ニヒル感漂う志磨遼平
志磨遼平は、1982年3月6日生まれ、和歌山県出身のミュージシャンです。183cmの長身を生かした、独特のファッションセンスを持っており、“ミステリアス男子”の代表格とも言われています。
今回はそんなニヒル感満載の志摩遼平について紹介していきます。
独特の感性を放つバンド「ドレスコーズ」
ドレスコーズは志磨遼平所属するロックバンドの名前です。2012年の結成当初は4人組のグループとして活動していました。志磨遼平はボーカルを担当し、ギターを丸山康太、ドラムスを菅大智、ベースは山中治雄がそれぞれ担当していました。ドレスコーズのほとんど楽曲のボーカルをつとめ、その曲の作詞・作曲も志磨が手掛けていました。
安定した人気を確立していた彼等ですが、2014年9月に突如公式ホームページより、志磨以外の3人の脱退が発表され、ドレスコーズは現在、志磨遼平のソロプロジェクトとなっています。また、特定のメンバーを作らないかわりに、ライブやレコーディングごとによって、様々なアーティストとコラボする形をとったりしています。
『毛皮のマリーズ』とラジオでの解散報告
毛皮のマリーズは、志磨がドレスコーズとしての活動を開始する前、2011年まで活動していたロックバンドグループです。2003年に中学時代からの親友・越川和磨と、高校の同級生・栗本ヒロコと共に結成され、のちに富士山富士夫が加入しました。王道のロックンロールを基に、多くの楽曲を世に送り出し、オリコンチャートに入りやフジロックフェスティバルなどの野外フェスへの参加など精力的に活動していました。
しかし2011年9月に、全国のFMラジオを通じの解散が発表され、同じラジオを通じ解散理由も報告しています。
「多分、23、24の僕が決めた結末です。途中で変更しなかった――できたんでしょうけど」引用:ro69.jp
誇りを持って「毛皮のマリーズ」として活動をしていても、いつか自分達の気持ちが変わってしまう時期がくるはずで、それを不安に思いながら活動するのは志磨のアーティストとしての美学とは違ったのかもしれません。色々な複雑な心境の中から解散という選択をしたようです。
『グーグーだって猫である2』で、古本屋の店員に
志磨は音楽活動だけではなく、大島弓子原作の漫画『グーグーだって猫である2-good good the fortunecat-』に、俳優としても出演しています。
こちらは2014年にWOWOWで放送された『グーグーだって猫である』の続編。主人公の吉祥寺に住む漫画家の小島麻子を宮沢りえがつとめました。志磨の役どころは、主人公の麻子と智子が大学時代に通っていた、古本屋の店員でした。
映画『溺れるナイフ』の主題歌への起用と映画初出演
2016年11月5日公開、ジョージ朝倉原作の『溺れるナイフ』に、毛皮のマリーズの楽曲「コミック・ジェネレイション」が主題歌として起用されました。
『溺れるナイフ』は別冊フレンドに掲載され、多くの読者が涙を流した人気作品です。ヒロインを小松菜奈が、ヒロインの恋の相手を菅田将暉が演じます。志磨は気鋭のフォトグラファーであり、映像クリエイターの広能を演じました。実際のカメラマンを参考に役作りをしたという気合いの入った演技に注目です。
『溺れるナイフ』原作あらすじ
小学6年生の夏芽は、都会の夢や憧れがあふれる世界で生活をしていましたが、父の故郷の田舎へ引っ越すことになります。刺激が少ない田舎の暮らしに慣れず、落ち込む夏芽が出会ったのが、長谷川航一朗でした。夏芽は彼とのかかわりの中彼に強烈に惹かれていくようになります。
毛皮のマリーズの楽曲「コミック・ジェネレイション」の再録に際して
気高く危うい10代の破裂しそうな恋と衝動を描く本作品に楽曲を提供するにあたり、志磨は下記のように話しています。
「昔のぼくはあまりに傲慢で、自分以外の誰のためにも歌ってはいない。今作に寄り添うことが出来ているかはなはだ不安です、と正直に伝え、監督との相談の末にこのたびの再演奏・再録音を行いました」
ブログに綴られる志磨遼平の素顔
志磨遼平は『日本語のドレスコード』というブログを書いていました。2015年の6月15日で更新が止まっているますが、彼の長文ブログには彼の感性などが垣間見ることができます。志磨遼平という人物を知ることが出来るツールですす。