大島渚監督のおすすめ映画6選!

2017年7月6日更新

松竹ヌーヴェルヴァーグの旗手である大島渚は数多くの挑戦的な映画を撮っており、日本を代表する映画監督です。そんな大島渚の作品のうち、おすすめの6作品をご紹介します。

大島渚監督とは?

大島渚

2013年に惜しくも亡くなった岡山県出身の大島渚監督。1959年に「愛と希望の街」で監督デビューし、社会性の高い作品を多く残しました。「愛のコリーダ」ではヒューマニズムだけでなく、検閲制度に対する批判を持ち、ハードコア・ポルノグラフィー表現へと傾倒し、それに従い国際的な評価も得ている日本を代表する映画監督の1人です。

今回は大島渚監督作品の中からおすすめの映画を6作品紹介します。

大島渚、初期の代表作

Yuichi_Kishimoto 松竹ヌーヴェルバーグの傑作。 前知識無しに観ててアメリカンニューシネマやヌーヴェルバーグみたいだなぁと思ってたら、1960の作品とは。流石、大島渚。時代の先取り感が素晴らしい。

本作から「松竹ヌーベルバーグ」という言葉が誕生しました。

同名小説の映画化

tmmyon 大島渚監督作品。 男と心中して死にそびれた女。その女が気を失っている間にレイプした男。とその妻であり教師である女の愛憎劇。 なんでこんなややこしい設定なんだと思った。最初は話に入っていけなかったけど、ドラマに出来そうなくらい展開も多く、おもしろかった。ただ集中力は切れ切れだった

異常な性欲に目覚めた男と何度教われても力強く生きる女性を描いた名作です。

当たり屋一家が行く

wiggling シネツイン新天地にて。大島渚の1969年作品。当たり屋犯罪を繰り返しながら日本全国を転々とする一家を描いたロードムービー。この頃の大島作品としてはちょっと珍しいタッチのドラマだけど、両親から省みられない少年の絶望や家庭の崩壊といったエッジな要素もある。実在の家族をモデルにしてるってのが辛い。本当に全国を回った地方ロケの風景も見所。

予算が1000万円という低予算での製作でしたが見事な傑作に仕上げました。

インドネシアジャワ島の日本軍捕虜収容所を舞台に描かれる人間ドラマ

toshibakuon ジャワ島にある日本の支配下にある捕虜収容所で軍人と捕虜とを描いた話。陸軍大尉のヨノイが捕虜のジャックの反抗的な態度に苛立ちをおぼえながらも次第にその人柄に魅せられていく。戦争とはいえ支配される者と支配する者の考え方、国の道徳の違いがかなりあるなと思う。かなり難しい映画だが大島渚の手法なのかもしれない。粗暴な軍曹を北野たけしが演じているが味があってなかなか良い。そしてヨノイ役の坂本龍一が若い

大島渚は『戦場のメリークリスマス』を海外資本で製作しましたが、その理由として「日本には刺激がないから」であると述べています。

愛欲の極致を大島渚が描く

Qua_moon エログロの最高峰。ヒロインがジワジワと狂気に走り始める演技、藤竜也のデカダンスな表情、素晴らしかった。かなり猥褻な表現や演出が多くあり、残酷なシーンで終わるにもかかわらず、観終わると切ない愛の物語を観た、という感覚が残って、これは大島渚監督の技量なのだろうなと思った。後半、同時代に活躍していた寺山修司的な演出も見られて、寺山修司ファンとしてちょっと嬉しい。

本作の脚本と宣伝用のスチル写真などを掲載した本を出版しましたが、わいせつ物頒布罪として大島渚は起訴されました。ですが最終的に無罪となっています。

大島渚遺作にして司馬遼太郎の短編を原作とする男色の描かれる時代劇

mayo0401 もともと邦画があまり好きじゃない。単調なカメラワーク、フランス映画に影響受けすぎてる白っぽければいい画面、説明しすぎのせりふ。この映画も最初そんな感じかな〜と思いながら観て、なんとなーく観終わったあと、しばらくするとふつふつと湧き上がる疑問の数々。どういうこと?とまた観返す。また観返す。また観返してしまう!

男色ものとか、時代ものとか、新選組とか、色んなカテゴライズがあてはまると思うけど、わたしはこれをサスペンスだと思う。めちゃめちゃ面白い。おすすめ

若き松田龍平、神田うのも出演しており、その演技にも注目です。