2017年7月6日更新

『オール・ユー・ニード・イズ・キル』がもっと面白くなるトリビア10選

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オール・ユー・ニード・イズ・キル

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日本のライトノベルをハリウッドが映画化

『オール・ユー・ニード・イズ・キル』は、日本のライトノベル作家・桜坂洋の同名の原作小説をもとに、ハリウッドで2014年に制作された映画作品です。 エイリアンから侵略されているという設定の地球を舞台に、トム・クルーズ演じる主人公が、死んでもまた生き返るというループ現象に巻き込まれるというストーリーです。 日本原作のハリウッド映画である本作を、より楽しむためのトリビアを紹介しましょう。

1:コミック版も登場

『オール・ユー・ニード・イズ・キル』の原作は、桜坂洋によるライトノベルですが、同作はコミカライズもされています。 コミック版は、『DEATH NOTE』で有名な小畑健が作画を担当し、2014年1月より週刊ヤングジャンプで連載されました。同年5月にはグラフィックノベル版も刊行されています。

2:『ハリー・ポッター』シリーズとの共通点

『オール・ユー・ニード・イズ・キル』は『ハリー・ポッター』と同じイギリスで撮影されており、制作スタジオも同じワーナー・ブラザースです。 実は『オール・ユー・ニード・イズ・キル』の撮影は全て『ハリー・ポッター』シリーズの撮影で使用されたものと同じセットを使っているのです。劇中の人物が来ている機動スーツは、実は魔法使い専用だったりするかもしれません。

3:トム・クルーズを凌駕した女優、エミリー・ブラント

本作の主演はトム・クルーズで、彼が演じるウィリアムはほとんどのシーンに登場しています。しかし、それにも引けを取らないのがエミリー・ブラント演じるリタです。 リタは、軍曹でありながら本作のヒロインです。報道メディアからは“ヴェルダンの女神”の愛称で呼ばれ、共に戦う兵士からは“戦場の牝犬”と呼ばれる女性軍人で、そのキャラクターはウィリアムを凌ぐものがあります。 トムはスタントをつけず、自分で激しいシーンに臨むことが知られていますが、本作の撮影中にリタ役のエミリーも自らカー・スタントに挑戦しているです。猛スピードで車を走らせてカーブを切るというシーンで、隣に座っていたトムが「待って、待って」と叫んだのにもかかわらず、エミリーが運転する車は木に突っ込んでしまいました。 幸いにも二人とも無事だったのですが、撮影直後にエミリーはトムに向かって笑いながら冗談を言ってのけたそうです。

4:高くついたシナリオ料

『オール・ユー・ニード・イズ・キル』のオリジナルのシナリオを執筆したダンテ・ハーパーは、最終的なクレジットからは削除されてしまったそうです。 しかしダンテはタダでは転ばず、ワーナー・ブラザーズにシナリオの買い取り料として100万ドル(約1億円)を掲示したそうです。

5:ウィリアムはブラッド・ピットが演じるはずだった?

映画のシナリオが完成した段階では、主人公のウィリアムはブラッド・ピットを想定して描かれていたそうです。しかし、ブラッドのスケジュールの問題でトムに決定したそうです。 リタ役も、最初はフランスの女優のベレニス・ベジョが想定されていたそうですが、最終的にエミリーが勝ち取りました。

6:重すぎる機動スーツ

ウィリアム達が着用していく機動スーツは、一目瞭然ですがとても重たかったそうで、一着の重さは85ポンド(約38キロ)もありました。 リタ役のエミリーは、それでも機動スーツを着たまま自らアクションシーンを演じていましたが、撮影の途中でスタントに切り替えています。その理由は、重たすぎるスーツにねをあげたからではなく、撮影中に彼女の妊娠が発覚したからです。

7:ストーリーはゲーマーによって考えられた?

主人公のウィリアムは、死んではまた生き返るという2日間を世界を救うまで繰り返します。 これはまるでゲーム中の主人公が一度死んでもまた生き返り、最初からプレイをやり直せるシステムとそっくりです。もしかしたら『オール・ユー・ニード・イズ・キル』のストーリーを発案したのはそんなゲーム好きだったのかもしれません。

8:トム・クルーズが豪華なパーティーを主催

トムは、映画の出演者とスタッフをねぎらうために豪華なパーティーを主催しました。そのパーティーの為にかけた費用は、なんと10万ドル(約1000万円)にも及んだそうです。 しかし、トム自身は撮影があったためパーティーには参加しなかったそうです。

9:仕事熱心なトム

トムは映画公開の2年前から、『オール・ユー・ニード・イズ・キル』の撮影準備に参加していました。 彼が撮影準備に参加した尾は2012年の6月20日からですが、この時はまだ、トムが主演の映画『オブリビオン』(2013)の完成から1週間もたっていません。トムが仕事に対して非常に熱心だということがわかるエピソードです。

10:実の弟をパンチ

映画冒頭で、エミリー演じるリタに向かって、若い兵士が「戦場の牝犬!」と暴言を吐くシーンがあります。 リタはその若い兵士に対しパンチで応戦しますが、その兵士を演じていたのはカメオ出演していたリタの実の弟だそうです。