2018年3月30日更新

スター・ウォーズのオリジナル作とDVD版では全然違う?変更が加えられたシーン15選!

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スター・ウォーズ サントラ

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頻繁に変更が加えられている?

『スター・ウォーズ』の製作総指揮、監督、脚本などを手掛け生みの親であるジョージ・ルーカスはオリジナル→特別篇→DVD版→ブルーレイ版と頻繁に変更しているシーンが多々あります。オリジナルでカットされた未公開シーンを特別篇で付け加え、デジタル処理しています。 また、DVD版やブルーレイ版になるとCGの進歩で人数を増やし、風景などを奥行のある壮大な雰囲気に変えています。では、どんな変更点があるのか、映画の公開順に見ていきましょう。

まずは『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』の変更点!

『スター・ウォーズ』は旧3部作のエピソード4、5、6の順番で公開された後、エピソード1、2、3の新3部作が公開されました。 エピソード4から映画を製作した理由としてルーカス曰く、ストーリーがわかりやすく当時の技術でも作れると判断したからだそうです。 エピソード4はエピソード3から19年後の世界で、帝国軍が銀河を支配している中、巨大宇宙要塞『デス・スター』の設計図を反乱軍のレイヤ姫がR2-D2とC-3POに託し、物語がはじまります。 オリジナルは1977年公開、特別篇は1997年公開、2004年DVD版発売、2011年ブルーレイ版が発売されています。

【1】ハン・ソロを殺し屋にさせないために?

1977年のオリジナルの酒場のシーンでハン・ソロとグリードが撃ち合いになりますが、先に発砲したのはハン・ソロでした。これが特別篇では先にグリードが撃ちます。DVD版では発砲のタイミングが短縮されます。 ブルーレイ版ではさらに短縮されました。(動画はオリジナルとDVD版)

【2】ジャバ・ザ・ハットはオリジナルの第1作目には出ていなかった?

『スター・ウォーズ』は物語の時系列と公開時が逆なので、都市の風景などから過去の話しのほうが科学技術の進歩がめざましく見えることがあります。エピソード4~6よりも16年後に公開がはじまったエピソード1~3の公開時のほうが3D技術の進化のために起こった現象です。 オリジナルから特別篇でも似たようなことが起こりました。第1作目のエピソード4のオリジナルで出るはずだった巨大なナメクジのようなジャバ・ザ・ハットは、当時の合成技術や予算の都合で間に合わず、登場したのは1997年に封切られた特別篇からです。 特別篇のジャバ・ザ・ハットはエピソード1のときの外見と違いがあるので、整合性を図るためにあとから発売されたDVD版で修正がされています。(上が特別篇で下がDVD版)

【3】R2-D2が隠れる岩を増やすこだわり

『スター・ウォーズ』はガラクタのドロイドがルークにホログラム映像を見せたことが発端となり、物語が動き出します。R2-D2は鍵を握るドロイドで、たくさんのグッズが販売されるなど、人気のキャラクターです。 R2-D2が隠れるシーンでDVD版からブルーレイ版で岩を増やして、ちゃんと敵から身を隠しているように見えます。細かいこだわりが感じられるシーンです。

『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』でも数多くリメイク

オリジナルは1980年公、特別篇は1997年公開、2004年DVD版発売、2011年ブルーレイ版が発売されています。

【4】不自然なところは徹底的に修正

ヴェイダーに敗れ、右腕を失い、落下するルークが1980年のオリジナルでは無言のまま落ちていきますが、1997年の特別篇では、ルークが悲鳴を上げています。(上の動画では11分39秒頃から)

【5】クラウド・シティが生まれ変わる

ハン・ソロの悪友でクラウド・シティの執政官であるランド・カルリジアンがアナウンスするシーンで、市民が立ち止まって警告を聞いている都市の様子がブルーレイ版では追加されています。 また、宮殿内の白い壁だけだったところに窓が増え、外の景色が見えるカットが多数あります。

【6】旧作のほうが怖い?!

オリジナルとブルーレイ版では皇帝のホログラム加工に変化があり、くっきり顔がよく見えるようになっています。エピソード5のオリジナルでは無名の役者がホログラムの映像と音声のみ演じていますが、エピソード6からエピソード3まで(公開順)は、スコットランド出身の舞台俳優で演出家のイアン・マクダーミドが演じています。

『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』の変更点

オリジナルは1983年公開、特別篇は1997年公開、2004年DVD版発売、2011年ブルーレイ版が発売されています。

【7】巨大で重厚な門を演出

ジャバ宮殿の正門の大きさが変更されています。2004年の2011年のDVD版からブルーレイ版を見比べると、R2-D2とC-3POが小さくなって門の大きさが際立っています。

【8】キャラクターをよりリアルな生き物に

ウィケット・ウィストリ・ウォリックやニペットの目がCGで瞬きするようになり、リアルな架空の生き物になっています。クマのぬいぐるみのようなイウォーク族は衛星で暮らす原住民で、レイア姫と出会ったのが、ウィケット・ウィストリ・ウォリックという名前のイウォーク族。 愛らしいキャラクターで、スピンオフ作品もできています。『スター・ウォーズ/イウォーク・アドベンチャー 勇気のキャラバン』はDVD化されています。

【9】批判もあったようですが…

エピソード6の印象的なラストシーンで、ヨーダ、オビ=ワン、アナキンを霊体としてルークは見ますが、オリジナルではアナキンをダースベイダーのマスクを取った素顔のセバスチャン・ショウが演じています。 ブルーレイ版では青年時代のアナキンを演じたヘイデン・クリステンセンに変えられていましたが、なぜわざわざ変えるのかと批判もあったようです。

『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』の変わったところ

オリジナルは1999年公開、3D版は2011年公開、2001年DVD版発売、2011年ブルーレイ版が発売されています。

【10】ヨーダの顔の表情もなめらかに

旧3部作から16年後に公開され、時間軸では1番はじめの作品となります。DVD版からブルーレイ版になったとき、ヨーダがマペットからCG処理されています。ヨーダはエピソード2のオリジナルからCGになり、整合性のために変更されたものです。

【11】前半の見せどころ

エピソード1の前半の山場のポッドレース(二つのジェット・エンジンを牽引する浮遊した乗り物のレース)ではオリジナルにはいなかったキャラが特別篇では増えています。レースに出場するキャラが増えて紹介されるシーンが長くなっています。ポッドレース1周目だけだったのが、もう1周増えました。

『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』についても紹介!

オリジナルは2002年公開、2004年DVD版発売、2011年ブルーレイ版が発売されました。

【12】どれだけの人が気づけるか

船長のハン・ソロが所有する宇宙船のミレミアム・ファルコンの同型機がシード宇宙港で、オリジナルでは2機、特別編では3機(上の画像では、残り1機が左に見切れています)になっています。

【13】台詞や間にもこだわり

母親を殺された復讐のため、砂漠の惑星タトゥイーンの原住民のサンド・ピープル(別名タスケン・レイダー)を虐殺したアナキンが、パドメに告白するシーンがDVD版では15秒長いです。

『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』の変更点!

2005年公開、2005年DVD版発売、2011年ブルーレイ版が発売されました。

【14】豊かな自然を3Dで壮大に

ヨーダの司令本部の建物の苔が増えています。クローン大戦の戦場になったキャッシークは樹木に囲まれた自然豊かな惑星です。エピソード3ではキャッシークでヨーダがクローン軍を指揮していました。

【15】編集も修正

アナキンとオビ=ワンの悲しくもあり、壮絶な戦いが終わり、C-3POが操縦するコックピットの隣でオビ=ワンが片手で顔を抑えるシーンのあと、オリジナルはワイプに切り替わります。DVD版では義手がアップになってから溶岩の土手をアナキンが這い上がり、ワイプ画面はありません。 旧3部作の方が修正や変更されたシーンが多く、象徴的な武器であるライトセーバーは技術の進歩と共にアップデートされています。今回ご紹介したのはごくごく一部です。台詞のつけたしや削除などもまだまだたくさんあります。