2017年7月6日更新

伝説のアクション俳優ブルース・リーの死因は?

当時、ブルース・リーの急逝は世界中に衝撃を与えました。伝説のスターの死因はいったい何だったのでしょうか?

いまだ原因不明?

1973年7月20日、ブルース・リーは帰らぬ人となりました。死因については、信憑性の高いものから推測の域を出ないものまで様々な説があります。ここではしっかりとした証拠や証言に基づき、真相に迫っていきたいと思います。

脳浮腫

公式発表では脳浮腫(のうふしゅ)ということになっています。脳浮腫とは、脳内に水分が溜まり脳を圧迫する病気です。

検死報告では、ブルースの脳は1,400gから1,575gまで膨張していたそうです。

亡くなる数ヶ月前、スタジオで頭を抑えてうずくまっていたとの目撃情報もあり、脳に持病を抱えていたことは広く認識されていました。

死に至った直接の原因は、常用していた背中の鎮痛剤とその日たまたま服用した頭痛薬による副作用だと言われています。

オーバートレーニング

あまり議論されていませんが、ブルースの辿ってきた鍛錬の過程を総合すると、あながち荒唐無稽な説ではなくなってきます。

前の説で背中の鎮痛剤を常用していたと書きましたが、1969年頃、ブルースはトレーニング中に仙骨(脊椎の下部に位置する大きな三角形の骨)の神経を損傷し、一時は寝たきり状態になってしまいました。

しかし不屈の精神でリハビリに励み、およそ1年後には一定水準のトレーニングを消化できるまでに回復しました。

その後も忙しい撮影の合間を縫ってトレーニングを続けていたようですが、十分な時間が確保できませんでした。そこでトレーニングの効率を上げるために、自身の肉体への電気刺激(EMS:Electrical Muscle Stimulation)を取り入れていたそうです。

一時期通販でよく見かけた、あの電気刺激で腹筋を鍛えるEMSベルトと同じ原理を、ブルース・リーは70年代に既に取り入れていたのです。もちろん、現代の我々の予想を上回る方法で・・・。

当時のブルースを知る人間は、「彼はよく一人で電気ショックを受けては、どこまで耐えられるか電圧の強度を試していたよ」と証言しています。

今でこそ、過度なEMSトレーニングは体に悪影響を及ぼす可能性があると言われています。ですが当時はそういったデータすら無かったと思われます。

仕事に追われ十分な時間が確保できない中、トレーニングの効率化を目指したブルースが、EMSで肉体に負荷を掛け続けたであろうことは容易に想像できます。

しかし電気ショックを受ける程の刺激が、脳に与えたダメージはどれほどなのでしょうか。その蓄積が、脳浮腫の遠因ではないかとも言われています。

オーバートレーニングが脳浮腫を引き起こした?

ブルースに武術とアクションを師事した俳優のジェームズ・コバーンは、オーバートレーニングを死因に挙げています。

恐らく直接の死因は、薬の併用による副作用がきったけで起きた脳浮腫で間違いないでしょう。

しかし、EMSを使ったオーバートレーニングで脳にダメージとストレスを与え続けたことが、脳浮腫を引き起こした遠因となったのです。

死後も語り継がれる伝説のスター、ブルース・リー。死因がどうであれ、彼の残した功績はあまりにも偉大です。