漫画「死に戻りの魔法学校生活」6巻までのネタバレあらすじ＆原作小説の結末を解説！rawを使わず無料で読む方法は？

FLOS COMICSで連載されている『死に戻りの魔法学校生活を、元恋人とプロローグから』は、白川蟻ん/六つ花えいこ/秋鹿ユギリによる少女漫画。記憶を失った恋人を助けるために、ヒロインが奮闘するラブストーリーが描かれています。 本記事では最新話までのネタバレあらすじをはじめ、見どころや無料で読む方法などを解説していきます。

魔法学校五年生、17歳のヒロインのオリアナと、その恋人のヴィンセントはこの春に魔法学校を卒業する予定でした。 そんなある日のこと、オリアナは学校の授業が終わったあと『大切な話がある』と、東棟の談話室で話があるとヴィンセントに呼び出されます。 授業を終えて談話室へ向かうと、ソファーに腰かけて眠っているヴィンセントの姿がありました。ヴィンセントの美しい寝顔に微笑みながら彼を見ていると、息をしていないことに気が付きます。 慌てて助けを呼ぼうとしますが、オリアナ自身も突然の呼吸発作を引きおこし、2人は17歳の若さで原因不明の死を遂げてしまいます。 しかしオリアナが目を覚ますと、幼い姿になった自分が過去にタイムワープしていて……。

ラーゲン魔法学校の卒業を間近に控えたある日、恋人のヴィンセントから「大事な話がある」と言われたオリアナ。しかし彼女が待ち合わせの場所へ向かうと、すでにヴィンセントは帰らぬ人となっていました。 「だれかヴィンスを助けて」と祈った瞬間に意識を手放してしまったオリアナでしたが、気がつくと魔法学校に入学する前の時間に戻ってしまったことに気づきます。 その後ヴィンセントもこの時代に生きていることを知った彼女は再びラーゲン魔法学校の門をくぐることに。しかし肝心のヴィンセントは彼女のことを覚えていません。 それでも諦めないオリアナの気持ちを考えるとかなり切ないものがありますね。このあと、彼女はヴィンセントを死の運命から救うために奔走することになるのですが……。

ある日魔法薬学の授業で“ヘルブラン・ローズ”という呪いの花について学んだオリアナは、その花から採れる成分が死者を蘇らせる研究の材料になっていることを知ります。 しかも教師のハインツが、死者を蘇らせるのに必要な“竜の鱗”を採集するためヴィンセントを狙っているとオリアナは察するのでした。 結局ハインツはヴィンセントに採血を頼んでいただけだと分かって一安心だったのですが、ヴィンセントは「なぜ命を賭してまで自分を守ろうとしたのか」とオリアナを責めてしまいます。 想いが伝えられないもどかしさで泣いてしまったオリアナは、「だってそうしないとあなたが死んでしまうから」と自分の本音をぶつけるのでした。 その後オリアナの勧めで病院での検査をしたヴィンセントは、何も異常がなかったことから「二度と僕に近づくな」とオリアナを拒絶してしまい……。

オリアナを拒絶するような態度を取ってしまったヴィンセントは、自分の言葉が彼女を傷つけてしまったことにひどく落ち込んでいました。ヴィンセントは自分の気持ちを整理するために談話室に向かい、そこで偶然オリアナと再会します。 彼女と会話するうちに自分の想いを自覚したヴィンセントは、「別に側にいるなとは一言も言っていない！」と照れながら精一杯の想いを伝えるのでした。 嬉しさのあまり体調を崩してしまったオリアナはヴィンセントと一緒に医務室へ向かうのですが、そこで前世の記憶を思い出して号泣してしまいます。 ヴィンセントは彼女が想っていた“ヴィンス”のふりをして「何も心配はいらない。僕はここにいる」と言いながら、彼女の頬をそっと撫でるのでした。 後日すっかり具合が良くなったオリアナは、ラナやミゲルと一緒にささやかな誕生日パーティーを大いに楽しみますが……。

ミゲルからの手紙で焚きつけられてパーティーへやってきたヴィンセントは、プレゼントとして「今日だけ好きって言わせてほしいな」とおねだりしたオリアナの想いを受け入れるのでした。 それから程なくして魔法学校で行われる舞踏会でのダンスを教えてほしいと同級生から頼まれてしまったオリアナは、ミゲルやヴィンセントも巻き込んで平民出身の生徒たちにダンスを教えることにします。 そして舞踏会が近づいてきたある日、同級生から「ヴィンセントがペアの誘いを断り続けている」という噂を耳にしたオリアナは、彼がシャロンと仲良く会話している姿を見て少し落ち込んでしまうのでした。 しかし、その後「彼女はただのいとこだ」と言ってオリアナの誤解を解いたヴィンセントは、前世と同じように花束を抱えて彼女をダンスに誘うのですが……。

舞踏会を目前に控え、幸せいっぱいのオリアナが準備を進める一方で、学園ではある噂が囁かれ始めていました。 それはオリアナの親友であり、エテ・カリマ国の王女・ヤナが、ヴィンセントの幼馴染・ミゲルと恋仲だというもの。 そしてその噂がヤナの父親の元まで届いてしまい、ミゲルはヤナの護衛であるアズラクと決闘をすることになってしまいます。 本来ならばミゲルが最強の剣士であるアズラクに勝てるはずありませんでしたが、ヤナを慕っていたアズラクはわざと勝を譲り、学園を去ってしまいました。 こうしてミゲルとヤナは婚約する運びとなり、密かにアズラクを想っていたヤナは、現実を受け止めながらも涙を流したのでした。

待ちに待った舞踏会当日を迎え、ヴィンセントの瞳をイメージした薄紫色のドレスで彼の前に現れたオリアナ。再びヴィンセントの隣でこの日を迎えられた幸せを噛みしめる一方で、この後再び起こるかもしれない事態を案じていました。 前回の人生でヴィンセントが死んでしまったのは舞踏会のすぐ後だったのです。前回とは既に違う運命をたどっているはずだと思いながらも、オリアナはあとでもう一度ヴィンセントと話をしなければと思っていました。 一方で、ヴィンセントはオリアナに自分の気持ちを打ち明ける覚悟をします。いつの間にかオリアナに心惹かれるようになっていたヴィンセントは、帰省から戻ったら話を聞いてほしいと彼女に告げました。

漫画『死に戻りの魔法学校生活を、元恋人とプロローグから』の原作は、小説投稿サイトの「小説家になろう」にて連載されていた六つ花えいこの同名小説です。 原作小説はすでに完結済みで、2024年8月現在も小説家になろうにて無料で全話読むことができますよ。 そこでここからは原作小説の結末をネタバレ込みで少しだけ紹介します！ コミック4巻では、ループ前の世界でヴィンセントを死に追いやった犯人が判明。さらにオリアナとヴィンセントも無事両想いになり、このままハッピーエンドに向かって一直線で進んでいきそうな勢いです。 このあと2人は、「竜の審判」という最大の試練に直面することになりますが、愛の力で無事にこれを乗り越えます。そしてはお互いを溺愛し合うバカップルっぷりを披露し、物語は終幕へ。 詳しいストーリーを知りたい人は、ぜひ原作小説もチェックしてみてください！

小説家になろうでは、本編の終結後に恋人としての時間を過ごすオリアナとヴィンセントの後日談を読むことができます。 長い両片想いを経て恋人になった2人の甘すぎる雰囲気は必見！ずっと2人を見守ってきた読者にはこの上ないご褒美ですよ！ また後日談では、ミゲルやヤナといった準主役ともいえるキャラたちのストーリーも詳しく描かれています。本編にも引けを取らないほど情報量満載で、また違った視点から本作を楽しめるようになるはずです！

原作小説によると、オリアナとヴィンセントは死に戻りのループから脱出し、ハッピーエンドを迎えます。 8度にわたる死に戻りの原因は、竜神と契約した禁忌の木である「竜木」を、何も知らない下級生が燃やしてしまったことにありました。 そして竜木を燃やした暖炉のそばにいたヴィンセントたちは、不運にも竜神の審判にかけられることに。つまり明確な悪役のようなものは存在せず、偶然が重なってこのループは始まったのです。 8度目のループでとうとう原因を突き止めたオリアナは、ヴィンセントと共に焼却を阻止してループから抜け出すことに成功します。そして2人は再び恋人として結ばれ、ハッピーエンドで物語は終幕となりました。

2025年5月現在、漫画「死に戻りの魔法学校生活」のアニメ化に関する情報は発表されていません。 ただし本作はシリーズ累計100万部突破した大ヒット作品なので、いずれアニメ化する可能性は高いと考えていいでしょう。

本作は、ヒロイン・オリアナとその恋人・ヴィンセントの恋の物語を描いた作品となっています。 17歳の時に原因不明の死を遂げてしまった2人。目を覚ますと幼少期にタイムスリップしていたオリアナが、再び彼と再会できることを信じて、ようやく彼との出会いの日である魔法学校の入学式を迎えます。 2人は出会うことが出来たものの、彼はオリアナと一緒に居たことを覚えていませんでした。そこから2人が以前のような関係に再び戻れるのかという点は、本作随一の見どころになっています。

本作のもう1つの大きな見どころとして、恋人・ヴィンセントの謎の死を回避するために、ヒロインのオリアナが健気にひたむきに奮闘する姿が見られるストーリーがあげられます。 記憶を失ってしまったヴィンセントに信頼してもらえず無下に扱われれしまいますが、彼への特別な想いを胸に、不器用ながらも献身的に彼を救うための方法を模索し続けます。 そんなオリアナの姿は、いつまでも一緒に居られることが当たり前ではないと、愛する人の大切さを教えてくれるでしょう。