月9ドラマ『嘘解きレトリック』あらすじ・ネタバレ!原作漫画の結末は?
2024年10月期、フジテレビ月9枠にて『嘘解きレトリック』の放送が決定しました。今回は鈴鹿央士と松本穂香のW主演。都戸利津による人気漫画が待望の実写化となります。 この記事では、『嘘解きレトリック』あらすじ、キャスト、原作漫画情報も詳しく解説していきます! 本記事にはストーリーのネタバレが含まれるため、未視聴の人は注意してください。
『嘘解きレトリック』あらすじ
舞台は昭和初期の九十九夜町。浦部鹿乃子(松本穂香)は村を出ることにしたのですが、空腹で苦しんでいた時に貧乏探偵の祝左右馬(鈴鹿央士)と出会います。鹿乃子は生まれながら、嘘を聞き分ける奇妙な能力を持っていました。そのため、人に疎まれることもあり……。 鹿乃子の力に気づいた左右馬は、その能力を「探偵として素晴らしく便利」だと絶賛。人の力になってお金儲けにもなる!と思った左右馬は、鹿乃子を探偵助手とし、さまざまな難事件に立ち向かっていきます。
第1話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
鹿乃子(松本穂香)は、小さい頃から人の嘘を聞き分ける能力を持っています。しかしそのせいで村人たちから嫌われ、村を出て暮らすことを決めました。 鹿乃子がやってきたのは九十九夜町。早速仕事を探すもなかなか決まりません。 その頃探偵の左右馬(鈴鹿央士)は、警察官の親友・馨(味方良介)とともに神社の掃除をしていました。その時怪しげな女・鹿乃子を発見。鹿乃子は空腹のあまり倒れてしまい、2人は鹿乃子を連れてある場所へと向かいます。
ネタバレ
2人は鹿乃子を、倉田(大倉孝二)夫妻が営む小料理屋「くら田」に連れて行きます。ご飯を御馳走になった鹿乃子は、倉田夫妻の息子・タロ(渋谷そらじ)がついた嘘を見抜きました。タロはおつかいのお釣りをごまかしていたのです。 その夜、左右馬の家に泊まらせてもらった鹿乃子。翌朝タロがいなくなってしまい、鹿乃子は自分のせいだと焦りタロを探します。途中鹿乃子は、神社の近くで男が「タロを知らない」と嘘をついたことを見抜き……。 鹿乃子は男が嘘をついたと左右馬に知らせ、男の後をつけます。するとその男は、小屋に灯油をまいて火をつけました。すると左右馬が現れ、左右馬は男がイエスかノーで答えられるよう、子供が中にいるのか問います。 男は「いませんよ」と答え、鹿乃子はその言葉が「嘘」と見抜きます。左右馬は燃え盛る炎の中小屋に飛び込み、タロを救出。男は左右馬とタロに灯油をかけて火をつけようとしますが、鹿乃子がシャベルで男を倒したのでした。 タロは男が死体を埋めているのを見てしまい、殺されそうになっていました。左右馬は鹿乃子の能力に気づき、町を出ようとする鹿乃子に「うちで働きなさい」と誘います。 こうして鹿乃子は、左右馬の探偵事務所で助手として働くことになったのでした。
第2話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
左右馬(鈴鹿央士)の探偵助手となった鹿乃子(松本穂香)は、左右馬と出会ってから気持ちが軽くなっていました。ずっと嘘を聞き分ける能力で辛い目に遭ってきた鹿乃子。いつか左右馬の役に立ちたいと思っていました。 そんな中、2人は大家からの頼み事で藤島家へ届け物をすることに。その藤島家には、以前左右馬と鹿乃子のひきかけた車に乗っていた千代(片山友希)がいました。千代は2人に嫌味を言い、母の雪乃(櫻井淳子)に注意されます。 千代は1人で芝居を見に行こうとしますが、雪乃は運転手の耕吉(宮崎秋人)に連れて行ってもらうよう忠告。その後雪乃は左右馬に相談があると言い、「藤島幸弘、恨ミハ、忘レナイ」という手紙を見せ……。
ネタバレ
幸弘(杉本哲太)は藤島家の当主。屋敷の中を覗いていた2人の男が入れたのではないかと予想し、警察には相談していないと言います。するとその時、「千代を預かったので返して欲しければ金を用意しろ」という手紙が投函されたのです。 耕吉は、千代が何者かに連れ去られたと怪我をして帰宅します。しかし鹿乃子には、それが嘘だと分かりました。左右馬は、千代が劇場にいるから迎えに行くようこっそりと雪乃に指示をします。 その後も耕吉は嘘を並べ、鹿乃子はそれが嘘だと左右馬に合図を送り続けます。その時千代が帰宅。千代の誘拐事件は全て耕吉が作り上げた嘘だと左右馬は推理を披露し、耕吉も罪を認めます。 耕吉は兄の借金を肩代わりさせられ、借金取りに脅され誘拐を計画しました。千代を傷つけない方法を選んだこと、耕吉の人柄を見て、幸弘はお金を貸すことに。千代は左右馬の見事な推理に感激したのでした。 翌日の新聞には、左右馬の活躍が掲載されます。報酬が入ったことが分かると、近所の人たちはこぞって左右馬に取り立てにやってきたのでした。
第3話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
左右馬(鈴鹿央士)と鹿乃子(松本穂香)は古道具屋に行き、家にあるガラクタを売ります。鹿乃子の能力を利用して、左右馬は店主(前野朋哉)に希望の値段で売ることに成功。その時左右馬は、店主が酔いつぶれて財布を盗まれてしまったことを耳にします。 その後馨(味方良介)が事務所にやってきます。馨は「六十番街」に出来た料亭の写真を見せ、写っている仲居(中田クルミ)が「松葉牡丹の君」ではないかと言いました。その女性は馨の命の恩人だそうで……。 数日前、馨は左右馬からもらったつくも焼きを食べて腹を壊し、松葉牡丹の女性に介抱されます。その女性にお礼を言いたいという馨ですが、左右馬は写真の女性は「全然違う」と否定しました。
ネタバレ
しかし鹿乃子は、左右馬が馨に嘘をついたと見抜きます。その後左右馬は鹿乃子の能力と向き合い、鹿乃子の力は「発言する人の嘘の意識」が判別できる力であることが分かりました。 その後左右馬は腰の曲がった老人のふりをして、松葉牡丹の女性に会いに行き……。 翌日鹿乃子は左右馬に頼まれ、小道具屋の店主にある物を渡します。それは茶托で、鹿乃子は茶托が包まれていた新聞に写っている松葉牡丹の女性がいる場所へ向かいました。するとそこにやってきたのは、なんと左右馬だったのです。 なぜ左右馬が馨に嘘をついたのかと聞いた時、店主と警察が松葉牡丹の女性に財布を盗まれたと走ってやってきます。馨の命の恩人は盗人であり、馨を助けた時も馨の財布を狙っていました。左右馬はそれを隠すため、嘘をついていて……。 左右馬は馨のためだけではなく、鹿乃子が自分の嘘に気づいてどう反応するかを確認していました。左右馬は「君はもう1人じゃない、一緒に抱えるよ」と鹿乃子に寄り添います。
第4話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
左右馬(鈴鹿央士)と鹿乃子(松本穂香)は駅に向かっている時、馨(味方良介)の姉・雅(北乃きい)と出会います。左右馬と鹿乃子はお金がなく夜逃げ中。そんな2人に、雅は取材旅行に同行しないかと誘います。 雅の取材先は、「人形屋敷」と呼ばれる綾尾家。綾尾家には人形を娘と同様に育てるという変わった風習があり、現在は1人娘の品子(片岡凜)が家を継いでいるとのこと。 柴田(佐戸井けん太)によると、女中のイネ(松浦りょう)が屋敷の中で遺体を発見したそう。柴田と刑事の寺山(正名僕蔵)が確認すると、死んでいたのは「人形」で、その後イネが岩場に落ちて亡くなってしまったというのです。
ネタバレ
イネの遺体を発見した久保(加藤諒)は、現場近くで人形のような人影を発見したといいます。その後左右馬たちは、品子と対面。品子はちゃんとしたところに記事を書いてもらうため、雅に取材を依頼したと説明します。 人形は離れの品子の部屋に置いてあるとのこと。品子の部屋にはずらっと人形が並んでおり、左右馬たちは衝撃を受けます。イネが発見した遺体は、イネがこの部屋から盗んだのではないかと疑われていて……。 鹿乃子は、品子の「誰も死んでないし、イネは自殺だから」という言葉が嘘であると見抜きます。鹿乃子は風評被害に遭う品子の力になりたいと考えていて、左右馬は「自分が正しいと思うように動けばいい」とアドバイスしました。 雅は、綾尾夫妻が品子が双子であることを隠そうとしていたのでは、と疑います。その時左右馬は、離れに血痕があるのを発見。倒れていたのは人形で、品子は勝手に離れに入ってきたことを別人のように怒り始め……。
第5話のあらすじ・ネタバレ
第5話のあらすじ・ネタバレは、11月4日の放送後に更新します!
原作漫画のネタバレ【最終巻結末まで】
最終巻(第10巻)のネタバレ
本作は都戸利津による漫画が原作で、2012年12月号~2018年5月号まで「別冊花とゆめ」で連載され、コミックは全10巻ですでに完結しています。 最終話では、数々の事件に向き合ってきた2人が結ばれます。鹿乃子は自分の能力でこれまで傷つけてしまった鹿乃子の同級生・君ちゃんと分かち合い、今の気持ちと向き合いました。そして左右馬の元に行き、「先生が好きです。大好きです」と告白。 左右馬も「僕も鹿乃子くんが好きですよ」と伝え、2人はずっと一緒に幸せでいましょうと約束。この言葉は嘘になることはなく、幸せになるというハッピーエンドで終わっています!
原作漫画の口コミ
サクサク一気に読み進めることができて、めちゃくちゃ面白い作品!テンポよく読めるので、途中で飽きちゃうかもという不安は一切ありませんでした。人の嘘に気づいてしまう能力のある鹿乃子がいれば、どんな事件もあっという間に解決してしまうと思いますよね?それがそう簡単にいかないところ、左右馬の力もないと事件が解決できないところがすごく面白かったです。 本格的に謎解きをしたい方は少し物足りないかもしれませんが、自分は作品の雰囲気やキャラクターも大好きになりました。この作品のドラマ化は非常に楽しみ!
(40代男性)
「嘘」と一言でいっても、事件を隠すために使う嘘、誰かのための優しい嘘、つかなければ身を守ることができなかった嘘など、いろんな嘘があるんだなということをすごく考えさせられました。ですがそこまで深刻になるストーリーではなく、コメディ要素もかなり多め!謎を解きながら、嘘を考えながら事件を一緒に解決していくことができたのですごく面白い漫画だなと思っています。 もし自分も、鹿乃子のように嘘が聞こえたらどうなるんだろう……。ドラマを通して、また改めて「嘘」について考えてみたいと思います。
(20代女性)
『嘘解きレトリック』キャスト
祝左右馬(いわいそうま)役/鈴鹿央士
祝左右馬探偵事務所の探偵・祝左右馬を演じるのは、鈴鹿央士です。日々貧乏暮らしをしていて、推理とハッタリの能力が優れた探偵です。鹿乃子の能力に出会って彼女を助手にし、事件を通してなぜ嘘をついたのか、その理由も掘り下げていきます。 演じる鈴鹿は、『silent』(2022年)以来のフジテレビ作品への出演。数々の作品に引っ張りだこの鈴鹿ですが、本作がGP帯連ドラ初主演、そして月9ドラマ初出演にして初主演を飾ります!
浦部鹿乃子(うらべかのこ)役/松本穂香
「人のウソが聞き分けられる」能力を持つ少女・浦部鹿乃子を演じるのは、松本穂香です。空腹を助けてくれた左右馬の探偵助手となり、能力を生かして事件に向き合っていきます。しかし鹿乃子はこの能力のせいで、小さい頃から孤独を感じていました。 演じる松本は、NHK朝ドラ『ひよっこ』(2017年)など数々の作品に出演。本作で鈴鹿とは初共演となり、2人の異色のコンビに注目が集まっています。
端崎馨(はなさきかおる)役/味方良介
九十九夜警察署の刑事・端崎馨を演じるのは、味方良介です。馨は左右馬の学生時代からの親友であり、口がうまい左右馬からの頼みに振り回されることも。徐々に左右馬と鹿乃子の仲間となっていきます。 演じる味方は、舞台やミュージカルを中心に活動。月9にレギュラー出演するのは初めてで、鈴鹿や松本とも初共演となります。
藤島千代(ふじしまちよ)役/片山友希
藤島家のお嬢様・藤島千代を演じるのは、片山友希です。超お嬢様育ちの千代は、左右馬と鹿乃子とは別世界に住んでいます。元気で推理小説が大好きな千代は、徐々に左右馬の探偵としての姿に憧れるように。 演じる片山は、NHK朝ドラ『ブギウギ』(2023年)に出演し大きな話題に。鈴鹿とは初共演となりますが、松本とは映画『君が世界のはじまり』(2020年)などで共演しています。
「ガリレオ」シリーズの最強タッグも参加
本作は「ガリレオ」シリーズを手がけた西谷弘監督と鈴木吉弘プロデューサーの強力タッグも話題になっています。西谷は『あなたがしてくれなくても』(2023年)、鈴木は『この素晴らしき世界』(2023年)など多くの話題作に携わっています。 ガリレオは現代のミステリー作品ですが、本作は昭和初期を舞台にしたミステリー作品。最強タッグが昭和をどのように描くのか注目です。
『嘘解きレトリック』のあらすじ・ネタバレは毎週更新!
新月9ドラマはミステリー作品で、昭和が舞台となっています。しかも累計100万部を突破した大人気漫画が原作ということで、楽しみですね。 初回放送は「ミステリー記念日」でもある10月7日に決定しました!令和に描かれる昭和の世界に期待です。