2017年7月6日更新

ティルダ・スウィントン出演おすすめ映画15選

中世的な魅力を持ち、コーエン兄弟やウェス・アンダーソンといった独特な作風の監督作品などでも圧倒的存在感を放つ女優ティルダ・スウィントン。そんな彼女が出演した作品15本をチョイスしました。

ティルダ・スウィントンのプロフィール

ティルダ・スウィントンは1960年のロンドンで、スコットランド人の父とオーストラリア人の母の間に生まれました。ケンブリッジ大学卒業後に、名門ロイヤル・シェークスピア・カンパニーで演劇を学び、1986年に『カラヴァッジオ』でスクリーンデビューを果たします。

1991年の『エドワードⅡ』でヴェネチア国際映画祭最優秀女優賞を受賞したことで注目を浴び、以降ハリウッドに活躍の場を広げます。そして2007年の『フィクサー』(後述)でアカデミー賞助演女優賞を獲得し、名実ともにトップクラスの女優となりました。

1.ティルダのスクリーンデビュー作、絵画と映画の融合【1986年】

1600年代にバロック絵画の形成に大きな影響を与えた画家ミケーレ・カラヴァッジオの生涯を、フィクション要素を交えて描いたデレク・ジャーマン監督作品。まるで絵画を見ているような色彩とコントラストな映像センスが特徴です。

ティルダ・スウィントンのスクリーンデビュー作となり、彼女はラヌッチオの恋人レナを演じ、カラヴァッジオとの奇妙な三角関係が描かれます。

2.デレク・ジャーマン監督の自伝的アート・フィルム【1990年】

デレク・ジャーマン監督が、イギリスの海岸沿いの町に構える自宅を“エデンの園”に置き換え、刻々と移りゆく風景を2年間に渡って記録したアート・フィルム。自身も同性愛者だったデレクの宗教観や夢、幼少時の記憶など、様々なイメージが織り込まれています。

3.男性貴公子役のティルダの中世的魅力が発揮【1992年】

Satoko_Suzuki サリー・ポッターの変わり種映画。 主人公が性別(!)と時代を行ったり来たり。衣裳やセットも綺麗だし、ストーリーも予想がつかない、、、白昼夢を見ているような一本です。地方には来ないだろう、と日比谷シャンテで観たっけな。
Moto_Ishiduka 衣装と美術はすごかった、ただフィクションを曖昧に描いてる感じがあまりすきじゃなかった。

16世紀末にエリザベス1世の寵愛を受け、400年もの間男から女へ生まれ変わりながら生き続けた貴族オルランドの生涯を描いたヴァージニア・ウルフ原作の寓話を映画化。貴公子オルランドをティルダが演じていますが、中世的魅力が十二分に活かされた絶妙なキャスティングとなっています。

4.天才哲学者ウィトゲンシュタインの生涯【1993年】

epocheche ウィトゲンシュタインの思想を少し知るのには良いのだと思いますが、映画としては退屈した印象を受けました。

デレク・ジャーマン監督による、オーストリアの哲学者ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインの伝記映画ですが、『カラヴァッジオ』と同様に独自解釈によるフィクション要素が含まれています。

ジャーマン作品の常連となったティルダは、本作ではウィトゲンシュタインを援助する思想家ラッセルの愛人レディ・オットリーン・モレルを演じています。

5.苦悩する女性検事の自立と旅立ち【1996年】

日々悪夢や幻覚に襲われる美人検事イヴ(ティルダ)が、姉の逮捕の裁判に関わるうちに、苦悩の原因や自身のアイデンティティに目覚めていきます。

監督・脚本のスーザン・ストライトフェルドを筆頭に、製作や撮影、音楽といったスタッフを女性が務めています。

6.夢の楽園を目指した男を待っていた過酷な現実【2000年】

shoko310 パラダイスは思い出の中にしか存在しないとゆうことを、壮絶な経験の果てにやっと気付いた青年の話。己の身勝手さを正当化させる人間の描写が、現代を風刺しているようで面白かった。
karinchorin マリファナとかカオサンとか思った以上にぶっ飛んでた!ディカプリオ体型も表情もまだまだあどけないなぁ。他の作品のオファーを蹴ってまでこの作品に出たかった理由が何となく分かった。

夢の楽園といわれる"伝説のビーチ"を目指した男が遭遇する不気味なサバイバルを、『トレインスポッティング』のダニー・ボイル監督、レオナルド・ディカプリオ主演で描きます。

ティルダは楽園内で様々な人種が暮らすコミューンを取りしきる女性サルとして、怪しげな雰囲気を漂わせて登場しています。

7.現実とフィクションが入り混じった脚本家の受難【2002年】

Waon 2016.05.15[53作目] DVD。マルコヴィッチの穴に続いて鑑賞。なんか分かんないけど、すごく心にきた。印象的なセリフが多いけれどもそれが原因という訳でもなさそう。なんなのだろう。
Daichi_Yamada チャーリー・カウフマンの自己パロディというか、相変わらずよくもま~こんなこと思いつくよなって感じの脚本。「マルコビッチの穴」を観てからじゃないと面白くないと思う。後半のドタバタより、前半の悶々とした雰囲気の方が面白かった。この人の頭の中はどうなっているんだろう?「チャーリーカウフマンの穴」が欲しい。

『マルコヴィッチの穴』の脚本で成功したチャーリー・カウフマンが、次作の脚色執筆に息詰まった末に、よからぬ妄想に取りつかれていく様を現実とフィクションを交錯させて描いたコメディ。

ティルダはカウフマンに脚本完成をせっつかせて彼を余計に苦しませる、プロデュ―サーのヴァレリーを演じています。

8.不思議な国ナルニアを救おうとする4人兄妹の活躍【2008年】

murasakiman 動物が可愛かった

C・S・ルイスによるファンタジー文学の同名作「ナルニア国物語」を映像化し、3作までシリーズ化されました。ティルダはこの作品で、不思議な生き物たちが暮らすナルニア王国を100年もの間支配する白い魔女役を演じていますが、その容姿がまさにハマっています。

9.トラブル揉み消し屋が巨大な陰謀を暴く【2007年】

shoko310 ジョージ・クルーニーの哀愁が映画・役柄とマッチして良い感じ。ストーリーも面白いのだけど、説明不足感がもったいない。2回目でスッキリするのか?
ririri511 うん、難しいしつまらない。司法や弁護士の裏社会などに興味がある人なら楽しめるかも。 ジョージ・クルーニーの映画ってこの手の難しい社会派サスペンスが多いけど政界進出でも目指してんのかな?

表沙汰には出来ないトラブルを秘密裏に処理する揉み消し屋“フィクサー”が、巨大製薬会社の薬害訴訟事件の陰謀を突き止めようとする社会派サスペンス。

ティルダはこの作品で、主人公マイケル・クレイトンに敵対する上司カレンを演じ、見事アカデミー賞助演女優賞を初受賞しました。

10.CIAの機密情報が発端となって入り乱れる人間模様【2009年】

Rockin_Wild くだらない事件を真面目テイストで仕上げてるのが面白い。

コーエン兄弟監督・脚本作品。『オズの魔法使い』をモチーフに、CIAの機密情報が発端となって繰り広げられる5人の一喜一憂を描いたブラック・コメディ。

ティルダは機密情報を紛失してしまった元CIA諜報員オズボーンの妻ながら、財務省連邦保安官ハリーと不倫を楽しむケイティをヒステリックに演じています。

11.老人として生まれ、赤子として死んだ男の生涯【2008年】

micoo27 開始10分で涙が…… ベンジャミンの人生に「あるよね!」という共感は一切持てないのに、何故か彼の人生の節目に感じただろう気持ちが想像できすぎてしまう……そのため20分に一回は涙腺が緩んでしまいます。翌日仕事や学校がある夜中に決して観てはいけません。(翌日必ず目が腫れます) 若返る人生でも老いる人生でも、輝かしい期間、幸せな日々は必ずあるんだな〜
iamAmy 凄い切ないよねー こー生まれちゃったならどうしようもないけどさ。

老人の体で生まれ、年を取っていくごとに若返っていくという奇妙な男ベンジャミン・バトンの生涯を描いたフィッツジェラルドの短編を、デヴィッド・フィンチャー監督が映像化。

この作品でティルダはベンジャミンの初恋の相手となる、外交官の妻エリザベスを妖艶に演じています。

12.絢爛豪華な上流マダムの激愛【2011年】

honeycandybaby 出てくる人、ものが重厚感のあるRichな雰囲気のものばかりで惚れ惚れしましたっ!やっぱり愛のために生きて何もかも捨てて自由を得ることって聞いただけでは美しいけど罪なのかなぁ。自分の幸せのために犠牲がでるとしたら、自分ならどうするんだろう、、。
ueshim ちょー鮮烈。女優ティルダ・スウィントンの解き放たれた演技に惚れ惚れ。

イタリアの富豪と結婚し上流社会の妻となったエンマが、息子の友人アントニオと禁断の愛に溺れていく様を官能的に描きます。

エンマ役を体当たりで熱演するティルダはもちろん、ジル・サンダーやフェンディの衣装や一流シェフのカルロ・クラッコによる料理シーンも見どころです。

13.現代社会を生きる吸血鬼男女のシニカルな世界観【2013年】

YU66 上質でエレガントなラブストーリー。 何世紀も生き続ける悲しげなヴァンパイアであり、卓越した音楽センスを持つアダム。 アンティークなギターを愛でたり、美しい歌声が聞こえると吸い込まれるように音楽にフォーカスされる姿がたまりません。

また妻のイヴとの二人で寝そべったり寄り添うポーズ自体がアートです。 またそれをアダムの部屋や音楽がさらに彩ります。

わたしにはジムジャームッシュ監督、“コーヒー&シガレッツ”に次いでの優秀作です。

『ゴースト・ドッグ』などを撮ったジム・ジャームッシュ監督による、何世紀も恋人同士として生きてきた吸血鬼の男女アダムとイブと、2人の前に現れたイブの妹エヴァとの奇妙な関係を描いた人間(吸血鬼?)ドラマ。

トム・ヒドルストンとティルダという、いかにも吸血鬼な風貌っぽい2人がアダムとイブを演じており、まさにハマリ役といえます。

14.黄金期ハリウッドが舞台のドタバタ誘拐劇【2016年】

skr_icj ああ歴史も古い映画もわからない私には難しい映画だった。ただ、なんとなく、ここが笑いどころだよっていうところはわかる。笑えないけど。茶化して痛快、がわかるひとにはわかるんだろうなあ。俳優陣はとてもすばらしかった。

1950年代のハリウッドの映画スタジオを舞台に、突然消息を絶ってしまった人気スターの行方を追うスタジオのトラブルバスター(ジョシュ・ブローリン)を中心とした人間模様を描いたコーエン兄弟作品。

この作品でティルダは双子のゴシップ記者ソーラとセサリーの二役を演じており、姉妹なのに仲が悪いライバル同士という、コーエン作品らしいクセのあるキャラクターとなっています。

15.ティルダ・スウィントン、ついにマーベルヒーロー作品に出演【2016年】

不慮の事故でケガを負ってしまった天才外科医ステフェン・ストレンジが、チベットの魔術師エンシェント・ワンのトレーニングを受け、地球を襲う敵と闘うマーベル・シネマティック・ユニバースの最新作。

この作品でティルダはエンシェント・ワンを演じますが、原作では500歳を超える東洋人の男性だったキャラを、女性でケルト人のティルダがどう演じるのかに注目が集まっています。