2017年7月6日更新

金城武が渋カッコいい!アジアで活躍する俳優に迫る8のこと

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1:台湾とのハーフ俳優、金城武

金城武(かねしろたけし)は1973年10月11日生まれ、台湾・台北出身。日本人の父と台湾人の母を持つハーフです。出生地は台湾ですが、生また時からずっと日本国籍で、日本のパスポートを所有しています。 日本人をはじめとして多くの外国人が住む、台北市内の高級住宅街・天母で育ちました。中学までは台北日本人学校に通い、高校からは台北アメリカンスクールに通っていました。 高校時代にスカウトがきっかけで清涼飲料水のCMに出演し、芸能界デビューとなります。

2:歌手として芸能界デビュー

高校卒業後は、歌手として芸能活動を本格的にスタート。『分手的夜裡』というアルバムでデビューし、計11枚のアルバムをリリースしていますが、本人は歌手活動に対してあまり積極的ではなかったそう。 実は元々音楽活動にはあまり興味がなく、デビューのきっかけとして挑戦してみただけだったというのが動機だった金城。今後二度と歌手活動をすることはないとインタビューで答えています。

3:台湾アイドル時代に“台湾四小天王”と呼ばれる

歌手時代はまだ18、9歳で若かったこともあり、台湾ではアイドルという位置付けでした。 1992年台湾のグラミー賞とも呼ばれる金曲奨の授賞式に、同世代のジミー・リン(林志穎)、アレック・スー(蘇有朋)、ニッキー・ウー(呉奇隆)と一緒に出演して大人気となり、台湾四小天王と呼ばれるようになりました。

4:香港映画『恋する惑星』で俳優としての頭角を現す

アイドルとしては大成功した金城でしたが、映画への初出演は香港のチン・シウトン監督の『ワンダー・ガールズ 東方三侠2』(1993年日本未公開)でした。初めての役は「ホン」という名の新興宗教の教祖で、出番からわずか15分足らずで生首になるという微妙なものでした。 そんな金城に転機が訪れます。香港に仕事で訪れた際、ホテルのロビーで偶然居合わせたウォン・カーウァイ監督に見初められ、『恋する惑星』(1994年)に「警官223」役で出演。その後も同監督作品をはじめとする香港映画や台湾映画に多数出演し、頭角を表すようになりました。

5:『レッドクリフ』で世界的にブレイク!

『三国志演義』の「赤壁の戦い」を基に、中国(アジア)映画過去最高額と言われる100億円を投じて製作された超大作『レッドクリフ』(2008年)の諸葛孔明役に金城は大抜擢されました。この作品は中国映画史上最大の興行収入を記録し、世界的ヒット作となりました。 当初ジョン・ウー監督が発表した配役では孔明 = トニー・レオン、周瑜 = チョウ・ユンファでした。 しかし、他の出演作の撮影が長引いたトニー・レオンが心身の不調等を理由に降板。代役に金城を立てたものの、今度はクランクイン初日にチョウ・ユンファが契約条件が折り合わずに降り、代わりにトニー・レオンが周瑜を演じるというドタバタもあり、話題になりました。

6:世界で最もハンサムな顔100人に選出される!

男から見ても惚れ惚れするほどかっこいい金城ですが、それを裏付けるかのように「世界で最もハンサムな顔100人」にここ3年連続で選ばれています。2013年は81位、2014年は29位、2015年は73位です。 ちなみに2015年の1位はメキシコ出身の俳優ディエゴ・ボネータでした。他にも日本人では本田圭佑や赤西仁、竹野内豊がランクインしています。

7:ゲーム好きが高じて『鬼武者』の制作に携わる

金城はゲーム好きでも知られ、カプコンの「戦国版バイオハザート」とも呼ばれる人気作『鬼武者』シリーズに明智左馬介役でCGモデルとして出演しました。声優やモーションアクターも担当しており、スタッフロールに「ゲストクリエイター」としてクレジットされています。 なお、この時の音楽担当は佐村河内守氏でしたが、例の騒動の後は新垣隆氏の作品であることが判明しました。

8:金馬奨で受賞資格を剥奪された?

2008年10月30日、第45回金馬奨(台湾のアカデミー賞)で『レッドクリフ』での活躍が評価され、優れた台湾映画人におくられる「年度台湾傑出電影工作者」部門にノミネートされました金城。しかし日本国籍である事を理由に、たった7時間で受賞資格を剥奪されてしまいました。 ファンからはこの対応に対して大きな批判があがりましたが、金城本人はあまり気にしていなかったようです。