ライトノベル「転生貴族、鑑定スキルで成り上がる」最新巻まで全巻ネタバレあらすじ＆感想！人材登用で目指せ領地拡大！

なろう発ライトノベル『転生貴族、鑑定スキルで成り上がる 〜弱小領地を受け継いだので、優秀な人材を増やしていたら、最強領地になってた〜』は、アニメ化も決定している話題作です。 この記事では人材登用にスポットを当てた本作のあらすじを最新話までネタバレありで解説！さらに見どころや感想、お得に読むサービスなども紹介していきます。

弱小領地ランベルクを持つ貴族の長男として生まれたアルス・ローベントは転生者です。前世では歴史シュミレーション好きだったアラサーでした。彼が転生後の世界で持っていた「鑑定スキル」は人の能力値を数字で見ることができるというもの。 ちなみに統率・武勇・知略・政治・野心、さらに適正を見ることができます。アルスは自分が当主になった未来を見据えて、優秀な人物を探しては味方につけていくことに。 アルスはまずマルカ人として差別されていた、各ステータス90超えのリーツを拾います。さらに奴隷として売られていた魔法の才に長けたシャーロット、気弱なものの軍師の素質あるロセルを仲間にしました。

父が病で亡くなり、アルスは想定より早く家督を継ぐことに。アルスは急ぎ戦への準備を進めるため、シャドー傭兵団を雇って情報収集をするとともに人材発掘を行います。 ここで野心が100もある有能な人材ミレーユが、周りとの不和といった不安要素がありつつも臣下に仲間入り。裏切らなければかなり心強い味方です！2巻ではアルスは婚約者リシアとともに帝都に向かい、皇帝に自陣の正当性を伝える大役も務めました。 そしていよいよ初陣へ。アルスの領地があるカナレ郡は総督跡目争いで兄クラン派についています。そのクランからいよいよアルスにも出陣の命が下りました。

3巻はついに実戦へと赴くアルスたちの活躍がメインとなります。アルファーダ郡侵攻、サムク城攻略は、シャーロットの魔法やロセルやリーツの知略がうまくハマり、あっさりと陥落。順調な初陣です。 続くはベルツド郡の最重要拠点のベルツド城攻略へ。アルスは本隊とは別に動き、調略役として相手を寝返らせたり、リーツが敵将ダンを討ち取ったり、クラン軍勝利へ大貢献しました。全体的にさくさく攻略していたのでテンポがよかったです！ この功績を評価され、アルスは以前から目標としていたカナレ郡長となることができました。ついに領土を広げることに成功したのです。

郡長として領地経営に着手したアルスは、まずは人材確保に奔走します。前巻は戦争メインだったので、久々の人材育成ターンです！1ヶ月鑑定し続けた結果、新たに士官ザットと魔法兵ムーシャという臣下が加わることに。 その頃、敗北を喫したクランの弟バサマークは、サイツ州を味方につけようと躍起になっていました。バサマーク側についたサイツ軍は、ついにカナレへの侵攻を始めます。 兵力差で大きく劣るアルスは苦戦を強いられますが、なんとかサイツ軍の撃退に成功。さらにクランが弟バサマークを倒したことで、ミーシアン内紛は決着がつきます。戦後はアルスとリシアの結婚式も執り行われました。

戦後処理に追われながらもアルスは再び人材拡充を目指します。今回の鑑定では政治力が高く口がうまい元貴族のヴァージ、コミュ障ですが兵器適正Sのエナンが臣下に、ミレーユの弟トーマスがお試しという形で陣営に加わりました。 5巻では以前の戦いで捕虜のなかから才能を買って臣下とした歩兵適正Sのブラッハムにもスポットが当たります。なにやら思い悩んでいたブラッハムでしたが、アルスに任された野盗討伐を成功させて成長した姿を見せてくれました。 さらにアルスが新たに勧誘したフジミヤ3兄妹が、一族再興を目指す元ヨウ国の王族だと判明します。アルスはまた最強への足がかりとなるであろうつながりを得たのでした。

鑑定スキル自体は異世界転生ものでおなじみですが、アルスができるのはあくまで数値を見るだけ。スキルを編集したり強化したりといった都合のいいことはできず、彼が領主として人材の運用方法を地道に考える必要があります。 やや地味ではありますが、歴史シュミレーションゲームが好きな人ならグッとくる作風でしょう。アルスが転生前の知識に頼らず、いち領主として成長して家臣の信頼を得ていく姿も見どころです！