2017年7月6日更新
『スターウォーズ』悲劇のヒロイン、パドメについて
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才色兼備だったパドメ・アミダラ
『スターウォーズ』に登場するパドメ・アミダラ・ネイベリー通称パドメは、アナキン・スカイウォーカーが主人公の3部作エピソード1~3のヒロインで、演じたナタリー・ポートマンの代表作の一つです。
もともとはパドメ・ネイベリーの名で生まれ、女王即位の際アミダラの名が贈られたパドメ。女王に選出されたのち元老院議員としても活躍し、ブラスターの扱いにも長けるなど聡明で活動的な女性でした。
その美貌と勇気ある行動力や決断力からパドメについていく民衆も多く、27歳という短い生涯の中で幾度となく歴史の中心となってきた人物です。
家族構成、初恋相手は?
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ナブーの平民の家の父・ルーウィー、母・ジョバルの元に生まれたパドメは、『エピソード1』で女王に替え玉を使った際にパドメという名前を用いて侍女に変装していました。兄弟に姉・ソーラがおり、リョーとプージャという姪もいます。
幼くして政治の道を志し、才能を発揮したパドメ
ですが、パロという名の初恋の人がいたといいます。しかし作中ではどのような関係だったかは語られていません。
女王としての任期延長を断ったパドメ
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ナブーの戦いではジェダイ・オーダーやグンガンの助けを借りて勝利し、フェデレーションの占領部隊から母星を解放したパドメ。
その働きが評価され、女王としての任期終了後憲法を改正してまでもパドメを王室へ留めようとする動きがありましたが、パドメはそれを辞退。女王としてではなくナブー代表の元老院議員として銀河共和国に貢献しようとしました。
アナキン・スカイウォーカーと結婚
分離主義運動時代、独立星系連合の脅威を受けて銀河元老院では軍隊創設法案に関する話し合いが行われました。この法案に声高に反対した議員のひとりだったパドメ。投票日当日彼女の命を狙う暗殺未遂事件が起きてしまいました。
その後、パドメはジェダイ・ナイトのアナキン・スカイウォーカーと恋に落ちてしまいます。そしてジオノーシスの戦いをきっかけにクローン大戦が勃発。戦争が始まった直後、パドメは密かにスカイウォーカーと結婚したのです。
夫がダース・ヴェイダーに?!
クローン大戦末期双子を妊娠したパドメでしたが、スカイウォーカーは出産時に妻が死んでしまう予知夢を見るようになってしまいます。
それを回避しようと必死になったスカイウォーカーは、正体がシスの暗黒卿ダース・シディアスだと知らずにパルパティーン議長の誘惑に屈してしまいました。その結果フォースのダークサイドに転向してしまい、シスの暗黒卿「ダース・ヴェイダー」となってしまったのです。
愛する人がもたらしたパドメの悲劇
ジェダイ・オーダーが壊滅し戦争が終結したことに伴い、パルパティーン議長が共和国に代わって銀河帝国の誕生を宣言。その頃スカイウォーカーの身を案じたパドメは、惑星ムスタファーへ赴きました。
しかし既に凶悪な別人の姿に変わり果ててしまっていた夫に絶望したパドメ。裏切られたと思い込んでいたスカイウォーカーに首を絞められ、昏睡状態に陥ってしまいます。小惑星ポリス・マサで意識を取り戻し、双子のルークとレイアを秘密裏に出産するも、もはや生きる気力を失っていたパドメは後に息を引き取ってしまいました。
子どもたちは母親に似た?
パドメ亡き後、成長した双子の子どもたちはパドメに似て立派に成長していきました。レイアはパドメ同様政治家となり反乱同名を導くほど活躍。エピソード4からエピソード6までの三部作でヒロインを務めています。
ルークもエピソード4からエピソード6までの主人公を務める強力なフォースの使い手。ジェダイ・ナイトとなりスカイウォーカーをダークサイドから脱却させるなどの活躍を魅せ、母に似た強靭な精神力を持っています。
派手な衣装には理由があった
パドメ・アミダラといえば豪華な衣装も特徴の一つ。女王としての風格漂う気品溢れた煌びやかな衣装は、1着の完成に3、4ヶ月もかかったといいます。オペラやミュージカルの衣装を手掛けるトリシャ・ビガーがデザインし、細部の装飾は手作業で行われた事も時間がかかった要因で、衣装一つにかなりのこだわりが見受けられます。
そしてその豪華絢爛なデザインの中には、ナブーの人たちにとって重要な歴史的な記号が散りばめられていました。女王としてただ派手な衣装を身に付けていたのではなく、自身がナブー国家の象徴となるよう意識する為身に付けていたのだといえるでしょう。
パドメ役で人気を不動のものにしたナタリー・ポートマン
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パドメ・アミダラ役を演じ一躍人気スターとなったナタリー・ポートマンは、1981年6月9日生まれでイスラエル出身の女優です。1994年にブロードウェイでの舞台『Ruthless!!』でデビューし、同年公開の映画『レオン』にてスクリーンデビューを果たしています。
1999年から『スターウォーズ』シリーズに出演し、気品溢れる美貌と確かな演技力で人気を獲得。その後2004年の『クローサー』ではストリッパー役に挑戦しゴールデングローブ賞、アカデミー助演女優賞のノミネートされる実績を残しました。
2010年に公開した主演映画『ブラック・スワン』では9キロ減量してバレリーナ役を熱演。アカデミー主演女優賞など多くの賞を受賞し、『スターウォーズ』シリーズ以来のヒット作となっています。
影武者を演じたのはあの人気女優だった!
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『スターウォーズ エピソード1』でパドメ・アミダラの影武者を演じたのは女優キーラ・ナイトレイです。当時14歳だったキーラは無名だったにも関わらず、パドメ演じるナタリー・ポートマンに似ているという事から大抜擢されました。
スターウォーズ出演後、瞬く間に飛躍したキーラは数々の作品に出演。2003年にはジョニー・デップ主演の映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』のヒロイン、エリザベス・スワン役に抜擢され一気にトップスターの仲間入りを果たすことに成功しました。