エイサ・バターフィールドのプロフィール
エイサ・バターフィールドは、1997年4月1日、ロンドン北部のイズリントン地区出身の俳優です。
エイサ(Asa)という名前は古代ヘブライ語で「癒す人」「医者」を意味し、ポルトガル語では「羽根」、グリーンランド語では「愛される者」、インドネシア語では「希望」という意味を持っています。
バターフィールドは、7歳のときから地元のヤング・アクターズ・シアターで演技を学び始め、2006年のテレビ映画『アフター・トーマス(原題)』でデビューしました。
スカウトされて8歳で映画主演に!
2008年、バターフィールドは「眼力が印象的だったから」という理由で、マーク・ハーマン監督の映画『縞模様のパジャマの少年』の主人公ブルーノ役に抜擢されました。
この初の主演映画で、彼は英国インディペンデント映画賞の新人賞と、ロンドン映画批評家協会賞の若手俳優賞にノミネートされました。
iPadのアプリを開発?
バターフィールドは2014年に父と兄とともに、iPadアプリ『レーシング・ブラインド』を開発しました。
このゲームは目を閉じてプレイする珍しいレースゲームで、「目隠しモード」と小さな子供向けの「ブラックアウト・モード」があります。幅広い年齢層で大人数でも楽しむことができるようになっています。
App Storeの評価は5つ星中4.5星となっており、なかなか高評価のようですね。
映画『ヒューゴの不思議な発明』で主演に!
ブライアン・セルズニックの小説を原作に、マーティン・スコセッシが自身初の3D映画として制作した作品です。
1930年代のパリ。少年ヒューゴ(バターフィールド)は父が遺した壊れた機械人形とともに、時計塔に隠れて住んでいました。人形の秘密を探るヒューゴは、イザベルという少女(クロエ・グレース・モレッツ)とジョルジュという男性(ベン・キングスレー)に出会います。やがてヒューゴは機械人形の秘密に迫っていき……。
バターフィールドはこの作品で、放送映画批評家協会賞およびサターン賞の若手俳優賞にノミネートされ、ラスベガス映画批評家協会賞若手俳優賞を受賞しました。
エイサ・バターフィールドのおすすめ出演作品を紹介!
少年たちの友情を描く感動物語【2007】
1982年のイギリス。気弱な少年ウィル(ビル・ミルナー)と問題児のリー・カーター(ウィル・ポールター)は正反対の性格ですが、似たような境遇で生活していたため次第に仲良くなっていきます。ある日生まれて初めて映画館で『ランボー』を見て感激したウィルは、”ランボーの息子”としてカーターが自主制作しようとしていた映画に主演することを提案しました。
本作で映画デビューを果たしたバターフィールドは、映画を作るふたりのもとに次第に集まってくる仲間たちのひとりを演じています。
不思議なナニーと子供たちの冒険【2010】
2005年の映画『ナニー・マクフィーの魔法のステッキ』の続編である本作は、前作に続きナニー・マクフィーを演じたエマ・トンプソンが製作と脚本も兼任しています。
戦時下のイギリスを舞台に、農村で出征中の父親の帰りを待つの3人兄弟と、ロンドンから疎開してきたいとこ2人の5人の子供たちのもとに、魔法使いのナニー・マクフィーがやってくるというもの。彼女は対立する子供たちに、勇気や助け合う心を育てるレッスンをしていきます。
この作品でバターフィールドが演じたのは農場に住むきょうだいの長男ノーマン・グリーンで、当初はいとこと対立しながらも、父親の無事を信じ、農場を売却の危機から守る重要な役目を演じました。
『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』の監督によるSF映画【2013】
昆虫生命体フォーミックと戦争を続けている人類は、敵の第二次侵攻に備え、世界中から優れた少年兵士を育成するベースキャンプに集め、訓練していました。そんな中、戦争を終わらせるという特殊な任務を背負った少年エンダーもベースキャンプに送られます。
主人公エンダー役を務めたバターフィールドは、天才と言われるエンダーの葛藤や苦悩を見事に演じています。また、脇を固めるハリソン・フォードやベン・キングスレーらの名優との共演について、「緊張はしたものの無事にこなすことができた」と語っています。
エイサ・バターフィールドの今後も気になる!
2016年、彼は映画『Miss Peregrine's Home for Peculiar Children(原題)』と『ザ・スペース・ビトウィーン・アス(原題)』の撮影が完了しています。また、2017年には『ザ・ハウス・オブ・トゥモロー(原題)』への出演も決定しています。
今後も長く活躍してくれるであろうエイサ・バターフィールドに、ぜひ注目していきたいですね。