2022年6月28日更新

『十字架のろくにん』全巻ネタバレあらすじ解説!打ち切られた理由から登場キャラクターまで一挙紹介!

中武士竜による『十字架のろくにん』は紙面での打切りから一転、アプリ「マガポケ」で火が付き全巻重版がかかった話題の復讐サイコサスペンス漫画です。 人の所業とは思えない酷いいじめにより家族すらも失った主人公・漆間俊(うるましゅん)の、徹底的な復讐劇を描く本作そのあらすじと魅力をネタバレありで解説します

『十字架のろくにん』とは?

『十字架のろくにん』は同級生5人のいじめにより家族を失った主人公・漆間俊(うるましゅん)の、徹底的な復讐を描くサイコサスペンス。加害内容は到底小学生が実行したとは信じられないような凄惨な内容で、漆間は彼らのせいで家族を失ってしまうことに。 彼らに復讐を果たすべく、漆間は4年間復讐のために訓練を積みます。そして高校進学を機に、復讐をスタート。強い信念とあらゆる手段で加害者を打ちのめしていく姿が、痛快に描かれていきます。

なぜ一度打ち切られた?

当初『十字架のろくにん』は『別冊少年マガジン』で連載されるも、1巻発売後に単行本の売上低迷が原因で本誌連載打ち切りへ。その後アプリ『マガポケ』で一気に火がつき人気を盛り返します。

『十字架のろくにん』の最新刊はいつ発売される?

2022年6月現在、7巻まで発売中。最新刊となる8巻は2022年9月に発売予定です。アプリ『マガポケ』では6月23日に88話が最新話として配信中。毎週木曜日が『十字架のろくにん』最新話の配信となっています。

『十字架のろくにん』ターゲット別ネタバレあらすじ

漆間は加害者1人をターゲットに定めて、順番に復讐を果たしていきます。ここからはターゲット毎にあらすじをネタバレありで紹介。漆間の具体的な復讐方法や、最終的にターゲットがどうなったのかを分かりやすくまとめていきます。 漆間は相手を熟知した上で最適の復讐方法を考えているので、ターゲット毎の違いを楽しむのもおすすめです!

【1巻〜2巻5話】千光寺勝美

漆間が1人目のターゲットにしたのは同じ高校に通う千光寺克美(せんこうじかつみ)です。最初は友好的にふるまってくる千光寺に、千光寺は改心したのではないかと心が揺れる漆間。殺しの師である祖父と、改心していたら殺さないという約束をしていたのです。 しかし千光寺は底なしの悪のままでした。1度は騙されて拘束された漆間でしたが、祖父により鍛えられた技で形勢を逆転。千光寺は裸で壁に吊るされた状態で目覚めます。目の前にはピーラーが置かれており、鏡の中の彼は皮膚だけを剥かれた状態になっていました。 **漆間はかつて千光寺が漆間をいじめるのに使った改造エアガンを手に、皮膚の剥かれた部位へと弾を撃ち込んでいきます*。千光寺は嘔吐するほどの痛みで気が狂い、漆間に罵詈雑言を浴びせながらショック死しました。

【2巻6話〜3巻21話】右代悠牙

2人目のターゲットは右代悠牙(うしろゆうが)。進学校に通い学校での評判も上々の右代ですが、その本性は彼女・花蓮(かれん)を監禁して長年犯し続け、裏では売春を斡旋している外道でした。小学生時代には異常な性への好奇心から、漆間も無理やり犯しています。 右代を拘束した漆間は「苦悩の梨(ペア・オブ・アンギッシュ)」という拷問器具を右代の肛門にねじ込み、中の器具を最大まで開花。部屋には「ブチッ」と身体が壊れる音が響きます。 漆間が電気をつけると、その場所は花蓮の監禁部屋でした。花蓮は小さな「苦悩の梨」を右代の尿道へ突き刺し、自分の人生を壊した彼の性器を虚ろな目で壊していきます。その後、花蓮は自殺。 花蓮の死を前にして初めて彼女への愛を自覚する右代でしたが、すべてが遅すぎました。右代にそんな権利はないと、漆間は彼の首をへし折って殺害します。

【3巻22話〜4巻38話】円比呂

3人目のターゲット円比呂(まどかひろ)はリーダー格の至極京(しごくきょう)のいわば金魚のフン。京に心酔しており、彼自身に大した知恵や力はありませんが、自分より弱い者に対してのみ卑劣に立ち回る人物です。 彼に天誅を下すべく漆間が用意したのは「親指締め(サムキン)」という親指をつぶす拷問器具。漆間はそれを用いて彼の親指をつぶし、さらに足の親指も事前に切り取って走れないようにしていました。 次に漆間は歯車を回して身体を引き伸ばす装置で、円の関節や腱を引きちぎっていきます。するとそこに京が現れ、漆間を殴打。円は京に助けを求めますが、京は歯車を回していくのでした。円は神である京に裏切られたという絶望の中で死亡。 円にとって京に見えていたのは、京のお面をつけた漆間の祖父でした。円は漆間の作った幻覚剤で、彼が本物の京だと思い込んでいたのです。

【4巻39話〜6巻59話】久我大地

4人目のターゲットは久我大地(くがだいち)。彼への復讐方法を考えている最中、久我の手引で漆間の祖父宅が放火の被害に遭い祖父は入院してしまいます。 漆間は久我の専門分野である柔道での勝負を持ちかけ勝利。彼に敗北以上の屈辱を与えます。 次に久我が目を覚ますと、漆間は凶暴なシャコが大量に入ったドラム缶に久我を投入。シャコは冷たい場所を求めて久我の皮膚を食い破って体内へ侵入していき、勝負あったと漆間はその場を離れます。 ところが人質として連れてきた杏奈が久我を助け形勢逆転。最期を覚悟した漆間でしたが、久我がうわ言のように放つ「京ちゃん」の言葉に、京への復讐心が再燃。最後の力を振り絞り、漆間はコンクリブロックで久我の顔面をぐちゃぐちゃにしながら鬼の形相で彼を殺します。 この復讐の過程で杏奈は久我の凌辱によって死亡、安西刑事は真実に辿り着いたことで漆間に殺されました。

【6巻60話~】至極京

5人目のターゲットは至極京(しごくきょう)。ついに京と漆間が対峙。そこには京が率いる革命倶楽部のメンバーと、数年ぶりに意識を取り戻した漆間の弟・翔がいました。 翔を人質に取られた漆間は、白川要の兄・白川純との勝負をすることに。じゃんけんで漆間が負ければ翔の、純が負ければ要の四肢が切断されていくこの勝負。 要は片腕と片足を切断され死亡。翔は足が切断される寸前、自分の足を切断して拘束を外した祖父が助けに来ます。 戦いの中で祖父と翔が死亡、漆間は怒りのまま覚醒してようやく京に一撃浴びせました。ところがそこに警察が到着。京たちは逃亡し、漆間は逮捕されます。黙秘を貫いた彼には懲役5年が科せられ、刑務所の中でもっと強くなろうと決意。そして5年の月日が流れます。

今後の展開を考察!

最後のターゲット京との直接対決は決着がつかないまま5年の月日が経ってしまいました。警察は京の存在に気づいている様子がないので、やはり出所後の漆間が京に引導を渡すしかなさそう。 京は犯罪も人殺しも楽しんでこそと言っていました。彼にとって漆間は興味深い「実験体A」です。最愛の家族をさらに2人失った漆間がどう変わるのか、それこそが恐らく京の最大の関心事項でしょう。漆間の出所後、案外すぐに再戦となるかも。 京には彼を崇拝する「研究者」が4人います。漆間はまずこの4人を倒さなくてはならないはずなので、序盤のように1人ずつターゲットにするのかも。祖父も退場してしまったので、漆間側に強力な味方がくるのも面白そうです。

登場人物

漆間俊(うるましゅん)

本作の主人公で、小学5年の頃から突然実験と称したいじめを受け始めた少年。いじめの末に両親を殺され、以降は復讐心を糧に生きています。もとは朗らかな性格でしたが、殺しの特訓後は感情の乏しい表情に。

千光寺克美(せんこうじかつみ)

「おもちゃ」担当人当たりのいい笑顔の優等生ですが、自分より弱い生き物をいびるのが好きな人物。子供時代はエアガンを愛用して漆間を攻撃していました。漆間が最初に仲良くなった同級生です。

右代悠牙(うしろゆうが)

「イケメン」担当京と同じ進学校へ進んだ眉目秀麗なプレイボーイで、異常なまでに性的好奇心の強い人物。小学生時代からヤリチンと呼ばれており、漆間も性被害者の1人。私生活は謎に包まれています。

円比呂(まどかひろ)

「パシリ」担当で、京の狂信者。5人の中でもとくに小物で、子供や女性に対しては大きい態度を取りますが、自分より強い相手にはヘコヘコする小心者。京と出会う前は普通の子供でしたが、彼によって悪に魅せられてしまいます。

久我大地(くがだいち)

「暴力」担当。中学時代に柔道90kg超級で全国優勝した武闘派。京とは1番古い仲。小細工をするようないじめではなく、柔道の練習と称した真正面からの暴力で幼い漆間を苦しめました。高校では柔道部で幅を利かせています。

至極京(しごくきょう)

司令塔として動く「悪意」担当間接的に人を殺せるか、その実験体として漆間を選び、その目的のためだけに彼をいじめた諸悪の根源です。高校時代には「革命倶楽部」のリーダーとして研究者たちを率いています。

漆間俊のおじいちゃん

大戦時の秘密組織「北山部隊」として生き延びた手練の元兵士。復讐を望む漆間に人を殺す方法を徹底的に叩き込みました。復讐がスタートしてからは死体処理も行い、漆間の復讐をサポートしています

『十字架のろくにん』の見どころ

徹底的な復讐劇

漆間の復讐方法は実に残忍です。その手口だけを見るとやりすぎのようにも感じるかもしれませんが、復讐相手はいずれもそれだけの復讐に値する外道ばかり。死に際の言葉からも反省の色が感じられず、彼らが徹底的に歪んだ悪であることが窺えます。 復讐対象がとことん悪なおかげで、漆間の行動は悪の成敗として読者をスカッとさせてくれるのです。漆間は復讐のため、4年間かけて殺しの勉強をしてきました。決して思いつきではなく、強い信念を持ったうえでの復讐なのです。そのブレなさも読者を惹きつけています。

たまに笑える

復讐の描写が残酷な一方で、ヒロインポジションの千鶴と漆間の掛け合いなどはコミカルに描かれているのが本作の特徴です。とくに千鶴は妄想が暴走するところがあり、その妄想でクスッとさせてくれます。 文化祭といった学校行事も登場。学校での漆間の普段の様子も描かれていて、彼にも普通の高校生活があることにホッとできるでしょう。 復讐をメインに、ちょっと肩の力を抜ける笑えるシーンが絶妙なバランスで挿入されているのも本作の魅力です。

今後も気になる『十字架のろくにん』の復讐劇!

本記事では、漆間の具体的な復讐方法や、最終的にターゲットがどうなったのかをターゲット毎にあらすじをネタバレありで紹介しました。 最新話は、最後のターゲット京との直接対決は決着がつかないまま5年の月日が経ったところで 終わってしまいました。漆間側に強力な味方が新たにくるのか、京に復讐をすることはできるのか今後の展開が気になるところです。 先の読めない復讐劇『十字架のろくにん』。タイトル「ろくにん」の真意も含め、今後の展開から目が離せません!