2018年12月28日更新

トム・クルーズが愛され続ける12の理由 作品のためにヘリのライセンスを取得?

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日本で大人気のハリウッド俳優トム・クルーズ

トム・クルーズは『トップガン』や『ミッション:インポッシブル』など数々の映画に出演している、誰もが知る超人気ハリウッド俳優です。親日家として知られ、日本にも多くのファンがいます。 休日には日本で過ごすことも多いというトム・クルーズ。そんな彼に敬意と感謝を込めて、日本記念日協会が10月6日を「トムの日」として正式認定しました。 また、トムはゴールデングローブ賞をはじめ多数の名誉ある賞を受賞しており、名実ともに歴史に残る偉大な俳優といえるでしょう。今回は、そんなトムの興味深い真実に迫り、その素顔を暴いていきます。

1.苗字は「クルーズ」ではない!出自はアイルランド系

トム・クルーズは1962年7月3日、ニューヨーク州シラキュースに生まれました。身長は170cmです。本名は、トーマス・クルーズ・メイポーサー4世といいます。そう、実は姓はメイポーサーであり、クルーズは彼のミドルネームなのです。 トムの曽祖父トーマス・クルーズ・メイポーサーは、イギリス・ウェールズ地方からのアメリカ移民。アイルランド、ドイツ、イギリスの祖先をもっています。2人の姉リーとマリアン、そして妹のキャスがおり、貧しいカトリック系の家庭で育ちました。

2.「失読症」という病気だと診断された少年時代

トム・クルーズが7歳の時、医師に「失読症」という学習障害であると診断されました。失読症のため文字を正しく読むことができず、学習面ではとても苦労したようです。 俳優になってからも、脚本の文章を読んで理解することが難しく、セリフを覚えるのにテープ録音を繰り返し聴くことで乗り越えてきました。 後に彼はこの障害を克服できたのは、自身が信仰している「サイエントロジー」のおかげだと話しています。サイエントロジストとは、SF作家のL・ロン・ハバードによって設立された新興宗教。しかしハリウッド俳優が行うサイエントロジーの活動は、時として広告塔として見られることも多く、なにかと話題になっているのも事実です。

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3.12年間で15回も転校 高校ではレスリング選手!

トム・クルーズ
Geisler-Fotop/Newscom/Zeta Image

トム・クルーズが12歳の年に両親が離婚し、母親の方についてアメリカやカナダ各地を転々としていたそうです。失読症のため、学校でいじめを受け、12年間で15校もの学校を渡り歩きました。そんな学生時代、芝刈りやクリスマス・カードの訪問販売をして家計を助けていたとか。 高校時代はレスリングの選手で、本気でプロを目指していたトム。しかし膝の怪我でチームにいられなくなり、演劇部へ入部。そこから俳優に転向していったようです。また当時すでに多忙のため、高校の卒業式に出席できなかったといいます。

4.俳優じゃない道もあったかも

実は14歳の時に神学校に入学し、聖職者を目指していた時期もありました。しかし、たった1年で中退しています。ここで辞めていなかったら、ハリウッド俳優トム・クルーズは生まれていなかったかも? また、1993年のドラマシリーズ『堕ちた天使たち』では、トム・クルーズが監督した1話が放送されました。今後、監督業に進出することはあるのでしょうか? そしてその同年には、映画製作会社「クルーズ/ワグナー・プロダクションズ」を設立し、プロデューサー業にも進出。製作第1作目は『ミッション:インポッシブル』で、その後も『バニラ・スカイ』や「ジャック・リーチャー」シリーズなどで製作を手がけています。

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5.12歳で初めてバイクを購入!

幼少期からスタントに興味を持ち始めたトム・クルーズは、12歳の時に初めてバイクを買ったそうです。 トム・クルーズは基本的にスタントマンを雇わず、自分自身でアクションをこなしています。これまで出演してきた作品の中でも、かなりの頻度でバイクを乗りこなしています。 特に傑出したバイク・スタントといえば、やはり「ミッション:インポッシブル」シリーズが思い浮かびますね。

6.アクション映画にかける情熱がすごい!!

ミッション:インポッシブル/フォールアウト
© 2018 Paramount Pictures. All rights reserved.

自らスタントをこなすことでも有名なトム・クルーズ。『トップガン』では、主人公のパイロットであるマーベリックを演じましたが、撮影中はパイロットのライセンスは持っていませんでした。ところがその8年後、本物のパイロット・ライセンスを取得し、自らスタントに挑戦したのです。 数々のアクション映画に出演するうちに、車やバイクの運転技術はセミプロ並みに上達。しかも、『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』では自らヘリコプターを操縦してスタントを行うために、ヘリコプターのライセンスも取得しています。

7.トム・クルーズがファンから愛され続ける理由

トム・クルーズ
©︎ciatr

トム・クルーズは、なぜ世界中でこんなに長く多くのファンに愛され続けているのでしょうか?それはファンに対する姿勢や、自分が演じてきた“ヒーロー”さながらの活躍にもあるようです。 トムのファン対する熱いサービス精神は有名!2018年には『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』のジャパンプレミアで、暑い中2時間もかけてファンサービスに徹しました。 ブラジル人女優エロイーザ・ヴィーニャスがひき逃げにあったところを助け、治療費も払ってあげたそうです。また1996年には、交通事故にあった女性を病院に連れていき、7000ドルもの医療費を肩代わりしたといいます。まさにヒーローの鑑!

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8.トム・クルーズの結婚遍歴。前妻は3人

ニコール・キッドマン
Adriana M. Barraza/WENN.com

最初の妻ミミ・ロジャースは1956年生まれで、2番目の妻ニコール・キッドマンは1967年生まれ。そして、3番目の妻ケイティ・ホームズは1978年生まれです。それぞれ、11歳ずつ年齢が離れている女性たちと結婚してきたわけですね。より若い方へ流れていっているトム……。 3人の前妻は、いずれも身長170cmの彼より背が高いようです。 ちなみに、ケイティ・ホームズはトム・クルーズの元ファン!10代のケイティは、部屋の壁に彼のポスターを貼っていたそうです。トムはエッフェル塔の上にあるレストランで、ケイティにプロポーズしたといいます。 ケイティに対する愛情表現は時として度を越していて、一番顕著だったのが、人気テレビ番組『オプラ・ウィンフリー・ショー』での一件。番組中に突然ソファに飛び乗り、ひざまずいて新しい恋人であるケイティに告白し、視聴者を驚かせました。

9.サイエントロジーが原因で離婚 最も高くついた離婚調停金!

ケイティー・ホームズ
©Dennis Van Tine/Geisler-Fotopres/picture alliance / Geisler-Fotop/Newscom/Zeta Image

ベタ惚れだったケイティと、彼女との間に生まれた愛娘スリ。しかし、トムが信仰しているサイエントロジーが原因でケイティと離婚することになってしまいました。 トムがケイティとの離婚で支払った金額は、養育費480万ドル(約4億8000万円)と離婚調停金500万ドル(約5億円)で、総額980万ドルにものぼりました。 離婚後は、3年間も娘に会うことができなかったトム。元々は前妻ミミの勧めでサイエントロジーに入信したようですが、愛しいスリちゃんのために、サイエントロジーを辞めることも考えているとか?

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10.トムが『マトリックス』のネオになっていたかも?

トム・クルーズが主演する可能性があった映画は、実に様々!キアヌ・リーブスが『マトリックス』に抜擢される前、トムが主演を打診されていました。 また、マット・デイモンが主人公リプリーを演じた『リプリー』も、最初はトムを主演に考えられていたそうです。『アイアンマン』でも、ロバート・ダウニー・Jr.ではなく、元々はトムが検討されていました。 その逆のパターンも。『トップガン』の主演がトムに決まるまでには、ショーン・ペン、マシュー・モディーン、パトリック・スウェイジ、エミリオ・エステベス、ニコラス・ケイジ、ジョン・キューザック、マシュー・ブロデリック、マイケル・J・フォックス、そしてトム・ハンクスが検討されていたそうです。今にして思えば、実に豪華な顔ぶれ!

11.アラジンはトム・クルーズの顔がモデル

アラジン
©︎WALT DISNEY PICTURES

ディズニー映画『アラジン』の主人公・アラジンの顔は、当初マイケル・J・フォックスをモチーフに制作される予定だったようです。 しかし、トム・クルーズの顔の方が女性に人気が出るのではと考え、彼の顔をモチーフにすることになったといいます。確かに言われてみれば似てるかも……?

12.実はオスカーを取ったことがないトム

これほど長く実績のあるキャリアの中でも、実はいまだにアカデミー賞ではオスカーを手にしたことがないというのは驚きです!アカデミー賞主演男優賞にノミネートされたのは、『7月4日に生まれて』と『ザ・エージェント』での2回で、いずれも受賞は逃しています。 一方ゴールデングローブ賞では、上記の2作品で主演男優賞を受賞しています。とはいえ、デビュー当時から演技派として知られるレオナルド・ディカプリオでさえ、2015年『レヴェナント:蘇えりし者』でようやくその栄冠をつかんだわけですから、賞レースとは厳しいものです。

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常に前進し続けるトム・クルーズ!今後の作品も期待大

ミッション:インポッシブル/フォールアウト
© 2018 Paramount Pictures. All rights reserved.

トム・クルーズの周りでは次から次へと新企画が立ち上がっています。 「ミッション:インポッシブル」シリーズも、2018年に第6作を公開し終えたばかりだというのに、トムの頭の中にはすでにシリーズ第7作目の構想がある模様。次はもしかして、宇宙が舞台になるかもしれません! トム・クルーズを一躍スターダムにのし上げた『トップガン』の続編『トップガン:マーベリック(原題)』の全米公開も、2020年6月26日に決定。30年以上も経つ作品の続編ですが、まったく衰えを感じさせないトムの容姿に注目が集まっています。