2026年8月25日更新

映画『スターヴ・エイカー 召喚』のあらすじ・見どころを解説!蘇る野ウサギ…喪失と禁忌が交錯するフォーク・ホラー

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「スターヴ・エイカー 召喚」
© House Starve Acre Limited, Acre Film LLC, British Broadcasting Corporation and The British Film Institute 2023

幼い息子を失った夫婦と、土地によみがえる野ウサギ——喪失と禁忌が交錯するフォーク・ホラー『スターヴ・エイカー 召喚』が、2026年9月11日(金)よりシネマート新宿ほか全国で公開されます。『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』(2022年)のマット・スミスが主演を務める話題作です。 監督・脚本は、イギリス映画界の気鋭ダニエル・ココタジロ。フォーク・ホラーの伝統を現代的な感性で再構築し、BFIロンドン映画祭の公式コンペティション部門にも選ばれました。 この記事では、『スターヴ・エイカー 召喚』のあらすじ・キャスト・見どころを解説していきます。

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映画『スターヴ・エイカー 召喚』作品概要・あらすじ【ネタバレなし】

タイトルスターヴ・エイカー 召喚
原題Starve Acre
監督・脚本ダニエル・ココタジロ
製作年2023年(イギリス)
上映時間98分
出演マット・スミス , モーフィッド・クラーク ほか
公式サイト公式サイトはこちら

『スターヴ・エイカー 召喚』は、英国ヨークシャー地方を舞台に、土地に眠る伝承と家族の崩壊を描いたフォーク・ホラーです。原題は Starve Acre で、上映時間は98分。2023年に製作されたイギリス映画です。 監督・脚本を手がけたのは、ダニエル・ココタジロ。主演は『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』(2022年)のマット・スミスと、『ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪』(2022年)のモーフィッド・クラークが務めます。 日本ではミッドシップの配給により、2026年9月11日(金)よりシネマート新宿ほか全国で公開されます。

あらすじ

「スターヴ・エイカー 召喚」
© House Starve Acre Limited, Acre Film LLC, British Broadcasting Corporation and The British Film Institute 2023

英国ヨークシャー地方の人里離れた土地〈スターヴ・エイカー〉に移り住んだ、リチャードとジュリエットの夫婦。幼い息子オーウェンは、いつしか「何かの声」を聞くようになり、一家の暮らしに不穏な影が差しはじめます。 やがて突然の悲劇が、夫婦を襲います。深い喪失にとらわれたふたりは、土地に伝わる古い言い伝えへと引き寄せられていきます。夫は庭に埋もれた古いオークの根を掘り起こし、妻は亡き子の魂との交信に救いを求めていくのです。 そんな折、リチャードは大きな野ウサギの骨格を掘り当てます。骨だけだったはずのそれは、日を追うごとに肉をまとい、息を吹き返していきます。失われたものを取り戻せるという甘い誘いが、想像を超えた恐怖へと姿を変えていきます。

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映画『スターヴ・エイカー 召喚』キャスト紹介

「スターヴ・エイカー 召喚」
© House Starve Acre Limited, Acre Film LLC, British Broadcasting Corporation and The British Film Institute 2023

リチャード役/マット・スミス

物語の中心となるのは、考古学者の夫リチャードです。息子を失った悲しみの中で、土地に眠る伝承と発掘に、しだいに取り憑かれていきます。 演じるのは、『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』(2022年)で知られるマット・スミス。役作りのため撮影前には考古学者から助言を受け、発掘の所作をひとつずつ確かめながら人物像を築いたといいます。

ジュリエット役/モーフィッド・クラーク

夫とともに喪失を抱えるのが、妻のジュリエットです。亡き息子の魂と交信することに、救いを見いだそうとしていきます。 演じるのは、『ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪』(2022年)や『セイント・モード/狂信』(2019年)のモーフィッド・クラーク深い悲しみと、かすかな希望のあいだで揺れる母親像を、繊細に体現しています。

監督・脚本:ダニエル・ココタジロ

監督・脚本を務めたのは、イギリス映画界の気鋭ダニエル・ココタジロです。子どものころからのホラーファンだといい、不条理でシュールな恐怖や、実存的なテーマを抱えた作品に惹かれてきたと語っています。 本作の「よみがえるウサギ」の着想源として、監督は幼少期に観たヤン・シュヴァンクマイエルの『アリス』(1988年)を挙げています。ストップモーションで動く剥製の白ウサギの記憶が、動物の撮り方を考えるうえで大きなヒントになったそうです。

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映画『スターヴ・エイカー 召喚』見どころ解説

「スターヴ・エイカー 召喚」
© House Starve Acre Limited, Acre Film LLC, British Broadcasting Corporation and The British Film Institute 2023

田園に漂う静謐なフォーク・ホラー

最大の見どころは、美しくも荒涼とした田園に漂う、静謐な恐怖です。派手な驚かしに頼らず、古いオークの根や謎めいた口笛といった不穏な気配を、じわじわと積み重ねていきます。 やがてそれは、ゆっくりと悪夢のかたちを成していきます。フォーク・ホラーの伝統を受け継ぎながら、現代的な感性で磨き上げた語り口が、観る者の心に深く残ります。

インスパイアは世界一奇妙なあのウサギ

本作の象徴となるのが、土地からよみがえる不気味な野ウサギです。一見愛らしいはずのウサギに宿る違和感が、物語全体の空気を静かに支配していきます。 ポスタービジュアルでも、木の根の絡みついたウサギが赤い目をのぞかせ、ただならぬ雰囲気を放っています。奇妙な温かみと薄気味悪さが同居する、忘れがたいイメージです。

BFIロンドン映画祭選出——海外からも絶賛

国際的な評価の高さも、本作の見どころのひとつです。BFIロンドン映画祭では、最高賞を競う公式コンペティション部門に選出されました。 海外の有力誌からも、「見事なまでに不気味な空気感」「稀有な感覚的精密さと、洗練された形式美」といった称賛が寄せられています。数あるホラー作品のなかでも、異質な存在感を放つ一本です。

映画『スターヴ・エイカー 召喚』は2026年9月11日(金)公開!

「スターヴ・エイカー 召喚」
© House Starve Acre Limited, Acre Film LLC, British Broadcasting Corporation and The British Film Institute 2023

喪失の果てに差し出された救いが、やがて恐怖へと変わっていく——静謐で不穏なフォーク・ホラーが、いよいよ日本のスクリーンに届きます。 『スターヴ・エイカー 召喚』は、2026年9月11日(金)よりシネマート新宿ほか全国で公開されます。主演はマット・スミスとモーフィッド・クラーク、監督・脚本はダニエル・ココタジロ。BFIロンドン映画祭が認めた実力作です。 この土地に呼び戻された「何か」の正体を、ぜひ劇場で見届けてください。