スパイク リー、ハーバード大学教授でもある監督おすすめ映画10選

2017年7月6日更新

アメリカを代表する黒人映画監督であるスパイク・リー。これまで多くのヒット作品を手掛けてきましたが、大学で教鞭をとる知性派としても知られています。そのプロフィールと主だった代表作10作品を紹介します。

スパイク・リーのプロフィール

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出典: variety.com

アメリカを代表する黒人映画監督スパイク・リーは、1957年3月20日、ジョージア州アトランタに生まれました。幼少期をニューヨークのブルックリンで過ごし、ラーク・アトランタ大学で映画を学びます。その後は、モアハウス大学、ニューヨーク大学でファイン・アーツを専攻しました。

卒業製作の映画『ジョーズ・バーバー・ショップ』は、学生アカデミー賞において大賞を受賞。1985年には初の商業映画『シーズ・ガッタ・ハヴ・イット』を発表し、映画の大ヒットとともに、一躍その名を知らしめました。

その後、自身の映画制作会社「40エーカー・アンド・ア・ミュール・フィルムワークス」からたくさんの作品を発表している他、ハーバード大学など複数の大学で教授として教鞭をとる知性派としてもよく知られています。

1:ブルックリンを舞台にした監督・脚本・主演作【1989年】

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赤っぽい映像、音楽とかセンスが良い雰囲気!後半につれ空気が変わりゆくストーリーも面白いです。最近は議論が活発になってきていますが、日本に住んでるとアメリカほど馴染みない人種問題について考えるきっかけになる映画だと思います。

kyoqo ブルックリンの夏が暑すぎて、みんなおかしくなって、色々問題が起こります。まぁ暑いからしゃーないなぁーでも人死ぬんかい!って、敢えて軽い気持ちで、暑い日に冷房ガンガンでキンキンに冷えたビール飲みながら、ポテチ齧りながら、見たい。やっぱスパイクリーおもしろい。※こんなレビューですが考えることたくさんある作品!

スパイク・リーが幼少期を過ごしたニューヨークのブルックリンを舞台に、様々な人種の入り混じる日常と個性的過ぎる人間模様を綴ります。スパイク・リーは監督・脚本の他、主人公であるピザの配達人ムーキーを演じました。描かれるのは、彼のライフタイム・テーマである人種差別。本作で、アカデミー脚本賞にノミネートされています。

ちなみにスパイク・リーは、2015年にやっとアカデミー賞名誉賞を授与されましたが、アカデミー協会や米映画界の人種差別的傾向を批判して距離をおき、授賞式も欠席しています。

2:デンゼル・ワシントンを主人公に迎えたジャズ・トランぺッターの物語【1990年】

人気と実力はあるが、自己中なプロ・トランぺッターであるブリークの人生を柱に、母親との関係や周囲の人物たちとの関わり、友情を描いたジャズ映画です。実際に、ブランフォード・マルサリスら人気ミュージシャンが音楽を提供しています。

ブリークを演じたのは、本作以後スパイク・リーのお気に入り俳優となるデンゼル・ワシントン。また、セッションメンバーの一人としてウェズリー・スナイプスが共演しています。

3:異人種間の不倫を描いた社会派ストーリー【1991年】

黒人である既婚の建築家・フリッパーと白人女性である秘書のアンジーの不倫によって巻き起こる、込み入った人間関係の波紋を描いたドラマです。劇中使用されたスティーヴィー・ワンダーの楽曲も話題になりました。

フリッパーを演じたのはウェズリー・スナイプス。兄のゲイターを演じたサミュエル・L・ジャクソンは、この演技でカンヌ国際映画祭の助演賞を特別受賞しています。また、ハル・ベリーのデビュー映画としても知られています。

4:実在した黒人公民権運動活動家の半生を映画化【1992年】

acornkorokoro 組織が個人を利用し、その組織の腐敗から個人の立場で自由に発言していく道を選ぶマルコム。マルコムの存在が、組織やアメリカの白人社会に邪魔になると暴力で排除するという今もなくならない構図。過激な発言が注目されますが、考え方を柔軟に変えていく姿勢も持ち合わせていました。もし生きていたらという思いが尽きません。本当の彼のことを知っているのか?

米国の黒人公民権運動においてキング牧師と並び、カリスマ的人気を博した活動家のマルコムX。『マルコムX自伝』を原作に、スラム街の不良から、イスラム教に出会って目覚め、信念のもとアクティブな活動家となっていく半生を描きます。

風貌ともども、マルコムXになりきったデンゼル・ワシントンは、第65回アカデミー主演男優賞にノミネートされました。

5:スコセッシと組んで描いた麻薬社会の闇【1995年】

eigamirudesu ドゥザライトシングに比べると地味な印象 取り上げている題材はかなり深刻、負のスパイラルな話でした。主人公はドラッグを売ってるけど鉄道模型が好きだったりな文系少年すね。ハーヴェイカイテルが頭から離れません

『タクシードライバー』や『ディパーテッド』など数々の名作を世に送り出した巨匠マーティン・スコセッシと手を組み、麻薬が蔓延するニューヨークのブルックリンを舞台に、犯罪に関わるディーラーら黒人たちの闘争と闇を描きます。

デルロイ・リンドーら多くの黒人キャストの中、事件の捜査を進めるニューヨーク市警の刑事コンビには、ハーヴェイ・カイテルとジョン・タトゥーロが扮しました。

6:バスケットボールを通じて再生する父子の絆【1998年】

大ヒットした『マルコムX』以来6年ぶりに、再びデンゼル・ワシントンを主役に迎えた作品が『ラストゲーム』です。有望なバスケットボール選手である高校生のジーザスと、刑務所から期間限定で出所してきた父・ジェイクが壊れた絆を取り戻すまでが描かれます。

マイケル・ジョーダンら実際のバスケットボール選手なども本人役で多数登場し、物語にリアルな華を添えました。

7:連続殺人事件に翻弄される人々を描くサスペンス・ムービー【1999】

1977年の夏、「サムの息子」の名で知られた、ニューヨークで実際に起こった連続殺人事件に翻弄される人々をサスペンスタッチで描いています。物語の中心になる美容師のヴィニーと妻のディオーナには、ジョン・レグイザモとミラ・ソルヴィーノが扮しました。

スパイク・リーの数ある作品の中でも、一風変わった雰囲気を醸し出す異色作。とりわけ親友のリッチーを演じたエイドリアン・ブロディの演技に注目です。

8:一人の受刑者が刑務所に収監される前の25時間を描く【2002年】

pupil_f27 麻薬の売人が、何者かの密告により逮捕され収監されるまでの25時間の物語。唯一信用出来る友人や家族との関係を清算していく。エドワード・ノートンの演技力ってやっぱり凄い。そしてスパイク・リー監督作品をもっと観たくなった。
Satoko_Suzuki もし明日、刑務所に入ってしまうことになったら、何をするかな。誰に会うかな。多分普通に過ごす、そして噛みしめる。案外ドラマチックなことはしない気がする。沁みる映画でした。

デイヴィッド・ベニオフの同名小説が原作。麻薬密売の容疑で7年の服役が決まった男モンティを主人公に、刑務所に出向く前の25時間のプライベートを描きます。モンティは、残された時間を友人や恋人と過ごしますが、警察に密告したのは誰なのかという疑念に苛まれ続けます。

モンティを演じたのは、かねてからスパイク・リーのファンだったというエドワード・ノートン。脇をフィリップ・シーモア・ホフマンら演技派が固めています。

9:銀行強盗・警察・交渉人の緊迫した攻防を描いたサスペンス【2006年】

____RiN____ とてもシンプルに面白かったです。入念に練られた銀行強盗の計画、そこに小さなミスを起こさせなんとか解決を早めようと試みる交渉役との心理戦、さらには銀行強盗の裏に隠された戦争犯罪の影、とくに海外ドラマ好きはこの雰囲気に弱いはず。とは言っても、海外ドラマのように何もかもがすっきり解決!という訳でもなく、観客に推理の手を委ねたような終わり方にもやっとされたひとも多いのではないでしょうか。 いやでも、推理して勝手に納得して、鑑賞後も楽しめるという意味でも良い映画でした、わたしにとっては。鑑賞後に誰かと話し合いたくなる作品です。
tora スパイク・リーはどうしてもドゥ・ザ・ライト・シングやマルコムXといった社会派作品を撮る人というイメージが強かったのですが、本作はいい意味で期待を裏切ってくれたというか。 人種間の根深い差別問題を皮肉った感じでちょこちょこ小出しにしてはいましたが、娯楽要素の強いクライムサスペンスで楽しかったです。

白昼のニューヨークで発生した銀行強盗事件。犯人グループ、ニューヨーク市警の捜査官、交渉人として事件現場にやってきた女性弁護士らの、緊張感漲る攻防を描きます。

銀行強盗のリーダーであるダルトンにはクライブ・オーウェン、捜査官キースにはデンゼル・ワシントン、謎めいた交渉人マデリーンにジョディ・フォスター、その他にもクリストファー・プラマーやウィリアム・デフォーら、ハリウッドを代表する豪華キャストが勢揃いしました。

10:世界中でヒットした韓国映画のハリウッド・リメイク【2013年】

tetsuaki 理由も解らず20年間監禁され突然解放された男の復讐劇。日本の漫画が原作の韓国映画を米国がリメイク。両方とも未鑑賞で鑑賞。楽しめた! ラストの展開も面白かった!!エリザベス・オルセン良かった。(おっぱいも)好きになりました(笑)

日本のコミックを原作に、韓国で2003年に映画化され世界的ヒットを記録した映画『オールド・ボーイ』のリメイク作品です。20年もの間、理由不明のまま監禁されたのちについに解放された一人の男の復讐を描きます。

広告代理店の重役だった主人公のジョーにはジョシュ・ブローリンが扮しました。悪役のエイドリアンには、様々な俳優の名前が挙がったのち、最終的にシャールト・コプリーが選ばれたといういわくつきです。他にエリザベス・オルセン、サミュエル・L・ジャクソンらが共演しています。