2026年6月12日更新

『スティーリング 二人のノア』最終回までネタバレあらすじ解説!ノアの正体や炭化や硫黄の真相に迫る

このページにはプロモーションが含まれています
スティーリング 二人のノア

『スティーリング 二人のノア』はジョンソが描く本格ホラーファンタジーウェブトゥーンです。物語を完結までネタバレありで解説するほか、2人のノアの正体やタイトルの意味、事件の真相などを考察します!

AD

『スティーリング 二人のノア』あらすじ【ネタバレなし】

恩師の伝手でキャンベリーという小さな村の診療所に向かった医学博士のハドソン。彼は幼い頃から解剖学や人体に強い興味を持っていました。 さらに彼の時代で麻酔医療が確立されたことで、医療は躍進的に進化します。ハドソンも研究に没頭するあまり、恩師に村に行くことを勧められたのでした。 そんなある日、ハドソンは森のなかで炭化しているのに生きている不思議な女性ノアを拾い、奇怪な出来事を体験していくことに。

【ネタバレ①】森で発見された炭化した女と二人のノア(1-6話)

ハドソンが見つけた女性は丸焦げなのに生きていました。当然ハドソンは知的好奇心をくすぐられ、彼女を治療します。やがて彼女はノアと名乗りますが、なぜ森で丸焦げになっていたのか、記憶はありません。 一方、村には美人で有名なもう1人のノアがいました。彼女は6年前に火事に巻き込まれており、それ以前の記憶がありません。両親もおらず叔母のベッセルに引き取られています。 村のノアは額の火傷痕を掻きむしってしまいハドソンの治療を受けることに。ベッセルが呼んだアラン神父は、ハドソンを見るなり悪魔の気配がすると警戒心をむき出しにします。アランはベッセルからの相談を受けて、ハドソンの調査を始めました。

【ネタバレ②】神父アランが追う悪魔の正体とは(7-16話)

少しだけ人の形に戻ったノアは記憶も取り戻し始め、ハドソンに好意を抱き始めます。彼は研究対象でしかない彼女の自我に迷惑そうな様子。 美しいノアはどうやらベッセルとの間に他言できない秘密を持っているよう。叔母の思惑通りになりたくないノアは、彼女が持ってきたルイとの縁談も断ります。 アランは治療用の硫黄の香りを悪魔の気配だと判断。ハドソンはアランにエクソシストを呼ばれ、さらに2人のノアから好意を寄せられるハドソンは次第に精神不安定に……。 家を飛び出した炭化ノアは、彼女を探していたハドソンと、偶然森を歩いていた美しいノアが話している様子を見かけ、美しいノアに襲いかかります。

AD

【ネタバレ③】レイカとノア――双子を襲った悲劇(17-29話)

炭化したノアは逃亡。美しいノアは、炭化したノアが双子の妹のレイカだと明かし、過去が描かれます。 ノアとは正反対な容姿を理由に、レイカは幼馴染のヴィクターにも選ばれず、「中折れ帽の男」との黒魔術的な怪しい儀式にのめり込むように。 ある日、村の嫌われものとなったレイカのそばでヴィクターが死亡します。レイカはヴィクターと叔母が家の財産を狙っていたこと、ヴィクターの死は事故だったと説明しますが、ノアは信じません。さらに運悪く屋敷が火事に。 叔母はノアだけを救出、レイカを見捨てました。その後、ノアは遺品からヴィクターが殺人まで犯している犯罪者で叔母と共謀している事実を知り、レイカを信じなかったことを悔います。

【ネタバレ④】暴かれるレイカの力と屋敷での対決(30-40話)

現代に戻り、ハドソンはレイカの体細胞に人知を超えた再生能力があることを知り、おぞましい人体実験にのめりこんでいきます。レイカの細胞から作った治療薬は、ノアの顔をレイカに変え、やがて性格までレイカにしてしまいました。 一方、悪魔の儀式が成功したのかレイカはノアそっくりの姿になり、屋敷でノアとして元婚約者のルイを誘惑します。ルイは本当にノアを愛していたようで、偽物だと看破。面白くないノアはルイを監禁、そこに悪魔祓いにやってきたアランと対峙します。 脱出したルイはノアと合流。ノアはハドソンとレイカ、そしてレイカを祓おうとして自身がトラウマから悪魔憑きのようになっているアランたちが睨み合う屋敷に戻るのでした。

AD

【ネタバレ⑤】ついに向き合うレイカとノア(41-46話)

悪魔に支配されたアランとの死闘(41・42話)

ルイは正気を失ったハドソンと対峙。ルイが食い止めている間にノアがレイカを探すと、ノアは悪魔に支配されかけているアランに刺されそうになっていました。 アランは悪魔に取り憑かれた父親への強い憎しみから、彼自身が悪魔に憑かれていたのです。良心が負けてしまい、レイカを殺そうとするアランにノアはメスを突き立てます。 アランは一時的に正気を取り戻すも、意識のなかでは常時悪魔が唆すようにささやき続けている状況。再びアランを乗っ取った悪魔に対し、ノアは椅子で殴りかかります気絶させます。 ノアとレイカはついに2人きりに。すでにレイカの身体は悪魔に乗っ取られていますが、一瞬だけ意識を取り戻したレイカはノアに助けを求めます。

通じ合った姉妹を襲った悲劇(43・44話)

ノアは今度こそ絶対に手を離さないと、レイカに顔をズタズタにされても引き下がりません。本音をぶつけあい、それでもなおレイカを救いたいという信念を曲げなかったノア。 やがてレイカは、本当はノアが好きだという自分の本心と向き合うことができました。ところが和解した次の瞬間、悪魔の力がレイカを操りノアを殺します。 レイカは悪魔もろとも地獄に落ちようとするも、悪魔の力のせいで死ねません。彼女は悪魔の声をはねのけ、神にノアだけは助けてほしいと懺悔します。 彼女の祈りが通じ悪魔は消え去り、レイカは炭に。ノアの死は実は悪魔の見せた幻覚であり、実は生きていたノアは、消えゆく妹を抱きしめました。

AD

ハドソンの末路と残された悪魔の影(45・46話)

悪魔が消え、レイカの細胞を体内に入れていたハドソンも正気に戻ります。しかし彼が治療と称してレイカの細胞を移植し悪魔に取り憑かれたリリー夫人の息子・カーリンが行方不明になったままでした。 3年後、腕を失い教会に通う日々を過ごすハドソン。カーリンに狙われていると聞いたハドソンは、教会に多額の寄付をして身の安全を祈ります。しかしその帰り道、ハドソンはカーリンに襲われて死亡。 その背後にいたのは、中折れ帽の男です。彼は幼少期のレイカとノアに影を落とし、2人の悲劇を呼び寄せたともいえる存在。狂った母が父を殺し、自ら復讐を遂げたカーリンが次のターゲットになったことが示唆されて物語は終わります。

【解説】二人のノアの正体は?過去に迫る

「二人のノア」の正体は双子の姉妹です。村にいるノアが本物のノアで姉、自らノアを名乗った丸焦げの女性がレイカという火事で死んだはずのノアの妹。 醜いレイカは幼い頃から美しいノアに羨望や恨みを抱いていました。そこを中折れ帽の男につけこまれ、悪魔と関わっていくことに。次第に悪魔に侵食されていったレイカですが、胸の奥にはノアが好きだという想いがありました。 最後は悪魔に抗い、ノアを守るためにレイカは消えていきます。

【解説】火災事件の真相とは?叔母の正体も考察

レイカが死亡した火災事故は、ランプの火が燃え移ったことによって起きました。この事故でレイカと両親が死亡しています。 叔母は実は詐欺師で、姉妹の幼馴染のヴィクターと手を組んで姉妹の両親の財産を狙っていたのです。さらに2人は自分たちが犯したヨセフ神父殺害の罪を、悪魔崇拝にのめり込んでいるレイカになすりつけようと画策していました。 施設に預けると嘘をついてレイカを地下室に幽閉していたところ、火事が起きたのです。

AD

【解説】炭化した後も生きていた理由とは?硫黄にも関係が

レイカは正確には死亡しています。火事で丸焦げになり埋葬もされていました。しかし生前、すでに悪魔と契約していたレイカは、その体内に悪魔が棲み着いていたのです。悪魔の力によって墓から這い出し、最終的にはノアの姿になっていました。 作中では硫黄の強烈な香りが悪魔の放つ「地獄の物質」として描かれています。レイカだけでなく、過去に悪魔に取り憑かれたアラン神父の父親もその匂いを放っていたそうです。

【解説】タイトル「スティーリング」の意味を考察!

スティーリングは盗むことを意味します。ノアの人生を羨んだレイカが、ノアの人生を盗もうとする物語といった意味でしょうか。 ただ姉妹の出来事は一例にすぎず、中折れ帽の男は同様の惨劇をいくつも生み出しているようでした。そういった意味で考えると、中折れ帽の男に唆されたことで本来の人生を奪われた者たちとも取れます。 またはシンプルに悪魔に身体を乗っ取られた=スティーリングとも解釈もできそうです。

『スティーリング 二人のノア』最後まで目が離せない美しもおぞましい物語

『スティーリング 二人のノア』について解説しました。緻密な物語が読み応えがあるのはもちろん、作画の迫力も見事です。グロい描写も多めですが、惹き込まれること間違いなしの本作。じっとりした気持ちを味わいたいときにおすすめです。