タップできる目次
- ジェイク・ギレンホールが熱演!期待のボクシング映画
- 1.エミネムが主役のはずだった
- 2.トレーニングをきちんとしそうだから主役になった
- 3.そしてトレーニングは超ハードだった
- 4.主役候補には他にも有名俳優が
- 5.元はボクシング映画ではなかった
- 6.エミネムはギレンホールの演技が気に入った
- 7.エミネムは映画に2曲の楽曲を提供した
- 8.試合の撮影にはすべて同じ場所が使われた
- 9.無償で働いたスタッフもいた
- 10.エンドクレジットでの追悼
- 11.音楽はハリー・グレッグソン=ウィリアムズが手がけるはずだった
- 12.ギレンホールは右利き
- 13.『8マイル』へのオマージュ
- 14.撮影地をニューヨークに大改造!?
- 15.1時間してからようやく登場
ジェイク・ギレンホールが熱演!期待のボクシング映画
2016年6月3日に公開される『サウスポー』。ボクシング映画でありながら家族愛を描くヒューマンドラマにもなっています。そのエピソードを見てみましょう。
1.エミネムが主役のはずだった
ジェイク・ギレンホールが演じる主人公、ビリー・ホープ。どん底から無敵のチャンピオンに復活するわけですが、実はこの役は当初ラッパーのエミネムが演じる予定でした。しかし撮影の数週間前、スケジュールの都合でエミネムが降板せざるを得ない状況になり、ギレンホールが抜擢されたのです。
2.トレーニングをきちんとしそうだから主役になった
そのジェイク・ギレンホールが主役に選ばれたのは、きちんと撮影に向けてトレーニングをしそうな人物だからという監督の意見によるものでした。
3.そしてトレーニングは超ハードだった
ギレンホールはミゲール・コット(ライト級、ウェルター級の世界王者)のボクシングスタイルを学びました。毎日2回、休みなしで8ヶ月間トレーニングを続けた結果、スタントなしでボクシングシーンを演じました。
4.主役候補には他にも有名俳優が
ジェイク・ギレンホールに決定するまでに、ライアン・ゴズリング(写真右)やブラッドリー・クーパー(同左)が候補として挙がっていました。
5.元はボクシング映画ではなかった
主役を降板になったエミネム。実は映画の着想段階から携わっており、もともとは彼の主演映画『8マイル』の続編のような形になる予定でした。しかし、ボクシングに舞台を移すことで、その計画は白紙に戻りました。
6.エミネムはギレンホールの演技が気に入った
自分の代わりに主役をつとめることになったギレンホールの演技を見たエミネム。そのパフォーマンスをいたく気に入り、サウンドトラックのレコーディングに参加しました。
7.エミネムは映画に2曲の楽曲を提供した
主題歌「Phenomenal」に加えて「Kings Never Die」を提供しています。またサントラのエクゼクティブも務めています。
8.試合の撮影にはすべて同じ場所が使われた
ベガスとマディソンスクエア・ガーデンでのファイトシーン。これらはすべて同じ場所、ペンシルベニア州立インディアナ大学で撮影されました。このファイトシーンの撮影は2週間以上かかったのだそうです。
9.無償で働いたスタッフもいた
監督を務めたアントニー・フークアですが、低予算のため音楽を手掛けたジェームズ・ホーナーにギャラを払えませんでした。しかしホーナーは映画のアイデア自体に惚れ込み、無償で音楽を手がけることに決めたのだそうです。
10.エンドクレジットでの追悼
そのジェームズ・ホーナーは『ビューティフル・マインド』、『ディープ・インパクト』、『ブレイブハート』、『アポロ13』など数々の名作で音楽を手掛けた人物ですが、この作品の公開を見ることなく2015年に事故で亡くなっています。エンドクレジットには「ジェームズ・ホーナーは思い出の中に」という一文が流れています。
11.音楽はハリー・グレッグソン=ウィリアムズが手がけるはずだった
もともと音楽として名前が挙がっていたのは『キングダム・オブ・ヘブン』や『ナルニア国物語』の楽曲を手掛けたハリー・グレッグソン=ウィリアムズでした。2014年のインタビューではすでに楽曲を書き始めていると話していたウィリアムズですが、最終的にはジェームズ・ホーナーが内定しました。
12.ギレンホールは右利き
日本での意味と同様、サウスポーとは左利き選手のこと。しかし、主演のギレンホールは右利きですが、サウスポーのスタイルを最後の戦闘シーンで披露しています。これはもともとビリー・ホープを演じる予定だったエミネムが左利きだったことによります。
13.『8マイル』へのオマージュ
スカイラン・ブルックスが演じたキャラクター、ホッピーは『8マイル』でエミネムが演じたB・ラビットへのオマージュです。
14.撮影地をニューヨークに大改造!?
ビリー・ホープが後に彼のコーチとなるティック・ウィルズに出会うのはボクシングスクールでのことでした。このシーンはニューヨークのブロンクスの一角という設定ですが、実際はピッツバーグで撮影されました。
そのため、標識やタクシーをニューヨークのものに変えるなど工夫が凝らされたようです。
15.1時間してからようやく登場
そのティック・ウィルズはビリーのカムバックを支えるキーパーソン。しかし、彼は上映時間52分を過ぎるまで登場しません。全編が2時間強ですから、映画の半分しか登場していないことになりますよね。とは言え、その存在感はたっぷりです。