漫画『サムシングフォーブルー～わたしのしあわせは結婚？～』最新話まで全話ネタバレあらすじ＆感想！【本当の幸せとは？】

『サムシングフォーブルー～わたしのしあわせは結婚？～』は、結婚に憧れる主人公の誕生日に6年間同棲した彼氏から、まさかの2年浮気公認の提案を迫られちゃう女性向け漫画です。 本記事では、本作『サムシングフォーブルー～わたしのしあわせは結婚？～』を最新巻までネタバレも含めて徹底解説していきます！全巻無料で読めるかも調査したので、ぜひ最後まで見ていってくださいね！

主人公の小羽は、学生時代から付き合ってきた年下彼氏の利斗と6年同棲生活をしています。しかし、利斗から中々結婚の話が出てこないことに焦りや不安を感じていた小羽。今年で29歳になる小羽は、母親から自分の年齢を考えてそろそろ結婚しないといけないのだから、2人でしっかり話し合いなさいと発破をかけられます。 さらに小羽の姉妹の小雪には、2人目の子供が生まれるのだからと引き合いに出されてしまい、より憂鬱な気持ちになってしまう小羽。深くため息をついて、おもむろにスマートフォンのカレンダーで、自分の誕生日を見つめるのでした。 母親の言葉通り、年齢を重ねていく自分に対して日に日に不安が募っていきます。しかし、小羽はあることを密かに期待していました。それは、もうすぐやってくる小羽の29歳の誕生日に、利斗からプロポーズをされるのではないかという淡い期待でした。 いつものように夕食を作って自宅で利斗の帰り待っている小羽。利斗が帰宅し、一緒にご飯を食べますが利斗はスマホをばかり見ていて、2人の間に会話はありません。利斗が口を開いたかと思えば、ロール白菜に爪楊枝が刺さったままで危ないだろという小羽への指摘でした。 小羽は笑ってごまかしますが利斗に、小羽はいつもヘラヘラしていて何を考えているかわからないと言われてしまいます。そんな冷たい言葉を受けて結婚への焦りもあった小羽は利斗へ「私の事好きなの？」と切り出して......。

小羽は、利斗との気持ちにすれ違いが起きてしまう日々を過ごしていました。悩んでいる小羽に同僚のマキが心配して声をかけます。利斗と上手くいっていない話を聞いたマキに、利斗に原因があるのではないかと言われてしまいます。そして、ただの都合の良い女になっているのではないかと問われます。 しかし、小羽は利斗は頑張ってくれているし、彼のことを悪く言わないでほしいと反論します。そして近くで利斗のことを見守っていたいと伝え、マキとの話し合いは終わってしまいます。小羽の気持ちも分かりますが、利斗に対して強く小羽自身の考えを意見できないところは問題かもしれませんね。 自宅への帰り道の人混みの中で小羽は、利斗と一緒にいられることが一番の幸せなんだと自分に言い聞かせます。そして、利斗と一緒にいるために、彼の要望は全て受け入れようと考えるのでした。やはり都合の良い女になってしまっている気がするけど、小羽大丈夫かな......。 ふとして見た目線の先に、お花屋さんに飾られた綺麗な青い花に見とれる小羽。その花は、小羽が持っているスノードームの中に入っている青い花に似ていました。しばらくその花に目を奪われていると、お店の中から店員さんが出てきて、本日入荷したばかりの花だと教えてくれました。 それはデニフィニウルという花で、永遠の幸せが訪れるという言い伝えがあり、結婚式のブーケにも使われることがあると店員さんは、小羽に説明します。それを聞いた小羽の目から涙がこぼれ落ちて......。

花屋の店員･瀬尾慎太郎は、あの日から小羽の泣いていた姿が頭から離れなくなっていました。お店にいた女性を小羽と見間違えて声をかけてしまうくらい、小羽のことを心配していました。 そしてその小羽は、利斗のSNSの投稿を見ていたときにある投稿に目を疑います。その投稿を見て、自分の心の奥底で、今までになかったある感情に気が付いてしまいます。いつも違う小羽の様子に勘付いたマキが、退社後に小羽を飲みに誘います。 小羽を慰めようと飲みに誘ったマキでしたが、小羽の話を聞いて利斗の言動に怒りを覚えます。そしてお酒が入り酔いの回ったマキは、思わずその怒りの矛先を小羽にぶつけ、彼女を責めてしまいます。利斗が悪いのは分かるけど、マキそこは耐えてー。マキは悪い人じゃないから憎めないですが......。 マキの自分を思ってぶつけてくれた言葉に、小羽は涙します。その帰り道、小羽を見かけた花屋の店員の瀬尾が声をかけます。そして、瀬尾は小羽のためにデニフィリウムの花でブーケを作ってあげます。瀬尾から受け取ったそのブーケを見て、もう一度利斗とこれからについて話し合うことを決意するのでした。

小羽が利斗と向かい合う決意をしていたのも束の間、そのころ利斗はエマと楽しそうにダーツバーでお酒を飲んでいるのでした。エマが利斗の携帯電話に小羽から着信が入っていることを伝えますが、利斗はその電話を切ってしまいます。 エマは彼女がいるのに遊ぶなんて悪いやつと利斗をからかいますが、利斗は「2年間はフリーで遊べる約束をしているから大丈夫」と悪びれた様子がありません。自分本位な利斗の考え方は頭にきますよね。小羽が可哀そう......。 そんな中、小羽は自宅に戻りますが利斗の姿はありません。小羽は利斗と話し合うために、彼のSNSの投稿から居場所を探し出します。そしてダーツバーにいることが分かり、その場に向かうのでした。しかし、小羽がダーツバーについたころには、利斗の姿ありませんでした。 テーブルの灰皿に残っていたタバコの銘柄が利斗のもの一緒だと気が付きます。しかし、その灰皿に口紅が付いたタバコが混じっており、小羽は利斗が他の女性と一緒にいたことに勘付き、ショックを受けてしまいます。せっかく利斗と話し合う決心をした小羽には相当辛い出来事ですよね。 翌朝も自宅に帰ってこなかった利斗。小羽は自分だけでは満足できないんだと感じ、涙がこぼれ落ちそうになりますが、花屋でもらったデルフィニウムの花を見て、心を落ち着かせるのでした。

利斗と話うことが出来ないままで、肩を落としていた小羽。気晴らしに散歩に出かけた道中であの花屋に立ち寄り、店員の瀬尾とも利斗のことを話せたことで、少し元気を取り戻します。そしてそんな小羽を気遣って、瀬尾が小羽を自宅まで歩いて送ることになります。瀬尾はどこまでも優しいですよね。 自宅へ向かっていると、一台のタクシーが小羽の近くを通ったため、バランスを崩し転倒してしまいます。瀬尾は倒れた小羽のもとに駆け寄って介抱します。するとそのタクシーから人が降りてきます。降りてきたのは利斗でした。 利斗は、小羽に知らない男性が寄り添っているところを見て、怒りの感情が抑えられなくなり、すぐさま瀬尾の方へ駆け寄ります。そして、瀬尾の胸ぐらを掴んで、彼に殴りかかろうとしたのです。しかし、慌てて小羽が利斗を止めに入ります。 利斗は今まで自分以外の男性と小羽が一緒に居るなんて想像した事がありませんでした。それが怒りの感情として表れてしまったのです。これはどう考えても利斗都合良すぎますよね。自分から2年フリーで遊べる約束までしておいて、酷すぎます。 小羽に制止されようとも怒りの感情が収まらない利斗は、再び瀬尾に殴りかかろうとして......。

小羽は、利斗が友達と夜通しオンラインゲームをして騒いでいたことで、うるさくて一睡もすることが出来ませんでした。仕方なく寝るのを諦めて、朝の支度をする小羽。利斗がいたリビングはごみで散らかっており、トイレにはトイレットペーパーの芯が転がっていました。 小羽はため息を深く吐き、そのごみを片付けます。その様子をみた利斗は、やりたくないならやらなくてもいいと強く当たるのでした。いつも家事してくれている小羽に感謝の言葉じゃなくて、突き放すような言い方するなんて、利斗は思いやりのかけらもないですよね。 この日小羽は朝からマキの家に向かいました。マキの自宅に着くと、マキの旦那がごみ袋を持って、先に行くねと会社に向かうところでした。マキの旦那は、独身生活が長かったこともあり、家事は積極的に協力してくれるとても出来の良い人なのだと、マキは小羽に話しました。 それを聞いた小羽は、自立して助けあっているマキとマキの旦那と、そうではない自分と利斗との関係とを比べてしまい、彼らをうらやましく感じます。それと同時に、自分が利斗に尽くしすぎているから、利斗があんな感じになってしまったのではと、自分を責めてしまい......。

本作の『サムシングフォーブルー～わたしのしあわせは結婚？～』は、6年間も同棲した彼氏から、主人公の誕生日に「2年間フリーで遊んでから結婚しない?」とクソ提案されてしまうユーモアのあるストーリー設定が見どころの作品です。 とても自分勝手な提案ですが、これによって自分の意思を心の奥底でずっと押し隠していた主人公は、これまで相手に抱いていた気持ちに気付いたり、秘めていた気持ちを打ち明けたりと、主人公が自立した大人の女性へと成長いく過程を楽しめる作品ともなっていますよ。