白夫人の妖恋

白夫人の妖恋

作品情報

日本劇場公開日 1956年6月22日
製作国 日本・香港

新着感想・ネタバレ

cla_staの感想・評価
白蛇伝原作の映画。雨月物語しか知らない身としては、もとはこんなんだったのかと(笑)割とひどい話でした。
changpianの感想・評価
チャンネルNECOで放送されたものの録画で鑑賞。豊田四郎監督。日本初の総天然色特撮映画(1956)、とされるが日本国内ではソフト化されていない(台湾ではDVDが売られている)。東宝と香港のショウ・ブラザーズの合作映画であるが、実際には東宝が主導しており、ほとんど日本映画といっていいだろう。
 池部良と山口淑子の主演といえば、『暁の脱走』が想起されるが、こちらはもちろん中国の古典『白蛇伝』を題材としている。そもそも様々なバリエーションのある故事であるが、男女主人公が共に昇天するという結末は独特のもの(ちなみに、このシーンはショウ・ブラザーズの『梁山伯與祝英台』にも使われたことは有名)である。そのシーンも含む特撮担当は円谷英二。円谷は、中国古典を題材とした映画としては『エノケンの孫悟空』(1940)、『孫悟空』(1959)の特撮も担当しており、前者には李香蘭も出演している。
 さて、映画としては、香港側スタッフの考証もあり、中国の描写としてはそれほどおかしいところはないが、台詞などは時折「日本的」と思わされるようなものが混じっていた。山口淑子も悪くないが、八千草薫の小青も印象的。
 ところで、許仙は「きょせん」なのに「白娘」は「パイニャン」と呼ばれることに違和感が残った。まあ音読みして「はくじょう」というのも、「薄情」を連想させてしまうだろうか。
 あとヒロインを「白夫人」も呼ぶのも変ではないだろうか。原作の林房雄「白夫人の妖術」を踏襲したのだろうが…。
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