2017年7月6日更新

阿部寛の出演ドラマから映画、結婚までまるっとお見通しだ!

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新参者 阿部寛

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阿部寛の生い立ちと実力が認められるまで

阿部寛といえば威圧感すらある長身とイタリア人めいた彫りの深い濃い顔立ちが有名です。まるで名優になるために神が授けたかのような人物ですが、その人生は順風満帆とは程遠いものでした。 1964年に神奈川県に産まれた阿部寛は、姉に勧められて車欲しさに『集英社第3回ノンノボーイフレンド大賞』に出場し見事優勝。それからモデル活動を始めたのが芸能界に入るきっかけとなりました。阿部は大のマツダファン。フェラーリや外車を乗りこなしていそうですが、実際は20年以上前に購入したファミリアを愛用しているそうです。 映画『はいからさんが通る』で俳優業を始め、CDデビューも果たしましたが、それから仕事の量は徐々に減少、長い不遇の年月を送ります。その後、舞台『熱海殺人事件 モンテカルロ・イルージョン』にてバイ・セクシャルのベテラン部長刑事を演じたことで実力派として注目されるようになりました。

多くの人に愛され続ける阿部寛の性格

ダンディーなイメージの強い阿部寛ですが、実は様々なユニークなエピソードで多くの人から愛されていることでも有名です。 たとえば、前述したように自動車メーカーの「マツダ」のファンで1994年に購入したファミリアに現在でも乗り続けているのだそうです。また、髪型についてはなんと自分でカットし、時々切りすぎてしまってスタイリストに怒られることもあるのだとか。 お茶目で、気取らない性格であることが伝わってくるエピソードですね。

『結婚できない男』の世間を驚かせた結婚!奥さんは一般女性!

40歳を超えても独身でかつ恋愛に関する報道などもなく、独身のイメージが定着していました。しかし2007年11月20日に記者会見で結婚を発表。 相手は一般の人のため写真などは公表されませんでしたが、15歳年下の元OLなのだそうです。2002年頃に友人の食事会で出会い、結婚の1年前に阿部寛から彼女にメールをしたことがきっかけで交際に発展したそうです。 役者仲間からはこんなコメントも。
 仲間由紀恵(『TRICK』シリーズなどで共演)「『結婚できない男』…と思っていた阿部さんがまさか…。突然のニュースに驚きました。皆さんから愛される阿部さんが、“桜”を咲かせる日がくるのを、もちろん、まるっとお見通しでした。どうぞ末永くお幸せになってください」
南野陽子(映画「はいからさんが通る」で共演)「私のいいなずけさん(映画の役)が結婚ということで、うれしく思います」
2008年2月に入籍し、現在2人の娘がいます。子どもにも恵まれ、順調なようですね。

『結婚できない男』(2006年)に桑野信介役で主演

阿部寛が演じるのは外見も悪くなく、仕事もできるのに皮肉屋な性格故に結婚できない男、桑野信介です。気ままな独身生活を送る男性が、ひょんなことから女性を心を通わせ、恋愛をしていくという物語です。

阿部寛はハーフなの?

189cmという非常に高い身長と堀の深い顔立ちから、ハーフと勘違いする人は多いようです。しかし、実際はハーフでもクウォーターでもなく、神奈川県横浜市出身の純日本人なんです。 確かにこれだけ身長が高く、はっきりとした顔立ちをしていれば、ハーフだと思い込む人が数多くいても仕方ないかもしれません。スタイル抜群で、まさに俳優オーラで溢れています。

阿部寛の古風なホームページが人気

2016年10月に阿部寛のホームページが移転し話題になったものの、以前と変わらないそのシンプルさが反響を呼んでいます。元々阿部寛のホームページはファンが作ったもので、やがてそのホームページが阿部の所属事務所の公認となったのです。 インターネットが普及し始めた頃を彷彿させるシンプルなホームページにはファンも多く、移転の際にデザインの変更が心配されていましたが、前と同様のデザインが引き継がれ、ファンからの安堵の声が多数上がりました。

阿部寛出演の注目ドラマ

『アットホーム・ダッド』(2004年)に主演

ドラマ『アットホーム・ダット』は、仕事も過程も順風満帆だったはずのCMディレクター山村和之がリストラと失業をし、妻と育児・火事を交代するというヒューマンドラマです。 阿部寛は亭主関白の夫、山村和之を演じています。ドラマでは篠原涼子演じる妻の美紀との息のあった掛け合いも楽しめ、「家族のあり方」についても考えさせられるドラマとなっています。

『新参者』(2010年)に主演

『新参者』は、東野圭吾の小説が原作の、東京日本橋の人形町を舞台にした刑事ミステリーです。 警視庁日本橋署に移動してきた警部補、加賀恭一郎を演じました。優れた推理力と洞察力で難解な事件を次々と解決してゆきます。 また本作で加賀恭一郎がはまり役となり、ドラマはヒットを記録しました。

代表作『TRICK』シリーズ

代表作として超人気ドラマ『TRICK』シリーズがあります。仲間由紀恵が演じる山田奈緒子と阿部寛が演じる上田次郎の凸凹コンビが織りなす悲惨で陰鬱ながらもユーモア溢れる作劇はミステリーファンをも唸らせ、お茶の間にその名を轟かせました。 『TRICK』において上田次郎は一貫して虚栄心に満ちた頭の堅い物理学者を熱演。モデル時代の写真をもギャグに使う体の張りっぷりは、『結婚できない男』とともに日本のダンディ三枚目俳優というイメージを世間に広めました。

社会現象にもなった『下町ロケット』では精密機械企業の社長役で主演

池井戸潤の第145回直木三十五賞を受賞した小説『下町ロケット』のドラマ版に、阿部寛が主演しました。 精密機械の中小企業である「佃製作所」の社長・佃航平の奮闘を描いている本作で、佃航平役を演じています。また阿部寛の娘役として、
が出演し、ドラマは大ヒットしました。

阿部寛出演の注目映画

『孔雀王 アシュラ伝説』(1990年)に主演

魔性の子として生まれたアシュラが、闇の世界で永遠に生きるより人間界で7日間だけ生きることを選び、様々な障壁を乗り越えながらも人間の少女と心を通わせる物語です。

『奇談』(2005年)にも主演

諸星大二郎の『生命の木』が原作となった本作で阿部寛は主演の稗田礼二郎を演じています。本作は聖書異伝ミステリーとも言われるジャンルであり、阿部は考古学者を演じ、藤澤恵麻演じる里美と共に「隠れキリシタンの村』に伝わる聖書異伝を解明する中で奇蹟に遭遇してゆきます。

『真救世主伝説 北斗の拳シリーズ』(2006年-2008年)ではケンシロウ役で声優にも挑戦!

意外と知られていない事実ですが、阿部寛は『真救世主伝説 北斗の拳シリーズ』でケンシロウの声を担当しているのです。 興味がある方は、是非注意深く聞いてみて下さい。

『アジアンタムブルー』(2006年)に主演

松下奈緒とのW主演となった『アジアンタムブルー』は、フランスのニースを舞台に描かれる大人の本格的なラブストーリーです。 原作は大崎善生による日本の恋愛小説で、観葉植物のアジアンタムは、タイトルの由来になっています。

『バブルへGO!! タイムマシンはドラム式』(2007年)主演

『バブルへGO!! タイムマシンはドラム式』では、広末涼子とW主演を果たしています。 タイトルの通り、バブルと現代の時代の交差を描いた本作。阿部寛が演じるのはタイムマシンによりバブル崩壊を阻止しようと試みる官僚、下川路功です。

『大帝の剣』(2007年)に主演

夢枕獏による長編伝奇小説が原作の本作で主演を努めています。 原作は存在するものの。全くのオリジナルストーリーで映画は製作されました。 原作に存在する性描写はカットされ、阿部は持つ者に特別な能力を宿らせてしまう「三種の神器」の一つの、大帝の剣を持つ万源九郎役を演じました。他には舞・蘭役の長谷川京子など、特殊メイクを施した豪華共演者も見どころです。 堤幸彦がメガホンを取り、奇想天外な時代劇映画を見事な完成度で作り上げています。

『自虐の詩』(2007年)に葉山イサオ役で主演

『自虐の詩』は、業田良家による4コマ漫画を原作に堤幸彦監督が実写映画化をした作品です。元々は夫婦の日常をコミカルに描いたものでしたが次第に「泣ける漫画」として高い評価を受け、別名「幸江とイサオ」シリーズでも知られています。 阿部寛が演じるのは元ヤクザで無職で無口な夫、W主演の中谷美紀は健気に夫を愛する妻を演じます。

『チーム・バチスタの栄光』(2008年)に主演

現役の医師、海堂尊の同名小説を実写化した本作。バチスタ手術が専門のチーム・バチスタの周りで連続して起こる不可解な手術中の患者の真相を、心療内科医師と役人がコンビとなって解決していくという医療ミステリーです。 本作でコンビの役人側、白鳥圭輔を演じ、竹内結子とW主演で息がぴったりな掛け合いも楽しめます。

『歩いても 歩いても』(2008年)に主演

長男の15回目の命日をきっかけに家族がそれぞれの家族を取れて集結し、『誰も知らない』の是枝監督がメガホンを取った感動の「家族映画」です。 阿部寛は死んだ兄と幼い頃から比較され、コンプレックスを抱来続けてきた弟の横山良多を演じました。 キャストは樹木希林やYOU、夏川結衣など実力派が集結しています。また本作は、第82回キネマ旬報賞を始め、数々の賞を受賞した名作映画です。

『青い鳥』(2008年)に主演

阿部寛が主演を演じた作品の中でも特に評価が高いのが映画『青い鳥』です。彼が演じたのは一言で言えば「教師の鏡」。映画で阿部が発っする言葉の一つ一つはには、誰しもが胸を打たれる重みがあり、涙なしでは見られない作品となっています。 『TRICK』等で見られるコミカルさとは真逆の姿をみることができる作品となっています。

『死刑台のエレベーター』(2010年)主演

フランスのルイ・マル監督の同名サスペンス映画を日本を舞台としてリメイクされた映画『死刑台のエレベーター』では、医療グループの社長夫人と愛人関係を持つ医師を演じます。北川景子や玉山鉄二、吉瀬美智子とキャストは豪華なものの、肝心の映画に対する評価はイマイチとなっています。

『天国からのエール』(2011年)に主演

阿部寛が演じるのは、戦弁当屋を営む大城陽です。自らがガンと戦いながらも弁当を買いにくる高校生たちの夢を応援する感動のヒューマンムービーです。

『麒麟の翼 〜劇場版・新参者〜』(2012年)に主演

東野圭吾のミステリー小説を原作にした連続ドラマ『新参者』の劇場版に引き続き主演で出演し、変わらずはまり役の加賀恭一郎役を演じいます。

『カラスの親指』(2012年)に主演

道尾秀介の同名小説の実写映画化の本作は、詐欺師となったテツとタケ。そして美人姉妹とその彼氏。奇妙な共同生活を始める5人の男女の一発逆転ストーリーです。ラストの20分が見逃せないと話題の、コメディサスペンスストーリーとなっています。 本作では過去の出来事が原因で詐欺師となってしまったタケを演じました。

日本人が演じるには無理がありすぎる役柄をも難なくこなす。三枚目ローマ帝国軍人を熱演!?

映画『テルマエ・ロマエ』(2012)の主人公はローマ帝国にて浴場技師を務める愛国心あふれる頑固で職人気質な男、ルシウスです。映画化が決定したとき、まさか日本人が演じるわけがない、と思われれいました。そこに選ばれた阿部寛。共演したイタリア人にイタリア人より濃い!と太鼓判を押される程の偉業を成し遂げました。 映画『テルマエ・ロマエ』は、ローマ帝国時代の浴場技師がタイムスリップをして現代日本に来訪し、発達した浴場や文化に触れるというストーリー。大ヒットの後2作目(2014)まで公開され、今や阿部寛なしには考えられない映画となりました。

肉体美が全開

お風呂のシーンが多い『テルマエ・ロマエ』。阿部は彫刻のような究極の裸体をこれでもかと披露しています。ファンの溜飲が下がったのは言うまでもないでしょう。

さらにマニアックなファンはコチラも 『つやのよる』

映画『つやのよる』(2013年)では、『テルマエ・ロマエ』より11kg痩せちょっとげっそりした阿部寛の体を観ることもできてしまいます。 本作は直木賞作家井上荒野の小説を行貞勲監督が映画化したR15+指定の恋愛群像劇で、阿部は不貞を繰り返す妻を愛し続け翻弄される夫を演じています。本作はその”妻”を登場させない(映画『桐島、部活やめるってよ』に似た)演出スタイルを持つ映画となってます。 小泉今日子、野波麻帆、風吹ジュン、真木よう子、忽那汐里、大竹しのぶ等出演者が異様に豪華だったりもします。

2016年以降も映画主演が相次ぐ阿部寛に注目!

是枝監督最新作では、不器用な男を演じる

2016年5月21日公開の映画『海よりもまだ深く』に主演することが決定しています。『そして父になる』『海街diary』の是枝裕和が監督をつとめる本作で、15年前に新人賞を取っただけの売れない作家・良多を演じます。本作は、良多の母(樹木希林)、離婚した元妻(真木よう子)、息子の4人を中心に展開される家族をテーマにした物語です。 『海街diary』などでしられる是枝監督と、『下町ロケット』の大ヒットでさらに勢いに乗ったベテラン俳優・阿部がつくりだす物語に注目が集まっています。

東野圭吾原作のサスペンスに主演

東野圭吾の小説を原作とした映画『疾風ロンド』で主人公の栗林和幸役を務めることが明らかになりました。とある大学の研究所とスキー場を舞台に展開されるサスペンス。違法でつくられていた生物兵器が研究所から盗まれ、研究員の栗林はある手がかりからスキー場へと生物兵器を探しに向かいます。 元AKB48で映画『紙の月』に出演するなど女優として活躍する大島優子、関ジャニ∞のメンバーで、ドラマ・映画で活躍する大倉忠義などの出演が決定しています。 映画『疾風ロンド』は2016年11月に公開予定です。

天海祐希と夫婦役に挑戦!『恋妻家宮本』

重松清の小説『ファミレス』を映画化した『恋妻家宮本』が2017年1月に決定。熟年夫婦が、子供が巣立ったあとにどうふたりで暮らしていくのかという家族の永遠の課題をコミカルに描いたこの作品。阿部寛は主人公の中学校教師・宮本陽平を演じます。妻として共演するのは数々のドラマ・映画で活躍する女優・天海祐希。 実力派俳優のふたりの掛け合いに期待が高まります。