漫画「京極家」シリーズ最新話まで全話ネタバレあらすじ＆感想！【偽装結婚から始まる夫夫の恋愛】

元同級生のエリートイケメン2人の偽装結婚から始まる恋愛を描いた「京極家」シリーズ。第1巻の『京極家の結婚』から初夜、蜜月、純愛と続く全4巻で構成されているBL漫画です。 この記事では1作目の『京極家の結婚』から最新話『京極家の純愛』までのネタバレあらすじを紹介していきます。電子書籍サービスでの配信状況も合わせてまとめているので、ぜひ参考にしてみてくださいね！

その日、同じ姓を冠する京極誠志朗(きょうごくせいしろう)と京極尊(きょうごくたける)は結婚式を挙げます。尊は神父の前で誠志朗への偽りの愛を神様に誓いつつ、心中で"自分は地獄に落ちるだろう"と思っていました。何を隠そう、2人はある理由により偽装結婚を余儀なくされていたのです。 法務大臣の父に隠し子のレオがいると尊にバレ、口止め料の代わりに尊を家におくことになった誠志朗。バイの尊は「白くてきれいな京極くんはどんなSEXをするのか」と誠志朗を押し倒してきて……。翌朝、尊は誠志朗の頬にキスをしてレオの幼稚園へ出かけます。 その時のキス写真を雑誌に取り上げられてしまった2人は、世間体がある手前結婚することになったのでした。

結婚式を挙げ、周囲から祝福を受ける尊と誠志朗。しかし誠志朗が兄のように慕っている先輩議員の朝倉は2人の結婚に懐疑的な様子。「やむにやまれぬ理由で嘘をつかされてるなら、俺が助け出してあげるから」と言われてしまいます。 真面目な誠志朗は"偽装結婚がバレたかもしれない"という焦りと罪悪感から落ち込みますが……。尊は「嘘じゃなくせばいい」と言い、互いを愛せるように努力しようと諭すのでした。 デートや手つなぎ、そして自然な流れでのキス。形から入った2人の恋愛には徐々に本当の愛情が芽生え始め、育まれていきます。

幼稚園の運動会でレオの活躍を見守り、尊が作ったお弁当を仲良く囲む誠志朗たち。すっかり似合いの夫夫となった2人はレオと共に平和な日常を漫喫していました。そんな中、誠志朗に父から「至急事務所へ来てくれ」と電話がかかってきます。 事務所で不機嫌そうに待っていたのは誠志朗の母芳子。レオの運動会を知らされなかったのが不満で押し掛けてきたのです。そこに運悪く尊の母由貴が現れて……。自分本位な理由で息子の結婚を鬱陶しがる由貴に芳子は怒り心頭。彼女を見返すため尊を婦人会の活動に呼んで欲しいと誠志朗に頼みます。 「旦那様のために頑張ってくるよ」と誠志朗の頼みを快く引き受ける尊。しかし一方、尊の元妻からの性生活の暴露記事を読んだ誠志朗は尊に疑念を抱いてしまいます。

本物の夫夫になった尊と誠志朗、そして異母弟のレオ。芳子の支援もあり、かつて他人だった3人は家族の絆を深めつつありました。 そんな中、2回目の親子鑑定でレオが誠志朗の弟ではないと判明。1回目の鑑定書が偽装されていたようで、誠志朗の父は元より浮気などしていなかったのです。父の立場上「このままレオを預かっている訳にはいかない」と言う誠志朗。大喧嘩の末、尊が結婚指輪を外して出て行ってしまい……。 その後、尊はレオの実母の愛を追って1人で大阪へ。男に騙されて指名手配されていた愛を説得し、出頭前にレオと再会させることができました。誠志朗と尊は無事に和解し、改めて共に生きていこうと誓い合います。

偽装夫夫と義母弟というちょっぴり変わった家庭を描いた本作。全く血の繋がっていない3人が、数々の障害を乗り越え本当の家族になっていく過程が見どころです。 真面目で責任感の強い誠志朗と、ややチャラい面がありつつも献身的な尊。正反対な性格の2人は"偽装結婚を嘘から本当にする"ために精一杯歩み寄っていき……。両家の母親同士の対立や義母弟レオの処遇など、苦難を乗り越える度に絆と愛情が深まっていく様がとてもエモいですよ！