ドラマ『探偵さん、リュック開 いてますよ』あらすじ・キャスト解説！松田龍平主演で贈る"ほっこり”ミステリー？

2026年1月期のテレビ朝日「金曜ナイトドラマ」枠で放送される新作ドラマ『探偵さん、リュック開いてますよ』は、松田龍平さんが同局ドラマで初主演を務める話題作です。 田舎の温泉街を舞台に、探偵であり発明家でもある主人公が、奇妙で温かい依頼をゆるりと解決していく“ゆるふわヒューマンミステリー”。ミステリーなのにほっこりする、独自の空気感を持った物語が、2026年1月に幕を開けます。 この記事ではドラマ『探偵さん、リュック開 いてますよ』のあらすじやキャストを紹介していきます。

探偵ドラマの伝統的ジャンルに大胆な切り口を入れ、新しい“探偵像”を提示する意欲作。舞台となるのは田舎の温泉街・西ヶ谷温泉。ゆるりとした空気の中で、不思議で少しヘンテコな依頼が舞い込み、主人公が発明品と独特のスタンスで解決していきます。

小さな温泉街・西ヶ谷温泉。その一角にある、かつての温泉宿を探偵事務所兼住まいとして使う一ノ瀬洋輔のもとには、日々さまざまな依頼が舞い込んできます。 洋輔は失踪した父の後を継ぎ探偵となりましたが、同時に発明家としても活動しており、事務所は彼が作り出した摩訶不思議な発明品であふれています。 かつてアメリカで“負の感情をエネルギー化する研究”に成功した結果、町には不思議な乗り物や奇妙な機械があふれるようになりました。 洋輔はそんな背景を抱えつつも、依頼をゆるりと受け止め、時には発明品を使い、時には諦めながら、町の人々に寄り添い続けます。やがて町には田舎暮らし系配信者や、移住者たちが押し寄せ、物語はさらに賑やかに。 温泉街の日常の中に、小さな奇跡と笑いが散りばめられたヒューマンミステリーが展開していきます。

探偵兼発明家。本作の主人公です。失踪した父が遺した温泉旅館をそのまま探偵事務所兼住まい兼発明ラボとして使用。普段はボーっとしており、依頼人の長い話には聞いているふりをしてほぼ聞いていません。 考え事を始めるとサッカーのリフティングや卓球の壁打ちを突然始める、独特の癖を持っています。外出時はほぼ毎回リュックのチャックを閉め忘れており、タイトルの“リュック開いてますよ”はこの設定に由来します。

沖田修一監督は『南極料理人』『横道世之介』『モヒカン故郷に帰る』『0.5の男』など、“ゆるさ”と“温かさ”の絶妙なバランスに定評のある監督です。本作は松田龍平さんとの3度目のタッグとなり、企画段階からふたりの自由なアイデア交換によって生まれました。 沖田監督は本作について「新しくて、少し不思議な探偵ものを作れるのではないかとワクワクした」とコメントしています。難しいことを考えず、童心に返ったような“遊び心”で臨んでいるとのことで、監督ならではの柔らかな世界観が期待できます。

映画界で高く評価されてきた松田龍平さんと沖田修一監督のタッグが、本作でも独自の世界観を生み出しています。の息の合ったクリエイションにより、温かさとユーモアが共存する“ゆるふわ”な雰囲気がドラマ全体を包み込みます。 また、主人公は“探偵兼発明家”という唯一無二の設定。負の感情をエネルギー化する研究に成功した過去を持ち、奇妙な発明品に囲まれながら依頼を解決していく姿は、他の探偵作品にはない新鮮な魅力に溢れています。

舞台となる西ヶ谷温泉は、不可思議な乗り物や謎めいた発明品が行き交う、不思議でどこか温かい町です。キャラクターとしても存在感を持つ温泉街の雰囲気は、視聴者を心地よい非日常へ誘います。 さらに本作は、“頑張らないミステリー”としての魅力も大きなポイントです。事件が必ずしも華やかに解決されるわけではなく、時には諦めることさえある──そんな力の抜けたストーリーが、現代人の心にそっと寄り添い、見る人の気持ちを癒やしてくれます。

『探偵さん、リュック開いてますよ』は、発明家兼探偵という異色の主人公を軸に、不思議で温かい温泉街の物語が描かれる新感覚のヒューマンミステリーです。松田龍平さんと沖田修一監督が生み出す独自の世界観は、忙しい日々に疲れた心をそっと癒してくれます。 “意気込まないのに、心に残る”。そんな不思議な魅力を持つドラマが、2026年1月の金曜夜を優しく彩ります。