漫画『BASTARD！！』最新巻まで全巻ネタバレあらすじ＆感想！魔人復活の名作ダークファンタジー

1988年に連載を開始し、今も根強い人気を誇るファンタジーバトル漫画『BASTARD！！』。ファンタジーRPGの世界観をベースにアクション漫画好きから人気を集めた本作は、2024年1月にアニメ2期のテレビ放送も開始した今年の話題作です。 そこで本記事では『BASTARD！！』のあらすじと感想を、最新話までネタバレありで紹介していきます！

かつて配下である四天王と共に世界征服を企てた魔人ダーク・シュナイダーは、ジオ･ノート･ソートの活躍で普通の少年であるルーシェ・レンレンへの転生を余儀なくされます。何も知らないルーシェは、ジオのもとでジオの娘、ティア・ノート・ヨーコと兄弟のように育ちました。 しかしダーク・シュナイダーが封印されてから15年、ついに封印が解かれ復活を果たします。それでもルーシェとしての記憶から、ヨーコには牙を剥けない彼。その間も、過去の四天王が「闇の反逆軍団」を結成し、破壊神アンスラサクスを復活させようとしていました。 ヨーコを人質に取られ、救出のため四天王と戦うダーク・シュナイダー。過去の配下であったネイのピンチを知り、彼は自らを討伐させるのです。

闇の力で復活したダーク・シュナイダーは、ネイと共に魔物を敗っていきます。そんな彼の前に、かつての配下である四天王の1人、アビゲイルが現れました。アビゲイルはアンスラサクス復活の鍵がメタ･リカーナ王国の姫であるシーラの体にあると明かし、巨大化してダーク・シュナイダーを圧倒します。 ダーク・シュナイダーは死力を尽くした攻撃でアビゲイルにも勝利しますが、アビゲイルの爆発で王国は消滅してしまいダーク・シュナイダーは消息不明となってしまったのです。 それから2年後、闇の反逆軍団に抵抗しピンチを迎えたヨーコたちを救ったのは、再び復活を果たしたダーク・シュナイダーでした！

四天王の1人であるカル・スは、アンスラサクスをシーラを追います。そしてそれを阻止しようとするダーク・シュナイダーと激突しました。その戦いのなかで、カル・スは自分がアンスラサクスに操られていたと知ります。 ついにアンスラサクスは復活してしまい、ダーク・シュナイダーと激戦に。魔力を全解放したダーク・シュナイダーはアンスラサクスを追い詰めるも、勝利目前で体を吹き飛ばされ異世界に封印されてしまいました。 実はアンスラサクスは、天使が現世に姿を現す際に使用するモノ。人類を敵とみなし滅亡させようとしている天使たちと、ヨーコたちは戦いになります。

天使によって異世界へと封印されてしまったダーク・シュナイダー。彼はその場所が、俗に言う「地獄」であると知ります。地獄とは悪魔が住む場所で、そこには悪魔の王であるサタンが住んでいました。 サタンはダーク・シュナイダーを見込み、自分たちの仲間になるよう勧誘します。しかしダーク・シュナイダーはそれを拒否し、地獄を含むすべての世界を自らが支配すると言い放ちました。サタンは天使に勝つには協力するしかないと説得するものの、彼はやはり戦い支配する道を選びます。 ダーク・シュナイダーが行方不明になってから4年が経過し、地上に魔神コンロンが出現します。人間を殺すコンロンの前に現れたのは、現世への復活を果たしたダーク・シュナイダーでした！

コンロンが暴れダーク・シュナイダーが復活した地上に、天使ウリエルも現れます。ウリエルはコンロンを倒すため攻撃を重ねるも、効きません。コンロンにはウリエルの妹アムラエルが取り込まれており、天使の攻撃を無効化していたのです。 ダーク・シュナイダーがアムラエルごとコンロンを倒すと、ウリエルは妹を失った悲しみと憎悪から魔神化してしまいました。堕ちたウリエルは巨大化し暴れます。一方のダーク・シュナイダーも、科学兵器である「竜戦士」と一体化し、パワーアップします。 ダーク・シュナイダーは魔神化したウリエルに勝利。ウリエルは復活した妹アムラエルと再会しました。しかしウリエルは魔神化した代償として、消滅してしまうのです。

カル・スたちは再び集結し、地球に住む種族が集まった連合を結成します。ダーク・シュナイダーとウリエルの戦いで魔力が増強したカル・スは、世界を救うための方法を探し始めました。 時はダーク・シュナイダーが地獄に落とされたときまで戻ります。サタンから仲間になるよう言われたダーク・シュナイダーはそれを拒否し、ポルノ･ディアノと戦いました。その後も彼は、悪魔たちと激闘を繰り広げるのです。

本作はダークファンタジー作品の始祖であり金字塔とも言われる、名作です。かつて悪名高い魔人であったダーク・シュナイダーが、転生をきっかけに荒々しいヒーローになっていく姿はカッコよく、RPGを彷彿とさせる世界観も漫画好きの心をくすぐります。 過激な描写が多いダークファンタジーが好きな人には、特におすすめの作品。また画の描き込みも凄いので、物語と共に圧倒的な画力で描かれた画も楽しみたい人は、ぜひチェックしてみてください！