤の三つ巴のクライマックスも面白いのですが、やはり「デスノ」と言えばなキラ(月)とLの直接対決の盛り上がりが最高潮。ここを描く第1部だけでもまずは読んでもらいたいです。 『コードギアス反逆のルルーシュ』でギアスごっこを嗜みし者なら、本作でも「計画通り」と完全悪人顔で月ごっこも楽しめる才能を持ち合わせているはず。正義感が歪みやがて悪へと染まる、「ジャンプ」歴代主人公でもイレギュラーな存在を楽しめるのは本作だけ!

(著:双海)

あらすじ将来を有望視されるエリート高校生・夜神月は、自在に人を殺せる「デスノート」を偶然拾います。月はそのノートの力を使って凶悪犯罪者を次々と殺害。自身の思い描く理想の新世界を作ろうとします。 キラと呼ばれ信奉される月、一方でキラを捕まえるため世界一の名探偵・Lも動き始め……。

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これだけ濃厚な設定と世界観を12巻でまとめている。神の所業では?

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デスノート自作した人も多いのでは?同じく生死を扱う『プラチナエンド』もおすすめです!

2位『名探偵コナン』

推理漫画の金字塔!国民的作品として外せない「コナン」

作者青山剛昌
掲載誌週刊少年サンデー(小学館)
掲載年1994年~(既刊101巻)

もはや説明不要なレベルで有名な『名探偵コナン』。ついに100巻を突破、アニメも25年以上続いている国民的推理漫画です。

コナンの活躍はずっと読んでいたいけど、黒の組織との決着はちゃんと見届けたい。でも新一に戻れちゃうとコナンが終わっちゃう!?とグルグル考えてしまうファンも多いと思いますが、嬉しいことに100巻を超えても物語は続いています。

ぜひ完結前に読み始めて、完結時の興奮をみんなと分かち合いましょう!トリックあり、考察あり、ラブコメありで、飽きる暇がないまさに名作です!

あらすじ名の知れた高校生探偵・工藤新一は、訪れた遊園地で黒尽くめの男たちの取引現場を目撃。口封じのために毒薬を飲まされた新一ですが、薬の副作用で身体が縮んでしまいます。

見た目は小学生となった新一は組織からの追手を避けるため、江戸川コナンとして生活することに。こうしてコナンは謎の組織を追いながら、難解な事件に挑んでいくことになります。

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世には大量のコナン有識者がいるので「気になる!」と言えば漫画・映画・アニメの魅力をプレゼンしてもらえるはず!

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映画だけ毎年観ているという人も、ぜひ黒の組織についての現状は調べてみてほしい!100倍楽しくなります。

3位『ミステリと言う勿れ』

淡々とした語りで真実をかたどっていく小説のような推理漫画

作者田村由美
掲載誌月刊flowers(小学館)
掲載年2016年〜(既刊10巻)

『ミステリと言う勿れ』は本質を見抜く力に長けた青年が、会話の中から次々事件を解き明かしていく新感覚ミステリー漫画。 『7SEEDS』『BASARA』で知られる田村由美作品とあって、日常系ミステリーでありながらも内包するテーマがどことなく壮大です。 メジャーリーガーは子供の行事のために試合を休むことが当たり前だけど、日本でそれをすると鬼嫁の存在が揶揄される話などを推理の合間に挟んできて、常識や価値観の土台に鋭いメスを入れてきます。 整くん自身についても、点と点が少しずつつながってきたので今後ますます面白くなりそう。読む前にカレーを用意しておくといいですよ。

(著:双海)

あらすじもこもこの天然パーマが印象的な大学生・久能整は、ある日殺人事件の容疑をかけられます。 彼は刑事とのやり取りの中からヒントを拾い集め、少しずつ事件の真相へと近づいていき……。

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今のところどういうラストになるのか予想がつかない漫画の1つ!SF少女漫画からの本作なのでただただ先生の振り幅に驚かされています。

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思ったより喋っててびっくりしました。

4位『青野くんに触りたいから死にたい』

死んでしまった彼氏が幽霊になって戻ってきたけど、なんだか様子が変で……

作者椎名うみ
掲載誌アフタヌーン(講談社)
掲載年2017年~(既刊9巻)

『青野くんに触りたいから死にたい』は泣けるほど真っ直ぐな愛とゆっくりと肥大化していく恐怖を味わえる新感覚ホラーラブコメ。 高校生カップルのほのぼのとしたやりとりに癒やされる一方、その裏でうごめく暗い謎に背筋が凍ります。デフォルメされたシンプルなタッチの絵柄と物語の暗さ、そして謎の艶っぽさがなんともシュールな作品です。 黒青野くんの目的はなんなのか、優里と青野君はいったいなんの儀式の最中なのか、2人は最後どうなってしまうのか、読み進めるごとに続きが気になって夜も眠れません!

(著:MT)

あらすじごく平凡でちょっと天然気味な優里(ゆうり)と、人当たりのいい笑顔が爽やかな青野は、どこにでもいそうな付き合い始めたばかりの高校生カップル。 ところが青野は彼女を残してこの世から去ってしまいます。彼ともう触れ合えないと絶望した優里は、彼の後を追おうとしますが……。

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こんなにゾワゾワした漫画は久しぶりです。最終的に2人がどうなっちゃうのか気になる!!ハッピーエンドではないんだろうな〜どうだろう。

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絵柄が可愛いので頭がこんがらがる……。

5位『シャドーハウス』

可愛いキャラのほのぼの生活と思いきや……

作者ソウマトウ
掲載誌週刊ヤングジャンプ(集英社)
掲載年2018年〜(既刊10巻)

本作では、シャドーと生き人形の日常と共に「シャドーハウス」の謎が明かされていきます。事件が起こるたびに徐々に浮かびだす疑問・真相が面白くて、ミステリー作品のような楽しみ方ができます。 またキャラのデザインが可愛いのも見どころ。生き人形たちの洋服やヘアスタイルが個性的です。「お呼ばれ」「お披露目」など上品な世界観も魅力の1つとなっています。 当たり前だと思っていた世界設定は誰によって作られたものなのか?謎に迫るストーリー展開から目が離せません。ほのぼのとした雰囲気に隠された「不穏」に引き込まれること間違いなしです!

(著:ゆんちぃ)

あらすじ舞台は断崖に立てられた大きなお屋敷・シャドーハウス。そこでは顔のない「シャドー」とシャドーの顔である「生き人形」がペアになって暮らしています。 シャドーであるケイトに使える生き人形・エミリコは今日も主人の部屋の掃除など身の回りの世話に大忙し。そんな時、エミリコは外の部屋の掃除担当になり、初めて部屋の外に出てることになります。部屋の外にはたくさんの生き人形がいて……。

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シャドーの顔が真っ黒なのでどんな表情をしているのか想像するのが楽しいです。これから明らかになるであろうシャドーハウスの謎が気になる!

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まだまだ気になる謎が多い作品ですね。

6位『賭ケグルイ』

腹黒妖艶美少女たちが狂い咲く。狂気渦巻くギャンブル漫画

作者原作・河本ほむら
作画・尚村透
掲載誌月刊ガンガンJOKER(スクウェア・エニックス)
掲載年2014年〜(既刊15巻)

アニメ化に実写化とメディアミックスも人気なギャンブル漫画『賭ケグルイ』。 ギャンブル漫画の金字塔「カイジ」から「ざわざわ」成分を取って、美麗な美少女たちの狂宴としたような作品。多種多様なギャンブルが登場しますが、夢子がそこからどうイカサマを見破っていくのかが見どころです。 夢子はイカサマを見破りますが、彼女が正義の味方だとかそういうことではありません。彼女自身が誰よりもタイトル通り賭け狂っているのです。ずっと異常な世界の中で異常な賭けが繰り返されていくので、世界観に没入できるタイプの人ほどハマると思います。

(著:双海)

あらすじ金持ちの子供たちが通う私立百花王学園を支配するのは、ギャンブルによる階級制度。賭けに負けた者には「家畜」という未来が待っています。 そんな学園に転入してきた生粋のギャンブラー・蛇喰夢子は、次々と波乱を巻き起こすのでした。

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1巻表紙がやや怖いんですが、安心してください。中身も狂った人がたくさん出てきて怖いです。

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ガクブルです……。

7位『僕だけがいない街』【完結】

ひたすらな絶望と、そこに注がれる一筋の希望。愛する人を守る、時間逆行ミステリー。

作者三部けい
掲載誌ヤングエース(KADOKAWA)
掲載年2012年〜2016年(全9巻)

『僕だけがいない街』は、ヤングエースにて連載されたサスペンス作品です。特殊なタイムリープ能力を持つ主人公・藤沼悟が、自分と周囲の人々を連続誘拐殺人犯の魔の手から救うため、現在と過去を行き来して奔走します。

本作の魅力は、なんといっても作品の隅々まで張り巡らされた緻密な伏線。全ての真相を知った後もう一度最初から読み返すと、ハッとさせられる描写のなんと多いことか……。

現在起きている事件と繋がる、18年前のある事件。全貌が見えない犯人の悪意。事件の中心人物である「雛月加代」の存在。緊張感に溢れた展開の数々に、ページをめくる手が止まりません!

(著:大野)

あらすじ売れない漫画家の主人公・藤沼悟は、なにか悪いことが起こるとその数分前に時間が巻き戻る、「再上映(リバイバル)」というタイムリープ能力を持っていました。

ある日事件に巻き込まれ、母親が殺害された悟は、18年もの前の時間にリバイバルしてしまいます。それはかつて悟の故郷で起きた、連続誘拐殺人事件の直前の日。

母を助けるため、そして現在と過去の事件の真相を暴くために、悟は孤独に動き出す……。

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実写とアニメと原作でそれぞれ結末が微妙に違いますが、自分はやっぱり原作派です!タイトルの真の意味が明かされたときは、ドクンと全身が波打ちました……。ストーリーは全8巻で完結ですが、登場人物たちのそれぞれの物語を描いた9巻も要チェックです!!

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アニメしか観たことなかったです!ラスト違うんですね〜。

8位『死役所』

死者を通じて生きることの意味を問う。深さが魅力の死後の世界

作者あずみきし
掲載誌月刊コミックバンチ(新潮社)
掲載年2013年〜(既刊20巻)

ドラマ化もされた『死役所』は、死後の世界を通じて生きることの意味を考えさせてくれる作品です。 シ役所職員は死刑囚が採用試験を受ける決まりになっているので、いい人そうに見える職員たちも生前はなんらかの理由で死刑になっています。次第に職員たちの生前の罪が明らかになっていくのですが、その話がどれも重い……。 中には理不尽な死に様が描かれることも。それが死というものだと分かっていても、なかなかダメージを食らいます。情緒をぐわっと乱したい気分のとき、『コウノドリ』と一緒に読むといい塩梅で打ちのめされるのでオススメ(?)です!

(著:双海)

あらすじ死役所、それは此岸と彼岸の境界にある死者が訪れる場所。死者が自分の死の手続きをするこの場所で働くシ役所職員もまた、ある理由で死者となった者たちです。 シ役所職員・シ村を中心に、ここで働く者、訪れる者たちが自分の死や人生について意味を問うていきます。

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気軽には薦められないけど読んでほしい。シ村さんを軸とした伏線も多くて続きが気になる!

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ドラマ画面がグロくてビビりました。

9位『薬屋のひとりごと』

賢くてかわいいヒロインが魅力の宮中推理ファンタジー

作者原作・日向夏
作画・ねこクラゲ
キャラクター原案・しのとうこ
掲載誌月刊ビッグガンガン(スクウェア・エニックス)
掲載年2017年〜(既刊9巻)

「小説家になろう」発の漫画『薬屋のひとりごと』は、「次にくるマンガ大賞2019」コミックス部門1位を獲得した話題作。 何よりも毒に目がない猫猫の探究心に、こちらもワクワクさせられます。謎解き要素も面白いのですが、研究熱心な猫猫と、彼女に見向きもしてもらえない壬氏の絶妙な関係性にもニヤニヤできる作品です。 ちなみに漫画版はふたつの出版社から発売されていますが、個人的に絵柄が好みなねこクラゲ先生verを推させてください!(ストーリーは倉田三ノ路版の方が進みが早いです)

(著:MT)

あらすじ薬師の猫猫(マオマオ)は、ある日人さらいにあって後宮の下女として売られてしまうことに。 持ち前の知識を駆使してうっかり事件を解決してしまったことで、彼女は宦官・壬氏(ジンシ)に目をつけられ、様々な事件解決を手伝わされるのでした。

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ジンシと猫猫の関係にニヤニヤ。

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アニメ化まだですか!

10位『九龍ジェネリックロマンス』

気だるげ美女の秘密をめぐる、ノスタルジックSFラブロマンス

作者眉月じゅん
掲載誌週刊ヤングジャンプ(集英社)
掲載年2019年~(既刊6巻)

近未来的な技術とノスタルジー溢れる九龍城砦の風景が混ざり合う、不思議な世界観に魅力される『九龍ジェネリックロマンス』。 ただのラブロマンスだと侮るなかれ。読み進めるうちに次々と謎が現れ、その度に最初から読み直したくなる作品です。鯨井Bとは、九龍とは、一体何なのか……気になって夜も眠れません。

(著:MT)

あらすじ東洋の魔窟と呼ばれる九龍城砦にある不動産店「旺来地產公司」で働く鯨井令子(くじらいれいこ)。 彼女は先輩社員の工藤発(くどうはじめ)のことが気になりつつも、ノスタルジックで混沌とした街での日常を過ごしていきます。しかしある日、1枚の写真をきっかけに2人の関係にまつわる謎が浮かび上がり……。

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眉月じゅん、魅力的な中年男性を描くのが本当に上手いなぁ……。夏場暑そうにしてちょっと着崩しているサラリーマンってなんか良いですよね。

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わかる〜〜!

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ヒューマンドラマおすすめ漫画

「人間は考える葦である」なんて言葉もあります。考え続けて、心を動かし続けてこその人間です。ですが現実社会の人間関係は複雑すぎて、考えるのを放棄したくなってしまうことも。なんと!そんなときにこそ読んでほしい漫画があるんです!理想を抱くために読むもよし、最悪のパターンを知って備えるために読むもよし。ここでは読んで色々と考えさせられる作品を選んでいます。自分の置かれた状況にあわせて読んでみるのもいいですね。

1位 『聲の形』
2位 『宇宙兄弟』
3位 『闇金ウシジマくん』
4位 『コウノドリ』
5位 『ブラック・ラグーン』
6位 『北北西に曇と往け』
7位 『血の轍』
8位 『東京タラレバ娘』
9位 『明日、私は誰かのカノジョ』
10位 『凪のお暇』

1位『聲の形』【完結】

目の前にいる人の「聲(こえ)」、ちゃんとあなたに届いていますか?

作者大今良時
掲載誌週刊少年マガジン(講談社)
掲載年2013年〜2014年(全7巻)

『聲の形』は、いじめや聴覚障害というシリアスなテーマを題材に、人と人のリアルで繊細な関わり方を描いたヒューマンドラマです。週刊少年マガジンにて連載され、「このマンガがすごい!2015」オトコ編第1位を獲得、2016年にはアニメ映画も制作されました。

本作の魅力は、主人公・石田の繊細な心理描写と、登場人物たちの複雑な関係性。石田は小学生時代にいじめの主犯から標的へと変わった経験によって、高校生になっても人と上手く向き合うことが出来ません。そんな人間の持つ弱い部分を生々しく描写した表現には、共感出来てしまう部分もあり思わず胸が締め付けられることも。

かつてのいじめの加害者、被害者、そして傍観者。さまざまな弱さを持った人間たちの成長を描き、「コミュニケーションの取り方」について考えさせられる作品です。

(著:大野)

あらすじ小学生時代、退屈な毎日を過ごしていた少年・石田将也は、転校してきた耳が聞こえない少女・西宮硝子を仲間と共にいじめます。

しかしある日、いじめの主犯の責任を押し付けられた石田の立場は一変し、自らが周囲からいじめられることに。

複雑な過去を抱えたまま高校生となった2人は再会し、お互いの過去と向き合います。そして西宮硝子という存在が、かつての同級生たちの関係性に大きく影響を与えていき……。

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映画ではカットされてしまった「文化祭での映画制作」と「原作のラスト」は、登場人物たちの成長と関係性の発展が丁寧に描かれており、より深く物語を感じられます!「相手への気持ちの伝え方」を、今一度考えたくなりますね。

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相手の目線で考える、大切だけど忘れがちですよね。

2位『宇宙兄弟』

兄弟で宇宙へ!夢を追いかける勇気くれるヒューマンドラマ

作者小山宙哉
掲載誌モーニング(講談社)
掲載年2007年~(既刊40巻)

夢を追いかけることの素晴らしさや、そのために必要な努力を教えてくれる『宇宙兄弟』。 名言メーカーな本作ですが、特にムッタの恩師シャロンおばさんの「迷ったときはねどっちが正しいかなんて考えちゃダメ。『どっちが楽しいか』で決めなさい」は、個人的にお守りのように大切にしているセリフです。 ムッタが窮地で放つ「1位と最下位との差なんて大したことねーんだよ。ゴールすることとしないことの差に比べりゃ」も、夢のために奮起した彼の生き様があるからこそ胸に響きます。 登場人物みんな純粋にすごいと思える人たちだからこそ、誰のどの言葉も素直に納得できるんですよね。

(著:双海)

あらすじ幼い頃に宇宙飛行士になることを誓い合った南波六太(なんばむった)と弟の日々人(ひびと)。 19年が経ち弟は宇宙飛行士に、一方で兄は会社もクビになり再就職もうまくいきません。そんな六太の元に弟からあるメッセージが届き、六太は再び宇宙を目指し始めます。

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上司にしたい大人しか出てこないしそんな大人になる予定だったのに、気づいたら初登場時ムッタの年齢を超えていました……。

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夢を追うのに年齢は関係ないって教えてくれた作品!

3位『闇金ウシジマくん』【完結】

現代社会の闇を怖いもの見たさで覗いてみる?

作者真鍋昌平
掲載誌ビッグコミックスピリッツ(小学館)
掲載年2004年〜2019年(全46巻)

『闇金ウシジマくん』は山田孝之主演の実写版も有名な作品。漫画ではよりダークな世界が赤裸々に描かれています。 社会の闇を描く重いストーリーなので、心が弱っているときに読むのは要注意。救いのない話も多く含まれますが、それを反面教師にまっすぐ生きようと思わせてくれる人生の教科書のような作品です。

(著:双海)

あらすじ暴利の闇金融「カウカウファイナンス」を経営するのは、生粋のアウトローにしてカリスマ性を持つ若き社長・丑嶋馨(うしじまかおる)。 彼の元に訪れる社会に見捨てられた哀れな負債者たちを通じて、丑嶋が社会の闇をあぶり出していきます。

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すごい暗い気持ちになってしまうので注意。

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怖いもの見たさってやつですね!

4位『コウノドリ』【完結】

人の産まれる奇跡に涙。命の尊さを実感できる温かい医療漫画

作者鈴ノ木ユウ
掲載誌モーニング(講談社)
掲載年2012年〜2020年(全32巻)

『コウノトリ』は生命誕生の瞬間に立ち会う産婦人科医の視線から描く命の物語。星野源主演のドラマ版も泣けると話題になりました。 様々なケースを描く本作を読むことで、子供を持つ人もそうでない人も、改めて命の尊さを感じられるはず。出産を控える人にとっては必読ともいえる1冊です!

(著:双海)

あらすじ鴻鳥サクラは「聖ペルソナ総合医療センター」で厚い信頼を得る腕利きの産婦人科医。 多くの安産の裏には、妊娠中・出産時の想定外のトラブルやドラマがあります。彼の物語を通して、100%安全な出産など存在しない現実を丁寧に描いていきます。

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命の温かさが描かれている作品ですね。

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医療系漫画はドラマもいいから一石二鳥!

5位『ブラック・ラグーン』

誰にも止められない!ハードボイルドな悪党たちの饗宴

作者広江礼威
掲載誌月刊サンデーGX(小学館)
掲載年2001年〜(既刊12巻)

『BLACK LAGOON』は頭のネジが外れたアウトローな登場人物たちが織りなすノンストップガンアクション。 次から次へと起こる騒動は、どれも常識の枠から外れたものばかり。コマから硝煙が立ち込めてきそうなスピード感ある銃撃シーンと、エッジの効いたセリフに痺れます。 最初は日本人的で常識人枠だったロックが、物語が進むに連れて“ロックに”変貌していく姿にも注目です。特にレヴィとの大喧嘩後のタバコキスは、全読者の「死ぬまでのTODOリスト」に刻まれたはず。

(著:MT)

あらすじ日本の普通のサラリーマン岡島緑郎は、仕事中に闇の組織・ラグーン商会に拉致されてしまいます。 会社から見捨てられた彼は、ロックという名でラグーン商会の水夫になることに。アウトローが集まる犯罪都市ロアナプラで生きていくことを決意します。

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軽率に憧れました!クサいけどかっこいいんだもん!

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危険な香り好きですねぇ!

6位『北北西に曇と往け』

雄大なアイスランドの地でうごめく謎。壮大なジュブナイルミステリーが開幕

作者入江亜季
掲載誌ハルタ→青騎士(KADOKAWA)
掲載年2017年~(既刊5巻)

入江亜季最新作となる『北北西に曇と往け』。機械と話せるという斬新な設定と美しい自然の描写に圧倒される作品です。 ご飯が美味しそうな漫画にハズレ無し。冒頭、まだ主人公が何者かもよくわからない状態から描写される転倒したジムニーでの一泊と、翌朝の朝食シーン。コーヒーと網で焼いたソーセージを挟んだホットドッグというさりげない1コマに、こんなにワクワクさせられるとは……。 慧のちょっとした持ち物やアイスランドの風景、そのすべてに尋常ではないこだわりを感じます。漫画だけど五感が刺激される感覚で、設定資料集を読み込むタイプのオタクは入江亜季作品にハマるはず。

(著:双海)

あらすじ日本を離れアイスランドの地に立つのは17歳の探偵・御山慧(みやまけい)。高校中退後、フランス人の祖父が住むアイスランドに移り住み探偵業を営んでいました。

御山は、機械と話せるという不思議な力を持ち、美女が苦手な青年。そんな彼の元に舞い込む様々な依頼を、彼は愛車のジムニーで雄大な大地を駆りながら解決していくのでした。

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日常と地続きのローファンタジーな空気感がたまらない!ぜひワイド版で買って隅々まで堪能してほしい!

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紙の隅々まで芸術作品です!

7位『血の轍』

母親の狂気の愛が暴走する。押見修造×毒親のサイコホラー

作者押見修造
掲載誌ビッグコミックスペリオール(小学館)
掲載年2017年~(既刊12巻)

『血の轍』のテーマは毒親。母親の行動は愛と狂気の狭間を行き来し、子供がそれに静かに毒されていく様子がねっとりとした気味悪さと共に描かれています。 彼女の瞳や口の描写に表れる不気味さは、背筋をゾッとさせること間違いなし。『惡の華』を描いた押見修造の独特な感性が光る作品です。

(著:双海)

あらすじ中学2年生の長部静一(おさべせいいち)には、美しく優しい母・静子(せいこ)がいます。周りから母親が過保護だと言われても静一はピンと来ていませんでした。 しかしある日起きた事件をきっかけに、母親の狂気が見え隠れし始めて……。

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鬱漫画が好きじゃない人にもオススメです。毒親の母の描き方が秀逸で作品にのめり込むってこういうことかと思わせてくれた作品。

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毒親か〜。『タコピーの原罪』にも通じるところがあるのかな?

8位『東京タラレバ娘』【完結】

東村アキコ節が炸裂!リアルなアラサー女子の恋愛事情が刺さる

作者東村アキコ
掲載誌Kiss(講談社)
掲載年2014年〜2017年(全9巻)

『東京タラレバ娘』は結婚し損ねたアラサー女たちの悲喜こもごもを、東村アキコ節全開で描く大人のラブコメ漫画。 コミカルでテンポよく読めるものの、人生に迷う女性にとってはグサグサと刺さる描写がてんこ盛りです。それでも前向きなパワーがもらえるのは、東村アキコ作品ならでは。

(著:双海)

あらすじああだったらこうだったら、と高い理想を掲げているうちに、気づけば独身33歳となっていた倫子。 同じくアラサー独身仲間で親友の香、雪子と飲み屋で「女子会」を開催する日々を送っていました。そこに彼女たちを「タラレバ女」と言い放つ金髪美青年・KEYが加わって……。

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毒あり愛ありの作品。あるあるすぎて笑っちゃいました。

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ついつい言い訳したくなった時に読むべき作品!

9位『明日、私は誰かのカノジョ』

今を生きる女の子たちのリアルがここに。人間の不完全さ描く話題作

作者をのひなお
掲載誌サイコミ(小学館)
掲載年2019年〜(既刊10巻)

『明日、私は誰かのカノジョ』章ごとにヒロインが変わるオムニバス方式で、レンタル彼女、風俗、パパ活、整形、ホスト狂い、配信者との恋など、様々な境遇で葛藤する少女たちの姿が描かれています。 自分と同じ境遇のヒロインに共感するもよし、アンダーグラウンドな世界で生きる少女たちを覗き見したいもよし、と様々な楽しみ方がある作品です。 特に「推し」文化が浸透した現代では、一方通行な想いを抱えるヒロインたちに自分を重ねてしまう読者も少なく無いはず。どこまでもリアルで単純なハッピーエンドや救いが描かれていないからこそ、甘くはない現実を生き抜く糧となってくれるはずです。

(著:MT)

あらすじ1巻の主人公は大きな火傷を隠して週に1度、レンタル彼女として誰かの彼女になる雪。2巻はパパ活をする女子大生・リナが主人公に。 恋や美醜に悩みながら自分の幸せを探す女子たちのリアルな恋愛事情を、綺麗事抜きで赤裸々に描き出していきます。痛々しくも放ってはおけない女の子たちの生活を、こっそり見守っている感覚になれるでしょう。

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「整形」「ホスト」「パパ活」など、現代社会と絡めたストーリーに共感しまくりです。全ての章でハッピーでも鬱でもない絶妙な終わり方をするのがリアリティがあって良い……!

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コロナ禍っていう設定だしめちゃめちゃタイムリーですよね。配信主と推し活女子の章は本当にそこら辺で毎日起こってそう……。

10位『凪のお暇』

空気を読むのをやめたイマドキOLの人生リセット物語

作者コナリミサト
掲載誌月刊エレガンスイブ(秋田書店)
掲載年2016年~(既刊9巻)

ドラマ化でも話題になった『凪のお暇』。周りに合わせて生きる息苦しさや葛藤を抱える凪に、思わず共感する作品です。 もはや「KY」という言葉が絶滅危惧種になるほど、空気を読んで当たり前となっている時代。それが上手に生きるのには欠かせないと分かっていても、毎朝出社前に「あ~~~」と叫び出したい衝動に駆られる人も多いハズ。そんな人には男女問わず共感ポイントが多々ある作品だと思います。 都会脱出で即ハッピー!というわけではありません。中盤からは凪の実家の人間関係も絡んできて、より複雑に。世知辛くはありますが、その分納得感を得られます。

(著:双海)

あらすじ空気も読んで女子力も高いOL・大島凪(おおしまなぎ)は社内の有望株・我聞慎二(がもんしんじ)と交際中。しかし彼は身体が目当てだったと知ると、凪は倒れてしまいます。 彼女は心機一転郊外に引っ越し、仕事も家財も人間関係も断捨離することに。何にも縛られない「お暇」時間を開始します。

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ちょっと間延び感もありますがそこが余計リアル。凪が東京を離れてからはしょっちゅう「ゴン~~~!」となってます。

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ドラマ観ました〜!原作とは違うエンディングなのかな?

もっとおとな向け漫画が知りたい人はこちら

スポーツ・青春おすすめ漫画

部活や夢のために全力を捧げた青春時代があった人が、あの頃の気持ちを思い出す鍵となりそうな漫画を集めました。そんな時代はなかったという人も、ひたすら真っ直ぐ貪欲に突き進んでいく登場人物からエネルギー補給してください!

1位 『ハイキュー!!』
2位 『あひるの空』
3位 『弱虫ペダル』
4位 『ダイヤのA』
5位 『テニスの王子様』
6位 『ちはやふる』
7位 『MAJOR』
8位 『黒子のバスケ』
9位 『かげきしょうじょ!!』
10位 『青のオーケストラ』

1位『ハイキュー!!』【完結】

「飛べ」と背中を押してくれる!ボールと絆をつなぐ至高の青春の記録

作者古舘春一
掲載誌週刊少年ジャンプ(集英社)
掲載年2012年〜2020年(全45巻)

等身大のスポーツ漫画を楽しみたい人におすすめなのが高校バレーを題材にしたジャンプの人気作『ハイキュー!!』です。

「黒バス」や「テニプリ」の様にリアルではありえないような超次元プレーは登場しないものの、真似できそうで絶対にできない影山と日向の「変人速攻」は、バレー部の人なら真似したことがあるのでは?

1プレー1プレーを丁寧に描いているので、試合中はまさに“手に汗握る”展開の連続。読んでるこっちが緊張しすぎて疲れてしまうこともありますが、何かに熱中する事の楽しさを思い出させてくれる作品です。

個人的に1番痺れたのは、稲荷崎戦で田中が放ったラインギリギリスパイク。普段は影山日向コンビや西谷の派手なプレーが注目されがちですが、あのプレッシャーの中最後まで強気で攻めた田中の姿に惚れた読者は多いはずです。

(著:MT)

あらすじバレーボールに魅せられた小柄な選手・日向翔陽(ひなたしょうよう)は、憧れの烏野高校排球部へ入部します。

しかしそこには、中学最後の試合で自分を負かした天才セッター・影山飛雄の姿があり……。

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中学生の頃はツッキー推しだったけど、大人になってからわかる田中の魅力……。そりゃ清水先輩もイチコロですわ(多分違う)。

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えっ!清水先輩!?どういうことですか!

2位『あひるの空』

背が低くてもうまくなりたい、バスケに掛けるリアルな青春がここに!

作者日向武史
掲載誌週刊少年マガジン(講談社)
掲載年2004年~(既刊51巻)

アニメ化もされたバスケ漫画『あひるの空』。身長的に不利な主人公が、努力をしながら仲間とともに全力でバスケに打ち込む青春スポーツ漫画です。

スポーツもののなかでも、いわゆる天才的なセンスを持たない一般読者が感情移入しやすいのが、この作品だと思います。本当にみんな普通の子たちで、たくさん悩んだり葛藤したりするんです。その等身大なところがめちゃくちゃ刺さりました。

部内の人間関係も、綺麗事ばかりじゃなくて好感が持てる!今リアルに青春中な人たちにとってもいろんなヒントが見つけられる漫画だと思います。

(著:双海)

あらすじ149センチと小柄な車谷空は、バスケの試合で優勝したいという期待を胸に高校へ進学します。ところが学校にあるバスケ部は名ばかりで、不良たちのたまり場のようになっていました。それでも空はバスケをすることが諦められず、熱心に練習を重ねます。

空の熱意は次第に周りに広がり、やる気のなかった不良たちが動き始め、新たな部員も増え……。学校生活や恋、家庭の問題など、10代の少年たちの青春が描かれていきます。

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試合以外の高校生活の描写もすごくいいんですよね~。

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20代だったら「スラダン」よりこっちをあげる人も多いですね。

3位『弱虫ペダル』

ロードレース漫画の金字塔!汗と風を感じる疾走感が心地いい

作者渡辺航
掲載誌週刊少年チャンピオン(秋田書店)
掲載年2008年~(既刊77巻)

ロードバイクの火付け役となった『弱虫ペダル』は、スポーツ漫画でも珍しい高校生の自転車競技をテーマとした作品。信頼できるチームメイトと切磋琢磨しながら、個性豊かなライバルたちと火花散らしていく王道展開がアツい漫画です。

しんどいときほどケイデンス(回転数)を上げてレースを引っ張らなくてはならないし、まるで壁のような山道をがむしゃらに登らなくてはならない。読んでいてこちらが息切れしそうなほどしんどい!でもそのしんどさがクセになる!

運動とは無縁そうな坂道が純粋に競技を楽しむ姿に、スポーツの大事なことを教えてもらえます。

(著:双海)

あらすじ千葉から秋葉原までママチャリで通うほど漫画やアニメが好きな小野田坂道は、高校入学を機にアニ研部に入ろうとしますが、同部は活動休止中。失意に沈む坂道が出会ったのは自転車競技部でした。坂道の足は、学校裏の激坂を余裕で登れるほど秋葉原との往復で鍛えられていたのです。

それに目をつけた今泉俊輔、そして関西からやってきた鳴子章吉との出会いをきっかけに、坂道は自転車競技部へ入部。次第にクライマーとしての才能を開花させていくのでした。

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シンプルな競技な分、チームプレーや駆け引きの奥深さが際立つ!代替わりしていくとこも含めて好きです。

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競技としてはシンプルにみえるけど、それぞれの強みや拘りがあって……。OP歌い出したくなる作品です!

4位『ダイヤのA』

笑って泣けてアツい!高校野球漫画の新たな伝説

作者寺嶋裕二
掲載誌週刊少年マガジン(講談社)
掲載年第1部:2006年~2015年(全47巻) , 第2部:2015年~(既刊30巻)

野球漫画界を牽引する人気作『ダイヤのA』。名門校に入部した主人公を中心に、リアル寄りな高校野球界が描かれていきます。

弱小校が奇跡の大活躍を見せるという展開ではなく、強くなるために組織として取り組んでいる名門校が舞台。経営者側と現場との温度差や大人の事情、スポーツ推薦が多くを占める中でのスタメン争いなど、シビアな裏側も描かれていて興味深いです。

努力は周りもみんなしていて当たり前、その中でもがいて成長していく選手たちが胸熱!栄純の笑顔が至高なので、なんとしても守りたいその笑顔。

(著:双海)

あらすじ中学時代、自らの暴投で最後の試合を終わらせてしまった沢村栄純。しかし偶然にもその試合が東京の名門・青道高校のスカウトの眼に止まります。上京を悩む沢村でしたが、見学に訪れた青道高校で、甲子園優勝を目指す強豪校の強さを目の当たりにして入学を決意。

天才捕手の御幸一也や同級生で圧倒的なスピード球を投げる降谷暁といったライバルと出会い、沢村の高校野球に掛ける日々が幕を開けます。

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熾烈なスタメン争いがアツい。沢村の1年生のときの同室トリオでのワチャワチャも可愛いくてニヤニヤしちゃいます。

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個人的には野球漫画の中で1番面白いと思いました。試合シーンのスーパープレーめっちゃカッコいいしドキドキします。

5位『テニスの王子様』【完結】

「まだまだだね!」進化止まらぬ「テニプリ」ワールドはまるで沼

作者許斐剛
掲載誌週刊少年ジャンプ(集英社)
掲載年1999年〜2008年(全42巻)

もはや「テニプリ」は漫画という枠を超えた一大エンタメジャンルである。しかもすごいことに、どこをどうかじっても美味しいように出来ているので、多分このまま一生の付き合いになるのだろう。 というのが連載時から追いかけ、今も「新テニ」含め広がり続ける「唯一神たしけ」による創作物を享受している1ファンの実感です。 許斐先生は常日頃からどうやったら読者を驚かせられるかを突き詰めています。ナンセンスだのなんだと言わずにただただ「天衣無縫の極み」で「楽しんだモン勝ちや!」な作品なのです。

(著:双海)

あらすじテニスの名門中学校・青春学園に入学した越前リョーマ。小柄で生意気なリョーマは、実はアメリカ各地の大会で優勝を総ナメにしてきた天才テニス少年です。

世界で活躍したプレイヤーを父に持つリョーマは、青学でレギュラーを勝ち取ると、全国各地の強豪たちと切磋琢磨しながら己のテニスを磨いていきます。

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普通に先生のキャラクリエイト力が高すぎる。すごい数のキャラ出てくるけど個性が確立されていて、しかもその大多数にキャラソンがあるのはテニスだけです!!!

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新作アニメ放送決定しましたね!

6位『ちはやふる』

競技かるたはスポーツだ!全身全霊を賭けた上質な青春がここに

作者末次由紀
掲載誌BE・LOVE(講談社)
掲載年2007年〜(既刊48巻)

現実の競技かるた界に大きな影響をもたらした『ちはやふる』。 熱血スポ根ものとして人気の作品ですが、ここではあえて千早・新・太一の三角関係を紹介させてください。3人のもどかしい関係性とかるたの勝負の世界、両方があることで本作の青春のみずみずしさが生まれているのだと思います。 特に太一!最初はチートイケメンか……と思いましたが、その後の彼の報われなさや抱えているものを知るうちに、すっかり太一派に。いろいろと複雑な思いはありますが、全49巻での完結が発表されたので心して3人の結末を見届けようと思います。

(著:双海)

あらすじ小学生の頃に転校してきた綿谷新(わたやあらた)がきっかけで、競技かるたを始めた綾瀬千早(あやせちはや)と真島太一(ましまたいち)。

その後3人はバラバラになりますが、千早はかるたを続けていればまた再会出来ると信じていました。そして高校に進学すると、彼女は競技かるた部を設立します。

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コンマ数秒の音の世界がちゃんと漫画で伝わってくるのに感動。学生の頃に出会った漫画が完結するのは感慨深いですね。

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新田真剣佑の新田って、「ちはやふる」の新からとってるんですよね〜。

7位『MAJOR』【完結】

夢追う主人公の野球人生の全てがここに。人生描き出す大作

作者満田拓也
掲載誌週刊少年サンデー(小学館)
掲載年1994年〜2010年(全78巻)

『MAJOR(メジャー)』は茂野吾郎の半生を描き出す長編漫画。主軸はもちろん野球ですが、吾郎の成長にあわせてその年頃ならではの仲間との絆や友情を楽しむことができます。 王道には王道でしか摂取できない栄養があるんですよね。スポーツものですが、個人的にこの作品には王道少年漫画要素を求めて読んでいました。いわゆる「友情・努力・勝利」です。成長する度にちょうどいい塩梅の困難にぶちあたって、仲間とともに成長して勝ち組になっていくので安心感がすごい! 吾郎の息子・大吾(平凡)を主人公にした続編『MAJOR 2nd』の方が共感度という意味では高め。天才の物語を読みたいなら本作、感情移入して読みたいなら続編がおすすめ。

(著:双海)

あらすじプロ野球選手だった父を持つ茂野吾郎(しげのごろう)は幼くして両親を亡くします。吾郎は持ち前の情熱的で努力家な性格を武器に、幼稚園時代から野球にのめり込んでいくことに。

幼少期から物語は始まり、リトルリーグ、高校野球を経て、メジャーリーグで活躍するに至るまでの吾郎の姿を丁寧に描いてきます。

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『タッチ』育ちなので甲子園に思い入れがあるんですが、高校野球も通過点にすぎないという描き方が新鮮でした!

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「心絵」連続再生してました……!

8位『黒子のバスケ』【完結】

主人公なのに影が薄い!?異例の設定が生み出すオンリーワンの面白さ

作者藤巻忠俊
掲載誌週刊少年ジャンプ(集英社)
掲載年2009年〜2014年(全30巻)

アニメも大ヒットした新感覚バスケ漫画『黒子のバスケ』。強豪中学バスケ部で「幻の6人目」と呼ばれていた黒子テツヤを主人公とした物語です。

NBA顔負けのスーパープレーが続出するので、「このレベルで高校生ってどないやねん?!?」と関西弁でツッコミを入れたくなることも。

超次元スポーツ漫画ですが、その派手さとは裏腹に自分の強みを徹底的な努力で伸ばしていく姿には胸が熱くなるはずです。個人的な神対決は、インターハイでの海常vs桐皇(黄瀬vs青峰)戦。

圧倒的なバスケセンスを持つ青峰の背中をずっと追いかけてきた黄瀬ですが、試合終盤で青峰を完全にコピーして言い放った「憧れるのは……もうやめる」と言う台詞に震えが止まらなくなりました。

(著:MT)

あらすじ誠凛バスケ部に入部した黒子テツヤは、アメリカ帰りの火神大我(かがみたいが)と出会います。一見すると地味でバスケもうまくないように見える黒子でしたが、彼は10年に1度の逸材が揃う「キセキの世代」の1人だったのです。

黒子を影、火神を光とするコンビプレーを軸に、誠凛は打倒「キセキの世代」と共に全国制覇を目指します。

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いまだに根強いファンがいる作品ですね。過去編が描かれている小説版も読んだなぁ〜。

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これも推しが絶対見つかる系漫画ですね!

9位『かげきしょうじょ!!』

夢はトップスター!支え合い競い合う少女たちの汗滴る青春

作者斉木久美子
掲載誌メロディ(白泉社)
掲載年2015年~(既刊12巻)

華やかな女の園の物語ながらも、スポ根の香り漂う『かげきしょうじょ!!』はアニメ化も話題となりました。

10代の少女たちが抱える葛藤や苦悩も掘り下げられていて、かわいいだけじゃない“かげき”な青春に惹き込まれます。

あの「宝塚歌劇団」の音楽学校をモデルにしているので、実際にある10年に1回だけ開催される運動会や、スパルタすぎる伝統など、ヅカファンからも評価の高い1作です。

(著:MT)

あらすじ伝統ある「紅華歌劇団」音楽学校の狭き門をくぐりぬけた100期生たちは、予科生としてトップスターを目指し切磋琢磨しています。

オスカル様を目指す天真爛漫な渡辺さらさや、元アイドルの奈良田愛(ならたあい)を中心に、少女たちの苛烈で華やかな青春が幕を開けるのでした。

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宝塚が好きなら絶対に読むべき!!かなり宝塚リスペクトしてる作品です。

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へ〜!劇団系って珍しいから面白そう!

10位『青のオーケストラ』

音楽を辞めた天才が出会ったオーケストラの世界はどこまでも青く広い

作者阿久井真
掲載誌マンガワン , 裏サンデー(小学館)
掲載年2017年~(既刊10巻)

アニメ化も決定した『青のオーケストラ』。かつて吹奏楽部で部活に青春を燃やしたそこのあなた!ぜひ読んでください。

演奏で空気が震える描写や、その音を受け取って高揚する聞き手の描き方が見事。ン十年前の部室の匂いが蘇ってきて、主人公たちと一緒にドキドキしながら読み進めています。自分でもよくわからないのですが、感極まってなんでもないコマで泣きました。

音楽の魅力を迫力ある絵で伝えてくれるので、音楽に詳しくなくてもそこにある熱量を感じ取れるはず。文化部のアツい青春を感じてみてほしい!

(著:双海)

あらすじかつて天才と呼ばれたヴァイオリニスト・青野一は、ある出来事をきっかけに音楽を辞めていました。進路に悩む中3、彼は先生から押し付けられる形でヴァイオリンを弾きたい秋音律子と出会います。

その出会いをきっかけに青野は再びヴァイオリンを手に取り、彼女とともにオーケストラ部がある海幕高校へ進学。オケ部の音に触れ、同じパートを競うライバルと出会い、青野の音楽への情熱は再び燃え上がります。

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部内でギスギスしたり家庭の都合があったり。そういうとこも含めリアル。「ユーフォニアム」とか好きならおすすめです!

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自分がやっていた部活の漫画って、より感情移入しちゃいますよね。

もっとスポーツ・青春漫画が知りたい人はこちら

日常系・コメディおすすめ漫画

幸せだから笑顔になるのか、否、「笑う門には福来る」ということわざもある様に、笑顔だから幸せになれるのです!という訳でこの見出しでは、絶対に吹き出してしまうギャグ・コメディ漫画を紹介していきます。 笑いのツボは人それぞれなので、とりあえず1話だけ読んでみて、自分の感性とマッチしているか確かめてみてください。

1位 『銀魂』
2位 『SPY×FAMILY』
3位 『SKET DANCE』
4位 『ギャグマンガ日和』
5位 『極主夫道』
6位 『こちら葛飾区亀有公園前派出所』
7位 『女の園の星』
8位 『ゆるキャン△』
9位 『吸血鬼すぐ死ぬ』
10位 『古見さんは、コミュ症です。』

1位『銀魂』【完結】

抱腹絶倒と号泣を同時に!ドラマチックギャグ漫画の金字塔

作者空知英秋
掲載誌週刊少年ジャンプ(集英社)
掲載年2004年〜2019年(全77巻)

2018年に最終回までラスト5回といったところから終わる終わる詐欺を続けて、2019年についに幕を閉じたジャンプの看板漫画『銀魂』。漫画の約8割はギャグなのですが、時折顔を出してくるシリアス展開に情緒を揺さぶられるので不意打ちに注意が必要な作品です。 ギャグ回では、アニメが夕方枠だったとはにわかには信じられないほどのえげつない下ネタやパロディネタのオンパレード。お茶の間で何気なく観ていたのが「ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲」回で、家族に大分怪訝な顔をされたのが今でも軽くトラウマです。 反対にシリアスシーンでは銀さんがかっこいい名言製造マシーンに。「 美しく最期を飾り付ける暇があるなら 最期まで 美しく生きようじゃねーか」って本気でいっちゃう銀さん、そこに痺れる憧れるー! また余談ですが、単行本の作者コメントで空知英秋を超える漫画家は一生現れないと確信しているので、そこも合わせて読んでみてください。

(著:MT)

あらすじかぶき町に店を構える何でも屋・万事屋銀ちゃんを営む侍・坂田銀時。彼のもとには志村新八や最強種族の生き残り・神楽、巨大な犬の定春といった個性豊かな面々が集います。 一行は町で起こる騒動に首を突っ込み、騒がしい日々を送るのでした。

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いまだにカラオケにいったら1曲目に「サムライハート」を歌ってます。万屋は永遠です!

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まいてぃさんよくBGMで流してますよね。

2位『SPY×FAMILY』

素性を隠せ!仮初め家族の痛快スパイ×ホームコメディ

作者遠藤達哉
掲載誌少年ジャンプ+(集英社)
掲載年2019年〜(既刊9巻)

『SPY×FAMILY』は裏の顔を持つ3人が即席家族になることで始まるホームコメディ。熱くてホロッとするけどコーティングがコメディという作風は個人的に『SKET DANCE』にも通じるものがあると思っています。映画『Mr.&Mrs. スミス』好きにも刺さる設定です。 ロイドとヨルの隠し事は、エスパーのアーニャにはダダ漏れ。両親の思惑を知りつつ、「アーニャがなんとかしなきゃ」と9割見当違いなことに全力投球するアーニャに癒やされるだけでも、本作は読む価値アリ。同級生ダミアンとアーニャのすれ違いコントみたいなやり取りがイチオシです。

(著:双海)

あらすじ凄腕スパイ・黄昏(たそがれ)は任務のため急遽家族が必要に。そこで彼は精神科医ロイド・フォージャーとして、孤児院で出会った少女・アーニャを引き取り、偶然出会った公務員のヨルと結婚します。 しかしアーニャは人の心を読む力を持ち、ヨルはいばら姫というコードネームを持つ凄腕の殺し屋で……。

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軽快なテンポ、読みやすい作画、バランスの取れたストーリー!コメディとして総合点めちゃ高です。巻末の設定メモもかわいい~!

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アーニャの可愛さだけでも読む価値ありです。

3位『SKET DANCE』【完結】

ギャグ漫画の仮面を被った超高校級青春物語です

作者篠原健太
掲載誌週刊少年ジャンプ(集英社)
掲載年2007年~2013年(全32巻)

2000年代の「ジャンプ」の学園コメディ枠を引っ張った『SKET DANCE』は、ギャグあり感動ありの青春漫画です。 ギャグセンスが高すぎるため、絶対に電車で読んではいけません。私は実際に電車内でふきだして正面に座っていたお婆さんに「今時の若い子は……」みたいな顔をされたのが今でもトラウマです。 でも「スケダン」最大の魅力はコメディ要素ではありません。この作品は、「優しい3人組が人を助ける為に奮闘する」、シンプルだけど最強にあったかい作品なんです。 仲間の為に頑張れる、辛い過去でも乗り越えられる、それを私に教えてくれたのは、バトル漫画じゃなくて「スケダン」でした。特にスイッチの過去編はマジで涙なしでは語れません……。

(著:MT)

あらすじ開盟学園に存在するスケット団こと学園生活支援部は依頼があればどんなことでも請け負う学園の便利屋。ときには依頼がなくて部室でダラダラすることもありますが、舞い込んだ依頼にはいつでも全力。

お調子者だけど頼れる熱いリーダー・ボッスンを筆頭に、元不良で武闘派なヤンキー娘・ヒミコ、音声合成ソフトで会話をする情報通のスイッチ。得意分野はバラバラだけど息の合った3人は、日々依頼の解決に奔走します。

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こんなに笑えて感動できる優しいギャグアニメはない!こんな高校通いたかった〜。

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女の子が読んでも楽しめるジャンプ漫画ですね!

4位『ギャグマンガ日和』

独特な世界観を生み出す魔術師・増田こうすけの独壇場

作者増田こうすけ
掲載誌月刊少年ジャンプ , ジャンプスクエア(集英社)
掲載年2000年~2015年(全15巻)

根強い人気を誇る『ギャグマンガ日和』はシュールな笑いを求めている人におすすめ。やや読む人を選びますが、ハマる人はとことんハマって、1日1話読まないと落ち着かないほど中毒になってしまうかも。

ときどきわけがわからん!と思うこともありますが、圧倒的ワードセンスは何年経っても健在。あの絶妙にゆるい絵で爆笑をさらえるって、冷静に考えるととんでもないことをしていると思うんですよね。言葉のチョイスにしても、構成力にしても、本当に唯一無二の世界観なので、一度は味わってみてほしいです。

(著:双海)

あらすじあらすじと言うべきあらすじが存在しない1話完結型のシュールギャグ漫画。あるときは誰もが知る世界の偉人が理不尽な目にあい、またあるときは有名作品のパロディがとんだ増田こうすけ味で調理されて出される。そんなめくるめく増田こうすけワールドが体感できる作品です。

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数年に1回、取り憑かれたように読んでしまう……!

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作者の頭の中、覗いてみたいですよね。

5位『極主夫道』

元極道が極める主夫道!ギャップが疲れた心に効く癒やしコメディ

作者おおのこうすけ
掲載誌くらげバンチ(新潮社)
掲載年2018年〜(既刊9巻)

『極主夫道』は究極のギャップ萌えを楽しめるホームコメディ。アニメ化やドラマ化もされた作品です。 一見すると完全にその道の人ですが、龍はその強面のままキャラ弁を作り、ママさんコミュニティに参加し、高い主夫力を発揮します。ギャップと妻への愛が愛おしく、サクッと手軽に癒やしを摂取できる作品です。

(著:双海)

あらすじ「不死身の龍」として名を馳せた最凶ヤクザ・龍は、結婚を機に大事な家族を守る主夫へと転身。 現役時代と変わらぬ強面&いかついファッションにかわいいエプロンを装着して、龍は熱心に専業主夫道を極める日々を送ります。

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どんな設定やねん!でもこういうの嫌いじゃないです。

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危険な男のギャップ、良い〜。

6位『こちら葛飾区亀有公園前派出所』【完結】

どこから読んでも面白い極上の201巻!それが「こち亀」

作者秋本治
掲載誌週刊少年ジャンプ(集英社)
掲載年1976年〜2016年(全201巻)

「こち亀」こと『こちら葛飾区亀有公園前派出所』は、破天荒な両さんと仲間たちが繰り広げる痛快な日々を全201巻の大ボリュームで描く作品。 時事的なネタも取り入れているので、連載当時の雰囲気を楽しめるのも超長編の本作ならでは。いつまでも色褪せない両さんワールドは、ギャグ漫画好きなら一度は読んでおきたい作品です。

(著:双海)

あらすじ亀有公園前派出所勤務の両さんこと両津勘吉は型破りな巡査長。 たびたび周りを巻き込んで問題行動を起こすものの、義理人情に厚く多方面の分野に精通する人物として愛されているのでした。

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大人になって再読。両さんの魅力を再発見し、スルメ的な面白さに唸りました。

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時事ネタが多いので勉強にもなります!

7位『女の園の星』

女子校勤務の教師の日常描くハイセンス&シュールコメディ

作者和山やま
掲載誌FEEL YOUNG(祥伝社)
掲載年2020年~(既刊2巻)

『女の園の星』は、『夢中さ、きみに。』で一躍話題の漫画家となった和山やまの初連載作品です。 星先生や同僚の小林先生を中心に、女子校の日常が和山の独特なセンスで笑いに昇華されていきます。先生のなんとも言えない表情やリアクションに思わず笑ってしまう、新感覚ギャグ漫画です。

(著:双海)

あらすじ星先生はとある女子校で2年4組の担任を務める教師。女の園である女子校を舞台に繰り広げられる彼の日常は、女子生徒の思考回路に悩まされ振り回されてばかり。 何気ない日常が時にくだらなく、時に愛おしく描かれていきます。

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和山先生にしか出せない空気感!星先生と小林先生のやりとりは必見です!

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『カラオケいこ!』ももちろん推したい……。

8位『ゆるキャン△』

漫画でゆるっと旅行気分。日常×キャンプ×グルメ漫画

作者あfろ
掲載誌まんがタイムきららフォワード , COMIC FUZ(芳文社)
掲載年2015年〜(既刊13巻)

『ゆるキャン△』はゆるくキャンプを楽しむ女子高生たちを描く日常系キャンプ漫画。 キャンプ初心者のなでしこやソロキャン派のリンなど、それぞれの楽しみ方を尊重している描写が気楽。みんなで一緒にという熱さがしんどいときに、ほっとできる作品です。 個人的に好きなのはリンが年末にソロキャンをした際の「ソロキャンは寂しさも楽しむもの」という言葉。わいわいするのも楽しいものですが、寂しいを楽しむという考え方がいいなと思ってから、より一層この作品が好きになれました。

(著:双海)

あらすじ志摩リンは趣味のソロキャンプ中に、偶然同級生の各務原(かがみはら)なでしこを助けます。なでしこはりんと一緒に見た景色が忘れられず、この出会いをきっかけに高校の野外活動サークルに入部。 キャンプをするようになったなでしこと、ソロキャンプが好きなりんは、キャンプを軸にゆるく仲を深めていきます。

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インドア派ですがグビ姉が気持ちよさそうに酔っていると夜空の下で飲んでみたい~となります(思うだけ)。

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キャンプした〜い!

9位『吸血鬼すぐ死ぬ』

カオスな人々によるハイテンションギャグ~アルマジロのジョンを添えて~

ジャンル盆ノ木至
掲載誌週刊少年チャンピオン(秋田書店)
掲載年2015年~(既刊20巻)

アニメで一躍話題となった『吸血鬼すぐ死ぬ』。勢いのあるギャグ、とんでもない変態キャラクター、ボケとツッコミの応酬で嫌なことを忘れて笑えます。ネットミーム界を盛り上げたY談おじさんの元ネタはこちらです。

下品だけどギリセーフな下ネタが多くて、リアルで心がスナァァァァとズタボロになったときにも、ちょうどよい笑いを提供してくれます。笑う元気がなくても、みんなのアイドル、アルマジロのジョンがいるから大丈夫。

実は盆ノ木先生の師匠は『モブサイコ100』のONE先生。「モブサイコ」に登場するアルマジロも探してみよう!

(著:双海)

あらすじ新横浜に事務所をかまえるヴァンパイアハンターのロナルドは、吸血鬼の城から帰ってこない子供救出のため城へと出向きます。そこには恐ろしい吸血鬼が住んでいるとの噂でしたが、実際にいたのは些細な衝撃ですぐ死ぬ戦闘力皆無の吸血鬼ドラルクでした。

なんやかんやあってドラルクの城は大破。ドラルクは吸血鬼ながらロナルドの事務所に転がり込み、2人で依頼を解決したり事態をややこしくしたりと騒がしい日々を送ります。

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ジョンかわいいよジョン。ジョンのために読んでいるといっても過言ではありません。アニメ2期おめでとう。

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軽率に灰になるドラルクさん。このくらい緩いマインドで生きたいですね。

10位『古見さんは、コミュ症です。』

寡黙美人にほっこり&キュン。新感覚コミュニケーション・コメディ

作者オダトモヒト
掲載誌少年サンデー(小学館)
掲載年2016年〜(既刊25巻)

アニメ化&ドラマ化もされた『古見さんは、コミュ症です。』は、人と関わることの温かさをほのぼのと感じられる作品です。 “目(表情)は口ほどに物を言う”な古見さんが、今回はどんな表情を見せてくれるのかと毎回楽しみな作品。とくに古見さんが只野くんに友情以上の感情を抱いてからはラブコメ要素強めで、古見さんの表情もますます豊かになっています。 バレンタイン回は定番な展開ですが、1番上手に作れたチョコをあげる古見さんの照れ顔が最高に甘いので必見です。あと只野くんの有能さが半端でなく、彼の等身大ヒーロー感も本作の味になっています。

(著:双海)

あらすじコミュニケーションが苦手な「コミュ症」の古見さん。容姿端麗なことも加わって、周りから距離を取られてさらに悩んでしまう彼女にようやくできた友達は、察し上手の只野くんでした。 彼の力を借りて、友達100人を作るという目標に邁進していく古見さんのドキドキな学園生活を描き出します。

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古見さんを楽しむつもりが、只野くんとかいう近年稀に見るパーフェクトマンに心奪われてしまいました。

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わかる……。圧倒的包容力。

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【〜2000年】殿堂入り漫画

2000年がもう20年以上も前だって知っていました?今回は2000年までに完結した作品の中から、いつまでも色あせない不朽の名作を選びました。若者にとっては新鮮、人生のベテランにとっては懐かしいタイトルがずらりと揃っていますね。 伝説級の漫画ばかりなので、ここを網羅しておけば30代~の大人との会話に困ることはないはず。目指せ!昭和平成漫画マスター!

1位 『ドラゴンボール』
2位 『スラムダンク』
3位 『銀河鉄道999』
4位 『幽☆遊☆白書』
5位 『ブラック・ジャック』
6位 『シティーハンター』
7位 『うる星やつら』
8位 『動物のお医者さん』
9位 『寄生獣』
10位 『天使なんかじゃない』

1位『ドラゴンボール』【完結】

少年の夢がつまった王道バトルが熱い!世界で愛される神漫画

作者鳥山明
掲載誌週刊少年ジャンプ(集英社)
掲載年1984年〜1995年(全42巻)

完結後も根強い人気を誇る少年漫画の金字塔『ドラゴンボール』。冒頭の少年編ではコミカルな冒険劇が繰り広げられ、次第にシリアスなバトルものへと色合いが変わっていきます。

シンプルな線なのに迫力や躍動感がある鳥山明ワールドはさすがのひと言。世界中で愛されている作品なだけに、1度は読んでおきたい少年漫画の名作です。

(著:双海)

あらすじ尻尾の生えた少年・孫悟空(そんごくう)は、7つ集めると願いを叶えてくれるというドラゴンボールを探す旅に出ることに。

その中で仲間やライバルと出会い、強くなっていく悟空。やがて彼やその仲間は地球の命運を賭けた戦いに挑むことになるのでした。

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めっちゃ男性向けと思われがちな作品だけど、実は結構恋愛要素あったりするので楽しみ方は色々!

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カラオケで歌うなら話の本筋くらいは把握しておきたいですよね〜!

2位『スラムダンク』【完結】

リアルな描写に手に汗握る!バスケブーム生み出したレジェンド漫画

作者井上雄彦
掲載誌週刊少年ジャンプ(集英社)
掲載年1990年〜1996年(全31巻)

『SLAM DUNK(スラムダンク)』はバスケ漫画の金字塔として外せない作品。「左手はそえるだけ」と口にしてシュートする人は全員「同士」だと思っている世代ど真ん中です。 青春時代、Jリーグ効果でサッカー一強時代に「スラダン」がバスケ旋風を巻き起こしたのも懐かしいですね。流川派vs三井派vs仙道派の争いも教室の片隅で白熱しました。 2022年秋に新作アニメ映画が公開予定なので、原作を嗜むなら今!終盤の湘北vs山王戦の緊迫感がやはりクライマックスですが、個人的には県大会の湘北vs陵南戦を推したい!!!

(著:双海)

あらすじ赤いリーゼントの不良・桜木花道(さくらぎはなみち)は、入学した湘北高校で赤木晴子に一目惚れ。彼女に誘われ、やったこともないバスケ部へ入部することになります。

花道は初心者ながらも次第に才能を開花させていき、湘北はインターハイ制覇に向け動き出します。

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また湘北vs陵南戦の話をしてしまいますが、メガネ君の3Pシュートが本当に泣けるんですよ……。

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最近Netflixでアニメを観ました!

もっと詳しく 『SLAM DUNK』の名言
もっと詳しく 『SLAM DUNK』新作映画情報

3位『幽☆遊☆白書』【完結】

霊界と現世が交錯する!ギャグありラブコメありの異能力バトル

作者冨樫義博
掲載誌週刊少年ジャンプ(集英社)
掲載年1990年~1994年(全19巻)

平成を代表する少年漫画『幽☆遊☆白書』は、個性豊かなキャラクターが多数登場する冨樫義博らしい作品。ギャグに勢いがあるキャラから美形キャラまで、作り込まれた設定と世界観が魅力です。 おそらく1番人気であろう「暗黒武術会編」をおすすめするのは悔しい気もしますが、やっぱり「暗黒武術会編」なんです。「幽白」の、というより冨樫先生の生み出すパンチの効いたキャラの面白さがここに詰まっています。 戸愚呂兄弟もそうですが、美しい魔闘家鈴木という残念なイケメンが活躍したのもここ。噛ませ犬ポジのキャラなのですが、彼の作り出す闇アイテムが意外にも浦飯たちの役に立っていて、キャラとキャラの繋がり方の妙に「これこれぇ!」とすごく興奮したのを覚えています。

(著:双海)

あらすじ交通事故死した不良の浦飯幽助(うらめしゆうすけ)は、試練を乗り越えて生き返ることに。

霊界からの依頼で霊界探偵として活動することになった幽助は、桑原和真(くわばらかずま)や蔵馬(くらま)、飛影(ひえい)らと共に闇世界と関わっていくことになるのでした。

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当時蔵馬派?飛影派?の大論争があったとか。大人になってから男気あふれる桑原の魅力に気づきました!

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そんな派閥が出来てたんですね。全19巻だったら一気読みしちゃえるな〜!

4位『銀河鉄道999』【完結】

大人になってから読み直したい。古き良きSF漫画

作者松本零士
掲載誌ビッグゴールド(小学館)
掲載年1977年〜1999年(全18巻)

宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』をモチーフとして描かれた『銀河鉄道999』。元祖哲学的ロードムービーで、同じ系譜の『キノの旅』作者も本作に多大な影響を受けたことを明かしています。 アニメを観た人にとっては、漫画の方が淡々とした印象を受けるかもしれません。話によっては案外さらっと次の星に行ってしまうので……。別れを前提とした出会いゆえの物悲しさが、本作を記憶に残る作品にしているのでしょう。 本作と併せて「キャプテンハーロック」や『宇宙戦艦ヤマト』を読むと、先生の持つ宇宙観や死生観をもうちょっとディープに体験できるのでオススメです。

(著:双海)

あらすじ惑星が銀河鉄道で結ばれた時代。星野鉄郎(ほしのてつろう)は無料で機械の身体をくれるという銀河鉄道の終着駅の星を目指し、謎の美女メーテルと共に999号に乗り込み銀河を旅していきます。 999号が停車する惑星では、様々な出来事が彼らを待っていました。

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アニメ名シーンもので必ず登場するので気になって読みました。原作メーテルってアニメよりかわいい系なんですね!?

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そうなんですか!?お姉さん系かと思ってました!

5位『ブラック・ジャック』【完結】

今なお鮮烈に命問う。1度は読んでおきたい手塚治虫作品

作者手塚治虫
掲載誌週刊少年チャンピオン(秋田書店)
掲載年1973年〜1983年(全25巻)

手塚治虫を代表する作品のひとつ『ブラック・ジャック』は、医療漫画というジャンルが生まれるきっかけにもなった作品。後世の漫画にも大きな影響を与えています。 1話完結で話が進んでいきますが、その1話の中で命という重いテーマが多角的に描かれていく様は圧巻。色褪せない名作として読んでおきたい作品です。

(著:双海)

あらすじ無免許ながらも様々な難病や怪我を治してしまう天才外科医ブラック・ジャックは、その神業ゆえに世界中で知られる存在です。 そんな彼は法外な報酬と引き替えに、様々な患者の治療にあたっていきます。死や絶望を前にした人間の本性が、彼のメスで明らかになっていくのでした。

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重く深いテーマに触れたいとき読み返す作品。漫画好きなら読んで損なし!

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図書室で読みました!

6位『シティーハンター』【完結】

ダンディな冴羽獠が最大の魅力。ハードボイルド漫画の金字塔

作者北条司
掲載誌週刊少年ジャンプ(集英社)
掲載年1985年〜1991年(全35巻)

凄腕の始末屋・冴羽獠の活躍を描いた『シティーハンター』。バブルの香り全開で令和世代には色々とジェネレーションギャップだと思いますが、逆にレトロでかっこよく感じるはず(断言)。 『ルパン三世』と『銀魂』を足して割ったような痛快感が魅力。(実際に『銀魂』には『シティーハンター』パロ回も) 『キャッツ♥アイ』の3姉妹に憧れていた身としては、本作に喫茶キャッツアイが登場するのが胸熱。『エンジェル・ハート』も含め、北条司ワールドをまとめて履修するとより面白くなりますよ!

(著:双海)

あらすじ新宿裏社会No.1の凄腕の始末屋「シティーハンター」。その名で知られる冴羽獠は、普段はちゃらんぽらんで無類の女好き。彼が依頼を受けるのは、美人からか「心が震えた時」だけでした。 今は亡き相棒の妹・槇村香と共に、今夜も東京に潜む闇を追っていきます。

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冴羽獠の格好良さを知ったら、もう翌日はジャケット片手に「Get Wild退勤」するしかないでしょ!

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やったりますか!

7位『うる星やつら』【完結】

濃縮されたるーみっくわーるどを堪能あれ!元祖ドタバタラブコメ

作者高橋留美子
掲載誌少年サンデー(小学館)
掲載年1978年〜1987年(全34巻)

ラブコメの女王・高橋留美子の代表作のひとつ『うる星やつら』は、奇想天外な登場キャラが織りなすドタバタラブコメの名作。令和の時代に37年ぶりのアニメ化が発表されて度肝を抜かれましたが、改めて読み直してみて納得の面白さ。 ラムちゃんはあたるに自分を好きだと言わせたくてあれこれ奮闘しますが、あたるは一向に言いません。代わりに最終話で別の言葉をラムちゃんに言うのですが、この一言が胸ギュン。 両片思いやケンカップルにニヤニヤするタイプの人は、あたるの気持ちが動く中盤以降すごく好きなテイストだと思います!

(著:双海)

あらすじ地球に侵攻してきた鬼族と、一騎討ちの鬼ごっこをすることになった人類。地球代表は女好きで軟派な高校生・諸星(もろぼし)あたる、鬼代表はラム。 追いかけっこの最中のひょんな行き違いから、あたるにプロポーズされたと勘違いしたラムはあたるに惚れてしまい……。

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藤波竜之介っていう最高にイケメンな男装の麗人が出てくるんですよ、最高ですね。

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るーみっくわーるどはいいぞ!

8位『動物のお医者さん』【完結】

思わずカシオミニを賭けたくなる面白さ。動物コメディの金字塔

作者佐々木倫子
掲載誌花とゆめ(白泉社)
掲載年1988年~1993年(全12巻)

学園ものとも恋愛ものとも違う、独特の味ある動物コメディ『動物のお医者さん』。読みだしたら止まらない、このカシオミニを賭けてもいい。

表情が読めないハムテルも、ネズミがダメなのに獣医学部に入った二階堂も、奇人変人な菱沼さんや漆原教授も、全員がちょっとおかしくて愛おしい。そして何より動物愛にあふれている作品です!

獣医ものだからシリアス?という心配は一切不要。誰も死なないしひたすらチョビが可愛いクスッと笑えるコメディです。不朽の名作ながら全12巻でサクッと読めます!

(著:双海)

あらすじH大学の敷地内を突っ切っていたハムテルこと公輝と二階堂は、シベリアン・ハスキーの子犬とその里親を探していたH大の漆原教授に出会います。教授から「キミは将来、獣医になる!」半ば強引に押し付けられる形で、ハムテルはその子犬をチョビと名付け飼うことに。

ハムテルの家には他にも猫のミケや凶暴な鶏のヒヨちゃんらがいます。将来の治療費を浮かせるため、ハムテルはH大の獣医師を目指すことに……。

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全員のおかしさが絶妙。菱沼さん今読むとめちゃくちゃオシャレでは!?

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これも図書館でみかけたことあるかも。12巻しかないんですね?以外!

9位『寄生獣』【完結】

重厚なテーマが思考に“寄生”する!往年の名作

作者岩明均
掲載誌月刊アフタヌーン(講談社)
掲載年1990年〜1995年(全10巻)

発売から20年以上経っても根強い人気を誇る『寄生獣』。寄生獣であるミギーとの共生によって、新一の生活や価値観が少しずつ変わっていく様子に着目してほしい1作です。 「人間は地球にとって有害か否か」という着眼点からして、岩明均先生の鬼才っぷりが窺えます。環境問題や捕食というテーマも含んでいて、最近話題の『ダーウィン事変』と併せて読むとより一層哲学が捗りそう。 襲来した寄生獣にもそれぞれに個性や信念を持っています。中でも田村玲子というパラサイトの存在は強烈で、母性や愛、感情の出どころについて考えさせられました。 アニメ版は設定を現代に変更していて表現もややマイルドなので、そこを入口にするのもアリだと思います!

(著:双海)

あらすじ脳を乗っ取り人間に擬態して人を食うパラサイトが潜む社会。 高校生・泉新一の右手に寄生したパラサイト・ミギーと新一は、お互いの命を守るため奇妙な共生生活を始めることになります。

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後世に伝わるのも納得!グロめだけどミギーの可愛さで緩和されます

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『寄生獣リバーシ』っていうスピンオフ作品も完成度高いのでぜひ……おすすめです。

10位『天使なんかじゃない』【完結】

恋も友情も学校も……全力の青春が詰め込まれた矢沢あいの傑作!

作者矢沢あい
掲載誌りぼん(集英社)
掲載年1991年~1994年(全8巻)

矢沢あいの代表作の1つ『天使なんかじゃない』。『NANA』の完結を待つ間、「天ない」でまぶしすぎる青春を浴びてみませんか。

スマホもメールもない時代の恋愛って今じゃもう想像できませんが、思いを伝えるハードルが高い分、登場人物たちの言葉がすごくストレートでまっすぐ伝わってくるんです。さすがの矢沢節。

子供の頃ふわっと読んだかも、という人も改めて読んでみると新しい感じ方ができるはず。90年代の作品ですが、すでに矢沢あいワールドが確立されているので、古臭くなくっておしゃれなのも魅力です!

(著:双海)

あらすじ新設校の1期生として入学した冴島翠(さえじまみどり)は、ムードメーカーな性格から生徒会役員候補に担ぎ出されます。全校生徒を前にしてのスピーチで大失態を犯してしまうものの、生徒会には似つかわしくない時代遅れのリーゼント頭の生徒・須藤晃に助けられるのでした。

選挙の結果、晃が生徒会長、翠が副生徒会長に。個性豊かな初代生徒会の5人の、青春全部盛りな高校生活がスタートします。

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青春のバイブル!こんな高校生活と恋愛が待っていると信じた時期もありました……。

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LINEは愚か、メールもない時代って想像つきませんが、今より人との距離は近かったんだろうな〜。

【番外編】独断と偏見で選んだ神漫画

ここでは編集部員が「これだけは何を言われようと絶対におすすめしたくてたまらない」作品を独断で選出して紹介していきます。これまでのおすすめ作品よりとりわけ熱量の高い(偏った)紹介文と共に楽しんでみてください。 p.s.あなたの人生を変えた神漫画はなんですか?

1 『潜熱』
2 『来世は他人がいい』
3 『おかえりアリス』
4 『俺様ティーチャー』
5 『薫る花は凛と咲く』

『潜熱』【完結】

「6ミリ2つ」の危険なおじさんに、どうしようもなくのめり込んでいく……

作者野田彩子
掲載誌ビッグスピリッツ(小学館)
掲載年2016年〜2018年(全3巻)

野田彩子による『潜熱』は、女子大生と年の離れたヤクザの薄暗いラブストーリーです。ヤクザとの恋愛を描いた作品は数多くありますが、そんな中でも本作は“薄暗さ“と”しっとり感“がピカイチ。

大学生の主人公・瑠璃はコンビニでのバイト中に、いつも「6ミリ2つ」と言ってタバコを買いに来る男・ノセガワさんに出会います。世間も男もまだ知らない純粋無垢な瑠璃にとって、ノセガワとの出会いは衝撃でした。

彼がヤクザの組長と知っても、友人に危ないと止められても、ずぶずぶと堕ちていく瑠璃。本作のタイトル「潜熱」は、一見おとなしそうな彼女のうちに秘められたノセガワへの激しい恋情なのです。

(著:わが)

あらすじ大学1年生の瑠璃は夏休みにコンビニで初バイトをすることに。いつも同じタバコを2つ買いに来る「ノセガワさん」のことが気になり始める瑠璃ですが、店員の間ではヤクザと噂されていました。

雨が降ったある日、バイトを終えた瑠璃が傘を忘れて途方に暮れていたところ、コンビニの前でタバコを吸う「ノセガワさん」と鉢合います。瑠璃は衝動的に彼に声をかけ、車で送ってもらうことに……。

こうして瑠璃の危険な恋が始まったのでした。

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危険だとわかっていながらそれでも堕ちてしまうのが恋……ってワケなのですよ。おじさんがわかりやすく「イケオジ」なビジュアルじゃないのもなんだかリアル。

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全3巻なのでサクッと読みたいときにもちょうどいい長さです!

『来世は他人がいい』

メチャメチャにされたい男×腎臓片方売っちゃう女の裏社会エンタメ!

作者小西明日翔
掲載誌アフタヌーン(講談社)
掲載年2017年〜(既刊6巻)

デビュー作『春の呪い』で漫画好きの注目を集めた小西明日翔。今作では「このマンガがすごい!2019」に入賞しました。極道の世界を舞台にした物語で、バイオレンスだけど軽快でコミカルなタッチが魅力です。裏社会ものが好きな人には特におすすめ。

極道育ちの高校生・吉乃はあることがきっかけで、マゾヒストで破滅願望ありのヤバい男・霧島に惚れられてしまいます。この霧島、かなり強烈なキャラです!一方の吉乃も女子高生にしてはあまりに肝が座りすぎており、誠意を見せるためなら腎臓片方売っちゃいます。

惚れに惚れさせてから捨てて勝ち逃げしたい吉乃と、メチャクチャに振り回されたい霧島。最初はキュンの欠片もなかった2人ですが、お互いの意外な一面を知ったり、三角関係が勃発したり……。先の読めない関係性に翻弄されること間違いなしです!

(著:わが)

あらすじ関西の暴力団組長の孫娘として育った染井吉乃は、祖父の策略により関東の暴力団組長の孫息子・深山霧島と結婚させられることに!

半ば強制的に東京の深山家に送られた吉乃は、一見柔和でやさしそうな霧島の、異常な嗜好と暴力的な本性を知ってしまうのでした。

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霧島もぶっ飛んでて好きですが、吉乃の幼なじみ的立ち位置の翔真というキャラがこれまた良くて……ぶっきらぼうで無頓着な感じなのに吉乃に対する執着をひしひし感じられてアツいです。

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わかる〜〜!翔真推しなら『二人は底辺』もぜひ。

『おかえりアリス』

「惡の華」、「ハピネス」の押見修造が描き出す繊細でいびつな思春期

作者押見修造
掲載誌別冊少年マガジン(講談社)
掲載年2020年〜(既刊4巻)

一時は疎遠になった幼馴染の男女3人が高校で再び集うことで、こじれていく3人の関係を独自の視点で切り取っていく押見修造らしさ全開の本作。学校のもつ独特の閉塞感や、中高生だからこそ意識してしまう男女の差、そして性への好奇心が、驚くほどリアルに描かれています。

美化されてしまいがちな青春時代のドロドロとした人間らしさには、目を見張るものが。誰もが持っている隠しておきたい感情や見せたくない側面が他人に明かされてしまった時の、どうしようもない羞恥など心理描写が秀逸で、展開の非日常さとは裏腹に、共感せざるを得ません。

(著:asuka)

あらすじ主人公の亀川洋平と室田慧、三谷結衣は幼稚園からの幼馴染。三谷にずっと片思いをしていた洋平は、中学校のある日、慧と結衣がキスをしているのを目撃してしまいます。

そのまま慧が転校したことで、関係がこじれたまま高校を迎えることになった3人。しかし、高校に入ると「男を降りた」と金髪美少女の見た目の慧が戻ってきたことで、関係は加速度を増してこじれていきます。

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見ていて気分が悪くなるほどの生々しさがたまらない一作。この人は何回、中学時代を送ったのかと疑いたくなるレベルで、痛々しさ満載の心理描写が、さすがすぎます!どこか大人びて思惑が読めない慧が2人を翻弄することで、純粋な中学生だった洋平と結衣がだんだんと変わっていくのを見ると感情がぐちゃぐちゃになります。

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押見修造なら気合を入れて読む必要ありですね……。

『俺様ティーチャー』【完結】

元ヤン女子高生の目指せ!ドキッ♡キラッ☆な女子高生ライフ

作者椿いづみ
掲載誌花とゆめ(白泉社)
掲載年2007年~2020年(全29巻)

主人公の女子高生がまさかのカリスマ元ヤン(天然)な少女漫画『俺様ティーチャー』。括りは少女漫画ですが、恋愛要素は2%くらい。98%がギャグあり、シリアスあり、バトルありの学園コメディで構成されています。

『月刊少女野崎くん』と本作、どちらをおすすめするか悩みましたが完結済みかつギャグとシリアスのバランスが秀逸なこちらを選出しました。愛すべきバカばかりで、頭からっぽにして笑えるし、謎にアツい。恋愛はほんっとうに動きませんが、妄想の余地が残されているので、完結後の真冬たちを想像して楽しむのもおすすめです。

(著:双海)

あらすじ埼玉を統一した伝説の番長・黒崎真冬は、ケンカで捕まり自分を知る者がいない学校へ転校します。彼女が目指すのは普通の女子高生。ところがうっかりアパートの隣の部屋に住む担任・佐伯鷹臣にケンカした姿を見られてしまい……。

真冬はなぜか鷹臣には逆らうことができず、「風紀部」なる活動をさせられることに。真冬のキラキラな女子高生ライフはどうなっちゃうの――☆

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何度読み返しても「いや、ウサちゃんマンって何」と笑ってしまう!悔しい!

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私も大大大好きな作品です!個人的には寒川の想いが真冬に届くことを願っていましたが、恋愛要素なんてなかった!

『薫る花は凛と咲く』

偏見の壁を超えて思い通わす尊い系ラブストーリー

作者三香見サカ
掲載誌マガジンポケット(講談社)
掲載年2022年~(既刊2巻)

『薫る花は凛と咲く』は心の浄化を求めて行きついた作品。まだ物語は序盤ですが、最終的に神漫画に化けるだろうと期待を込めて選びました。

安易に言えば現代版「ロミジュリ」ですが、男女として惹かれ合う気持ちを描きつつも、自己肯定感や他者の評価、自身の価値観などを丁寧に描写。周りの声を完全に無視できない世界に生きている者として、彼らの苦悩は他人事ではありません。

共感もできて、応援もしたくなる。純粋な気持ちでいたいとき読み返しています。あと2人の体格差が刺さるおたくって多いはず。表紙からして最高です。

(著:双海)

あらすじ隣の敷地に建つ底辺バカ男子校・千鳥と、由緒正しきお嬢様学校・桔梗。そこに通う生徒たちは相容れず、犬猿の仲です。

千鳥に通う凛太郎は、強面と長身ゆえに怖がられることも日常茶飯事ですが、普段は実家のケーキ屋を手伝う物静かな男の子。ケーキ屋にやってくる常連の女の子・和栗薫子と少し距離が縮まったことを嬉しく思う凛太郎でしたが、薫子は天敵・桔梗に通う生徒で……。

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恋しさとせつなさと尊さが込み上げてくる2人!2巻から友人たちも深掘りされ始めたので今後が気になる!

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いっぱい食べる君が好き!という人はぜひ!

ciatr編集部おすすめの神漫画130選はハズレなし!

今回はciatr編集部が厳選した珠玉の130作をランキングで紹介してきました。 気になる作品やまだ読んだことがない作品があれば、これを機にぜひ手にとって見てください。以前読んだ作品も時間が経ってから改めて読むと違う感想を抱くこともあるので、読み返してみるのもおすすめです。 時間も忘れて没頭できるのは、面白い漫画ならでは。日常を忘れて漫画の世界に没頭する時間を作ってみてはどうでしょうか。