2017年7月6日更新

石田ゆり子出演のオススメ映画5選

1988年の女優デビュー以降、いつまでも少女のような”清純派”として親しまれてきた女優、石田ゆり子。声優を務めたスタジオジブリ映画、献身的なヒロイン役やこれまでのイメージを覆す役柄の作品など、出演作の中からオススメを5本ご紹介します。

石田ゆり子のプロフィール

石田ゆり子は、1969年10月3日生まれの東京都出身、女優・エッセイストとして活動しています。妹は同じく女優の石田ひかりで、共に個人事務所「風鈴舎」を立ち上げ、自ら社長を務めています。

高校1年生の時、スカウトを受けモデルデビューを果たし、CMやポスターに登場していました。1988年のドラマ『海の群星』で女優デビューし、『101回目のプロポーズ』や『Dr.コトー診療所』などに出演。声の出演も多く、スタジオジブリ映画の声優、番組ナレーションも多数担当しているようです。

近年は、2016年3月公開の映画『僕だけがいない街』、10月放送のドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』などに出演しています。何歳になっても美しい”清純派”女優として、視聴者から親しまれてきました。

1.スタジオジブリ映画のヒロインの声優を務めたことも【1997年】

southpumpkin なんだかんだジブリ作品の中では一番好きなのかもしれないこの映画。触手ゾワゾワは多くの子どもにトラウマを植え付けた罪なシーンですが、その子どもでさえも物語の美しさはダイレクトに伝わるのではないでしょうか。近年のジブリ作品は難解を極めていますが、今作などに代表される愚かな人間と自然との対峙はわかりやすく、ジブリの良さを最も発揮すると思います。ジブリが描く自然は飾らず、しかし美しい。見逃しがちな美しい部分を見事に描いていると思います。特にこの映画では顕著。 品のない感想ですが、サンとアシタカの関係が爽やかで素敵だと思いますね。ジブリ史上最強のイケメンはアシタカで間違いないですね。
sanagi 初めて映画館で見た作品はポケモンですが、次はもののけ姫です。 その時の衝撃…! 当時、自然破壊の深刻さがメディアで叫ばれていて、子どもながらに不安を覚えたものですが、「こんなに大変だ大変だと言っているのに、どうして大人は生活を変えたり何か行動を起こしたりしないんだろう?」と口先ばかりな大人に不信を持ちました。 そんなマセガキにとってこの映画は、嘘や誤魔化しのない人の気持ちに正直な映画だと感じました。 登場人物には彼らなりの言い分があり、誰が正しいとも言えない。彼らの考える正義が衝突し合う。 多様な価値観と、それを許容する意義を知りました。 そして人間の傲慢さを吹き飛ばす自然の強さ。 シシ神のスルーっぷりに痺れました…。 (そして今思うのは、サンは本当に美しい)

スタジオジブリの長編アニメーション映画で、構想16年・制作に3年もの月日をかけた、宮崎駿監督作。石田ゆり子は、ヒロインの”サン”と、主人公のアシタカの許嫁・カヤの2役を担当しています。

室町時代の日本、倒した”タタリ神”に呪いをかけられた少年・アシタカは、呪いを断つ方法を探すため西方へ旅立つことになります。やがて製鉄を生業にして暮らす”タタラ”の村に辿り着くも、”シシ神”の森を破壊する人間を憎む少女、”もののけ姫”と呼ばれるサンの襲撃を受けて・・・・・・。

今作のヒロイン・”サン”は、人間に捨てられ犬神の”モロの君”に育てられた少女。タタラ場の人間と争いを繰り返していましたが、双方が共に歩む道を探そうとするアシタカに出会い変化が現れます。石田は、人間であることと”もののけ”として生きることの間で、揺れ動くサンの心を絶妙に演じました。

2.難病に侵された青年と無償の愛を捧げる恋人の姿を描く【2004年】

hoijaane 何度も観てしまう映画。 恋愛と病気、という私の苦手なジャンルなのだけれど、 毒々しすぎないのはさだまさしさんの技量なのか。

とても爽やかで、長崎の素朴さが出ていて、 好感のもてる作品。

「愛しているから、別れよう。  愛しているから、別れない。」 というキャッチコピーも印象的。

Kensaku__Kuroiwa あんま邦画は観んのやけど、これはいい作品やと思う。突然、難病になってしまって失明してしまうことに、失明してしまう前に故郷の長崎の美しい風景を婚約者と一緒に目に焼き付けるって話。大沢たかおと石田ゆり子が共演。

2002年に刊行された、”さだまさし”による短編集の表題作を映画化、2004年には『愛し君へ』の題名でテレビドラマ化された作品です。大沢たかおと石田ゆり子のW主演、富司純子や田辺誠一らが出演しました。

東京の小学校で教壇に立つ高野隆之は、体調不良を訴えて診察を受けた結果、視力を失っていく”ベーチェット病”と診断を受けます。留学中の恋人・朝村陽子とも別れ、帰郷した長崎で懐かしい景色を目に焼き付ける隆之。そんなある日、帰国した陽子が訪ねて来るものの、その将来を思う故に苦悩するのです。

石田が演じる朝村陽子は、「視力を失ってしまっても、恋人の目になって人生を支えたい」という、非常に献身的な女性。聖福寺で出会った老僧が説いた”解夏”の日、失明への恐怖から解放されるまでを精一杯過ごす恋人に寄り添う、美しも強いヒロインを見事に表現しています。

3.初恋の相手と過ごした奇跡のような四日間【2005年】

Paaaaanda 吉岡秀隆のこと好きになったきっかけの映画。

女の子と出会ったシーンは衝撃的。 銃でピアニストにとって命の手を女の子をかばう為に撃たれ、絶望に嘆くあの叫び声、すごい。 主役の冷たいんだけど温かい、あの演技は彼にしか出来ない。

ピアニストを弾いてるシーンは圧巻です。

5年前のロンドン、将来を嘱望されていたピアニスト・如月敬輔は銃撃事件に巻き込まれ、左薬指の切断してしまい夢を断たれます。失意の中、両親を亡くしたサヴァン症候群の少女・楠本千織を引き取る敬輔。優れた音楽の才能を持つ千織と共に、各地の施設へ慰問演奏の旅を始めて・・・・・・。

主演は吉岡秀隆と、療養センターの職員で敬輔に憧れていた高校時代の後輩、岩村真理子役の石田ゆり子です。一度は農家に嫁入りするも、子供が出来ないことを理由に離婚された、哀しい過去を持つ役どころ。敬輔らを施設の演奏会に招待し、12年ぶりの再会に胸をときめかせていました。

しかし演奏会の後、突如襲った落雷から千織を庇った真理子は意識不明の重体に陥ります。その魂は千織の体に宿り、4日間の余命を与えられた真理子は、敬輔と共に人生を振り返るのです。

4.借金を抱えた夫と癌を患った妻の逃避行【2011年】

Sanriku_ 夫婦版の「星守る犬」みたいな感じ。暗く救いのないお話です。でも,これは実際にあった話。低予算ながら主役2人の演技がすばらしかったです(大半が2人の場面です)。できれば夫婦とかカップルでご覧に良いと思いました。涙腺弱い人はハンカチ必須です。
tmmyon 借金を抱えた男とガンを患っている妻がワゴン車で日本を放浪する話。結末はわかっていたはずなのになぜか泣いてしまう。三浦友和の男泣きにつられてしまうよ。

実際に起きた事件に基づき、借金を背負った夫と末期ガンを患う妻の、272日に及ぶ最初で最後の旅路を綴った手記を映画化。主演の夫婦役は、夫の清水久典を三浦友和、妻のひとみは石田ゆり子が演じました。

1999年12月、9ヶ月もの間ワゴン車で各地を放浪した結果として、妻を死なせたため”保護責任者遺棄致死”で逮捕された清水久典。かつては縫製工場を営み、11歳年下の妻と一人娘にも恵まれ、平凡だが幸せな日々を送っていました。しかし借金の保証人になったことで生活は一変、多額の借金を抱えてしまいます。

そんな中、ひとみの大腸ガンが発覚し手術を受けたものの、医師からは早ければ3ヶ月で再発する可能性があると告げられたのです。青いワゴン車で宛のない旅に出た2人は、再発し進行していくガンと、先の見えない生活に追い詰められていって・・・・・・。

5.女優人生を捨てる覚悟で向き合った難役【2015年】

britain_entame 主人公静人の悼む時の仕草が頭から離れない。 あまり派手なキャストではないがそれぞれの登場人物の存在感がすごくあった。 R15指定されてるだけあり過激なシーンもしっかり表現されていたため登場人物たちの心情の変化を違和感なく感じることができた。 『SPEC』や『トリック』の印象が強い堤幸彦監督なのでこの作品をどう作るのか期待していたが、臨死の表現や嵐の中のバスでのシーンなどらしさを感じる場面も出しつつ全体的に落ち着いた雰囲気の作品に仕上がっていると感じた。
HMworldtraveller 人の死をどう受け止め、どう向き合うのか。誰もが避けては通れないことだけど、向き合いかたは人それぞれ。唯一無二の解なんてないので、主人公の悼みかたを肯定も否定もできません。ただ、見ていて感じたのは、この主人公は亡くなった人やその周りの人のためというよりは自分のために、悼むということをあえて巡業のような行為としてやっているように思いました。大好きだった祖父との少年時代の別れ、勤め先で接した多くの人の死、亡くなった親友との思い出などが募って、整理できなくなった気持ちを、手あたり次第に悼むという行為によって満たされたかったのだろうなと。ロードムービーのようなスタイルを取りながらも観念的な映画だと思います。悼むという行為に行き着いた動機はわかるんだけど、それによって主人公が得たものが何だったんだろうかとか、親を放ったらかしにしてまで悼む行為を続けて気持ちが昇華されるのかなとか、納得感のないままに終わってしまいました。原作未読ですが、小説だとどんな描写になっているのか読んでみたくなりました。

天童新太による同名の第140回直木賞受賞作を、2012年の舞台化に際して演出を手掛けた堤幸彦が、自ら監督を務め映画化した作品です。不慮の死を遂げた死者を悼むため、全国放浪の旅を続ける主人公・坂築静人と、彼を取り巻く人々をめぐる人間模様や死生観などを描き出しました。

石田ゆり子演じる奈義倖世は、最初の夫からDVを受けていた上に、再婚相手から「殺してくれ」と頼まれ殺害してしまう難役。出所後に訪れた殺害現場で静人と出会い、旅に同行する中で人生を見つめ直します。

夫を殺した罪の意識に苛まれ、その亡霊に付きまとわれている女性を演じるのは、精神的にも肉体的にも過激なシーンが多かったのだとか。原作のファンだという石田は、”ここで女優人生が終わってもいい”という覚悟で撮影に臨み、役に自分をあげてしまうくらいの気持ちで演じたそうです。