『スター・ウォーズ』レイア姫役キャリー・フィッシャーの生涯【画像】

2017年7月6日更新

『スター・ウォーズ』シリーズのレイア姫として有名な大女優キャリー・フィッシャー。成功の影で、ドラック中毒に陥った過去など、彼女の人生はまさに波瀾万丈でした。そんなキャリーのデビューからその若すぎるまで死までの軌跡を紹介します。

キャリー・フィッシャーのプロフィール

#ThrowbackThursday - Does someone need a rescue? #BestPrincessEver #BehindTheScenes #tbt

Star Warsさん(@starwars)がシェアした投稿 -

キャリー・フィッシャーは1956年10月21日、カリフォルニア州のビバリーヒルズで生まれました。父親は歌手のエディ・フィッシャー、母親は『雨に唄えば』に出演した女優デビー・レイノルズと、著名な両親を持つサラブレッド女優です。

キャリー・フィッシャーは13歳のときに母親が出演する『Irene』で初舞台を踏み、1973年の『シャンプー』で映画デビューをはたしました。

また、女優業のほか、脚本家としても活躍し、マルチな才能を見せています。

サイモン&ガーファンクルのポール・サイモンと1983年に結婚しましたが、わずか一年で破局しています。

『スターウォーズ』のレイア姫役でブレイク!

キャリー・フィッシャーを一躍大スターにしたのは『スター・ウォーズ』のレイア姫(レイア・オーガナ)でした。

レイア姫はアナキン・スカイウォーカーの実の娘であり、ルーク・スカイウォーカーの双子の妹です。1977年に公開された『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』を皮切りに、以後続編の『エピソード5/帝国の逆襲』(1980年)と『エピソード6/ジェダイの帰還』(1983年)の三部作すべてでレイア姫を演じ、キャリーはハリウッド女優としてその名をとどろかせました。

レイア役のオーディションで最後まで残ったのはキャリー・フィッシャーとジョディ・フォスターだったそうです。ジョディ・フォスター版レイア姫を見てみたい気もしますね。

キャリー・フィッシャーの主な出演作

『シャンプー』1975年

『シャンプー』

1975年にアメリカで公開された映画『シャンプー』は、ビバリーヒルズの美容師ジョージ(ウォーレン・ベイティ)を主人公とする物語。

マダムたちに大人気のジョージは、いつも上流階級の女性との情事に熱中しています。しかし、そんな堕落的な生活に嫌気がさし、ジョージは美容師として独立開業を宣言します。

上流社会や著名人の優雅な生活を痛切に風刺した映画です。キャリー・フィッシャー初の出演映画です。

『スター・ウォーズ』シリーズ(1977,80,83年)

1977年の公開以来爆発的なヒットとなり、その続編が次々と発表されたSF超大作『スター・ウォーズ』シリーズ。キャリー・フィッシャーのレイア姫がとてもきれいです。

2015年12月には『スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒』の公開が決まっており、その人気は衰えるどころかどんどん増すばかりです。

映画『ハンナとその姉妹』1986年

『ハンナとその姉妹』

マンハッタンに住む3人の姉妹の姿を描いたウディ・アレン監督作。キャリー・フィッシャーの他、マイケル・ケイン、ダイアン・ウィーストが出演しています。

『ブルース・ブラザーズ』共演者とドラッグに溺れる

『スター・ウォーズ』のレイア姫を演じ一躍スターダムに躍り出たキャリー・フィッシャー。しかし、その成功によるプレッシャーから『ブルース・ブラザーズ』の共演者とともに薬物中毒に陥ってしまいます。

映画『ブルース・ブラザーズ』とは

『ブルース・ブラザーズ』

『ブルース・ブラザーズ』は1980年にアメリカで公開されたミュージカル・コメディです。黒いサングラスに黒い帽子、黒いスーツに身をやつしたブルース兄弟のバンド結成と、彼らを追う警察やライバルバンド、謎の女を描いています。

共演者とドラッグ中毒に

『スター・ウォーズ』での成功後、キャリー・フィッシャーはプレッシャーに耐えられずドラッグに手を出してしまいました。

キャリー・フィッシャーは『ブルース・ブラザーズ』でブルース兄弟を演じたジョン・ベルーシ、ダン・エイクロイドらとドラッグに溺れ、病院へリハビリに通う生活を送っていたようです。

また、『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』では雪の惑星ホスの裏でコカインを吸っていたことも明らかになっています。

通院して無事回復したキャリー・フィッシャーは、ドラッグ中毒の経験を自伝『崖っぷちからのはがき(原題:Postcards From The Edge)』に記し告白しました。この自伝はのちに『ハリウッドにくちづけ』という題名で映画化されています。

ハリウッドとドラッグは、いまだに分けては考えられない問題のようです。アメリカ映画にはドラッグがかなりカジュアルな小道具として出てきますが、それはとりもなおさず日常においてもドラッグが身近であることを表しています。

自伝『崖っぷちからのはがき』が映画化される

#ThrowbackThursday - We wanted to come up with a witty caption for this, but it's just too cute. #StarWars #tbt #latergram

Star Warsさん(@starwars)がシェアした投稿 -

キャリー・フィッシャーはドラッグに耽溺した経験を『崖っぷちからのはがき』という自伝的小説にして発表しました。「何かへの依存を断ち切りたいと思っている人に読んでほしい」というキャッチ通り、ドラッグ中毒の主人公がドラッグから抜け出すためもがく姿が描かれています。

映画『ハリウッドにくちづけ』1991年

『ハリウッドに口づけ』

自伝『崖っぷちからのはがき』は1991年に『ハリウッドにくちづけ』という題名で映画化されました。

女優のスザンヌ・ヴェイル(メリル・ストリープ)はドラッグの過剰摂取により意識を失い病院に運ばれます。幸い意識は回復したものの、幻覚症状と闘う辛い日々が続きました。

ある日、スザンヌのもとに母ドリス(シャーリー・マクレーン)が見舞いに訪れます。ミュージカルスターとして名を馳せた母とスザンヌの間には葛藤が絶えませんでしたが、入院を契機に二人の仲は再び繋がりました。

女優としての復活を目指し、ドラッグと格闘するスザンヌ。キャリーの体験が痛々しくも詰まった一作です。

自分を取り戻す物語

小説、映画ともに見所は、物語が進むにつれて主体性を取り戻していく主人公の姿でしょう。ドラッグ漬けになった主人公がリハビリ、周囲の支え、そして何より自らの意思で回復を目指す姿は、何かから抜け出したいと思っている人すべての心を揺さぶります。

小説の筆力も映画の表現力も、キャリー・フィッシャーが徹底的に内省した結果実現できたものです。キャリー・フィッシャーの人生にドラッグが必要であったはずはありませんが、こういった体験記が多くの人の目に触れ、ドラッグの被害者が減ることを祈るばかりです。

現在のキャリー・フィッシャー

『シャンプー』でのデビュー後40年以上が経っているキャリー・フィッシャーですが、どんどん新作映画やドラマに参加していました。

テレビドラマ『Catastrophe』2015年

アメリカ人ロブ・ノリス(ロブ・ディレーニー)はイギリス出張の際出会ったシャーロン・モリス(シャーロン・ホーガン)と恋に落ちます。何度かの逢引きのあと、シャーロンが妊娠してしまい、生活が一変した二人を描くコメディです。

『スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒』にレイア姫役で出演!

なんと言っても注目すべきは『スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒』です。もはや伝説と呼べるSF超大作の新作が公開されました。

『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』の30年後の銀河宇宙が描かれる本作は、シリーズ最新作にして新たな三部作の幕開けでもあります。

キャリー・フィッシャーは引き続きレイア・オーガナ役で登場します。他にも同じく旧3部作のメンバー、ルーク役のマーク・ハミルハン・ソロ役のハリソン・フォードも出演しています。

1977年の衝撃から38年が経ち、どのような演技を見せてくれるのでしょうか。

キャリー・フィッシャー、60歳にして生涯の幕を閉じる

#ThrowbackThursday - A crown? This princess don't need no stinkin' crown. #StarWars #BestPrincessEver #tbt

Star Warsさん(@starwars)がシェアした投稿 -

2016年12月27日、あまりに突然にキャリー・フィッシャーの訃報が知らされました。

同月23日ロンドンからロスへ向かう途中で心臓発作を起こし、そのまま帰らぬ人となってしまったキャリー。享年60歳でした。

『スター・ウォーズ』を通して共演、実際に恋仲の噂もあったハリソン・フォードは、

キャリーは才気にあふれた、独創的で愉快な、恐れを知らない女性でした。彼女は勇敢に自分の人生を過ごした……娘のビリー、母のデビー、兄弟のトッド、そして彼女の数多くの友人たちに心からお悔やみ申し上げます。とても寂しいです。

とコメントを寄せています。