漫画『この結婚はどうせうまくいかない』無料配信情報・あらすじネタバレ！rawやpdfで読むのはやめよう

公爵家の後継者であり圧倒的な容姿を持った男と、圧倒的な地位と名誉を持つ貴族の娘の運命を描いた女性漫画『この結婚はどうせうまくいかない』。 ここからは作品の配信情報や無料で読めるか、ネタバレ・あらすじを紹介していきます。結末の予想もしているので、最終回の展開が気になる人はぜひチェックしてみてください！

皇室に選ばれた17家門の貴族のうちの1つであるヴァレスティナ公爵家の一人娘・イネス。皇太子の婚約者候補であり、10歳にしてどこか達観した立ち振る舞いを見せています。 そんな彼女ですが、同じく上位貴族のエスカランテ公爵家の後継者・カッセルを婚約者に指名し……。

顔が良いという理由だけで、イネスに婚約者に指名されたカッセル。しかし家柄は良くとも、まるで修道女のように地味で冷たいイネスとの結婚は、彼にとって魅力的なものではありませんでした。 そしてイネスから逃げるように海軍へと入隊し、カッセルは数多くの女性と関係を持ちながら、いつか訪れる結婚まで自由を謳するようになります。 そんなある日、不貞現場をイネスに見られてしまったカッセル。ところが彼女は怒るどころか、「あなたの自由を奪うつもりはない、これからも好きなように遊べばいい」と言ってきました。 てっきりイネスは自分のことが好きで好きでたまらないものだと思っていたカッセルは、冷静すぎる彼女の対応に困惑します。 実はイネスには恋愛感情とは別に、カッセルとの結婚を望む、ある理由があって……？

1度目の人生でイネスは皇太子であるオスカルと結婚していました。その時の彼女は今とは違い、常に華やかに着飾り、国1番の美女と謳われる存在。しかし皇太子妃になったイネスの生活は、幸せとはほど遠いものでした。 度重なる死産や娼館通いに明け暮れる夫からの性的暴行。人生に絶望したイネスは自ら死を選びました。 そして目が覚めると、オスカルと結婚する前へと時が戻っていたのです。2度目の人生では平民の画家・エミリアーノと恋に落ちたイネス。彼の子どもを身ごもり駆け落ちしましたが、結局捕まってしまい愛する者を全て失った挙句、またしても自ら死を選ぶことになります。 つまりイネスにとって、今の人生は3度目。全ての記憶を持ったまま6歳のイネスに転生し、誰も傷付けることない人生を歩もうと決意していたのです。

カッセルの子どもを産んだのち、円満に離縁しようと考えていたイネスでしたが、彼の思いがけない行動に困惑させられることになります。 カッセルは結婚後はイネス以外の女性は抱かないと宣言。結婚式後の初夜では優しく情熱的にイネスを抱いたのです。 カッセルの勤務地・カルステラに移ってからも彼の態度は変わることなく、周囲から2人はオシドリ夫婦として認識されるように。イネスは使用人のラウルにカッセルを監視させてみましたが、彼は職場と家を往復するだけで、浮いた話の1つも出てはきませんでした。 そんな中、以前から画家たちを支援していたイネスの耳に、エミリアーノの名前が飛び込んできます。どうやら彼はカルステラの大聖堂での仕事につく予定らしく、イネスは今世でも彼が生きていることを実感するのでした。

カッセルが女性と出会う機会を増やそうと考え、一緒に大礼拝堂を訪れたイネス。そこで2人はカッセルの恩師であるノリエ大佐の孫娘マリア・ノリエという金髪美女と遭遇します。 どうやらマリアはカッセルに惚れているようで、イネスの思惑通り積極的にアプローチをしてきました。しかしカッセルはというと、全く興味がないようで素っ気ない態度を取ります。 結局イネスの作戦は失敗に。その後街の宝石店に立ち寄ったイネスは、そこで2度目の人生でエミリアーノに贈ったネックレスを見つけます。 このネックレスはイネスが祖母からもらったもの。そして現世ではエミリアーノに渡ることなく、イネスの手にありました。 店主にこの宝石を預けた男の話を聞かされたイネスは、エミリアーノが自分のことを覚えているかもしれないと考え困惑します。

過去の凄惨な人生の記憶が蘇り、過呼吸で倒れてしまったイネス。その知らせを聞いたカッセルは、大いに取り乱すと同時に、自分がイネスをずっと愛していたことを自覚するのでした。 その後目覚めたイネスは傍らで眠るカッセルの姿を見ているうちに、いつの間にか恐怖心が消えていることに気が付きます。しかしカッセルが心から心配してくれているにも関わらず、素っ気ない言葉で彼を傷つけてしまうのでした。 一方のカッセルは自分の気持ちを少しでも形にするため、イネスに大量の宝石をプレゼントすることに。そこで偶然イネスが訪れた宝石店に立ち寄り、例のネックレスを目にして……。

イネスは自分と結婚したせいで大きくねじ曲がってしまったカッセルの人生を、離婚することで少しでも取り戻してあげたいと考えていました。 そのためにカルステラ中の婦人たちを屋敷に集めては、カッセルの相手探しに奔走。しかし婦人たちの間でも既に2人の夫婦仲の良さは広まっているようで、カッセルに手を出そうとする人は現れませんでした。 一方、以前倒れてからというもの、カッセルはイネスをますます溺愛し過保護なほど心配するように。夫婦の営みも彼女の体調を考慮して控えめにしていました。 カッセルがなぜ自分を愛するようになったのか理解できないイネスでしたが、同時に彼を信じてみたいという気持ちが僅かに芽生えるようになっていきます。

カッセルから愛されれば愛されるほど、彼に対しての罪悪感で押しつぶされそうになるイネス。とうとう罪の意識に耐えきれず、6歳の頃カッセルを婚約者に指名したことに特別な意味なんてなかったと打ち明けます。 カッセルは激怒することもなく、少し悲しそうに彼女の言葉を受け入れてくれました。それどころか、イネスが他の男と一緒になるために自分を利用しているのかもしれない、と疑っていたことを謝ってくれたのです。 いづれは離婚するという決心は変わらないものの、イネスは自分がカッセルに惹かれ始めていることを自覚していきます。

寝室に侵入してきた女と2人きりでいるところをイネスに目撃されてしまったカッセル。しかしイネスは驚いた様子すら見せず、彼女は本当に自分への関心がないのだと感じてしまいます。そして怒りに任せてイネスを抱いてしまうのでした。 一方のイネスは、侵入した女性の目的を知りつつ泳がせていたにも関わらず、寸前のところで2人の邪魔をするような行動をしてしまった自分自身に困惑していました。 その晩、イネスは最初の人生の夢を見ます。そしてその夢の中で、カッセルが自分を愛してくれていたこと、その気持ちに気が付いていたことを思い出し……。

イネスの風邪が移り、倒れてしまったカッセル。いつも健康な彼が倒れるという緊急事態に、イネスは珍しく取り乱してしまいます。 医者からは回復のため眠っているだけだと言われたものの、一向に目を覚まさないカッセルに心配を募らせるイネス。彼に多大なストレスをかけ、肉体的にも精神的にも追い詰めてしまったという責任を感じずにはいられませんでした。 そして同時に自分が彼を愛していることを自覚します。 「もう決して、自分を愛する人間とは一緒にならないと誓ったのに。」 そう思いつつも、カッセルが目覚めた瞬間想いが溢れてしまったイネスは、思わず彼に口づけをしてしまうのでした。

風邪で倒れた日を境にイネスが素直に愛情表現をするようになり、カッセルは幸せの絶頂にいました。そしてカッセルの愛を受け入れたことで、イネスも自分の未来に希望を抱くようになっていきます。 過去2回の人生で26歳以上まで生きたことがなく、絶望ばかりの人生を歩んできたイネス。もはや生きる喜びを諦めきっていましたが、カッセルに愛され今度こそ幸せになれるかもしれないと思い始めていたのです。 そしてイネスは自分がずっと好きだった乗馬や狩りをしながら、カッセルと一緒に生きていきたい、という素直な思いを口にします。カッセルは微笑みながら「そうしよう」と彼女の言葉を受け入れるのでした。

王都・メンドーサで開かれるオスカルと婚約者・アリシアの結婚式に参列する前に、カッセルと2人きりで乗馬旅行へ行くことになったイネス。 なぜ以前は20歳で結婚したオスカルが28歳になるまで結婚しなかったのか不思議に思いつつも、やっと彼との縁が完全に切れると安堵していました。 そんな中出かけた旅行で、イネスはカッセルから祖父の形見である大切な猟銃をプレゼントされます。奇しくもその銃は、1度目の人生でも幼い頃のカッセルから贈られ、のちに彼女が自殺に利用したものでした。 純粋に銃のプレゼントを喜ぶ反面、過去の記憶による動揺を露わにするイネス。そんな彼女の姿を見ながら、カッセルはいつかイネスが心に抱えている秘密を打ち明けてくれることを願うのでした。

後継ぎを作るという義務感からではなく、純粋に2人の子どもが欲しいという気持ちをカッセルに打ち明けたイネス。 実はカッセルは病弱な彼女に負担を掛けたくないという思いから、こっそり男性用の避妊薬を服用していました。希望に応えたいと思いつつも、イネスが何よりも大切なカッセルは決断できず思い悩んでしまいます。 そんな中、2人のもとに何者かが差し向けた刺客が現れます。大事には至らなかったものの、カッセルはイネスの身を案じ、予定を切り上げてメンドーサへ行くように指示。 一足先にメンドーサへとついたイネスは、カッセルの母であるイザベラから歓迎を受けます。

再び刺客からの奇襲を受けたカッセル。イネスがいない中での襲撃に、黒幕の狙いが自分自身だと確信します。そして全ての状況を鑑み、犯人はイネスがもう一度結婚できる状態にすることを望んでいると推察したのです。 そこで思い出したのが、例のネックレスを宝石店に預けた男のことでした。男はあのネックレスがイネスの目に留まると分かったうえで、宝石店に預けていました。 早速宝石店を訊ねたカッセルは、そこでネックレスを預けたのがエミリアーノという画家だということを知ります。 一方その頃、イネスはオスカルと対面していました。

この期に及んでイネスに対する執着を垣間見せたオスカル。イザベル曰く、オスカルは子どもの頃、イネスとの婚約が決まったカッセルのことを酷くイジメていました。 その事実を知り、イネスは自分が選んでしまったせいで、カッセルに苦しい日々を送らせてしまったと責任を感じます。そして同時に、なぜオスカルが今世でも自分にそこまで執着するのか、不思議に思うのでした。

イネスはオスカルと結婚した人生を最初の人生だと思っていましたが、実はその前に、カッセルと夫婦だった人生を送っていました。 しかしイネスに好意を寄せるオスカルの嫉妬で、カッセルは戦場に送られ戦死。イネスも皇太子妃のアリシアに恨まれ毒殺されてしまいました。 イネスは死の神に来世では愛する人を死なせないよう、カッセルとの縁がつながらないようにと願います。 そして2度目、3度目の壮絶な人生を経て、同じように何度も転生したカッセルと再び結ばれることになりました。

2回目、3回目の転生時にイネスの記憶が引き継がれていたのは、自殺をしたものに対する神からの罰だということが明らかになりました。 そのため記憶を失って転生を繰り返していたカッセルですが、少しずつ過去の記憶を取り戻していきます。そして全ての人生で、自分がずっとイネスだけを愛し続けていたことを悟るのです。 最後には過去の人生で2人を苦しめてきた全ての障害を取り除き、イネスたちは子どもにも恵まれ幸せな未来を送ることになります。

漫画『この結婚はどうせうまくいかない』は、韓国の小説が原作です。原作は韓国の電子コミックサイト「RIDI BOOKS」に掲載されており、2021年に本編が完結し、2022年に外伝が公開されました。 残念ながら小説の翻訳版はありません。しかしめちゃコミックで漫画の最新話が読めるので、購入する場合はめちゃコミックの利用がおすすめです！