インファナル・アフェア 無間序曲

インファナル・アフェア 無間序曲

作品情報

原題 無間道II Infernal Affairs II
日本劇場公開日 2004年9月18日
製作国 香港 中国 シンガポール

新着感想・ネタバレ

Pit7775Pitの感想・評価
前作の過去の話。驚きが多く、展開が面白い。
HMworldtravellerの感想・評価
因果応報。人間関係が、運命が、様々な想いが螺旋のように巡る。

マフィアに送り込まれた潜入捜査官と警察に潜入したマフィアの手先を描いた傑作「インファナル・アフェア」の前日譚。点対称の構図のもとに緊迫した心理戦が繰り広げられる1作目が1点に収束していくような流れなのに対し、この2作目は人間関係を横(繋がり)と奥(過去) の2座標に展開してみせる感じ。ヤンとラウの2人は なぜその務めに就くことになったのか、そして2人の真と偽のボスであるウォン警部とサムを巡る渋く苦く濃密なドラマや因縁が描かれる。

秀逸な出来というだけでなくサスペンスのような味わいを併せ持つ1作目と比較するととても地味だしテンポも良くない。2作目の中心人物はヤンとラウではなくウォンとサムなので、ヤンとラウの物語を期待すると肩透かしを喰らう羽目にもなる。が、香港闇社会でサムがのし上がる過程にあった前ボスファミリーとのドラマ、ヤンの生い立ちなどによりインファナル3部作としての厚み深みは増したと思う。

もはや善も悪も無いカオスな世界。そこで生き、自らの選択と運命に翻弄される男達。闇社会をのし上がる男、ファミリーの繋がり、抗争、危険分子の抹殺、裏切り・・と2作目はスタンダードなマフィア映画の体裁ながらアジアっぽいウェットさがあり、欧米マフィアものとは異なる情感を感じる。

このシリーズの2, 3は退屈、駄作、という酷評をいくつか見ていたので...
mazda620の感想・評価
インファナルアフェアのシリーズ2作目、警察とマフィアに潜入捜査し始めた彼等の若かりし頃の話。
駄作と聞いていたけど言うほど悪くなかった。確かに1に比べてしまうと感情的な描写がたりないしこの1作だけでは深さがたりない。でも今回で新たに知った過去や関係性を理解した上でもう一度1作目を観るというセットで考えたら2作目の良さがわかる気がする。
マフィアに潜入捜査中のヤンには、裏社会で悪にまみれた兄がいた、でも自分は善人でありたいという信念がある、そういう部分でもっと複雑な感情でもがく様子が欲しかった。感情の演技は圧倒的にトニーレオンが完璧だったのでそれがこの映画の物足りなさなのかもしれないです。
1に比べて良かった点といえば、心理戦の多かった1に対して、マフィアらしい激しい殺人シーンとかがあったのは面白かった。1で謎だった細かい設定がちゃんと本作でわかるようになってるのもよかったけど、その分関係性とかが前以上にごちゃごちゃしていて、頭がちゃんと起きてる時に観るべき映画。
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