『弱虫ペダル』風の翼を持つクライマー真波山岳を徹底紹介!

2017年12月2日更新

一年生でありながら、名門・箱根学園のインターハイレギュラーメンバーに選ばれるという実力者、真波山岳(まなみさんがく)。普段はおっとりマイペースな「風の翼」を持つクライマーの魅力に迫ります。

坂道のライバルの天才クライマー真波山岳

真波山岳は、名門と呼ばれる箱根学園でクライマーを務める人物です。1年生にしてインターハイのレギュラーメンバーに選ばれ、3年生の東堂尽八とともに傾斜のあるコースでメンバーを率いる重要な役割を持っています。 176センチメートルに61キログラムと、クライマーらしい細身の身体をしています。5月29日生まれのAB型で、普段はのんびりマイペース。そのゆるい性格ゆえに、部の集まりやレース当日のインタビューに堂々と欠席する姿が描かれています。 気の向かないことに無理に参加しようとは思わないらしくひょうひょうと山道に走りに出てしまうため、授業の出席日数が足りずかなり危うい様子。そのせいで幼馴染で委員長を務めている宮原に心配され、そっちゅう怒られています。しかし真波はあまり気に留めていないようです。 自転車で山道を登ることが本当に大好きで、ほかの人がつらいと感じる傾斜でも笑顔でペダルを漕ぐ姿が印象的です。

観る者に羽根をイメージさせるクライムスタイル

真波のレース展開で最も大きな特徴は、その印象的な登板方法にあります。山を登ることを心から楽しみ慣れ親しむ真波は、生まれ持った才能か風を読むことができました。その風を味方につけて、他の者を圧倒する速さで加速し、誰よりも先に頂上へと登っていくのです。 脚力のみに頼らず風を利用した加速方法はまるで背中に翼があるように見えるため、「風の翼」を持つハコガクのクライマーとして知名度を上げています。

坂道との関係は?

千葉の総北高校に通う主人公、小野田坂道と真波の初対面は偶然の出来事でした。 合宿に向かう途中、坂道は乗り物酔いのせいでバスを降りますがしばらく気分の悪さが収まらず、夏の暑さも相まって道端でぐったりとしてしまいます。そこへたまたま通りがかったのが真波です。真波はドリンクが入ったボトルを坂道に手渡し、お互い名前も明かさないままその場を去っていきます。 その後、総北高校の巻島裕介と良きライバルである東堂が「総北に面白いクライマーがいるから偵察してこい」と真波に話を持ちかけました。総北高校の合宿所を訪れた真波は、思いがけず坂道と再会を果たします。 少しの間ともに坂を登り、坂道の靴が普通のスニーカーでタイヤも古いものであることを見抜いた真波は、坂道が天賦の才能を持つクライマーだと気付き喜びの表情を見せます。そして貸したボトルを「インターハイで返して」と、一緒に出場する約束をするのです。この約束は坂道の闘争心に火をつけるきっかけとなります。 二人揃ってレギュラーメンバーとして臨んだインターハイの3日目。最終ゴールが富士山の5合目に設けられたこのレースは、各校のゼッケンを背負ったクライマーたちの腕の見せ所です。 グリーンゼッケンを争って先を走っていたエースたちに追いつくため、京都伏見の御堂筋翔と真波がレースを仕掛けますが、その戦いに坂道も食らいついていきます。1年生3人の一歩も引かない対決を繰り広げ、中間リザルトはなんと3人同着。先の読めない展開に真波は坂道の実力を認め、ますます楽しそうな表情を見せます。 最終リザルトを勝ち取るためにギアをどんどん重くしてさらに山を登っていく真波。そんな驚異的な力に屈することなく、坂道も後をついていきます。改めて坂道の才能を認めた真波は、最終リザルトの勝負を持ちかけました。 手足がちぎれそうなほどの限界を極めた死闘の末、ほんのわずかな差で坂道がレースを制します。レース直後は「おめでとう。勝ちだ、君の」と坂道を讃えますが、自分が坂道をインハイに呼んだことで箱根学園の連勝記録を消してしまったと真波は考え、シーズンが終わった後も自責の念に駆られました。 そんな真波に先輩クライマーである東堂が声をかけ、自分と巻島のように坂道とは成長し合える良きライバル関係を築くことを提案します。真波は東堂の言葉を受け入れ、再び笑顔で自由に走ることができるようになりました。 2年目のインターハイでは坂道に「走ろう。そしてオレも ゴールは決して譲らない」と宣戦布告し、わだかまりが完全に吹っ切れている様子が描かれています。

真波の愛車は?

真波の愛車は、インテグラルシートポストが特徴的な白のLOOKです。クライマーにふさわしい超軽量モデルで、フレームセットで50万円ほどする有名ブランドです。 フランスのヌヴェールに本社があるLOOKサイクルインターナショナルは、1951年に創業されたカーボンフレームの老舗ブランド。ツール・ド・フランス山岳賞を2000年から3年連続で獲得した、一流のクライマーから支持されている自転車となっています。

真波の名言

性格もよく爽やかな外見で、作中でも読者からもファンが多い真波山岳。そんな彼が残した名言をいくつかご紹介します!

「ごめん委員長 今日もちょっとだけ寄り道するわ 坂が呼んでる!」

委員長こと宮原に何度怒られても、授業を抜け出して走りに行ってしまう真波。自転車で登板することがどんなに好きかがよく分かるセリフですね。

「ごめん坂道くん オレ頂が近づくと 心逸っちゃって ギアが自然と上がっちゃうんだ!!」

「なんで追いつけるんだ……ボクらはね、勝負して本気の走りをしてたんだよ!!坂道くん!!」

インターハイの最終局面で坂道に向けた言葉です。同い年のライバルが持つ才能への驚きと、一緒に走ることができる喜びがぎゅっと詰まった一言になっています。

「外に出て空気にふれて雨や寒さを五感を通して感じて道や自然と対峙してあらゆる手段を使ってまえの敵を追い抜こうってもがいて体中の力を使ってギリギリまで追いやって、それってすごく”死”に近いと思うんだ。そういうときに湧きあがるんだよ。自分が本当に生きてるって感情が!」

実は真波は、子供の頃は病弱であったという過去を持っていて、生死に対して普通の人とは異なった執着心を持っています。他人が根を上げる山道で真波が笑顔を見せるのは、極限まで身体に負荷をかけることで「生きてる」と感じられるからなのです。

真波の声優は?

真波山岳の声を担当しているのは、声優の代永翼です。1984年生まれの神奈川県出身・茨城県牛久市育ちで、2006年にデビューして以降アニメやゲームなどで活躍しています。 男性としては高めの声を持っているために青年から女性まで幅広い役柄をこなすことができ、ファンからはしばしば「性別代永」と称されることもあるようです。2015年5月には同じ事務所に所属する声優、西墻由香と結婚したことを発表して話題を呼びました。 自身もロードバイクを趣味としていて、真波が乗っているLOOK595を愛用しています。このフレームは既に生産が終了しているモデルだったのですが、お店の方が他の店舗に問い合わせて取り寄せて細かいパーツまで忠実に再現してくれたそうです。代永翼は、これに乗って出かけるのがとても楽しいと話しています。