原作は東野圭吾作の名作犯罪サスペンス小説!!
『ガリレオ』を始めとするミステリー小説でお馴染みの東野圭吾著書を原作とした映画『天空の蜂』が9月に公開です。本作のテーマは端的にいうと原発テロです。巨大ヘリコプター「ビックB」がテロリストに奪われ、膨大な量の爆発物を搭載したまま福島原発の上空に飛び立つこととなります。犯人の要求は日本中の原発稼働停止です。それが受け入れられないのならヘリを爆発物ごと原発に突っ込ませるといい、ヘリの設計士の子供と日本を人質に取ります。
八時間という時間、日本中の危機となった事件に立ち向かう男達と原発安全神話を信じていた政府の迷いが描かれる本作。犯人の真相も相まって手に汗握り、ただのエンターテイメントでは終わらない作品となっています。原作者、東野圭吾も最も思い入れのある作品と公言しており、スクリーンでどう描かれることになるのかが楽しみです。
『TRICK』や『20世紀少年』でお馴染みの名監督堤幸彦が盤石な俳優陣と20年前の予言作に挑む!!
20年前に書かれたとは思えない壮大なテーマとリアリティのあるストーリー展開。東日本大震災を予言していたのかとすらと言われ、映像化不可能と思われていた問題作を映像化するのは『TRICK』や『20世紀少年』、『
』と多くのメガヒット作を生みだしてきた堤幸彦です。
加えて事件の解決に奔走する巨大ヘリの設計士に江口洋介、テロリストの標的にされた原子力発電所の設計士を本木雅弘が抜擢されました。加えてヘリを奪って原発をターゲットにして政府に宣戦布告した犯人を
が演じています。他にも竹中直人、國村隼と多くの名優が脇を補強し、これ以上ない骨太な俳優達が作品の迫力を押し出します。
堤幸彦とまたもタッグを組んだ仲間由紀恵!
とダブル主人公を演じ、ナンセンスコメディの様相でありつつもドキリとする黒さと皮肉が刺さる名作探偵ドラマ『TRICK』。堤幸彦の名をお茶の間でいっそう広めた名作であり、長い間シリーズとして親しまれてきた名作となっています。
そんな『TRICK』とは正反対な社会派作品『天空の蜂』で仲間由紀恵が再び
とタッグを組みます。長寿シリーズ『TRICK』で長年タッグを組んできたこともあって息がピッタリである二人。仲間由紀恵は『TRICK』の山田とは違うミステリアスでシリアスな謎の女を演じることとなります。限られた登場シーンに物語の鍵を握るキャラクターとして、最大のインパクトを残せるようにと
に推された仲間由紀恵。難しい役をスタッフや監督とこまめに話し合い、観た人の心に傷を残せる演技ができたと語っています。
その他にもベテランから若手まで、豪華なキャストが多数出演!
ビックBの設計士に江口洋介
巨大ヘリ「ビックB」の開発者、湯原を江口洋介が熱演、子供と日本を人質に取られる中で自ら巨大ヘリの墜落を阻止しようと奔走する姿とその表情から強い決意が感じられます。
本木雅弘が演じるのは原発の設計士
本木雅弘が演じるのは仲間由紀恵の恋人で原発の設計士、三島。湯原とともにヘリの墜落を阻止すべく奔走します。
謎のテロリスト、天空の蜂を演じるのは綾野剛
『新宿スワン』の時の金髪姿と役柄からは想像もできない寡黙でミステリアスな役を演じます。日本の全ての原発を破棄する為に日本を人質に取るテロリストを、一体どのように演じているのか、楽しみです。
発電所の所長を國村準が演じる
発電所の所長を國村準が演じています。脇役でありながらも映画全体をビシッとしめてくれそうです。
柄本明がベテラン刑事を演じる
原作には登場しないキャラクターです。これまでも何度か味のある刑事役を演じてきた柄本明。福岡県警のベテラン刑事を演じます。本作でもその演技に期待です。
被災地で自衛隊員として活躍するのは向井理
映画版のオリジナルのキャラクターとして、救済活動に奮闘する自衛隊員であり、テロ事件の際に人質となった息子の生長した姿を
が演じています。『
』の時もですが、誰かを守りぬこうとする姿が本当にお似合いです。
若手の注目俳優・女優も多数出演
本作で映画デビューを果たすのはモデルの松島花
数多くのファッション誌でも活躍を見せており、今回が映画初出演となるモデル「松島花」。最近ではドラマ等でも女優としての活躍を見せています。本作ではパンツスーツを見事に着こなし、鋭い眼差しと凛々しい姿ででテロの黒幕を追います。
事件当時子供を救出する自衛隊員を演じるのはイケメン俳優永瀬匡
子供の救出に迎う自衛隊員を演じるのはイケメン俳優の永瀬匡(ながせたすく)。これまでも映画やドラマ、舞台等多数作品への出演を果たしています。日本人離れした彫り深い顔立ち。元々ジャニーズ事務所に所属していたそうです。
映像化不可能とまで言われた本作は、総制作費なんと10億円
21世紀最大の問題作である『天空の蜂』。是非この夏休み、映画館に足を運んでみてみて下さい!