漫画『動物人間』全話ネタバレあらすじ解説!チカは最終回でどうなった?
『動物人間』は衝撃的な結末と世界観が話題の、人間と動物の逆転ファームスリラーです。奇妙な動物人間が住む村に迷い込んでしまった親子を待つ結末とは? 本記事では続編製作も決定した『動物人間』のあらすじをネタバレありで最終話まで解説!感想や見どころ、お得に読む方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
漫画『動物人間』あらすじ【ネタバレなし】

森で事故にあった父親と娘チカは、人のように振る舞う知性ある動物たちに助けられます。食事も振る舞ってもらった親子は、街へ戻ろうとしますが村長アーネスト(鹿人間)の提案で、半ば強引に彼らの自慢の農場に案内されることに。 そこには人間が家畜として管理されている「ニンゲン農場」がありました。当然親子がごちそうになった肉もニンゲン肉ということです。 親子は脱走を図りますが、それも彼らの思惑通りでした。動物人間たちによるニンゲン狩りのターゲットとなった親子は必死に逃げ惑うも、2人とも捕まってしまいます。父親は食材として食卓のうえに並びました。
パパ!?!?嫌な予感はしたけどあっさりいただかれてしまった……
『動物人間』1巻全話ネタバレあらすじ解説!
食べられたニンゲンは動物人間に転生する
2話からはニンゲン農場で働く山猫人間ネロの視点となります。ネロはここ最近、急にニンゲンへの食欲がなくなってきていました。ネロは1話で食べられたチカの父親が転生した姿だったことが判明します。 人間の記憶を取り戻したネロは、チカも動物人間たちに食べられたに違いないと彼らへの復讐を誓います。
転生した父親のネロも食べられてしまう
過去の記憶を思い出し、動物人間たちに制裁を与えることを決意したネロ。彼は、最初の食事会に参加していた動物人間たちを手始めに食らい殺していきました。 位の高い動物たちが次々と襲われていったことで、村は不穏な空気に。動物たちは犯人には気がついていないようですが、徐々に同胞殺しの噂が広まっていきます。 そんな中、ついに娘チカとの再会を果たしたネロ。ところがチカはアーネストにペットとして調教されていて、父親を思い出せません。ペットとして飼われているチカの姿を見て、ネロは複雑な感情を持ちます。 娘の姿を見て油断したネロはそのままアーチストに捕まり、あろうことか彼はチカの目の前でネロを丸かじりに。チカが記憶を取り戻すとともに、「ニンゲン農場」の残酷な真実が明らかになるのでした。
視点が変わるだけかと思いきやまさかの転生!でもまたお父さん食べられてつらい。
明らかになる真実と不穏な終わり
アーネストによって語られたのは、メイデンというはじまりのメス山羊の存在です。人間による遺伝子操作の結果、メイデンは動物人間(キメラ)を生み出す生き物となったのでした。 記憶を引き継いで生まれる動物人間は格別においしいと言うアーネストは、チカがおいしい肉になることを期待して、彼女をメイデンに食わせます。チカが山羊として生まれた直後、アーネストや村人はあっさり軍隊に粛清されました。 最後にこの世界の仕組みが語られます。あの村自体が、上層階級の人間や動物人間が食べるための肉を生産する飼育農場に過ぎなかったのです。強者である彼らのテーブルには、人間も動物も関係なく弱者の肉が並ぶのでした。
ラストシーンの転生チカの笑顔と「お腹すいた」が不気味…続編に期待
『動物人間』2巻全話ネタバレあらすじ解説!
動物人間のシェフ・タカナギの結末は
一流レストラン・アン・パシェッタのタカナギは、味だけではなく見た目にも楽しめるこだわりの料理を作り続けるシェフ。タカナギは人間の要人たちに対し、なんと動物の活け作りを提供していました。 恐怖に怯える動物人間たちの新鮮な肉に、大満足の要人たち。彼らは次に、タカナギに天然ものの人間を使用した料理を要求します。悩んだタカナギは自身の名声のため、ともに頑張ってきた13人のスタッフたちを殺害し、最高の料理を手がけるのでした。 ほとんどの要人たちは満足したものの、ただ1人満足しない様子のソートゥース。彼が「メインが足りない」と口にすると、なんとそこにタカナギの大切な子どもが運ばれてきます。
食肉工場に保護されたチカ
行方が分からなくなっていたチカでしたが、彼女はなんと食用の動物人間工場で保護されていました。ある日チカの隣で食事をしていた犬の動物人間が、突然血を流して死亡。周囲が混乱に包まれる中、チカだけは平然と食事を続けます。 調査の結果、犬の死亡原因がウイルス感染であることがわかり、工場の動物たちは一斉に処分されることに。しかし首を落とされた後も何故かチカは生きていて、彼女は食肉工場から抜け出し、森へと向かうのでした。
牛の家族にとらわれたチカの運命は
食料を求めてさまよっていたチカがたどり着いたのは、山奥にひっそりと佇む小さな小屋。そこには心優しい牛が暮らしており、彼はチカにも至れり尽せりの対応ですが、良さそうな人柄とは裏腹に人間の子どもを使って狩りをしていました。 牛は身寄りのない子どもたちを愛情深く育てていましたが、それも極上の肉を育てるためでした。ある日チカも、突如豹変して凶暴化した母親役を務めるアフェリアに食われてしまいますが、なんと彼女は再び死ぬことなくアフェリアの腹を食い破って出てきます。
『動物人間』3巻全話ネタバレあらすじ解説!
チカは人間の少年・マーフと仲間に
マーフは母親の代わりだったアフェリアが、結果的にチカのせいで死んでしまったことに憤りを感じていました。行くあてもなく歩き続けるマーフのあとを、ずっとついてまわるチカ。そんなチカの姿に腹が立ったマーフは彼女を滅多刺しにしますが、それでも死なない彼女に驚くとともに罪悪感を覚えます。 その後、マーフが席を外している隙に、軍に捕えられたチカ。彼女が連行されそうになっている時にマーフが戻ってきて、彼女を救い出し、2人は行動をともにすることになるのでした。
チカの前にシロクマと鹿のアーネストが現れる
突如チカとマーフの前に姿を現した、謎のシロクマ。彼は2人を抱き抱え、自分のすみかである洞窟へと連れていきます。そこにはなんと、キメラのような不気味な姿をした動物たちが複数で暮らしていました。そこでチカたちは、ハイブリッドと呼ばれる動物たちに関する真実を聞くことに。 ある日チカが洞窟から出て花を眺めていると、そこに死んだはずのアーネストが姿を現します。彼はチカを連れて行こうとしますが、チカが拒否をすると彼女を迎えにきたドーリを目の前で殺害するのでした。
チカがさらなる覚醒を迎える
そのまま洞窟に侵入し、次々とチカの仲間たちを惨殺していくアーネスト。彼は仲間たちを殺害したのち、遊ぶように食していきます。その後横たわっているマーフを見つけ、手にかけようとしたアーネスト。 しかし、チカはマーフを庇い、アーネストについていくことを決意。アーネストは一瞬チカの声に耳を傾けますが、チカの肉をよりおいしくするためにマーフを殺そうとするのでした。 次の瞬間、何者かによって強い力で吹き飛ばされたアーネスト。彼がチカの方を見ると、恐ろしい姿へと覚醒していました。
【解説】ニンゲンを動物人間に転生させる理由とは
想像もできないような展開が続いている、『動物人間』。1巻の最後では、すでに動物人間になっているネロをアーネストがおいしそうに食べる姿が描かれていました。 わざわざ彼がニンゲンを動物人間に転生させてから、再び食べる理由はなんなのでしょうか。そこでニンゲンを動物人間に転生させる理由としてアーネストが語っていたのは、ニンゲンよりも動物人間の肉の方がおいしいからというもの。 もしかしたら今後、さらなる衝撃の事実が明らかになるかもしれませんね。
『動物人間』の見どころ
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立場逆転で描き出す本当の弱肉強食
1話だけを読むと動物と人間の立場が逆転しただけのように見えますが、読み進めるうちにもっと深い意味での弱者や強者について考えさせられました。とくにラスト数ページの展開は衝撃的で、知性ある生き物の強欲さにゾッとします。 人間を丸焼きにしたり、少女が食べられたり、描写としてはグロ多め。人を選ぶ作品ではありますが、命を食らうことを真正面からテンポよく描いているので、満足度の高い1冊を探している人におすすめです。
『動物人間』をネタバレ解説しました!
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