2021年7月13日更新

『十字架のろくにん』を最新話までネタバレ解説!家族を殺された少年の復讐劇

十字架のろくにん

小学生時代のいじめっ子たちへの、徹底的な復讐を描く復讐サイコサスペンス『十字架のろくにん』。容赦のない復讐方法が話題の作品です。この記事では本作の気になるあらすじや復讐方法を、ターゲットごとに解説します。

目次

『十字架のろくにん』を最新話までネタバレあらすじ解説!

中武士竜による『十字架のろくにん』は紙面での打切りから一転、アプリ「マガポケ」で火が付き全巻重版がかかった話題の復讐サイコサスペンス漫画です。 人の所業とは思えない酷いいじめにより家族すらも失った主人公・漆間俊(うるましゅん)の、徹底的な復讐劇を描く本作。そのあらすじと魅力をネタバレありで解説します。

1人目:千光寺克美(せんこうじかつみ)

※1巻〜2巻5話までの内容です 漆間が1人目のターゲットにしたのは同じ高校に通う千光寺克美(せんこうじかつみ)です。最初は友好的にふるまってくる千光寺に、千光寺は改心したのではないかと心が揺れる漆間。殺しの師である祖父と、改心していたら殺さないという約束をしていたのです。 しかし千光寺は底なしの悪のままでした。1度は騙されて拘束された漆間でしたが、祖父により鍛えられた技で形勢を逆転。千光寺は裸で壁に吊るされた状態で目覚めます。目の前にはピーラーが置かれており、鏡の中の彼は皮膚だけを剥かれた状態になっていました。 漆間はかつて千光寺が漆間をいじめるのに使った改造エアガンを手に、皮膚の剥かれた部位へと弾を撃ち込んでいきます。千光寺は嘔吐するほどの痛みで気が狂い、漆間に罵詈雑言を浴びせながらショック死しました。

2人目:右代悠牙(うしろゆうが)

※2巻6話〜3巻21話までの内容です 2人目のターゲットは右代悠牙(うしろゆうが)。進学校に通い学校での評判も上々の右代ですが、その本性は彼女・花蓮(かれん)を監禁して長年犯し続け、裏では売春を斡旋している外道でした。小学生時代には異常な性への好奇心から、漆間も無理やり犯しています。 右代を拘束した漆間は「苦悩の梨(ペア・オブ・アンギッシュ)」という拷問器具を右代の肛門にねじ込み、中の器具を最大まで開花。部屋には「ブチッ」と身体が壊れる音が響きます。 漆間が電気をつけると、その場所は花蓮の監禁部屋でした。花蓮は小さな「苦悩の梨」を右代の尿道へ突き刺し、自分の人生を壊した彼の性器を虚ろな目で壊していきます。その後、花蓮は自殺。 花蓮の死を前にして初めて彼女への愛を自覚する右代でしたが、すべてが遅すぎました。右代にそんな権利はないと、漆間は彼の首をへし折って殺害します。

3人目:円比呂(まどかひろ)

※3巻22話〜4巻38話の内容です 円比呂(まどかひろ)はリーダー格の至極京(しごくきょう)のいわば金魚のフン。京に心酔しており、彼自身に大した知恵や力はありませんが、自分より弱い者に対してのみ卑劣に立ち回る人物です。 彼に天誅を下すべく漆間が用意したのは「親指締め(サムキン)」という親指をつぶす拷問器具。漆間はそれを用いて彼の親指をつぶし、さらに足の親指も事前に切り取って走れないようにしていました。 次に漆間は歯車を回して身体を引き伸ばす装置で、円の関節や腱を引きちぎっていきます。するとそこに京が現れ、漆間を殴打。円は京に助けを求めますが、京は歯車を回していくのでした。円は神である京に裏切られたという絶望の中で死亡。 円にとって京に見えていたのは、京のお面をつけた漆間の祖父でした。円は漆間の作った幻覚剤で、彼が本物の京だと思い込んでいたのです。

4人目:久我大地(くがだいち)

※4巻39話からの内容です 久我大地(くがだいち)への復讐方法を考えている最中、漆間の祖父宅が放火の被害に。死体処理などを手伝ってくれていた祖父が大火傷で入院してしまうことになります。自宅を失った漆間は、漆間の周りの失踪事件を調べている女刑事・太田の家に身を寄せることになるのでした。

『十字架のろくにん』の魅力はズバリ2つ!

徹底的な復讐劇

漆間の復讐方法は実に残忍です。その手口だけを見るとやりすぎのようにも感じるかもしれませんが、復讐相手はいずれもそれだけの復讐に値する外道ばかり。死に際の言葉からも反省の色が感じられず、彼らが徹底的に歪んだ悪であることが窺えます。 復讐対象がとことん悪なおかげで、漆間の行動は悪の成敗として読者をスカッとさせてくれるのです。漆間は復讐のため、4年間かけて殺しの勉強をしてきました。決して思いつきではなく、強い信念を持ったうえでの復讐なのです。そのブレなさも読者を惹きつけています。

たまに笑える

復讐の描写が残酷な一方で、ヒロインポジションの千鶴と漆間の掛け合いなどはコミカルに描かれているのが本作の特徴です。とくに千鶴は妄想が暴走するところがあり、その妄想でクスッとさせてくれます。 文化祭といった学校行事も登場。学校での漆間の普段の様子も描かれていて、彼にも普通の高校生活があることにホッとできるでしょう。 復讐をメインに、ちょっと肩の力を抜ける笑えるシーンが絶妙なバランスで挿入されているのも本作の魅力です。

『十字架のろくにん』復讐劇の果てに待つ結末は?

『十字架のろくにん』の内容を、ターゲットごとに紹介してきました。5人への復讐もついに折返し地点を越えました。最後の1人を殺した時、果たして漆間はどうするのでしょうか。また漆間を嗅ぎ回っている警察の動きも気になるところ。 先の読めない復讐劇『十字架のろくにん』。タイトル「ろくにん」の真意も含め、今後の展開から目が離せません。