漫画『姉ヶ崎さんは幸せになりたい』ネタバレあらすじ＆感想！rawやzipを使わずにお得に読む方法も調査

シンデレラのような人生を歩むことが目的の主人公が、どん底から成り上がるストーリーの漫画『姉ヶ崎さんは幸せになりたい』。 そんな本作は、スカッとする展開とムカムカする展開が楽しめるストーリーが見どころの作品です。 ここからは作品の配信情報や無料で観られるか、最終回となる22巻までのネタバレ・あらすじを紹介していきます。

29歳のOL・姉ヶ崎芳子は、幼い頃からシンデレラのような人生に憧れていました。現在でも理想は変わっておらず、大企業の営業部エースで超イケメンの人気者・幸宏と結婚間近まで関係も進んでいます。 周りの人を見下しながら承認欲求を満たしてきた芳子ですが、幸宏と後輩の茉莉がホテル街を歩いているところに遭遇。さらに幸宏からは「残業で遅れる」というメッセージが届きます。これは完全に黒ですよね……。 幸宏に連絡をしても折り返しはなく、結局その日の夜は帰ってくることがありませんでした。翌日出勤すると、ロッカールームで茉莉に容赦なく煽られる芳子。さらに会社の人たちを巻き込んでしまい、退社することが決まるのでした。 最終的に幸宏に別れを告げられて、貯金もないまま路頭に迷うことに。そんな彼女のもとに笠原泰平という名前の男性がやってきて……。

笠原の口車に乗せられてヤケ酒をしていた芳子。結果的に酔いつぶれてしまい、彼の部屋へと連れていかれます。周りにはヌード画像や汚れたナイフなど、怪しげな物が転がっていました。 そんな芳子のもとに、幼稚園時代の友人である好川弥生が救出にきてくれます。どうやら弥生は笠原の知り合いらしく、現在は漫画家志望のフリーター生活を送っているとのこと。変わっているけど真っ直ぐな人っぽいですね！ 笠原と弥生の話を聞いているうちに怒りが湧いてきた芳子。笠原に暴言を放ってストレスをぶつけますが、笠原に正論で言い負かされてしまいます。結局弥生が仲裁に入り、芳子はボロアパートで暮らすことに。 数日後、芳子は婚活パーティーに参加し、理想の男性・相楽と出会います。しかし弥生からのアドバイスで、彼が婚活詐欺をしている疑いが浮上するのでした。

相楽とのデートを楽しんで、充実した時間を過ごした芳子。相楽を詐欺師だと思っていませんが、一方の弥生は詐欺師だと疑っています。そして過去の記憶を探っていくうちに、相楽が裏社会の人間だと気付くのでした。 その後帰宅した芳子は、アパートの隣人であるシングルマザー・初江の悪口を言い始めます。その結果弥生に叱られますが、反省することはありませんでした。数日後、芳子は相楽から「自分は詐欺師だ」と明かされます。 どうやら相楽は母親の借金を返すために動いているらしく、裏社会の人間に脅されて詐欺をしているとのこと。感情を動かされた芳子は、相楽の手のひらで泳がされてしまうのでした。相楽は相当なやり手ですね……。 結局結婚詐欺の被害に遭ってしまった芳子。自身の行動に絶望し、初江に告げられた言葉を思い出します。「心配してくれるふたりのこと、大切にしてあげてください」ーー。

相楽の件を経て、就職活動に再び力を入れ始めた芳子。一方弥生は、初江に家族のことを話していました。弥生は幼い頃から家族が嫌いで、その原因となっていたのは両親の存在でした。 父親は母親に日常的に暴力を振るっており、弥生が4歳のときに逆上した母親が父親に怪我を負わせます。その後母親は父親に訴えられて慰謝料を請求され、姿を消してしまいました。 一方就職先が一向に決まらず、ストレスで暴飲暴食を繰り返していた芳子。若い子を採用する企業に愚痴をこぼしながらも、弥生に心配されるのでした。何だかんだ気にかけてくれる弥生が良いキャラですね！ その後、芳子は弥生の誘いでキャバクラで働くことに。ぽっちゃりキャバ嬢・花恋に仕事内容を教えてもらいますが、ナンバー2の瞳が異様に敵視してきます。しかし弥生曰く、瞳も訳ありの良い子らしく……。

キャバクラで働き始めた芳子ですが、何者かによってなりすましのアカウントを作られます。さらに芳子を名乗って、瞳の昔の画像や悪口を顧客にバラ撒いたとのこと。 真っ先に疑われた芳子は、すぐに花恋を疑います。しかし彼女が真実を明かすことはなく、証拠もないため逃げられてしまうのでした。裏で打算的に動いていた花恋はとんでもない人ですね。 その後帰り道で瞳と出会った芳子は必死に弁明しますが、聞く耳を持ってもらえません。無理やりレストランに連れて行って事情を説明すると、瞳も花恋の仕業だと気付いていたことが明かされます。しかし花恋に罰が当たったことがきっかけで、3人は仲直りするのでした。 一か月後、努力の甲斐も虚しくキャバクラをクビになった芳子。しかし偶然笠原が描いた漫画を読んだことで、彼のアシスタントになることを決意し……。

笠原にドキドキが止まらない芳子は、アシスタントの仕事をするだけではなく料理も振舞うように。さらに普段着にも気を遣うようになり、毎回オシャレな服を着始めます。 その後弥生と一緒に買い物している途中、芳子は馬鹿にしてきた友人・友希と再会。しかし今までと立場が逆転し、散々悪口を言われてしまいます。言い返さない芳子がめちゃくちゃ偉いですね！ 数日後、突然芳子のもとに金持ちイケメン次期社長候補・朝陽から縁談が届きます。相楽の件もあったためあまり期待していなかった芳子でしたが、朝陽は紳士的で気遣いもできる完璧な男性でした。 充実した時間を一緒に過ごし、徐々に朝陽に惹かれていく芳子。しかしひょんなことから弥生の正体が社長令嬢であることを知ってしまいます。さらに弥生の部屋に数多くの薬が見つかり、本人は行方をくらまして……。

弥生の部屋で処方箋の袋を発見した芳子は、すぐさま笠原に相談します。しかし笠原も病気のことは知らなかったらしく、何も情報は引き出せません。さらに自分が弥生と信頼関係を築けていれば良かったと後悔に苛まれるのでした。 数日後、朝陽から今まで近づいてきた欲望まみれの女性たちに飽き飽きしていることが明かされます。そんな話を聞いた芳子は、自分も同類だったことを告白。正直な想いを告げて2人で話し合った結果、婚約発表を先延ばしにすることを決めるのでした。しっかり向き合ってくれる朝陽が良い人すぎる！ しかし母親の策略のせいで、無理やり婚約発表をすることになってしまいます。朝陽の顔に泥を塗るわけにもいかないため、断るに断り切れない芳子。そんなとき、彩葉アパートから行方不明になってしまったという連絡が入るのでした。

朝陽の協力で無事に彩葉を発見することができた芳子。数日後、芳子は朝陽に彩葉の件のお礼を告げるためにデートをしていました。帰り際、朝陽からプロポーズの言葉を伝えられます。「僕は……貴女と結婚したいと思っているんです」ーー。 しかし朝陽は応えを焦らせる気はなく、ゆっくりと考えてほしいと告げるのでした。朝陽は最後の最後まで紳士でしたね！ すべての問題が片付いたことで、芳子は弥生や初江たちの結婚式をサプライズで開催するのでした。

最初は友人や後輩を見下しながら生きていた芳子。その結果彼氏にフラれて路頭に迷うことになり、人生のどん底に突き落とされます。読者の芳子への第一印象は、性格最悪の嫌なヤツというイメージだったはず。 しかしストーリーが進んでいくごとに、芳子はゆっくりと人として成長していきます。紆余曲折ありながらも、着実に大きくなる芳子の姿に感動すること間違いなしです！