ミッドナイトエンジェル ~暴力の掟~

ミッドナイトエンジェル ~暴力の掟~

作品情報

原題 第一類型危險
日本劇場公開日 1980年11月30日
製作国 香港

監督・スタッフ・キャスト

新着感想・ネタバレ

changpianの感想・評価
日本製DVDで鑑賞(画質は悪い)。徐克ツイ・ハーク監督の初期作品(1980)。英国当局から、1966年の暴動を想起させるとの理由で上映禁止、改訂版が上映されたといういわくつきの映画。これまで見る機会がなかったが、これは凄い。オープニングから息をつく暇もない展開。猫を投げ落とすシーンなど、目を覆いたくなる描写の連続。ショウ・ブラザーズでは、かわいこちゃん役が多かった林珍奇だが、ここでは若さを持て余したかのような不良少女っぷり。これが意外と板についている。どちらかというとおとなしく良家の子弟だった三人組が、林珍奇との出会いによって逸脱し、それが武器密売組織に狙われるようになり、破滅の道へ、というのが主なプロットだが。このなんとも言えない閉塞感はどうだろう。これ以降の香港ニューウェーブ映画(香港ノワールを含む)につながっていく、スピード感と救われなさ。まあストーリーに落ちをつけないところも典型的な香港映画であるが。この映画からはニューウェーブの夜明け(梁普智、岑建勳、徐克が揃って出演)と、70年代的香港映画の終焉(ショウ・ブラザーズのスターだった林珍奇、羅烈はあっさり死んでしまう)を象徴する意義が感じられる。
 DVDパッケージは、林珍奇をリン・チーチンというでたらめな名で記してあり、また「ポールが組織に捕まり、惨殺される」と事実に反することを記してある。久しぶりに『月刊イメージフォーラム 11月増刊号 電影ニ...
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