漫画『夫も子宮も奪われて』最新話まで全話ネタバレあらすじ＆感想！女性としての尊厳を破壊された主人公の復讐劇

この記事では、義理の妹に大切なものをすべて奪われた主人公の復讐を描いた女性漫画『夫も子宮も奪われて』最新巻までのネタバレを読むことができます。幸福の絶頂にいたはずの主人公が巻き込まれていく、ハラハラする壮絶な人生ドラマは必見ですよ。 ネタバレを読んで本編を読みたくなったら、記事内で紹介する『夫も子宮も奪われて』をお得に読む方法もチェックしてみてくださいね！

大会社の御曹司である貴之と結納を済ませ、幸せの絶頂にいた歩美は不慮の事故で意識を失ってしまいます。目を覚ましてから自分が植物状態だと診断されたことに驚く彼女でしたが、体が言うことを聞きません。 「私ね、貴之さんと付き合ってるの」 その後貴之との婚約解消に至った彼女は、妹の伊央から衝撃の一言を聞かされます。ショックを受ける歩美に、伊央は歩美が寝たきりになってからずっと自分が彼を支えてきたと誇らしげに語るのでした。 「私のお腹の中に貴之さんとの赤ちゃんがいるの」 その後歩美の子宮に筋腫が見つかり、両親が同意したことで子宮の全摘手術が行われます。そんなときにも貴之からもらった指輪を見せつけながら妊娠報告をする伊央ですが……。

「ごめんね、私いつもお姉ちゃんのものが欲しくなっちゃうの」 子宮の全摘手術を受けた歩美のもとを訪れ、彼女が寝たきりになってしまった事故を仕組んだのは自分だったと白状した伊央。 歩美が絶望のどん底に堕ちたまま17年もの時がたち、歩美は寝たきりのまま40歳を迎えました。しかし、夜間に職員から体を触られそうになって抵抗したことで身体能力が回復していることに気づきます。 自身の回復に驚きながらも、施設を出ようと決意した彼女は隠れて自主リハビリを行うのでした。その後他の入居者と自分の名札を入れ替え、歩美は施設から脱出します。 それからすぐに弁当屋でアルバイトをはじめた彼女は、自分からすべてを奪った伊央への復讐を心に誓うのでした。

歩美の事故から時が経ち、最後に伊央に会ったときに彼女のお腹にいた息子の搭夜は17歳になっていました。 伊央は息子が通う私立蘭星学園で保護者会の副会長を務めていて、この日は保護者会で“ある問題”が議論されることに。 ネットで保護者会会長・桐生の娘である咲衣がいじめを受けている動画が拡散されたことによって、いじめの首謀者とされている谷本が槍玉に挙げられるのでした。 しかしこの動画は咲衣と搭夜が仕組んだもので、谷本は2人に言われて動画を撮っただけだったのです。結局この問題は不問となったものの、母親に強い不信感を抱く搭夜。 実は伊央と貴之の関係はすでに冷え切っていて、伊央は今回のいじめ問題で搭夜と一緒に谷本を陥れた咲衣の父親と不貞関係にあり……。

この日、歩美は両親が営んでいた自動車整備工場へ足を運びます。中に入り、彼女はたくさんの従業員や両親と過ごした幸せな日々を思い返すのでした。 するとそこに伊央と貴之がやって来たので身を隠した歩美は、温かな思い出すらも金に変えようとする妹に腸が煮えくり返る思いを抱きます。 伊央は借金漬けの父親と薬物中毒の母親の間に生まれ、両親が亡くなってからは施設で過ごしていました。歩美の両親はいじめられて居場所がない彼女を引き取り、歩美は本当の妹のように彼女をかわいがります。 今までに比べて夢のような生活を送っていた伊央でしたが、ある日両親が“歩美に肝臓移植が必要になるかも”と話をしているのを聞いてしまうのでした。 「いざというときには伊央がいる」 自分は歩美に肝臓を与えるために連れてこられたのかと疑念を抱くようになった伊央は……。

この作品に登場する姉の歩美と妹の伊央をめぐる確執にはハラハラさせられますが、そもそもなぜ伊央がこんなにも姉を憎んでいるのかという部分が気になりますね。 歩美が寝たきりになったのは伊央が原因であり、他にも歩美の子宮を全摘出すべきだと両親に強く主張したのも彼女でした。女として、人間としての尊厳をことごとく奪い去るほどの憎しみがどこから来たものなのかも気になります。 歩美がまだ幼い頃、姉妹の間に何が起こったのか。伊央の過去はもちろん、歩美と伊央の壮絶なバトルからも目が離せません！