さよなら渓谷

さよなら渓谷

作品情報

日本劇場公開日 2012年6月22日
製作国 日本

新着感想・ネタバレ

HMworldtravellerの感想・評価
「歪んだ愛」という言葉がある。歪んだ愛って何だろうか? 不倫や近親相姦など社会的または法的に許されない愛?DV、ストーカーなど一方的で暴力的な愛情表現?

人と人との関係や愛ほど多様なものはない。前述のような許されない関係・犯罪 ・一方的なものは論外として、そうでなければ 愛に真っ直ぐも歪んだも無いと思う。そもそも”歪んだ” というのは何と比べ どんな ものさしに照らして歪んでいるというのだろう。全く共感できなくとも理解し難くとも 当事者同士がそれを愛と思うのなら それでいいと思うのだ。

加害者と被害者、男と女。一緒にいることが償いであると同時に復讐であり、憎しみであると同時に愛なのだ。忌まわしく思い出したくもない記憶なのに傷を舐め合う相手はお互いしかいない。憎い相手が最大の理解者という皮肉。劇中の彼女の幾つかの行動は彼の誠意を試すようでもあり、自分の傷ついた過去に比べれば大したことはないはずだと言いたげだ。

映画は終始重く暗く陰鬱で、汗やウエットな感情でむせかえるような雰囲気が立ち込めていて 決して好みの映画じゃない。自分の感性では信じ難くあり得ない関係の2人を見ていると、心はざわつきとても辛い。もう一度観たいかと問われるとその答えもNoだ。なのにひどく心が揺さぶられる。

ラストの渓谷のシーン。記者の問いに対する彼の答えを聞いてみたい。どんな言葉で何と答えるのだろうか.....。いつまでも戯れていたい美しい渓谷のせせらぎと対照的な 彼の苦渋と困惑に満ちた表情が忘れられない。
noyud71の感想・評価
真木よう子のベッドシーン
Souki_Maruoの感想・評価
ほんまは3.2ぐらい
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