『キューティー・ブロンド』について知っておきたい15の事実

2017年5月1日更新 3198view

いつも陽気でオシャレなブロンド娘のエル。一見おバカに見えがちですが、持ち前のポジティブさで突き進む姿は痛快そのものです!女の子たちの熱い支持を受け、大ヒットしたこの映画。もっと『キューティ・ブロンド』を楽しむために知っておきたい15の事実をご紹介します。

1.『キューティ・ブロンド』の決め手はやっぱりピンクです!

アマンダ・ブラウン

この映画『キューティ・ブロンド』はアマンダ・ブラウンが書いた同名の本が元となっています。彼女はリース・ウィザースプーン演じるエル同様スタンフォードのロースクールで過ごし、家によく手紙を送っていました。手紙にはあまり仲良くなかったクラスメイトたちのことを詳しく書いていたそうです。

彼女はこの手紙を元に原稿を書き、エージェントに送りましたが、エージェントはすぐにその原稿に興味を持ったと言います。というのは、その原稿は山のようにあった持ち込み原稿の中で唯一ピンクの用紙に書かれていたからです。

2.クロエ・セヴィニーのヴィヴィアンも見たかった……

クロエ・ゼヴィニー

リース・ウィザースプーン演じる主人公エルが元彼ワーナー・ハンティントンを追ってハーバードのロースクールに入学しましたが、時既に遅し…彼には婚約者がいました。その婚約者ヴィヴィアン・ケンジントン役はセルマ・ブレアが演じています。

元々はクロエ・セヴィニーにヴィヴィアン役をオファーしていたのですが、クロエはパリでの映画の撮影が入っていたため断ったそうです。

ちなみに彼女は、映画『ボーイズ・ドント・クライ』(1999)で性同一障害の主人公の彼女役でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされました。

3.ハーバード大学は太っ腹!?

撮影場所

出典: mubi.com

原作の小説でエルはUSC(南カリフォルニア大学)卒業後、スタンフォード大学のロースクールに通う設定でしたが、映画ではCULA(ロサンゼルス市立大学)卒業後、ハーバード大学のロースクールに通う設定となっています。

これはスタンフォード大学が大学として映画に関わることを許可しませんでしたが、反対にハーバード大学は映画で大学名が使われることを了承したからです。

ちなみにキャンパスでの撮影は主に、UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)とUSCで行われました。

4.マシュー・デイヴィスの一途な気持ちは届きませんでした……。

デイヴィスとウィザースプーン

冷たくエルを振ってしまうワーナーを演じたのは、マシュー・デイヴィス。しかし実生活では、彼は15歳の時からリース・ウィザースプーンの大ファンだったそうです。

撮影当時、ウィザースプーンは結婚していたにもかかわらず、デイヴィスは彼女にずっとファンであったことを伝えましたが、そこはさすが女優!彼女はその気持ちをうれしく思いながらも、ちゃんと映画撮影に取り組むよう、彼に告げたのでした。

5.キャンパスに不釣り合い(!?)な男たち

新入生歓迎のゲーム

オープニングで上半身裸の男の子たちが芝生の上で群がっているシーンを覚えていますか?

彼らは実際にカリフォルニア工科大学の学生で新入生歓迎のゲーム(儀式?)をしているところでした。そのゲームは2チームに分かれ、体にオイルを塗られた新入生をどちらのチームが先にゴールまで運べるかという競争です。

そのシーンはほんの少しの時間でしたが、映画を観た母親が、自分の息子がそのシーンに出演しているのを見つけました。

それにしても不思議なゲームですね。

6.エンディングの秘密~その1~

卒業式-01

本作のエンディングは、エルと新恋人のエメットが裁判所の階段のところでキスをするシーンのあと、エルとヴィヴィアンで「ブロンド・リーガル・ディフェンス・クラブ」を結成しているシーンで終わる予定でした。

しかし、テスト試写をした人はそのエンディングにがっかりしたそうです。エルがワーナーにリベンジしたり、彼女がその後どうなったのかが分かるシーンが観たかったからです。

その結果、法廷の外でワーナーと対立しているシーンや最後の卒業式のシーンを撮り直し、このエンディングが採用されました。

7.エンディングの秘密~その2~

卒業式-02

エンディングの卒業式のシーンは実は、リース・ウィザースプーンとマシュー・デイヴィスのみイギリスで撮影し、他の出演者たちはロサンゼルスで撮影しました。そして2箇所で撮影したフィルムを編集して仕上げていたそうです。

また2人はそれぞれ他の映画を並行して撮影していたため、ウィザースプーンはショートヘアに、デイヴィスは髪を剃っていました。そのため、2人ともウィッグをつけて撮影に臨んだそうです。

8.いつもエルと一緒でした

チワワ-01

出典: www.tmz.com

映画の中でエルがいつも抱いていた愛犬、チワワのブルーザーが2016年3月にロサンゼルスで亡くなりました。本名はムーニー、18歳でした。

人間に換算すると90歳近くになりますが、ムーニーは子犬の時に里親としてトレーナーに引き取られて、見事この映画で準主役とも言える役を獲得したのです。

エル役のウィザースプーンも写真を添えて次のようなコメントを出しています。

一緒に過ごした日々を絶対に忘れません。ムーニーは今ごろ空の上で尻尾を振っていることと思います。

9.エルのスタイルに胸キュン!あのパリス・ヒルトンも…。

HILTON

ヒルトンホテルの創業者一族の令嬢であり、モデル活動もしているパリス・ヒルトンは2002年よりティンカーベルと名付けたチワワを飼い始めました。この映画がきっかけだそうです。

ピンクの服を着せたチワワを飼っているというエルのスタイルは、彼女のその後に大きく影響を与えました。ティンカーベルとパリスはいつも一緒に行動し、海外へも連れて行くなど溺愛していたと言います。

パリスの愛情を一身に受けてきたティンカーベルですが、2015年、14歳という老齢のため亡くなりました。

10.エルのベースはここにあります

リース・ウィザースプーン-01

エルの役を演じるにあたって、リース・ウィザースプーンは女子学生クラブの子たちのふるまいを学ぶため2週間彼女たちと一緒に過ごしました。

それまで言われていたおバカなイメージとは違い、彼女たちはみんな本当に親切で礼儀正しい子ばかりで、ウィザースプーンはとても楽しく2週間を過ごすことができたそうです。

彼女は女の子たちと同じように、買い物をしている女性たちをカフェから観察したり、法科大学院の授業に一日出席したりもしました。

11.'semester'の語源を考えました

イーニッド

パーティのシーンで、イーニッドが半期を意味する'semester'という用語について話すシーンがあります。

'semester'は「精液」を意味する' semen 'が由来の用語なので、「卵子」を意味する'ovum' に置き換えて'ovester'に用語を変えようという主張でした。

しかし実際はラテン語の'semestris'から由来しており、それは「6ヵ月の」という意味だそうです。

12.もう一人のエル。やっぱり彼女も魅力的!

ローラ・ベル・バンディ

この映画『キューティ・ブロンド』を元に、ブロードウェイミュージカルが制作されています。2007年4月29日にニューヨークのパレス劇場にて始まった舞台は、595公演を数え、2008年10月19日に千秋楽を迎えました。

ミュージカルの舞台では記憶に残る音楽とダイナミックなダンスが繰り広げられ、ハチャメチャに面白く、かつ心温まるストーリーになりました。

特に主人公エルを演じたローラ・ベル・バンディは高い評価を得ており、2007年のトニー賞では主演女優賞にノミネートされています。