2023年1月28日更新

「スター・ウォーズ」を観る順番は?初心者なら公開順か時系列順か年表つきで徹底解説

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スター・ウォーズ/フォースの覚醒
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はるか彼方の銀河系を舞台に、フォースを操る騎士・ジェダイたちの活躍を描く映画「スター・ウォーズ」シリーズ。 「大人気シリーズだということは知っているけれど、今から見始めるならどういう順番がいいの?」「アニメやドラマシリーズもたくさんあってよくわからない!」という人も多いのではないでしょうか。 そこで初心者にもおすすめの観る順番を解説!なぜ順番がぐちゃぐちゃなのか、制作の裏側も紹介します。

「スター・ウォーズ」を観る順番

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「スター・ウォーズ」を観る順番は?

「スター・ウォーズ」シリーズを今から初めて観るという人は、まずはエピソード4から公開順に11作品鑑賞するのがおすすめ。時間がなく最低限だけ観て追いつきたいと言う人は、重要な6作品だけでも大丈夫です。 一度観たことがある人のおさらいなら、今度は時系列順に観ると新しいつながりを発見できるかも。もっと深掘りたいなら映画以外のコンテンツも履修しましょう!

初心者は公開順に観よう

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「スター・ウォーズ」シリーズをよく知らない、観たことがない、という人には公開順に観ることをおすすめします。 最初に公開された「エピソード4/新たなる希望」から始まる旧3部作は、公開当時に観た人たちと同じように、なにも知らない状態で観るのに最適。リアルタイムファンと同じような高揚感や驚き、発見を得られます。

忙しいあなたに!最低限一気見するならこの順番

忙しくて11作全部は観られない!という人は、上記の6作品さえ見ておけば大丈夫。シリーズ完結編である「スカイウォーカーの夜明け」を疑問なくしっかり楽しむことができます。 全部一気見すると819時間(約13.7時間)になります。週末や連休に「スター・ウォーズ」の世界に浸かってみては?

2回目以降は時系列順に深く楽しもう

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「スター・ウォーズ」シリーズを一通り観たことがあるなら、次は時系列順で観返すのがおすすめです。「エピソード1/ファントム・メナス」から観ることによって、アナキンからルークにつながるスカイウォーカー家の歴史を追いかけることができます。 またこの順番だと「ローグ・ワン」などのスピンオフと本シリーズ作品の繋がりがより分かりやすいはずです。 しかしこの順番には、2つデメリットが。1つ目は物語の重大なオチが事前にネタバレされてしまうこと、2つ目は、ストーリー上の時代は進んでいるのに映像技術が後退しているのが見えてしまうことです。初見ならやめておいた方が無難でしょう。

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【年表】アニメ・ドラマ含む全作品の時系列

1 映画「エピソード1/ファントム・メナス」(1999年)
2 映画「エピソード2/クローンの攻撃」(2002年)
3 アニメ映画「クローン・ウォーズ」(2008年)
4 アニメシリーズ「クローン・ウォーズ」(2008年〜2020年)
5 映画「エピソード3/シスの復讐」(2005年)
6 アニメシリーズ「バッド・バッチ」(2021年)
7 映画「ハン・ソロ」(2018年)
8 ドラマシリーズ『オビ=ワン・ケノービ』(2022年)
9 アニメシリーズ「反乱者たち」(2014年〜2018年)
10 ドラマシリーズ『キャシアン・アンドー』(2022年)
11 映画「ローグ・ワン」(2016年)
12 映画「エピソード4/新たなる希望」(1977年)
13 映画「エピソード5/帝国の逆襲」(1980年)
14 映画「エピソード6/ジェダイの帰還」(1983年)
15 ドラマシリーズ『マンダロリアン』(2019年〜)
16 ドラマシリーズ「ボバ・フェット」(2021年〜2022年)
17 アニメシリーズ「レジスタンス」(2019年〜2020年)
18 映画「エピソード7/フォースの覚醒」(2015年)
19 映画「エピソード8/最後のジェダイ」(2017年)
20 映画「エピソード9/スカイウォーカーの夜明け」(2019年)

正史と認定されている作品全てを時系列順に並べています。スター・ウォーズマスターになりたい人はこれらをすべて時系列で観てみるのもいいかもしれません。

「スター・ウォーズ」全映画シリーズあらすじ

①『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(1977年)

公開順で考えると、これが全ての始まりとなった作品。旧3部作の第1章であり、1977年に公開されました。青年ルーク・スカイウォーカーがジェダイとして目覚める過程と、反乱同盟軍のレイア姫を救出する活劇が描かれています

あらすじ

「シスの復讐」で描かれたように、ジェダイ騎士団と共和国が滅亡してから、銀河系は銀河帝国の支配下にありました。しかし中には反乱同盟軍なるものが存在し、彼らは帝国軍の要塞デス・スターの破壊を目論んでいます。

デス・スターは、惑星をいとも簡単に破壊することにできる秘密兵器。その極秘設計図のデータを反乱軍は盗み出すことに成功しました。しかし彼らをダース・シディアスの愛弟子である、暗黒卿ダース・ベイダーが追います。 設計図を手に入れた反乱軍の指導者、レイア姫はオルデランへの帰還途中に襲撃を受けました。盗んだ設計図を奪還されないため、そしてオビ=ワン・ケノービへの救援を求めるため、彼女はR2-D2というドロイドにデータを託します。 R2-D2はC-3POと共に船を脱出。彼らは惑星タトゥイーンに漂着すると、ジャワ族に捕獲され、売りに出されてしまいました。 そんな2体を、青年ルーク・スカイウォーカーが買い取ります。彼らは帰り道に野盗のタスケン・レイダーの襲撃に遭いますが、近所に住むベン・ケノービに救われました。 彼らはそのまま、ベンの家に招かれましたが、何を隠そう彼こそが、正体を隠して潜伏していたオビ=ワンだったのです。ルークはオビ=ワンから父が偉大なジェダイだったことを聞くと、自分もジェダイを志す覚悟を決めます。 そしてR2-D2に隠されたメッセージを見つけ、レイアが助けを呼ぶホログラムに見惚れるルーク。こうして彼らは、道中で密輸商人のハン・ソロとチューバッカを雇い、レイア救出に向かうのでした。

②『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』(1980年)

旧3部作の第2章であり、1980年に公開された本作。引き続き反乱同盟軍と帝国軍の戦いが描かれる中で、ハン・ソロとレイアの恋模様や、ルークの出生の秘密が明かされる非常に重要な作品となっています

あらすじ

前作のクライマックスで起こったヤヴィンの戦いから3年後。反乱軍は秘密基地を氷の惑星ホスに移し、帝国軍はルークを血眼で探していました。ある時パトロール中にルークは、怪物ワンパに襲われて住処の洞窟に連れて行かれてしまいます。

捕食される寸前でフォースを駆使し、一命をとりとめたルークは、基地に戻ろうとするも吹雪にあって気を失ってしまいました。 しかし気を失う中で、前作フォースと一体化した師匠オビ=ワンの霊体が現れ、ルークに惑星ダゴバへ向かい、ヨーダから学ぶように告げるのです。ルークはその後ハン・ソロに発見され救出されます。 2人が生還すると、基地は帝国軍に見つかってしまい襲撃を受けていました。ハン・ソロとチューバッカ、そして逃げ遅れたレイアはミレニアム・ファルコン号で脱出。ルークは1人、R2-D2と共にXウィングに乗ってお告げの通り惑星ダゴバへ向かいました。 その頃、ダース・ベイダーはダース・シディアスに呼びされます。ベイダーの息子であるスカイ・ウォーカーがフォースに騒乱を巻き起こしていると話すダース・シディアスは、彼を暗黒面に引き込むか殺すかの2択をベイダー卿に突きつけるのでした。

③『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』(1983年)

旧3部作の最終章となり、1983年に公開された本作。前作で出自が明かされたルークの葛藤や、反乱同盟軍と共和国による戦いの決着がついに描かれます

あらすじ

前作から1年が経った頃、ルークとレイア姫、ランド・カルリジアン一行はジャバ・ザ・ハットに囚われたハン・ソロを助けるために惑星タトゥイーンに向かいます。 ジャバの宮殿に潜入する彼らは、1度敵に捕まってしまいますが、ルークの手腕によって無事危機を脱し、ハン・ソロを救出することに成功するのでした。

その後、修行を完結させるため再び惑星ダゴバに戻るルーク。しかし師匠ヨーダの命は尽きようとしていました。死にゆく直前、ヨーダはルークの成長を讃え、同時に父との戦いが免れないものであると告げます。 そしてヨーダが息を引き取ったあと現れたオビ=ワンの霊体から、ルークはレイアが自分の双子の妹であることを知らされます。これは父ダース・ベイダーさえ知らない事実でした。 その頃、帝国軍は再びデス・スターを建造中でした。森の惑星エンドアの軌道上に建設されているデス・スターの完成を阻止するため、アクバー提督率いる反乱軍は反攻作戦を企てます。ついに作戦が決行される中、ルークは宿敵ダース・ベイダーと再び対峙することとなるのでした。

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④『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(1999年)

「スター・ウォーズ」シリーズの時系列でいうと、最初の第1章、新3部作の1作目となっている作品。1999年に公開され、シリーズを通して重要なシスのダース・ベイダー(アナキン・スカイウォーカー)とフォースの出会いを描いています

あらすじ

銀河共和国は通商連合との間で、貿易関税率を巡って対立していました。共和国の元老院内の政治力は腐敗の一途をたどり、それに堪え兼ねた通商連合は惑星ナブーへの攻撃という威嚇行為に出ようとします。 共和国はこの事態を恐れ、紛争仲裁のために守護者であるジェダイを特使として派遣したのが物語の始まりでした。

派遣されたジェダイ・マスターのクワイ=ガン・ジンと彼のパダワンであるオビ=ワン・ケノービは、通商連合の船に乗り込みますが、バトルロイドから攻撃を受けます。この過程で自分たちの船を失ってしまったため、ナブーに送られた降下艇に乗り込むのでした。 彼らはアミダラ女王を救いにナブーに向かいますが、道中グンガンという原住種族の1人、ジャー・ジャー・ビンクスに出会います。ジェダイに救われたジャー・ジャーは、その後彼らに忠誠を誓って旅のお供になるのです。 そして無事、首都にたどり着いてアミダラ女王を救出し、共和国首都惑星コルサントへ向かおうとする一行。しかし船が損傷してしまい、修理のために途中にあった砂漠の惑星タトゥイーンに降り立ちます。 そこで彼らは強力なフォースの素質を持った少年アナキン・スカイ・ウォーカーと出会うのでした。しかしその頃シスのダース・モールがジェダイ一行を追って、同じくタトゥイーンに降り立つのです。

⑤『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』(2002年)

新3部作の第2章に当たる本作は、2002年に公開されました。「ファントム・メナス」から10年が経ち、前作の会話内に登場したクローン戦争、そして青年になったアナキンとアミダラの恋の始まりを描いています

あらすじ

前作から腐敗の一途を辿る共和国。これを数千の星が見限ってしまい、その中で元ジェダイのドゥークー伯爵による分離主義勢力が形成されました。一触即発の事態となり、元老院は軍隊を保有するべきかどうかの議論に至ります。 しかしその議会に訪れたアミダラは爆破テロに遭ってしまいました。幸いにも無事だった彼女を、アナキンがボディーガードをすることに。彼らはその中で想いを募らせ、アナキンはジェダイの掟を破ってアミダラを愛するようになります。

一方、オビ=ワンは今は亡きジェダイ・マスターのサイフォ=ディアスが密かに生産依頼をしていたクローン・トルーパーの軍隊を視察します。その過程で、オビ=ワンは口を割ろうとした爆破テロ犯を殺した刺客が、クローンのDNA主であるジャンゴ・フェットであることに気がつきました。 その頃アナキンは母のシミ・スカイウォーカーが苦しむ悪夢を見始めるように。何かを感じたアナキンは、アミダラの計らいによって母の安否を確かめにタトゥイーンに帰ります。 母は盗賊タスケン・レイダーに誘拐されていました。必死な追跡によってついに囚われの身であるシミを見つけますが、彼女は息子の腕の中で命絶えてしまいます。この悲しみと怒りが、アナキンを暗黒面に導く引き金となったのです……

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⑥『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』(2005年)

新3部作の最終章にあたる本作は、2005年に公開されました。「クローン戦争」から3年後が舞台。前作でアナキンの中に芽生えた黒い感情が加速し、ついに暗黒面(シス)に落ちる過程、共和国の消滅、そしてダース・ベイダーと銀河帝国誕生を主軸に描いた作品です。 また映画のラストでは旧3部作の主人公ルーク・スカイウォーカーと、ヒロインのレイア・オーガナが誕生しています。

あらすじ

クローン戦争勃発からしばらく経ち、共和国側が優位に立っていました。しかしそんな中パルパティーン最高議長が独立星系連合軍に誘拐されます。オビ=ワンとアナキンは彼の救出に向かい、そこで待ち構えていたドゥークー伯爵と対決することに。

結果、パルパティーンに扇動されたアナキンはドゥークーを無残にも殺してしまいました。 パルパティーンを連れて帰還した2人。アナキンは前作で恋仲となったアミダラの妊娠を知ります。しかしシミの悪夢をみたように、出産によってアミダラが死ぬ夢を見始めるのです。 彼女を救い、守るためにもより強い力を求め始めるアナキン。そんな彼に、パルパティーンはジェダイ評議会への疑念を植えつけます。 より強い力を得ることができるフォースの暗黒面を使えるようになれば、アミダラを救うことができると、アナキンに説くパルパティーン。実は彼こそが「ファントム・メナス」に登場したダース・モールの師匠、シスの暗黒卿ダース・シディアスだったのです……。

⑦『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015年)

続3部作と位置づけされるシリーズの第1章となる本作は、2015年に公開されました。旧3部作の後日談にあたり、「ジェダイの帰還」で壊滅した帝国軍の残党から結成されたファースト・オーダー、そして引き続きルークの妹レイアが指揮をする反乱軍的レジスタンスが戦っています

あらすじ

反乱軍が銀河帝国を壊滅させたエンドアでの戦いから30年後、最後のジェダイであったルーク・スカイウォーカーはある出来事がきっかけで姿を消してしまいました。ルーク不在のなか、帝国軍の名残りからファースト・オーダーという新たな組織が誕生し、銀河の脅威となります。 レイアはルークの行方を追うとレジスタンスを率いてファースト・オーダーに抵抗をつづけていました。

あるときレジスタンスのパイロット、ポー・ダメロンは相棒のドロイドBB-8とともにルークの居場所を示す地図を入手します。しかしそこをキャプテン・ファズマと、フォースの使い手であるカイロ・レンが率いるファースト・オーダー軍に襲撃されてしまいました。 ポーは逃げる最中、BB-8に地図を託し、敵陣に捕まります。ですがファースト・オーダーの軍から逃げたトルーパー兵が、ポーを連れて脱出してくれました。しかし追っ手の攻撃を受けて、乗っていたTIEファイターが、惑星ジャクーに墜落してしまいます。 ポーにフィンと名付けられたその青年の意識が戻ると、近くにポーはいませんでした。仕方なく彼は、目の前に広がる砂漠をさまようことに。 それからしばらくして、フィンやポーとはぐれたBB-8は、孤児で廃品回収業者のレイに拾われます。共に行動をする彼らを見つけたフィンは、2人に合流することに。しかしBB-8が地図データを持っていると知ったファースト・オーダーもこれを追ってきたため、3人は襲撃を受けました。 なんとか廃品置き場にあったボロボロの船ミレニアム・ファルコン号に乗ってジャクーを脱した一行でしたが、直後大型の船に捕獲されてしまいます。その船から姿を現したのは、外でもないファルコン号の元持ち主であるハン・ソロとチューバッカでした。

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⑧『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016年)

シリーズのスピンオフ作品第1弾であり、2016年に公開された作品。「新たなる希望」の直前10分前までの、帝国軍と反乱同盟軍の戦いが描かれています

あらすじ

帝国軍はついに星を滅亡させてしまう究極兵器デス・スターを完成させてしまいました。しかしデス・スター開発者の1人であるゲイレン・アーソは、帝国軍を裏切ったパイロットのボーディーに、デス・スターの重要な情報を託します。 ボーディーはゲイレンを古くから知る反帝国勢力リーダーのソウ・ゲレラにこれを持っていくことに。しかし、ゲレラは彼を信じず、投獄してしまいます。

ボーディーに情報が託されたことを知った反乱同盟軍は、ゲイレンの娘ジン・アーソに接触を試みます。彼女は、ゲレラに昔引き取られ、育てられた過去を持っていました。そんな彼女の話なら聞いてくれるはず、と仲介を頼まれ、ジンはこれを引き受けます。 ジンは同行する反乱軍のスパイのキャシアンと共にゲレラの元へ向かいました。その途中帝国軍の攻撃を受けます。しかしそこで盲目の戦士チアルートと仲間のベイズに出会い、助けられました。ゲレラの元に着くと、情報がデス・スターの弱点を示した設計図であることが発覚。 ほどなくして帝国軍のデス・スターの攻撃を受けてしまい、崩壊する星からジンとキャシアン、チアルート、ベイズ、ボーディー、そして仲間のアンドロイドK-2SOは脱出します。これを機に、帝国軍に一矢報いたい彼ら「ローグ・ワン」が中心となって、特殊部隊は戦いに挑むことになるのです。

⑨『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017年)

続3部作の第2章であり、2017年に公開されました。激化したファースト・オーダーとレジスタンスの戦いを描くと同時に、前作のラストで見つかったルーク・スカイウォーカーとレイの修行、レイとカイロ・レンの交流が物語の主軸となっていきます

あらすじ

レジスタンスはファースト・オーダーに基地を突き止められてしまい襲撃を受けます。応戦しつつ撤退するレジスタンスでしたが、その中でポー・ダメロンは独断で行動。これがレイア姫の怒りを買い、彼は降格させされてしまいます。

そのころ、ルークを見つけたレイは、彼の無関心さに呆れていました。ジェダイとして育てて欲しいというレイの頼みを、ルークは断ります。諦めずに彼の近くで自主練に励むレイ。その最中、暗黒面に引き込まれそうになったことから、ルークは彼女のフォースを危険視します。 そしてかつての弟子に姿を重ねました。この弟子こそが、ルークが姿を消した原因であり、彼はレイにこれについて語り始めるのです。 一方逃げるレジスタンスのクルーザーを、カイロ・レン率いる部隊が執拗に追っていました。彼らの激しい攻撃を受けてクルーザーは一部損傷。 アクバー提督を含むリーダー格は全滅し、レイアも宇宙空間に投げ出されてしまいました。しかしフォースの力を使って、船内に生きて帰還。昏睡状態になった彼女に変わって新たな指揮官ホルド提督が就任します。 この事態を受けて、フィンとレジスタンスの女性整備士ローズは、敵の戦艦内部に潜入して、追跡装置を止める作戦に出ることに。その頃ルークから修行を受けるレイは、なぜか遠く離れたカイロ・レンとフォースを通して交信ができるようになってしまいます。

⑩『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(2018年)

スピンオフ作品の第2弾であり、時系列としては「新たなる希望」の10~13年前が舞台。ルークたちに出会う前の、密輸商人になる前の若きハン・ソロや、彼の相棒チューバッカや友人ランド・カルリジアンとの出会いが描かれています

あらすじ

惑星コレリアの犯罪集団の1員として、盗みを働くハン。幼馴染であり恋人のキーラと共に、奴隷のような今の生活を抜け出すために、2人は逃避行に出ます。 惑星コレリアを出るための船に乗り込もうとしますが、検問の通過前にキーラは追っ手に捕まってしまいました。1人検問を通過してしまったハンは、彼女にいつか迎えに戻ると約束します。 しかしハンも搭乗券がなかったため、港の帝国軍求人窓口に向かいます。そしてパイロットに志願すると、家族のいない独り身のため、係員から「ソロ」とラストネームを名付けられて帝国アカデミーに入ることになるのでした。 しかし上官のベケットが帝国軍に潜り込む盗賊だと気づくハン・ソロ。バラさない代わりに仲間に入れろと脅すと、そのまま怪物と一緒の檻に入れられてしまいました。その怪物こそ、チューバッカだったのです。

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⑪『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(2019年)

続3部作の最終章であり、1977年の「新たなる希望」から始まった9作に及ぶ「スカイ・ウォーカー・サーガ」の完結編。新世代のジェダイとなったレイと、ファースト・オーダー最高司令官になったカイロ・レンは、それぞれどんな道をたどるのでしょうか

あらすじ

前作「最後のジェダイ」でスターキラー基地を破壊され、最高指導者スノークを失ったファースト・オーダー。しかし彼らは新たに最高指導者となったカイロ・レンのもと、勢力を増し、次々と惑星を支配していきます。 一方壊滅寸前だったレジスタンスはレイア将軍らの古いつてを頼って、再度メンバーを集めていました。レイは独学でフォースを習得しようと修行に励みます。

スノークがダークサイドの頂点でなかったと知ったカイロ・レンは、ファースト・オーダー結成の謎に迫ろうと、かつて祖父ダース・ベイダーが拠点としていた惑星ムスタファーへ。そこでシスのウェイファインダーを手に入れ、それが示した惑星エクセゴルに向かいます。 そこはなんとシスの信奉者が集まる星で、彼らは帝国の技術によって皇帝パルパティーンを復活させていました。パルパティーンから、シスの大艦隊の指揮権と引き換えにレイの殺害を命じられたカイロ・レン。 レイはルークから引き継いだジェダイの聖なる書から、銀河の未知領域にシスの星があることを知ります。シスの信奉者の形跡を追ってその星を目指すレイとその仲間たち。 一行は皇帝の遺品を求めて降り立った惑星カフ・バーでカイロ・レンと鉢合わせ、彼と戦うことに。しかしカイロ・レンはやはり闇と光の間で揺れ動いていました。

スピンオフ・ドラマ・アニメを紹介

アニメやドラマも観ると面白さが倍増!正史とレジェンドって?

「スター・ウォーズ」シリーズには、映画やドラマだけでなく、ゲームやコミック・小説など多くの作品があります。しかし作品によって設定がまちまちなため、ジョージ・ルーカスが作り上げてきた「スター・ウォーズ」本来の物語との矛盾が起こってしまう事もそのため映画シリーズと同じ設定である「正史(カノン)」と、世界設定が微妙に異なる「拡張世界(レジェンズ)」という2つのくくりで区別されているのです。 ここからは映画シリーズと関連の深い、正史に含まれるスピンオフ映画、ドラマ、アニメの順に紹介します。

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スピンオフ映画

『ランド(原題)』(公開未定)

『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』では若い頃の姿で登場した、ハン・ソロの腐れ縁の悪友ランド・カルリジアン。ランドが主人公の新たなシリーズ『ランド(原題)』が、ディズニープラス配信のオリジナルコンテンツとして企画されています。 『バッド・ヘアー』(2020年)の監督を務めたジャスティン・シミエンがストーリーを構築中で、まだ企画は初期段階の模様。「ハン・ソロ」で若きランドを演じたドナルド・グローヴァーが同役を続投する噂もあります。

スピンオフドラマ

『マンダロリアン』(2019年〜)

2019年からディズニープラスで配信が開始された「マンダロリアン」は、無法地帯となった銀河の果てを旅する賞金稼ぎ・マンダロリアンの姿を描く実写ドラマシリーズです。 マンダロリアンとは、「スター・ウォーズ」の世界で銀河の果てに位置する惑星・マンダロリアに住む人々を指します。彼らは昔から名誉のために戦う勇猛な戦士として知られ、その特徴的な装甲服・アーマーは他の惑星の住民に恐怖を与えていました。 「スター・ウォーズ」の映画シリーズでは、1980年に公開された「エピソード5/帝国の逆襲」にマンダロリアンのアーマーを着た賞金稼ぎ・ボバ・フェットが早くも登場しています。 今回のドラマシリーズの主役はボバ・フェットではありませんが、仕事はやはり彼と同じく賞金稼ぎ!クールなアーマーを身にまとった主人公が銀河の果てで繰り広げる冒険の物語は、2023年3月1日からシーズン3が配信されます。

『ボバ・フェット/The Book of Boba Fett』(2021年)

『ザ・ブック・オブ・ボバ・フェット』は『マンダロリアン』のスピンオフ作品で、旧3部作で登場した賞金稼ぎボバ・フェットの物語。「帝国の逆襲」以降のボバ・フェットを描くようです。『マンダロリアン』でボバ・フェットを演じたテムエラ・モリソンが引き続き同役を演じます。 2021年12月からディズニープラスで配信されています。

『オビ=ワン・ケノービ』(2022年)

ユアン・マクレガー主演の『オビ=ワン・ケノービ』に、アナキン・スカイウォーカー役のヘイデン・クリステンセンがダース・ベイダーとして復活します。物語の舞台は「シスの復讐」の10年後で、ケノービはルークやレイアの成長を見守りつつ、シスの暗黒卿ダース・ベイダーとなったアナキンと再び向き合うことに。 ディズニープラスで、2022年5月から配信されています。

『キャシアン・アンドー』(2022年)

エピソード4「新たなる希望」の少し前、究極兵器デス・スター誕生を阻止しようとした反乱軍の戦士たちの戦いを描いた「ローグ・ワン」。 ローグ・ワンのメンバーであるディエゴ・ルナ扮するキャシアン・アンドーを主人公に、映画と同じスケールで描かれるのが『キャシアン・アンドー』です。2022年に9月から、ディズニープラスで配信されています。

『スター・ウォーズ:アソーカ(原題)』(配信日未定)

『マンダロリアン』で実写デビューしたアソーカ・タノは、アニメ「クローン・ウォーズ」で人気を博してきたキャラクター。 彼女を主人公にした実写ドラマシリーズが『スター・ウォーズ:アソーカ(原題)』。『マンダロリアン』でアソーカを演じたロザリオ・ドーソンが同役を続投し、『マンダロリアン』のタイムラインで物語が描かれるようです。

『アコライト(原題)』(配信日未定)

ダークサイドの力が浮かび上がり、銀河の「闇に包まれた秘密」に迫るミステリー・スリラー『アコライト(原題)』。 「アコライト」とはカトリック教会における「侍者」のことで、ジェダイ・オーダーの黄金期「ザ・ハイ・リパブリック」時代の末期が舞台となるようです。ディズニープラスでの配信が決定しています。

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スピンオフアニメ

アニメ映画『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』(2008年)

銀河系の各地で激戦が繰り広げられていたクローン戦争の時代。シスの暗黒卿ドゥークー伯爵は、銀河共和国の主要な惑星が集まるコア・ワールドへの航路に機雷を設置し、コア・ワールドから切り離されたアウター・リムの共和国軍は苦戦を強いられていました。 3DCGアニメ映画版「クローン・ウォーズ」は、「クローンの攻撃」と「シスの復讐」の中間の物語で、テレビアニメシリーズの序章に当たります。主人公はアナキンとアソーカで、2人が出会ったクローン戦争での任務を描いています

連続アニメ『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』シーズン1〜7(2008年〜2020年)

『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』ファイナル・シーズン
© 2020 Lucasfilm Ltd.

「クローンの攻撃」以降、クローン戦争は銀河各地に拡大。 各地で戦闘を繰り広げていたジェダイ率いるクローン・トルーパーによる銀河共和国軍と、バトル・ドロイドを駆使する分離主義勢力のドロイド連合軍。その間も共和国と分離主義勢力は各地で外交も行い、それは各惑星に裏切りや暗殺といった形で現れていました。 テレビアニメシリーズ「クローン・ウォーズ」は、2008年のアニメ映画「クローン・ウォーズ」の続編として製作され、全7シーズンが2008年から2020年まで放送されました。 引き続き主人公はアナキンとアソーカで、様々な角度からクローン・ウォーズを描いており、アニメ映画同様「スター・ウォーズ」の正史に分類されています

連続アニメ『スター・ウォーズ レジスタンス』(2018年)

正史シリーズに数えられるアニメは、もう1つあります。『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還」から30年後、「フォースの覚醒」の半年前を描いたアニメシリーズ『スター・ウォーズ レジスタンス』です。 レイア姫が結成した組織レジスタンス。そのパイロットを夢見るカズは、ある日ファースト・オーダーに襲われたところをポー・ダメロンに救われますこの出来事をきっかけに本格的にパイロットを目指すようになるカズと、周りの仲間たちを描いたのがこのシリーズ観るとより続3部作への理解が深まるので、ファンは必見です!

連続アニメ『バッド・バッチ』(2021年〜)

テレビアニメシリーズ「クローン・ウォーズ」の続編となる『スター・ウォーズ:バッド・バッチ』。「シスの復讐」以降の世界を舞台に、クローンのエリート部隊「クローン・フォース99」、通称「バッド・バッチ」の活躍を描いています。 2021年5月4日から、ディズニープラスで全16話が配信されています。また、シーズン2は2023年1月4日から配信予定です。

アニメ映画『ドロイド・ストーリー(原題)』(公開未定)

R2-D2とC3POがコンビとなって冒険を繰り広げる、ドロイドたちの壮大な物語『ドロイド・ストーリー(原題)』。ルーカスフィルム・アニメーションが、ルーカスフィルムのVFXチーム「ILM」とタッグを組んで制作する、ディズニープラス向けアニメ映画です。ディズニープラスで配信されることが決まっています。

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なぜ公開順と時系列の順番が違うの?

全9作のスター・ウォーズのシナリオを書き上げたルーカスですが、その当時は全く無名の新人でした。そのためいざ映画を作るときに1番客ウケが良さそうな4から作ることによって、シリーズ化を続くようにする狙ったと語っています。 またエピソード1からなる新3部作は宇宙のシーンが多く昔の技術での映画製作は難しかったこと、ストーリーがダークだったため、エピソード4から制作したという理由もあるようです。

当時はエピソード4なんてタイトルは無かった?

ちなみに「新たなる希望」は公開時、続編の製作が決まっていたわけではなかったので、タイトルにエピソード4という言葉は含まれていませんでした。 監督自身も興行的失敗の可能性を考えていたため、6部作中の1作品としてだけでなく、単発の映画として通用するようにするために、エピソード4という言葉を外して単発映画のように仕立てたのです。

「スター・ウォーズ」シリーズは公開・時系列それぞれの順番で見たい!

もう1度映画を観る順番をおさらいします。 1度観たことがあって、より「スター・ウォーズ」の世界観への理解を深める・楽しむのであれば時系列順がおすすめ。一方で、これまでに観たことがない初見の方は素直に公開順で観るほうが、公開当時のような刺激を味わうことができるでしょう。 鑑賞を進めていくなかで、自分の中のベストな観る順を見いだすのも、また1つの楽しみかもしれません。 ディズニー提供の動画配信サービス・ディズニーデラックスでは、スピンオフ・アニメシリーズを含む、スターウォーズ関連作品が全て見放題!初回登録から31日間は無料で楽しむことができるので、過去作品が気になった人はぜひチェックしてみてくださいね。