漫画「転生貴族、鑑定スキルで成り上がる」ネタバレあらすじ＆感想！愛され領主が人材発掘で皇帝へ！？

漫画「転生貴族、鑑定スキルで成り上がる」は人の能力を計るスキルを持つ主人公が、その力と自信の人望によって優秀な人材を発掘しまくる異世界ファンタジー作品です。 この記事ではアニメ化も果たし話題沸騰中の本作のストーリーを、ネタバレ込みで第6巻まで解説していきます！アニメの続きが気になる人は要チェックです！

小さな領地を治めるローベント家の跡取り息子・アルスは、生まれた時から平凡なサラリーマンだった前世の記憶と、他人のステータスが数値でわかる「鑑定」という特別な能力を持っていました。 そして若干3歳にして将来この国、サマフォース帝国が乱世に突入することを察し、愛する領地を守るため鑑定を駆使して優秀な家臣を集めようと決意。迫害に苦しみながらもチート級のステータスを持つマルカ人の少年・リーツを最初の家臣として家に連れ帰ります。 そして才能を見出す力を父親に認められ、今度は魔法の才能に長けた人材を探しに行くことに。カナレという大きな都市のスラム街で魔法適性Sランクの少女・シャーロットに出会うのでした。

子どもたちが希望を持ち続けられる居場所を作るという約束の元、シャーロットを家臣に引き入れたアルス。シャーロットは瞬く間に有名になり、ローベントの火焔姫として戦場で知られるようになります。 将来有望な双子の弟と妹も生まれ、6歳になったアルスは新たな人材発掘のため村に引っ越してきた一家を訪ねることに。そこで武芸に優れた兄たちの影で、とてつもない知略値を秘めた少年・ロセルに出会いました そして狩猟用の罠というこの世界では画期的な発明によってロセルの才能を周囲に証明し、アルスは将来の天才軍師を獲得したのです。

3年の月日が流れ、アルスは9歳に。彼が引き入れた家臣たちは軒並みずば抜けた才能を開花させ、ローベント家は戦で快勝し続けていました。 そんなある日、自分に許婚がいることを知ったアルス。相手は近隣領主の娘・リシアで、可憐な見た目とは裏腹に政治力と野心値がずば抜けて高い彼女に、アルスは疑念を抱きます。 実際のところ、リシアの持つ野心というのは「素敵な男性と結婚したい」という非常に可愛らしいものでした。そしてリシアがとても優れた人材であると同時に素敵な女性だと確信したアルスは、安心して彼女を受け入れます。 しかし平穏な時は終わりを迎え、ここからローベント家はミーシアン州総督の跡継ぎ争いに巻き込まれていくのでした。

戦場に出る覚悟が足らず、戦で軍を率いることが出来なかったアルスは、自分の不甲斐なさに打ちひしがれていました。そして少しでも強くなるため、慣れない戦闘訓練に打ち込む日々を送ります。 その矢先、戦場から戻りずっと伏せっていた父親がとうとう他界。全てを託されたマルスは、武勇に秀でた父と同じように出来なくとも、自分のやり方でこの領地・ランベルクを守っていくと覚悟を新たにしました。 アルスがローベント家当主になってすぐ、停戦状態だった総督の跡目争いが動き出します。所属するカナレ郡に従い兄のクランにつくと決めたアルスたちは、戦略の要となるペレーナの調略を任されるのでした。

情報収集専門の傭兵集団・シャドーの団長であるファムに気に入られ有用な情報を手に入れたアルスは、平和的にペレーナの調略に成功。その功績を認められ、クランから直々にパーティの招待を受けます。 そこでクランがミーシアン国を作ろうとしていること、弟・バサマークとの戦に勝ったあかつきにはアルスをカナレ群長にするつもりだと伝えられるのでした。 クラン陣営は結束力こそ高いものの、バサマーク陣営に比べ圧倒的に人材不足。新たな人材発掘をシャドーに依頼し、前総督の家臣であったミレーユと出会います。 しかしミレーユは間違いなく優秀な人材でしたが、飲んだくれかつ不真面目な性格で、アルスの部下たちは彼女の起用に反発して……。

模擬戦で破天荒ながら類まれない軍師の才能と発想力を見せ、実力を証明した証明したミレーユ。経験豊富な彼女の参入により、ローベント家に新たな風が吹き始めました。 そんな矢先、アルスは再びクランから招集を受け、貿易都市・センプラ―で行われる軍議に参加します。そこでクラン陣営の現状が思っていたよりも深刻だと理解するのでした。 そして現状を打破するため、ロセルの発案で隣のパラダイル州を引き込むことに。アルスは仲介役となるサマフォース帝国の皇帝を抱き込むという大役を任されます。 アルスはリシアに交渉役を頼むべく、プレイド家へ。そこで本題を切り出す前にリシアから戦が終わったら結婚して欲しいと言われ、「今すぐ結婚して欲しい」と伝えるのでした。

鑑定という人の能力が数値でわかる、という人材発掘には最適なスキルを持つ主人公のアルス。しかし彼の本当の才能はそんなスキルではなく、出会った人たちの心を掴む愛され力です。 家臣たちは彼の家柄ではなく人となりに惚れ込み仕えると決めた人たちばかり。どんな境遇の人にも対等に寄り添い、まっすぐ思いを伝えるアルスを心から支えたいと思ってくれています。 とんでもないクセあり人物も次々虜にしていってしまう人たらしっぷりは見ていて痛快ですよ！