2017年7月6日更新

ナイロン100℃のメンバー一覧【ケラリーノ・サンドロヴィッチ主宰!】

音楽と演劇を極めたケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)主宰の劇団「ナイロン100℃」。前身の「劇団健康」時代からナンセンス・コメディを得意とし、個性豊かな団員で構成されています。それでは、メンバーをご紹介していきましょう。

演劇集団、ナイロン100℃!

「ナイロン100℃」は、ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)が率いる劇団です。ロックバンド「有頂天」のボーカルを務めていたKERAらによって旗揚げされた「劇団健康」が母体となり、1993年に結成されました。

同年8月のインタラクティブテクノ活劇『予定外』を皮切りに、劇団外からも俳優を招き、年間1、2本のペースで公演を行っています。「劇団健康」時代からナンセンス・コメディを得意とし、「ナイロン100℃」への進化で遊び心溢れる独創的な舞台はさらに磨かれていったそうです。

それでは、その舞台を作り上げている個性と才能豊かなメンバーをご紹介しましょう。

ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)

ケラリーノ・サンドロヴィッチは、東京都出身、1963年1月3日生まれ。「ナイロン100℃」の主宰者であり、ミュージシャンでもあります。

そのキャリアは音楽から始まり、80年代のインディーズブームをけん引したロックバンド「有頂天」でヴォーカルを担当。自身のバンド活動と並行して「ナゴムレコード」を立ち上げ、「筋肉少女帯」や「たま」、「人生(現在の電気グルーヴ)」などのプロデュースも行いました。

演劇活動は1985年からで、「劇団健康」を経て、1993年に「ナイロン100℃」を結成。公演作品の脚本と演出は基本的にケラリーノ・サンドロヴィッチが務め、第43回岸田國士戯曲賞をはじめとする多くの賞を受賞し、演劇界でも素晴らしい功績をあげています。

2003年には『1980』で映画監督としてもデビューし多方面での活躍を見せ、演劇関係は「ケラリーノ・サンドロヴィッチ」、音楽方面が「ケラ(KERA)」名義で活動しているようです。プライベートでは、2009年に女優の緒川たまきと結婚し世間を驚かせました。

犬山イヌコ

犬山イヌコ(いぬやま・イヌコ)は東京都出身、1965年12月16日生まれ。

「劇団健康」の旗揚げから携わる「ナイロン100℃」の看板女優です。他劇団の公演や、ドラマ、映画、アニメなどにも数多く出演。ドラマ『時効警察』では、定食屋のおばさん役でゲスト出演し強烈な印象を残しました。

幅広い声色を操り、女優としては普通の女性の声で演技をしますが、普段の喋りはアニメ声。その特徴的な声でラジオDJや声優としても活躍し、アニメ『みどりのマキバオー』ミドリマキバオー役、『ポケットモンスター』ニャース役などでお馴染みです。

みのすけ

みのすけは、東京都出身、1965年4月25日生まれ。

かつて在籍していたバンドの「有頂天」や「筋肉少女帯」では、ドラムを担当していました。「筋肉少女帯」のベース・内田雄一郎は高校の同級生で、ケラリーノ・サンドロヴィッチは先輩にあたるそうです。

「劇団健康」「ナイロン100℃」ともに旗揚げメンバーのひとりであり、劇団公演のほか、外部の舞台、ドラマ、映画などにも多数出演。映画『日本で一番悪い奴ら』では綾野剛演じる主人公・諸星要一刑事の上司役を務めています。

峯村リエ

峯村リエ(みねむら・りえ)は、東京都出身、1964年3月24日生まれ。

「劇団健康」から参加し「ナイロン100℃」の旗揚げにも関わった古参メンバーです。2000年頃からドラマや映画にも進出し、堤幸彦が手掛けたドラマ『ケイゾク』や『池袋ウエストゲートパーク』に出演。『池袋ウエストゲートパーク』では、タカシの彼女2号・キャシーを演じました。

その後も舞台で培った豊かな表現力を武器に多くの作品で活躍。ドラマ『民王』では総理夫人の武藤綾、NHK『真田丸』ではアクの強い大蔵卿局でその存在感を大いにアピールしています。

三宅弘城

三宅弘城(みやけ・ひろき)は、神奈川県出身、1968年1月14日生まれ。

体操が得意でバック転ができることが評価され「劇団健康」に合格し、後継の「ナイロン100℃」の旗揚げメンバーのひとりとなります。劇団の主要俳優として活躍するほか、他劇団の公演、ドラマ、映画などにも出演。NHK『あさが来た』加野屋の中番頭・亀助役で知名度を上げました。

また、「ナイロン100℃」と肩を並べる個性派劇団「大人計画」の俳優で結成されたバンド「グループ魂」のドラマーとして「石鹸」の名義でも活動。「ナイロン100℃」の劇団員ですが、ナイロンはマネジメント活動を行っていないため、所属事務所は「大人計画」になるそうです。

大倉孝二

大倉孝二(おおくら・こうじ)は、東京都出身、1974年7月18日生まれ。

1995年、オーディションで「ナイロン100℃」に入りました。絶妙な間から生み出す笑いとインパクトのある芝居でほどなく台頭し、舞台活動と並行してドラマや映画にも進出していきます。

2002年の映画『ピンポン』では、スキンヘッドに黒縁メガネをかけた個性際立つ佐久間学(アクマ)役を演じ、広くその名を知らしめました。以降、NHK『新選組!』河合耆三郎役、『グッドパートナー 無敵の弁護士』九十九治役など連続ドラマへの出演も多く、作品にスパイスを効かせる個性派俳優として活躍しています。

新谷真弓

新谷真弓(しんたに・まゆみ)は、広島県出身、1975年11月6日生まれ。

「ナイロン100℃」へは1995年から参加しました。劇団公演のほか外部公演への出演も多く、舞台女優として幅広く活動します。

1998年にアニメ『彼氏彼女の事情』芝姫つばさ役で声優デビューすると、一度聴いたら忘れられない特徴的なその声を庵野秀明監督が気に入り、庵野関係のOVA『フリクリ』や映画『キューティーハニー 』にも出演。また、2013年のアニメ『キルラキル』蛇崩乃音役でもその個性を遺憾無く発揮し、声優としても根強いファンを持っています。

廣川三憲

廣川三憲(ひろかわ・みつのり)は、山口県出身、1962年8月15日生まれ。

「ナイロン100℃」の最高齢俳優です。静岡の劇団で活動していましたが、オーディションを受け大倉や新谷と同時期に入団しました。

ドラマや映画への出演は少なく、舞台が中心。劇団公演以外にも数多く出演し、音楽劇『星の王子さま』では飛行士の親友役、野田秀樹演出のモーツアルト/歌劇『「フィガロの結婚」〜庭師は見た!〜』では庭師アントニ男役を熱演しました。特に庭師役では、一流のオペラ歌手に交じり見事な歌と演技を披露し、絶賛を浴びています。

村岡希美

村岡希美(むらおか・のぞみ)は、東京都出身、1970年9月9日生まれ。

『赤毛のアン』の翻訳者でありNHK『花子とアン』の主人公のモデルとなった村岡花子は、大叔母にあたるそうです。

「ナイロン100℃」へは1995年に入団しました。劇団公演のほか、外部作品にも数多く出演。2016年8月から9月にかけて、石田衣良原作の舞台『娼年』でヒロミ役を務めます。

また、ドラマや映画にもしばしば登場し、自身と縁深い作品『花子とアン』では花子の親友である葉山蓮子の兄・晶貴の妻・葉山園子を演じました。さらに、歴史ドラマ『新解釈・日本史』のナレーションの声というとより馴染みのある方も多いのではないでしょうか。

藤田秀世

藤田秀世(ふじた・ひでよ)は、東京都出身、1964年7月1日生まれ。

子役から活動をスタートさせ、ドラマ『3年B組金八先生』の第2シリーズではガリ勉キャラの平尾久之を演じました。その後、「劇団健康」二回公演から参加し、「ナイロン100℃」旗揚げにも携わります。

1993年に退団しますが、客演として『NEXT MYSTERY』などへの参加を続け、2002年に正式に復帰を果たしました。舞台中心の活動の中、映画『愛の新世界』やドラマ『SPEC』などへの出演歴もあります。

喜安浩平

喜安浩平(きやす・こうへい)は、愛媛県出身、1975年2月19日生まれ。

1998年のオーディションに合格し、客演としての参加を経て、1999年に正式に入団しました。「ナイロン100℃」での活動と並行して、2000年に劇団「ブルドッキングヘッドロック」を旗揚げ。役者だけでなく、脚本・演出も務めます。

脚本家として参加した映像作品には、神木隆之介主演の映画『桐島、部活やめるってよ』や、高校演劇をテーマにした「ももいろクローバーZ」主演の『幕が上がる』などがあり、『桐島、部活やめるってよ』では第36回日本アカデミー賞の優秀脚本賞に輝きました。

また、アニメ『はじめの一歩』幕之内一歩役で声優デビューすると、『テニスの王子様』海堂薫、『蒼穹のファフナー』皆城総士役なども務め、幅広いマルチな活躍を見せています。

水野小論

水野小論(みずの・ころん)は、東京都出身、1981年5月25日生まれ。

2004年から2005年にかけて本名の水野顕子名義でラジオ番組『智一・美樹のラジオビッグバン』のアシスタントを務めながら、舞台活動にも励みます。

その後、2008年の「ナイロン100℃」のオーディションに合格。2010年から「ナイロン100℃」の正式団員となり、水野小論に改名しました。命名者のケラリーノ・サンドロヴィッチから芸名が決まった連絡を受けた時には、たまたま免税店で買ったコロンを抱えていて運命を感じたそうです。

劇団公演を中心に活動していますが、ドラマでは『猫弁と透明人間』や『吉原裏同心』、映画ではオムニバス・コメディ『ゼンタイ』などへの出演歴があります。

木乃江祐希

木乃江祐希(このえ・ゆうき)は、神奈川県出身、1987年1月6日生まれ。

「ナイロン100℃」に入団する前は、『ラフカット2006』やユニット劇団「雷電」の『雷電甲子園』などに参加し、舞台経験を積みます。そして、2009年『世田谷カフカ』から「ナイロン100℃」作品に登場しました。

以降、劇団公演のほか、映画『夏ノ日、君ノ声』や『モーターズ』にも出演。2016年には「劇団コノエノ!」を立ち上げ、同年6月29日から5日間の旗揚げ公演『エリコ・オブ・ザ・デッド』を行いました。「ナイロン100℃」所属女優として、また劇団主宰者として、更なる活躍が期待されます。