2021年8月30日更新

『クレヨンしんちゃん』ぶりぶりざえもんは子供たちのヒーロー!声優変更で復活!?

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ぶりぶりざえもん

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ぶりぶりざえもんのプロフィール【ネタバレ注意】

容姿二足方向の豚
性格身勝手/女好き/ナルシスト
初登場映画『ヘンダーランドの大冒険』

豚がモチーフの半人型をした”救いのヒーロー”。いつも上半身裸で紫のタイツを履いています。腰にぶら下げている刀は千歳飴です。 がめつくて身勝手、おまけに女好きのナルシスト、と人間味だっぷりのぶりぶりざえもん。ピンチになると現れますが、相手の方が強いと見るや相手側に寝返り、自分の身に危険が迫るとその場から逃げ出します。 アニメ本編での登場はほとんど無く、番外編や劇場版などで登場する機会が多いです。 ※この記事は『クレヨンしんちゃん』のネタバレを含みますので、読み進める際は注意してください。またciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

ぶりぶりざえもんの生みの親はしんのすけ

新クレヨンしんちゃん 6巻

ぶりぶりざえもんは作中でしんのすけが絵本の主人公として描いたのが誕生のきっかけです。最初は画用紙にクレヨンで描かれた絵でした。 彼が初めて動くキャラクターとして登場したのは1992年です。アニメスペシャル内の「ブリブリざえもんのボーケンだゾ」というエピソードで、夢のなかでしんのすけが彼の格好をして演じています。

ぶりぶりざえもんはしんのすけの分身?

『クレヨンしんちゃん』に触れる子供たちにとって、自分が出来ないことを平気でやってのける存在がしんのすけです。そしてそれは卑怯で小心者のぶりぶりざえもんも同じ。 2016年からぶりぶりざえもんの声優を担当している神谷は、2018年からしんのすけの声優を担当している小林由美子に「ぶりぶりざえもんはしんのすけの分身」と話したと語ります。 しんのすけですら出来ないことを体現してくれるぶりぶりざえもんは、彼の分身でありまさに“救いのヒーロー”なのです。

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ぶりぶりざえもんの活躍をプレイバック

ぶりぶりざえもん初登場映画は『ヘンダーランドの大冒険』

ぶりぶりざえもんは劇場版『クレヨンしんちゃん』の第4作目『ヘンダーランドの大冒険』に登場します。 彼はアクション仮面、カンタムロボという作中のヒーローと共に敵を倒すための助っ人として姿を現しました。救いのヒーローとして大活躍するかと思われましたが、例によって敵側に寝返り、挙げ句の果てに味方にもボコボコにされるという、いつも通りのぶりぶりざえもんでした。

彼の活躍を見られるのは外伝「ぶりぶりざえもんの冒険」

野原家の日常が描かれる本編とは違い、“むかしむかし”を描いた外伝「ぶりぶりざえもんのぼうけん」。風来坊として登場するしんのすけが、ブリブリ族の老人を助けたお礼に救いのマラカスをもらいました。そのマラカスを振ると“救いのヒーロー”としてぶりぶりざえもんが登場するのです。 しかし、困った時に呼び出しても役にたたないのがお約束。大概は場を引っ掻き回してお助け料を請求し、ピンチになるとその場から消えてしまいます。

しんのすけと彼の友情物語が見られる『電撃!ブタのヒヅメ大作戦』

劇場版第6作目の『映画クレヨンしんちゃん 電撃!ブタのヒヅメ大作戦』では、遂にしんのすけとぶりぶりざえもんの熱い友情が描かれました。 悪の秘密結社が作り出した最高のコンピューターウィルスとして登場した、ぶりぶりざえもん。彼はしんのすけとおバカな対決を繰り広げた末に和解、消滅していきます。 ぶりぶりざえもんが消滅する際しんのすけは涙を流し、しんのすけがピンチになると消えたはずの彼が窮地を救ってくれるのでした。

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21年振りにセリフ付きで復活『激突! ラクガキングダムとほぼ四人の勇者』

クレヨンしんちゃん生誕30周年記念作品となった、『激突! ラクガキングダムとほぼ四人の勇者』。本作にて21年振りにセリフ付きでの劇場版復活となったぶりぶりざえもんは、歴代随一の重要な役所で登場しました。 「ラクガキングダム」の侵攻を阻止すべく、ニセななこ・ブリーフと共にしんのすけに具現化されたぶりぶりざえもん。作中ではお決まりのズルさも健在ながら、感動のラストを彩る素晴らしい活躍を見せています!

ぶりぶりざえもんのどうしようもない名セリフ

「私は常に強いものの味方だ」

ぶりぶりざえもんの基本理念。味方として呼んだのに当たり前のように敵に加勢しているのがデフォルトです。

「お助け料1億万円、ローンも可」

活躍したのが誰であろうとお助け料の請求は欠かしません。現金だけでなくローンや小切手でも支払い可能です。

「あ、帰らなきゃ。救いのヒーローは1日3時間しか働けぬ」

ピンチに陥ると必ずこう言ってその場から消えてしまいます。ぶりぶりざえもんの性格を象徴していますね。

「なんかくれれば助けてやる。私は救いのヒーローだからな。」

「救いのヒーローなら情で助けてくれよ」と思わずツッコミたくなるこのセリフ。 彼の怠慢さが目に見える上に、どうせなんかをあげてもろくに助けてはくれません。

「本当にすまないと思っているのなら私の尻をなめろ。」

『クレヨンしんちゃん 電撃!ブタのヒヅメ大作戦』で登場した、ヒーローが発したとは思えないこの名言。 自分より立場が下と見れば無茶苦茶な要求もしてくる、小心者のくせに無情な彼の性格がよくわかるセリフです。

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「構わん、続けよ。」

ネネちゃんが服を脱いでいる時に、ぶりぶりざえもんは平然とこのセリフを吐きながら居座ろうとします。 しんのすけの分身と言うだけあって、スケベでデリカシーの無い部分も彼にそっくりなのです。

声優を務めていた塩沢兼人が2000年に急死

独特な存在感で愛されていたぶりぶりざえもんですが、2000年、声優を担当していた塩沢兼人が不慮の事故で亡くなってしまいます。それ以来、しゃべる彼が登場することは無くなってしまいました。 その理由としては塩沢兼人の圧倒的な存在感があげられます。テレビ版、劇場版で監督を務めた原恵一は「ぶりぶりざえもんの声は塩沢さん以外に考えられないと思ったので封印した」と発言。 テレビ版の3代目監督のムトウユージも「ぶりぶりざえもんの声は塩沢さんの声以外考えられません。代役を立てたり声をサンプリングしたりするのは塩沢さんに失礼なので以後永久に封印します」 と発言しました。 上記のような理由によって長きに渡りしゃべる姿が封印されていました。

16年ぶりにしゃべるぶりぶりざえもんが復活!

しかし、2016年5月6日の放送回で16年ぶりに声の付いたぶりぶりざえもんが復活しました。声優を担当したのは塩沢兼人が所属していた青二プロダクションの後輩声優、神谷浩史です。以下のコメントで塩沢兼人への思いを語っています。 【以下コメント】 「『青二プロダクションにぶりぶりざえもんが帰ってきた!』と喜ぶ弊社のスタッフを見て、塩沢兼人さんと同じ事務所の後輩として心から幸せを感じています! 僕の気持ちをここに全て書ききることはできませんが、とにかく!今までの色々なものが結実してぶりぶりざえもんに辿り着いていたのだとしたら、本当に声優を続けていて良かったと思えます! クールでセコくておねいさんが大好きでお金にがめつくて、ブタのくせに人間より人間くさい…僕としては珍しく共感しかないキャラクターなので大切に演じて行ければと思っています! 偉大なる先代を知っている方もそうでない方も、温かく見守っていただければ幸いです!」

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長年にわたって愛され続けるぶりぶりざえもん

『クレヨンしんちゃん』の名脇役として、長年作品を支え愛されてきたぶりぶりざえもん。今回はそんな彼の活躍や名言、声優について徹底解説してきました。 普段は軽薄で卑怯でも、ここぞという時は決めてくれるのがぶりぶりざえもんの大きな魅力。ぜひしんちゃんの作品に触れる際は、彼の活躍にも注目してみて下さい!