漫画『生贄投票』最終話まで全話ネタバレあらすじ＆感想！選ばれた人にはエグい社会的な死が待っている

投票で生贄に選ばれた人には死よりキツい社会的な死が待ち受けている『生贄投票』。エグい社会的な死の内容やゲームを作った犯人が気になって、ページをめくる手が止まりません。 本記事では、そんな夢中になって読んでしまう『生贄投票』を最終話までネタバレ込みであらすじを紹介します。生贄投票を始めた犯人は誰なのか、ぜひチェックしてください。

ある日、主人公の今治美奈都のクラス全員に「生贄投票」というアプリがインストールされます。表示されたルールには、投票を行い選ばれたものは課題をクリアしなければ社会的な死が待っていると書かれていました。美奈都はクラスの女王である入山環奈に投票してしまいます。 翌日に出た投票結果では、環奈が選ばれてしまいました。しかも、アプリには「二階堂ありさの呪いだよ」と表示されています。二階堂は美奈都が転校してくる前、クラスの担任をしていた先生でした。しかし、彼女は自殺しています。 その後、発表された課題はクラス全員で行うものですが、達成できず環奈の秘密が暴露されました。ショックを受けた環奈は車道に飛び出し、車にはねられ死亡します。その後も、生贄投票は続いていき、美奈都はゲームに関係する二階堂の過去をクラスメイトから聞くのです。

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美奈都は二階堂が生徒からのいじめがきっかけで退職して自殺したことや、二階堂には弟がいることを知りました。そんななか、ゲームが10人の犯人候補へ投票する犯人探しに変化します。このゲームで、一緒に事件を探っていた玉森は刺されて入院してしまいました。 美奈都はゲームに立ち向かうため、自分に投票するよう指示します。選ばれた美奈都はクラスメイトと協力し合い、初めて課題をクリアして社会的な死を逃れました。しかし、各場所に各々の秘密が隠されているシークレットゲームが新たに始まります。 このゲームでは秘密を握ったものと、握られたものとクラスが両極化してしまいました。一方、美奈都は犯人を追うなかで、二階堂に弟がいないことを知ります。また、二階堂の部屋で見つけたノートから、美奈都は代わりに誰かが二階堂の恨みを晴らしていると推測するのです。

再び通常通りの生贄投票が始まりますが、今度は社会的死ではなく物理的死に変わりました。玉森は選ばれ、数日後に駅のホームで突き飛ばされて死んでしまいます。ショックを受ける美奈都ですが、防犯カメラをもとについに犯人を突き止めました。 いよいよ最後の投票が始まります。このゲームでは1時間以内に誰か1人の死を捧げなければなりません。選ばれて屋上まで追い詰められる美奈都ですが、犯人がクラスメイトの毛利裕美と明かします。毛利は警察に連行され事件は無事に解決しました。 しかし、7年後、教師となった美奈都に生徒から封筒が渡されます。そこには、ネオ生贄投票がインストールされたスマートフォンが入っていました。今度は教師を対象とした生贄投票が始まります。

生贄投票で次々と教師たちが社会的な死を遂げます。そんななか、始まったのが「先生人気投票」です。生徒たちが好きな先生に投票し、最下位の先生が社会的な死を迎えます。 このゲームで選ばれたのは神庭でした。しかし、アプリは切断され動画は拡散せず終わります。前回犯人だった毛利が協力して止めてくれたのです。一方、犯人を探っていた生徒は、別の生徒からゲームが誕生したきっかけや、「革命を起こす」という話を聞きました。 数日後、生徒たちは教師と衝突しますが、警察が介入して収束します。その後、全てを知った美奈都は、犯行は一部の生徒たちによるものだと生徒たちへ明かしました。生徒たちは過去の事件をきっかけに、悪い教員を排除して学校運営を変えようとしたのです。 この話を受け、教師は生徒の意見に耳を傾けると約束し、学校はいい方向へ変わっていくのでした。

本作ではたがいに疑心暗鬼に陥る姿だけでなく、ゲームを利用して自分の欲望を満たそうとする醜い本性が描かれています。なかには、「そこまでする！？」なんて引いてしまうほどの暴挙に出る人物も。 例えば、一部で登場する江留巌。彼は今までスクールカースト下位の人物です。しかし、ゲームを利用してカースト上位の人物に逆襲をします。投票で選ばれたカースト上位の人物に、協力してほしければ性行為をさせろと迫るのです。 そのように本性を表しているのは江留だけではありません。そんな彼らの姿を見ると、「人間って怖い！」とゾッとするでしょう。

「次は誰が投票で選ばれるんだ！？」と、ドキドキが止まらない『生贄投票』。ストーリー展開が早く、1部と2部を合わせても全7巻で終わるので、サクッと読めてしまいますね。ぜひ、コミックシーモアでこちらの作品をチェックしてみてください。