1:もともと菅原文太の付き人だった
宇梶剛士は1962年8月15日生まれの俳優。体格に恵まれ、高校時代は野球部に所属していました。
しかし、暴力事件を犯し逮捕、少年鑑別所に入所します。その時読んだチャップリンの伝記が俳優を志すきっかけになったんだとか。
18歳の頃、俳優へのなり方が分からず、錦野旦の付き人をしていました。ある時、偶然菅原文太に呼び止められ、そのことを話した結果、菅原文太はすぐに錦野の事務所に電話をかけ交渉、菅原文太の付き人になることになりました。
2:ドラマ『ひとつ屋根の下2』でブレイク
美輪明宏に見出され、『青森県のせむし男』にて初舞台を踏みます。その後は美輪の紹介などで様々な舞台経験を積み、1980年代後半には多数のトレンディドラマに出演。
1997年4月『ひとつ屋根の下2』にて前園俊雄役で出演。ハゲをカツラで隠しており、"ピカリン"というニックネームがつけられてしまう、コミカルな役を演じていました。
これがきっかけとなりブレイク、以降多数のテレビドラマ、映画に出演しています。
3:17歳で暴走族総長に
本人の話によると、暴行事件を起こして収容された少年院を出所した後に、なんと暴走族に加わってしまったようです。「ブラックエンペラー」という名前の暴走族で、腕っ節やカリスマ性から17歳で7代目総長に...。
当時の仲間によると、普段は優しく、揉め事が起きてもなるべく話し合いで済まそうとする穏便な性格ながら、ブチ切れると死ぬほど怖かったそうです。
4:ヤバすぎて本当かわからない数々の武勇伝
暴走族だったという経緯から、真偽不明ながらもとんでもない逸話・武勇伝を持ち合わせています。
暴走族との揉め事になった際、1000人を相手に突っ込み、20人ほどボコボコにすると相手が逃げてしまった、相手を簀巻きにして湖に沈めた、相手の顔をバイクのエンジンで焼いた...等。あの温和そうな雰囲気からは想像もつきませんね...。
その後、暴走族同士の抗争でまたもや少年院に送られた宇梶はチャップリンの伝記を読み、俳優を目指すのでした。
5:宇梶剛士とアイヌとの関係
母親・宇梶静江はアイヌ民族で、民族運動家でした。そのため、母は家にいることが少なく、そのことが高校時代の非行に繋がってしまいました。
しかし、後に母親とは和解し、現在では北海道白老郡白老町にあるアイヌ民族博物館内で放送されているアイヌの紹介VTRの進行役として出演しています。また、叔父である浦川治造を追ったドキュメンタリー映画『カムイと生きる』ではナレーションを担当しています。
6:『仮面ライダーオーズ/OOO』で鴻上光生を熱演
強烈なキャラクター!
『仮面ライダーオーズ/OOO』にて、大企業「鴻上ファウンデーション」の会長・鴻上光生役を演じ、大きな話題を呼びました。鴻上光生は、すべてにおいて欲望を基準に考え、テンションの上下が激しいキャラクターで、何かが誕生するたびに「HAPPY BIRTHDAY! 素晴らしい!」と言いながらバースデーケーキを贈ります。
そのインパクトの大きさから、視聴者の心を捉え、数多くのファンを生み出しました。
HAPPY BIRTHDAY!
宇梶剛士のTwitterには度々、誕生日を迎えるフォロワーから、「例の言葉をお願いします」と依頼されます。すると、宇梶剛士は決まって、「HAPPY BIRTHDAY! 素晴らしい!」と鴻上光生と同じノリでコメントを送ります。
『仮面ライダーオーズ/OOO』の放送から4年以上たつにも関わらず、今もこの言葉を依頼されるなど、鴻上光生の影響は大きいですね!また、宇梶剛士もコメントをしっかりと返す、ファン思いの一面が伺えます。
7:大ヒットドラマ『半沢直樹』では敵役に
ドラマ『半沢直樹』では、西大阪スチール社長・東田満役を演じていました。東田は隠し財産を持っており、それを差し押さえ、追求しようとする半沢と敵対・対決がドラマ第一部で描かれます。
東田満は悪役中の悪役だったためか、
「街中でも、知らない方にすれ違いざまに“チッ”と舌打ちされたり、『あんなことしゃダメ!』と怒られたり」引用:oricon.co.jp
と、大きな反響があったことを語りました。
8:ワンダーコアのCMが話題に
近年、「ワンダーコア」という、ショップジャパンが販売する腹筋マシンのCMに出演する宇梶剛士が話題となりました。変なシチュエーションから、コミカルな演技を見せ、視聴者からは面白いと好評!
巨大鉄球がぶつかるシーンでは、実際に50kg以上もある制作物を使用し、心配するスタッフを他所に、もっと勢いをつけて欲しいと要求する役者魂を見せました。なんと、撮影中に行った腹筋の回数は合計112回だそうです!
ショップジャパン内の特設サイトにて、倒れるシーンのスーパースロー映像が公開されていますので、是非チェックしてみてください!