標的の村

標的の村

作品情報

日本劇場公開日 2013年8月10日
製作国 日本

監督・スタッフ・キャスト

新着感想・ネタバレ

yusaichikuの感想・評価



標的の村。
そのままです。
恥ずべきだと思う、日本人として。

永遠のゼロとか見てる場合じゃねえよ
ほんとに。
wigglingの感想・評価
横川シネマにて。沖縄の基地問題については『ラブ沖縄 @辺野古・高江・普天間』を観て多少は分かってるつもりだったけど、まだまだ知らない事が多すぎる。本作のタイトルの意味と歴史的背景を知って戦慄した。ベトナム村って何だよ。高江の集落を取り囲むヘリパッドの配置は、高江を敵地と想定した訓練をするためだって?アメリカという戦争中毒国の腹の中が見えた気がした。
そして繰り返される沖縄人同士の対立。本土では全く報道されなかった普天間基地を座り込みで完全封鎖するシーンは見てるのが本当に辛い。女性や老人が暴力的に排除され、SLAPP訴訟に巻き込まれ生活を奪われる。仲間同士が対立する様子をフェンス越しに笑いながら見てる米兵。なんでこうなる。
本作は元々TV番組だったものを映画化したものだとか。良質なドキュメンタリー番組といえば東海テレビだけど、そこに琉球朝日放送という若くて志の高いTV局が加わったわけだ。
TV番組っぽくない見せ方もいくつかあって上手いなと思った。弾圧する側の作業員や警察を冷血な巨悪としてではなく、彼らも生活のためにやってるのが分かる描き方をしてるところ。作業員の出っ張ったお腹を触りながら「ダイエットせんとね」とか、「昼だから一時休戦しよう」とか、空気が緩む瞬間を捕まえるのが実に上手い。こういうのは腰を据えた取材がないと撮れない。そんなシーンが教えてくれるのは、本当に戦うべき相手は彼らじゃないという事ね。
国策に反旗を翻すと民主主義の盾はいとも簡単に剥ぎ取られるんだよ、というのが良く分かる傑作ドキュメンタリー。傑作です。
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