草彅剛主演『終幕のロンド』第9話で波乱の予感！？塩野瑛久「違った感情で“がんばれ海斗”と見届けてほしい」

カンテレ・フジテレビ系で毎週月曜22時に放送中の月10ドラマ『終幕のロンド－もう二度と、会えないあなたに－』は、草彅剛演じる遺品整理人・鳥飼樹が、遺品整理会社の仲間たちとともに、さまざまな事情を抱えた家族に寄り添い、遺品に込められた故人の最期のメッセージを解き明かしていくヒューマンドラマです。 せつない大人の恋や大企業を舞台にした不穏なサスペンス要素も描かれるオリジナルストーリーとなっています。

第8話では、故人の後を追って自ら命を絶とうとする遺族を、樹(草彅剛)が身を挺して守る姿が描かれました。廃ビルの屋上で怒りと悔しさをにじませながら泣き叫ぶ樹の姿に、SNSでは「つよぽんの演技、爆発してた！泣いた…」など、草彅の芝居を絶賛する声が相次ぎました。 一方で、利人(要潤)が皿の下に樹と真琴の写真を忍ばせ、それを見つけた真琴の反応にほくそ笑む場面も話題となりました。「陰湿すぎる…利人こわい」「育ちだけがいい陰湿な男が上手すぎる」など、自身の不倫をよそに妻をじわじわ追い詰める夫の狂気に、悲鳴にも似た反応が広がりました。

物語の癒し要素として注目されているのが、恋人同士となった海斗(塩野瑛久)とゆずは(八木莉可子)のやりとりです。12月8日放送の第9話では、ヘッドハンティングされた海斗の門出を祝って、『Heaven’s messenger』で送別会が開かれる様子が描かれます。 海斗を演じる塩野は役作りについて、「海斗のひたむきなまっすぐさを引き出すことが楽しくもあり難しかった」と振り返り、「多く言葉を紡ぐタイプではなく感情優先の言い回しが多いので、飛躍した行動をどう芝居で繋げるか悩みました」と語っています。 また、ゆずは役の八木については「温和で謙虚」と評し、現場でのエピソードとして「会話のたびに『休みの日は何してるんですか？』と聞いているみたいで、僕も2〜3度同じ質問をされました(笑)」と明かしました。

プライベートに続き仕事でも大きな飛躍が期待される海斗ですが、第9話ではなぜか剛太郎(村上弘明)と食事をするなど、嫌な予感が漂う展開も示唆されます。SNSには「矢作チーフに魔の手が伸びてる…」「行くな海斗！」と行く末を案じる声も上がりました。 塩野は今後について、「今までは主軸とは別で“がんばれ海斗”なストーリーが展開されてきましたが、ここからはまた違った感情で“がんばれ海斗”と見届けていただけたら嬉しいです」と語り、波乱を予感させています。

離婚しないと決めた真琴(中村ゆり)から突然別れを告げられた樹(草彅剛)は、無力さと切なさを抱えたまま出社します。すると海斗(塩野瑛久)から、別の遺品整理会社に新店舗の責任者として誘われていると報告が入ります。暗い出来事が続く中、樹と磯部(中村雅俊)は久々の明るい知らせに表情を緩めます。 さらに波多野(古川雄大)から、磯部の息子の恋人だった女性が接触してきたとの報告も。彼女は遺品と思われるパソコンを保管しており、過重労働の証拠となる記録を探すため復元を試みているといいます。 一方、御厨家を出た真琴は、新作の絵本を完成させるため樹と過ごしたいつもの公園へ向かいます。そこには平日の昼間にもかかわらずランドセルを背負った陸(永瀬矢紘)の姿があり、学校をサボって真琴に会いに来たと告げます。同じ頃、『Heaven’s messenger』では樹が清香(長井短)から真琴に関するWeb動画を見せられます。顔は映らないものの陸と分かる男の子が映っており、その直後、樹のスマホに1本の電話がかかってきて……。