漫画『オバハンSOUL』最終回まで全話ネタバレあらすじ＆感想！元気でパワフルなオカンの人情活劇！

『オバハンSOUL』は、大阪に住むおばちゃんをテーマにした人情漫画。布団叩きを片手に社会の悪に立ち向かい、困っている人を即座に助けるオカンのパワフルな日常を描いた作品です。 この記事では、『オバハンSOUL』最終回までの全巻ネタバレと感想、作品の見どころを詳しく紹介します。本作の内容や結末に興味がある人は、ぜひ最後まで読んでみてください。

渡辺直美は、運送会社でトラック運転手をしている大阪のオカン。借金を抱えながら、夫と息子の3人で大阪の長屋に暮らしています。 腰を痛めたお父ちゃんが療養中に、反抗期の息子・健太は親の財布からこっそりお金をくすねていました。実はヤンキー達にたかられていた健太。渡したお金が少ないとヤンキーに殴られているとき、お父ちゃんとオカンが次々と現れて健太に加勢し、親子の絆でヤンキーに勝利しました。 その後、ひったくり少年をトラックで追いかけて捕まえ、少年達が更生します。またある時は、生活苦が原因で子どもを虐待していた親子を救い、架空請求の詐欺師の元へ乗り込みお金を取り戻すなどの活躍を見せるのです。

クリスマスイブの日。オカンとお父ちゃんは、過労で居眠り運転してしまった運転手を助けた後、久々にラブホへ行くことに。バイト中の息子・健太がラブホで2人の姿を目撃する。出来事が起きました。 ある日、オカンは急に産気づいた女性と遭遇して救急車を呼びます。しかし、病院の空きが見つからず、オカンが元助産師の知り合いに連絡を取り、彼女の自宅で緊急出産。無事に子どもが生まれます。 荷物の運送中、飲酒運転をしているガラの悪いトラック運転手を見かけたオカン。社会のルールを守らない彼らに布団叩きで正義の鉄槌を下します。お父ちゃんとの連係プレーで彼らのトラックが積んでいた土砂で運転手を生き埋めにし、警察に引き渡しました。

父の日にオカンと健太は大喧嘩します。仲裁に入ったお父ちゃんは、健太がオカンに暴言を吐いたことを知り、健太の頬を叩きました。怒った健太は家を出て行ってしまいます。 心配したお父ちゃんが探しに行くと、ヤンキーにボコボコにされている健太の姿が。お父ちゃんが健太を助けると、健太は父の日のプレゼントをヤンキーから守っていたことが判明します。後から合流したオカンと共に、親思いの健太の優しさに涙したのです。 ある日、オカンとお父ちゃんが仕事から戻ると、健太に自治会館へ行くよう言われます。自治会館へ行くと長屋の住人たちが、結婚25周年の銀婚式を祝ってくれました。若い頃に結婚式ができなかった2人に結婚式を催し、幸せで楽しいひとときを過ごしました。

ある日、オカンが胸にしこりのようなものがあると言い出しました。病院で癌の検査を受け、1週間後に結果を聞くことに。オカンは医者の様子から自分は癌だと確信し、感傷に浸ります。その後、お父ちゃんの計らいで家族3人で旅行へ行くことになり、2人から励まされました。 検査結果の日、オカンの胸のしこりは「ただのイボ」だと告げられます。医者の言葉を聞いたオカンとお父ちゃんは、涙を流しながら喜んだのです。 それから、いつものオカンの日常が戻ってきました。以前よりもパワーアップした様子のオカンは、お父ちゃんと健太に「新しい家族ができた」と妊娠したことを報告。「生まれてくる赤ん坊のためにも頑張る」と意気込むのでした。

主人公の渡辺直美は、愛する夫とかわいい息子と幸せに暮らしているオカン。彼女のパンチパーマと迫力のある顔つきは、まさに大阪のおばちゃんを象徴しています。 トラック運転手をしているオカンは、仕事や日常生活の中でさまざまな出来事に遭遇します。息子をいじめるヤンキーや飲酒運転者を布団叩きで成敗し、困っている者を見れば助ける頼りがいのある人物なのです。 関西弁で繰り広げられるテンポのよい会話と、笑いあり涙ありの爽快なストーリーが楽しく、読むと元気になれる作品です。