『トランスフォーマー リベンジ』のトリビア15選【撮影中サムが指を失っていた!?】
タップできる目次
- 第2弾『トランスフォーマー リベンジ』のトリビア15選!
- 1.ピラミッドを壊して開き直ったジョン・タトゥーロ
- 2.『トランスフォーマー リベンジ』ロケ地の名門校が非公開の理由
- 3.爆発大好きなマイケル・ベイ
- 4.撮影中に大怪我をおったシャイア・ラブーフ
- 5.実はバイクに乗れないミーガン・フォックス
- 6.メガトロンのエイリアンタンク姿はアニメ版とコミック版からのインスピレーション
- 7.ヨルダン王家からの手厚いサポート!?
- 8.本物の森を破壊して撮影されたシーン
- 9.トランスフォームしなかったワッフルメーカー
- 10.本作でより大幅にパワーアップしたバンブルビー
- 11.『トランスフォーマー リベンジ』撮影中に消防隊が出動
- 12.サウンドウェーブはカセットプレーヤーだった
- 13.撮影中に失明しかけたラモン・ロドリゲス
- 14.『007 私を愛したスパイ』(1977)へのオマージュ
- 15.『トランスフォーマー リベンジ』上映中にスピルバーグが叫んだ!
第2弾『トランスフォーマー リベンジ』のトリビア15選!
1980年代に誕生し、以来世界中で愛され続けたきた変形ロボットトランスフォーマー。そんな彼らの実写映画化シリーズ第2弾が2009年公開の『トランスフォーマー/リベンジ』です。 2007年公開のシリーズ1作目に引き続き、マイケル・ベイがメガホンを取った本作。前作には13体しか登場しなかったトランスフォーマーですが、本作には60体と4倍以上ものトランスフォーマーを登場させ話題となりました。 この記事ではそんな人気シリーズ第2弾の知られざるトリビアを紹介します。
1.ピラミッドを壊して開き直ったジョン・タトゥーロ
実写版第2弾『トランスフォーマー/リベンジ』は、舞台がアメリカに留まらず世界中で展開されたことも見どころの一つです。 エジプトも本作で重要なシーンが撮影されたロケ地の一つですが、そこでシーモア・シモンズ役のジョン・タトゥーロは、歴史的建造物であるピラミッドに登るという許可を得ました。 そんな歴史的に貴重なピラミッドを降りるとき、ジョンはピラミッドの一部を壊してしまったそう。 監督のマイケル・ベイにそのことを詰問されたジョンは、「そんな4000年も歴史ある場所で映画を撮影する方がおかしい」と開き直ったそうです。
2.『トランスフォーマー リベンジ』ロケ地の名門校が非公開の理由
本作で主人公サムは、親元を離れてアメリカの名門プリンストン大学へ進学。そんな彼の元を母親であるジュディが訪問するシーンが登場します。 このシーンは、プリンストン大学だけでなく、もう一つの名門ペンシルベニア大学で撮影されましたが、2校ともロケ地を公表することを拒否したそうです。 劇中ジュディが校内で大麻入りのブラウニーを食べてハイになる描写があったため、学校のイメージに悪影響があることを恐れたというのが非公開の理由でした。
3.爆発大好きなマイケル・ベイ
マイケル・ベイは、爆破演出が好きな監督としても知られています。 『トランスフォーマー/リベンジ』でも、砂漠での航空戦シーンで大爆発が描かれていました。このシーンで使用されたガソリンの量は約3785リットルに及んだそうで、当時のギネス記録を更新。 爆発担当のジョン・フレイザーが、このシーンの準備に要した時間は7ヶ月だったそうで、映画全体の撮影よりもはるかに長い時間を費やしています。
4.撮影中に大怪我をおったシャイア・ラブーフ
シリーズ1作目に引き続き、本作でも主役のサムを演じた俳優のシャイア・ラブーフ。 彼はお騒がせ俳優としても知られています。本作の撮影中にも酒気帯び運転で自動車事故を起こし、左手の指を2本失う大怪我をしました。しかし撮影が中断されたのはたったの2日間だけで、彼はすぐに復帰しました。 監督のマイケル・ベイは彼の怪我を脚本にも取り入れたかったそうです。しかし、実際は残りの撮影に影響が出ないように、怪我した方の手を使わないよう脚本は変更されました。
5.実はバイクに乗れないミーガン・フォックス
主人公サムの恋人で、バイクショップを運営している女性ミカエラを演じた女優のミーガン・フォックス。 劇中では颯爽とバイクに乗っている彼女ですが、実際は一人ではバイクに乗ることができないそうです。バイクシーンの撮影は、スタートする時は誰かが彼女の背中を押してあげて、止まる時にも誰かが受け止めてあげるといった少々情けない方法で撮影は行なわれました。
6.メガトロンのエイリアンタンク姿はアニメ版とコミック版からのインスピレーション
『トランスフォーマー』シリーズにおけるメインの悪役メガトロン。本作で彼はエイリアンタンクに変形します。 メガトロンは、1986年に公開されたアニメ映画『トランスフォーマー ザ・ムービー』では、メルカバタンク変形し、80年代に発表されたコミック版でも戦車に変形します。 本作での変形した姿は、その2作品からインスパイアされた設定です。
7.ヨルダン王家からの手厚いサポート!?
『トランスフォーマー/リベンジ』の撮影のうち4日間はヨルダンで行なわれました。 実はヨルダン王家の中に2007年公開の実写版第一弾『トランスフォーマー』の大ファンがおり、そのおかげで、撮影時には王家から強力なサポートが得られたそうです。 実際に、撮影はヨルダン空軍の協力のもと行なわれました。
8.本物の森を破壊して撮影されたシーン
『トランスフォーマー/リベンジ』に登場する森での戦闘シーンは、アメリカはニューメキシコ州のネイティブ・アメリカンの居住地域はで撮影されました。 そこで撮影陣は12本の木を破壊することを許可されましたが、その条件として6000本の植林を掲示されたそうです。 このことについて、監督のマイケル・ベイは自然を愛する者としてもっとも辛かった撮影だったと語っています。
9.トランスフォームしなかったワッフルメーカー
トランスフォーマーにとって魂の源であるオールスパーク。本作で、主人公のサムは大学進学のため荷造りをしている最中に、オールスパークの欠片に触れてしまいます。 その影響で、サムの家の機械がトランスフォーマーとなりサムの家族を襲います。その中で、サムの母親がただのワッフルメーカーを頭に乗せながら逃げまどっていました。 このワッフルメーカーもトランスフォーマーとして変形する予定でしたが、予算の都合上変形することができなかったそうです。
10.本作でより大幅にパワーアップしたバンブルビー
トランスフォーマーシリーズに登場する人気キャラクターのバンブルビー。 シリーズ1作目で彼はカマロ・コンセプトに変形していました。本作では、バンブルビーがより強くたくましくなったことを表現するため、シボレー・カマロに変形する設定になっています。 フロントグリルのロゴも1作目では黄色でしたが、本作では赤く縁取られた黒いロゴに変わっているというこだわりも施されています。
11.『トランスフォーマー リベンジ』撮影中に消防隊が出動
バンブルビーがサムのベッドルームを爆破するシーンでは、撮影のために部屋を拡張し、その部分だけを爆破する手法が取られました。そうすれば元のベッドルームを無傷のまま残すことができるからです。 ところが実際に部屋の拡張部分を爆破した際、屋根裏部屋の一部に炎が燃え移り火災を起こしてしまいました。これにより地元の消防隊が呼び出され鎮火する騒ぎとなったようです。
12.サウンドウェーブはカセットプレーヤーだった
本作から登場する悪役サウンドウェーブ。ディセプティコンの一員であり人工衛星に変形した彼は、戦闘は行わないものの、アメリカ軍の通信衛星をハッキングして仲間に情報を流します。 映画化以前のアニメ版では、サウンドウェーブはカセットプレーヤーにトランスフォームするキャラクターでした。人気キャラクターのため、当初は映画版1作目にも登場予定でした。しかし映画版のオリジナルキャラクターでCDプレイヤーに変形するフレンジーに役割を取られてしまったため、登場がなくなりました。 アニメ版のサウンドウェーブは、カセットロンと呼ばれるカセットテープの部下たちを胸に収納しているのが特徴です。無表情で冷徹、情報を操作する能力に長けているという設定は、映画版に引き継がれています。
13.撮影中に失明しかけたラモン・ロドリゲス
サムの友人レオとセクター7の捜査官シモンズがディセプティコンに襲われるシーン。このシーンの撮影はとても過酷で、レオ役の俳優ラモン・ロドリゲスは人工的に生成された時速160kmの強風に耐えなければなりませんでした。 彼は砂で目を詰まらせた上に肩を脱臼。彼の目が再び見えるようになるまで45分もかかったとのことです。失明しなくて本当に良かったですね。
14.『007 私を愛したスパイ』(1977)へのオマージュ
オプティマスがオートボットのマークの入ったパラシュートで上海に上陸するシーン。これは1977年に公開された『007 私を愛したスパイ』にオマージュを捧げたもののようです。この作品の中に、ジェームズ・ボンドがイギリスの旗を掲げたパラシュートを使用するシーンがあるのです。 『007 私を愛したスパイ』は、ロジャー・ムーア扮する3代目ジェームズ・ボンドが、核ミサイルを搭載したまま姿を消した潜水艦の行方を追う「007」シリーズ10作目となる作品です。 他にも『トランスフォーマー/リベンジ』と『007 私を愛したスパイ』の2作品には共通点があります。貨物船と潜水艦が登場する点、エジプトが舞台として使われている点などです。
15.『トランスフォーマー リベンジ』上映中にスピルバーグが叫んだ!
マイケル・ベイ監督は本作が公開される数ヶ月前、製作総指揮をつとめたスティーヴン・スピルバーグと二人きりで完成試写会を行いました。100席あるシアターにたった二人だけという試写会で、監督は非常に緊張したそうです。 スピルバーグは本作の爆破シーンの迫力に感激し、上映中にもかかわらず即座に「すごいな!最高だ!」と叫んだとのこと。普段は行儀良くマナーを守ることで知られるスピルバーグが上映中に思わず叫んでしまったという事実を、マイケル・ベイ監督は非常に誇りに思っているそうです。